大きすぎず、小さすぎずな
運転しやすく使い勝手のいい
絶妙なサイズ感に凝縮した
ベンツにふさわしい高級感、
ラグジュアリー感・・・
Aクラスセダン!
インテリアに目を向けてみても
Sクラスに準ずる洗練された
室内空間が広がり
ハンドルを握るたびに大きな満足を
あなたにもたらしてくれるはず・・・
夜になればアンビエントライトの雰囲気も素敵ですよね~!
でも、Aクラスセダンを
あなたも中古で狙っているなら
いずれにしても気になるのは
買ってから急に故障しないか
っていうことじゃないでしょうか?!
今回はAクラスセダンの中古を
狙っているなら注意したい
故障や弱点といった部分を
「部品屋の視点」で
解説していきますよ~!
◆目次
- 弱点①:エアコンのコンプレッサー
- 弱点②:オルタネーター(発電機)
- 弱点③:ラジエターからの水漏れ
- 弱点④:Aクラスセダンのディーゼルで故障が避けられない部品とは
- 弱点⑤:A250e セダンは、ハイブリッドであることが弱点
- 注意点①:エンジンの中はキレイ?!
- 注意点②:Aクラスセダンはぶつけると高くつく!
- 注意点③:A250セダンに燃料漏れの危険性
- 注意点④:ハンドル操作できなくなる危険な不具合
- 注意点⑤:Aクラスセダンの中古車は試乗が必須!?セミATミッションのフィールは要確認
- 注意点⑥:カスタムされたAクラスセダンの中古車
- ⇒Aクラスセダンの中古車、故障リスクを回避するには
- ⇒Aクラスセダンの中古を買う前にもう一つだけ確認しておきたいこと
弱点①:エアコンのコンプレッサー
エアコンのガスを圧縮するのが
このコンプレッサーですが
年数や距離を走った
Aクラスセダンの中古車では
経年劣化による不具合・トラブルは
避けることができずいつ壊れても
おかしくない状況です・・・
焼付きやガラガラ異音といった
不具合が春~夏~秋に多く
特に夏場は整備工場さんなどから
国産車・外車を問わず
けっこう注文をいただきます。
(=それだけ壊れているっていうこと)
で、このエアコンのコンプレッサー、
注意したいのが
修理代が高いということ。
上の画像にもあるように
エアコンはシステムで成り立っていて
コンプレッサーが焼付いたり
異音がでたりと故障したからといって
コンプレッサーだけを
交換すればいいっていうような
単純な話しじゃありません・・・
主に故障の原因になるのが
エキスパンションバルブという
髪の毛の細さ程度しかない
霧吹き器のノズル部分だったり、
リキッドタンクとよばれる
フィルターの役目がある部分で
スラッジなどが詰まり
異常高圧⇒コンプレッサーが故障
といった流れになることが多いので
コンプレッサーや関連したパーツの
部品代+工賃+ガス代と加わっていくと
30万や40万が飛んでいく状況です!
焼付きやロックでコンプレッサー内部の削れカスがシステム内に回っちゃうとコンデンサーの交換や、配管も全部外して清掃など大事になっちゃいます・・・
弱点②:オルタネーター(発電機)
次にAクラスセダンの中古車で
注意したい弱点な部品なのが
オルタネーター!
オルタネーターはバッテリーに
電気を供給する発電機ですが
発電時はキンキンに熱くなるため
経年劣化による故障が避けられません。
ヤケドするほどキンキンになります!
この熱の影響なのか
こちらもコンプレッサーと同じく
特に夏場の暑い季節には
整備工場さんからお問合せが多く
修理交換となれば
安価な社外品の在庫があっても
それでも10万や20万が飛ぶような!
そもそもオルタネーターが故障して
発電不良になればバッテリーがあがって
レッカーを呼んだりしたり
バッテリーも交換して・・・など
なにかと費用がかさみがちです!
弱点③:ラジエターからの水漏れ
経年劣化によるトラブルが避けられず
こちらも整備工場さんなどから
お問い合わせが
ちょこまかくるラジエター。
交換するとなると
ラジエター本体だけでなく
ホース類などの周辺パーツ代、
冷却水代、交換工賃と加わって
20万オーバーは覚悟の高額修理に!
で、このラジエターのトラブルは
厄介なことに走行距離が浅くとも
年数がたったことによる経年劣化で
急にトラブルが発生するので
注意したいところです・・・!
私自身も、10年選手だけど3万kmの距離浅な中古車で急に水漏れが発生し困った経験が・・・昨日までは何ともなかったのに朝乗ろうと駐車場に行ったら地面にクーラントが漏れてて・・・(泣)
急にきます、ラジエターの水漏れ!
弱点④:Aクラスセダンのディーゼルで故障が避けられない部品とは
ビッグトルクを低回転から発生する
余裕あるパワーとフィール、
ガソリンに比べ安い
軽油の燃料代・・・と、
図太いトルクの余裕のフィールや
低燃費の経済性も魅力的な
クリーンディーゼルを搭載した
ベンツ A200d セダン。
しかしあなたがディーゼルの
Aクラスセダンを中古で狙っているなら
ディーゼル関係の部品の
経年劣化による不具合・トラブルは
要注意なポイントであります!
クリーンディーゼルの車は
普通のガソリン車などにはない
・噴射ポンプ
・コモンレール
・インジェクター
・DPF(微粒子捕集フィルター)
・尿素SCR関係
などクリーンディーゼル特有の
部品が数多く採用されていますが
これらの部品が故障すると
30万や40万がすぐ飛ぶような
どえらい修理代に発展して
燃費がよくて浮いた燃料代など
一瞬にして水の泡となります・・・
そしてクリーンディーゼルは
従来のディーゼル車よりも
超高圧で燃料を供給したり
非常に高い精度で制御したりと
何かと過酷な使用環境にあり
経年劣化によるトラブルは
フツーのガソリン車に比べると
リスクが高いといっても
過言ではありません。
で、困ったことにこの手の
クリーンディーゼル関係の部品は
元々新品定価が高いことに加え
安価なリビルト品などがまだ少なく
どうしても修理代が高くなりがちです。
このようなことから故障した際に
「修理代が高くつく」というのが
クリーンディーゼルの最大の弱点
と言っても過言ではありません!
※先日某メーカーのディーラー担当者と話をしている時に排ガスを浄化する「尿素」が白く結晶化してエンジンチェックランプが点灯する不具合で入庫しているクルマがあるということで。
どうやらそのオーナーさん、長時間のアイドリングや普段走る時もスピード出さずに低回転ばかりで走ってるそうでその結果として尿素が結晶化してしまったらしく。
こんなトラブルもあるようなので長時間のアイドリングは控えたまにはエンジン回転数を上げて走ることも意識するのがいいかもしれませんね^^
弱点⑤:A250e セダンは、ハイブリッドであることが弱点
ガソリンを1滴も使わない
モーターのみの極めて静寂なEV走行、
想定外に強力なモーターと
A180よりもパワーアップされた
エンジンの共演による
燃費重視のエコカーとは一線を画す
ハイパフォーマンスな走りも魅力的な
「プラグインハイブリッド」の
ベンツ A250e セダンは、
「ハイブリッド」なのが弱点です!
・・・なんてことを言うと、
ハイブリッドだからいいのに
何を言ってるのこの人は!?
って思われちゃうかもしれませんが
普段仕事で部品を卸す仕事をしてると
ハイブリッド車の「怖さ」を
感じる出来事がちょこまかあります。
いかにも「電気注意」っていうオレンジ色の配線があちこちに・・・!
ご存知の通りハイブリッド車は
普通のガソリン車などにはない
・駆動用モーター
・ハイブリッド用バッテリー
・インバーター
などハイブリッド特有の部品が
数多く採用されていますが
これらの部品が故障すると
どえらい修理代に発展して
燃費がよくて浮いたガソリン代など
一瞬にして吹飛ぶような状況に!
先日も国産の某ハイブリッドの
ミニバンに乗る一般ユーザーさんから
悲痛なメッセージとともに
部品の問い合わせがあったのですが
その内容はというと・・・
駆動用バッテリーと、インバーターが故障して、ディーラーで82万と言われました。あまりにも高いので安い中古はありますでしょうか。宜しくお願いします。
いや~82万って・・・
これは極端な例かもですが
ハイブリッドの関連部品が故障すると
30万や40万はすぐ飛ぶので
故障した際に「高くつく」というのが
ハイブリッドの最大の弱点と言っても
過言ではありません!
注意点①:エンジンの中はキレイ?!
Aクラスセダンの中古を
購入するなら注意したい、
買う前に必ず確認したいのが
エンジン内部が上の画像のように
汚なくなってないかということ。
オイル交換をサボっていると
こんなふうに内部にスラッジがたまり
エンジンが焼付いてしまったり
とんでもない状況に発展する危険性が!
整備工場さんから軽自動車とか中古エンジンの問い合わせを受けた時に在庫状況を調べていると、15万kmとか距離を走っていてもエンジンの中がホントにキレイでオイル交換ちゃんとしてたんだろうな~っていうのもあれば、5~6万kmぐらいでもスラッジやオイル焼けで中が汚くてなんじゃこりゃっていうのもあります!
そのためお目当てのAクラスセダンの
中古車があるなら購入前に確認したいのが
オイルフィラーキャップを開けて
キャップの裏やエンジンの内部が
汚れていないかということ。
ドロドロなヘドロみたいなスラッジがついてたらちょっとヤバイです、そのクルマ!
もしこれをしっかり確認せず
エンジンの中がひどい個体を
あなたが中古で買ってしまったら
後々エンジン焼付きなど高額故障の
リスクがあなたに降りかかってきます!
特にAクラスセダンはターボ車なだけにオイル交換がちゃんとされていなかった中古車を買ってしまうとタービンブローなどの超高額修理リスクも・・・
また、オイル交換もされず
「乗りっぱなし」にされてたような
愛情なく乗られていた
中古車をつかんでしまったら
後になってからいろいろと
トラブルが出る可能性があるので
用心したいところ・・・
以前、とあるマセラティの中古車を見に行ったときのこと。ネットの画像ではクルマもイイ感じできれいだったのに実際に現車を目の前にしたらけっこうキズやらうっすら凹みがあったり、タイヤもボロボロだし荒れた感じで。もしやと思いボンネットを開けてオイルキャップ外してみたら中は真っ黒&キャップにはスラッジで!ホントこのクルマ買ったらヤバイなって感じでした~
この手の高級車でも意外とメンテナンスがちゃんとされてなくてズボラに乗られてたようなのもあるので注意したいところです!
中古車のいわゆる
「当たり」「ハズレ」って
愛情もって乗られていたかが
大きく関与していると思います。
オイル交換のような
基本的なメンテナンスさえ
されていなかったようなクルマだと
下駄がわりにラフに運転されて
大切にされてなかったなんてことも
想像できてしまいます。
そんな状況ではなにかとヤレや
劣化がでてしまいがちですので、
ハズレをつかまないためにも
エンジンの中がキレイかどうかや
オイル交換とかがされてたかを
当たり、ハズレの判断材料の一つとして
チェックするのがおススメです^^
あと自分が中古車を買うときにチェックするポイントは座席のサポート部分とかにひどいシワやヨレ、擦れたり劣化がないかってのはよく見ます。
こういった部分も前述したような
「愛されていたかどうか」
「丁寧に乗られていたか」
がわかるポイントだと思っていますので。
注意点②:Aクラスセダンはぶつけると高くつく!
Aクラスセダンの中古車を買ったら
ホントに注意したいのが
「ぶつけると修理代が高い」
ということ!
クルマはぶつけて壊せば
修理代が高くつくものですが、
それでもドアやバンパーなど
同色の中古部品が見つかれば
鈑金・塗装で修理するよりも
大幅に修理代を圧縮できます。
しかしAクラスセダンは
ドアやバンパー、ヘッドライト、
フェンダー、ドアミラーなどといった
ありとあらゆる外装部品の中古が
なかなか見つからない状況です。
Aクラスセダンは国産車と比べれば
圧倒的に流通台数が少ないので
その結果としてバンパーなどの
中古部品も流通しないという
困った状況にあります。
で、さらに困ったことに
外車は部品代が国産車と比べて高いですし
すぐに40万や50万が飛ぶような
修理代になってしまいます・・・
昔に比べ外車に対する
垣根は低くなったとはいえ
こういった「部品代」を観察すると
やはり外車は外車という感じです・・・
バンパーなんかは元々の部品価格が高いだけでなく国産車と違って新品のバンパーを取り寄せても「色が塗られていない」ことがほとんどなので塗装代も別途必要となって大変なことに!
このような状況なのであなたも
ベンツAクラスセダンを中古で買ったら
ぶつけると高くつくというのは
覚えておきたいポイントであります。
先日、某外車ディーラーで自損事故で入庫しているクルマがあったのですが、担当氏に話を聞いてみたらそのオーナーさん、「車両保険は入っていたものの、月々の保険料を節約するために【車両 対 車両】の事故にしか対応しない契約にしちゃってて・・・」ということで
100万近い修理代の自己負担になっちゃったんだとか!ボディカラーも特別色の深みのあるパールで、その塗装もあって高くついちゃって~なんてことも言ってました・・・
ベンツAクラスセダンをはじめ、この手の高級外車はやはり転ばぬ先の杖として自損事故も含めしっかりカバーしてくれる車両保険に入っておくのが安心と言えそうです^^(車両保険に入っておけば車両盗難のカバーもしてもらえますし!)
注意点③:A250セダンに燃料漏れの危険性
令和元年5/2~2年10/21
の期間に輸入された
177147M:250Aセダン4MATIC
の、2リッターターボ車は、
エンジンルーム内の燃料ホースの
取り回しが不適切なことから
エンジンの振動などで
吸気パイプと干渉し穴が開き
燃料漏れが発生する
危険性があることから
リコールがアナウンスされた
経緯があります。
【国土交通省リコール情報】
https://www.mlit.go.jp/report/press/jidosha08_hh_004552.html
改善措置としては
燃料ホースが干渉している場合
パイプを新品交換し取回しを変更する
といった措置がとられていますが、
このトラブルは他車種も合わせ
少なくとも実際に8件も発生して
リコールに発展していますし
エンジンルーム内で
燃料が漏れるという
車両火災の危険性もゼロではない
非常に恐いトラブルなだけに
あなたが狙っている
A250セダンの中古車が
リコールに該当する車両なら
改善措置を受けたかどうか
しっかり確認するのが安心です。
でも「改善措置」なんて
別に確認なんかしなくたって
ちゃんとやってんじゃないの?
そう思うかもしれませんが
それがですね、そうでもないんです。
普段整備工場さんから
部品の問い合わせがきた時に
依頼された部品を調べてると
あれ?これリコールになってますよ
サービスキャンペーン対象なので
ディーラーに行けばタダですよ
なんてご案内することが
ちょこまかあります。
どんな経緯で改善措置を受けていない
状況になってしまったかは不明ですが
こういったやり取りも
日々の仕事の中で少なくないので
店頭で販売されている中古車が
必ずしもリコールの改善措置を
ちゃんと受けてるとは限らないので
あなたが狙っているA250セダンが
リコールに該当する期間のクルマなら
購入前にしっかりチェックするのが
おススメですし、安心です!
注意点④:ハンドル操作できなくなる危険な不具合
A180 セダン
A200d セダン
A250e セダン
A250 セダン
これら各モデルの
W177 ベンツAクラスセダンには
右ハンドル車の
電動パワーステアリングの
制御プログラムが不適切なことで
電動パワーステアリングシステムに
故障が発生した場合、
重ステになったり
ハンドル操作ができなくなる
危険性があることから
リコールがアナウンスされた
経緯があります。
【国土交通省リコール情報】
https://www.mlit.go.jp/report/press/jidosha08_hh_005108.html
改善措置としては
パワステの制御プログラムを
対策プログラムに書き換える
といった措置がとられています。
ハンドル操作ができなくなる
危険性もある不具合なだけに
あなたが狙っている
W177 Aクラスセダンの中古が
リコールに該当する車両なら
改善措置を受けたかどうか
しっかり確認するのが安心です。
注意点⑤:Aクラスセダンの中古車は試乗が必須!?セミATミッションのフィールは要確認
MTミッションのダイレクトさと
オートマのイージードライブを
融合したデュアルクラッチミッション。
その超速でシームレスな変速も
魅力的ですよね^^
ベンツ Aクラスセダンには
日本車に多いトルコンATではなく
デュアルクラッチミッションである
7速や8速DCTが採用されてますが
Aクラスセダンの中古を買うなら
試乗してみて発進時や変速時など
違和感がないか要チェックです。
この手のセミオートマ車は
前のオーナーの運転レベルによっては
著しく劣化している場合も少なくなく
発進時にダダダ・・・っと
不快なジャダーがでたり
突っかかるような
シフトショックがでたり・・・etc.
また、前のオーナーの運転環境が
渋滞が多かったり、上り坂をバックで
駐車するような環境だったりしても
クラッチが酷使されて
フィールが悪くなってたり
はたまたあなたが中古車を買ってから
高額なクラッチ交換に見舞われたりと
貧乏くじを引きかねません・・・
このようにデュアルクラッチの
セミオートマミッションは
フツーのオートマ車とは異なり
AT限定免許で乗れますが
運転の流儀はMT車そのものです。
半クラとかメカニズムをちゃんと理解してクルマと対話しながら乗らないと劣化が著しく進みます・・・
走行距離が浅くても前のオーナーの
運転環境や使われ方によっては
ミッションや油圧系、
マウント類などに大きなダメージが
蓄積している可能性があるので
狙っているAクラスセダンの
中古車があるなら
購入する前に試乗させてもらって
異音や違和感がないかなど
走行フィーリングを
しっかりチェックするのが安心です!
注意点⑥:カスタムされたAクラスセダンの中古車
Aクラスセダンの
中古車情報を見ていると
ローダウンや社外アルミなど
センスよくカッコよくキマってて
いいね~、わかってるね~^^
と思ってしまうような
カスタム&ドレスアップされた
中古車もよくでていますが、
そんなカスタムされた
ベンツ Aクラスセダンの
中古を買うなら注意したいのが
・車検に適合したカスタムか
・カスタムされた部分の
純正部品は残されているか
っていうこと。
もし車検に適合しない
カスタムがいろいろとされていて
純正パーツも残されていなかったら
車検を通す際や故障した際に
非常に困った状況に陥ります。
【※車検対応マフラーでも要注意!】
先日、仲のいい整備工場さんからマフラーのお問い合わせがきたのですが、お客さんのクルマには車検対応のマフラーがついてはいるものの経年劣化で音量が大きくなってしまい交換しないと車検がダメだから中古でマフラー探して~とお問い合わせがきたことが!
【※ヘッドライトやテールランプの「塗装」にも注意!】
整備工場さんから意外と多いのが、表面を黒く塗装してブラックアウトされたヘッドライトの塗装が落とせなくて車検に通せないから安い中古ヘッドライト探して~っていうお問い合わせ。
ヘッドライトやテールランプを塗装してブラックアウトしているカスタム車両はこんな落とし穴があるので注意したいところです・・・
ベンツ Aクラスセダンは
前述したように
純正の中古パーツを探しても
なかなか見つからない状況ですし、
そのためカスタムした部分を
元に戻さないと車検が通せないと
指摘されてしまった場合などには
泣く泣く高額な新品で
部品交換する羽目に・・・
このようなリスクがあるだけに
ローダウンなどカスタムされた
Aクラスセダンの中古を買うなら
・車検に適合したカスタムか
・カスタムされた部分の
純正部品は残されているか
ということはしっかり確認してから
購入するのが安心です^^
※個人的に困ったのは「社外アルミ」。以前カスタムされたC7のコルベットを買ったんですが車検がきたときにホイール替えないと車検通らないよ~って言われて困ったことが。”なんちゃらフォージド”ってかっこいいホイールだったんですが、認証マークがないだかで車検NGらしくって。。。こんなこともあるので社外アルミもご注意くださいませ~^^
⇒Aクラスセダンの中古車、故障リスクを回避するには
ここまでお話してきたように
ベンツAクラスセダンの中古車には
いろいろ注意したい弱点ともいうべき
不具合が避けられない部品がありますが
距離を走った中古車であれば
いつ故障が起きてもおかしくない
状況なのは認識しておきたいところ。
弱点のところでお話しした
エアコンのコンプレッサーや
発電機であるオルタネーター、
クリーンディーゼル車や
プラグインハイブリッド車の
注意点でお話した以外にも、
・セルモーター(スターター)
・DCTミッション
・ドアミラーやヘッドライト
ヘッドライトに不具合がでようものなら超高額な【ヘッドライト丸ごと交換】のリスクが!(個人的にも某BMWの中古車で納車翌日にポーンっていう恐怖のお知らせ音とともに「ロービーム異常」という警告表示がされてLEDヘッドライト交換⇒50万コースの修理代になったことが!)
・センサー部品
・ナビなどの電装品etc.
先日も某ディーラー担当者と話しをしてたところ、純正ナビの画面が真っ黒=ブラックアウトの故障で入庫してる某高級外車がいたんですが、どうやら修理に50万コースらしく・・・やっぱりいい値段してます、この手の電装品!!
と、経年劣化によって
故障が避けられない部品が
いろいろ潜んでいますが
あなたがAクラスセダンの中古車を
買ってからすぐに故障する可能性も
ゼロではありません。
こればっかりはホントわかりません・・・
このようなリスクを回避するために
検討して損はないのが「保証」。
中古車販売店が独自に保証を
設定しているケースもありますし、
カーセンサーやグーといった媒体が
中古車に有償で保証をつけることも。
万一の不具合が発生した際に
保証でカバーしてもらえれば
修理代を自腹で払うことなく
クルマを直してもらえちゃうので
多少のコストがかかったとしても
保険として保証をつけるという
選択肢もアリだと思います。
※一般ユーザーさんからメールで問い合わせが来る時に「中古車を買って2週間ですが故障してしてしまいましたが修理代の見積もりが20万近くって言われ・・・保証を付けてなかったので自費で修理になります。そのため安いリビルト品を探してます」なんてメッセージが添えられてることも少なくありませんので!
※また、中古車販売店の保証に加え自動車保険でも「故障保証」を月々わずかな費用で受けられるものもあるので検討する価値ありだと思います^^
⇒Aクラスセダンの中古を買う前にもう一つだけ確認しておきたいこと
Aクラスセダンの中古を
買うなら気をつけたい
・エアコンの故障
・オルタネーターの故障
・ラジエターの水漏れ
・ディーゼル車の注意点
・A250e セダンの注意点
・エンジンの中はキレイか?
・ぶつけると高くつく
・2Lターボ車の火災の危険性
・電動パワステのリコール
・カスタムされた中古車
など弱点や注意点のことを
部品屋の視点でお伝えし、
リスク回避のこともお話ししました。
あと残るは狙っている
Aクラスセダンの中古車を
どうすれば少しでも安く買えるか
っていうことですよね^^
中古車の場合は新車と違って
値引きといった概念がありませんし
もし値引きしてくれる中古車があれば
それは元々その分を見越して
車両価格が高めに設定されていると
考えてもいいと思います。
ではどうやって狙っている
Aクラスセダンの中古車を安く買うか。
それはやっぱり
いま乗っているクルマを
高く買い取ってもらうこと
に尽きると思います。
自分もいまの部品屋の会社を
立ち上げて1年たった時に
やっと軌道に乗ってきたから
クルマ買い替えるか~と思って
ネットの中古車情報を見てたら
前から欲しかった
スカイラインクーペの中古が
クルマで小一時間くらいの
近所にいいのがでてたんです^^
走行距離も1万㎞ちょっと、
ブレーキキャリパーが
対向4POTにカスタムされてて!
その時に乗ってた車は
新車で買って13年のアコード。
たしか13万㎞位走ってて
まあ過走行の部類ではあったんですが
6MTのスポーツグレードで
根強い人気があるモデルだから
10万や15万にはなるかな~
なんて考えてたんです。
で、スカイラインを見に行った時に
お店の人に下取りを聞いてみると
10年超えてるクルマは
ウチでは買取できないんですよね
なんてことを言われ!
乗ってきた車を見もしないでバッサリでしたし・・・
まさか下取りがゼロとは
想像もしてなかったんで
これはけっこうショックで・・・
でも見に行ったクルマ
バリモノだったしどうしても欲しい、
だけど月々のローンは安くしないと
軌道に乗ったとはいえまだ綱渡りな
起業1年目なだけに恐いし。
そこで役に立ったのが無料一括査定。
買取できないなんて言われた
いままで乗ってきた13年落ちの車が
ホントに価値がないのか
ネットの一括査定で
ためしに確認してみたんです。
で、何社か回答きたのが
30万~40万!
これだけでもゼロ円からすると
とんでもなくいいですよね^^
でもこの時は結局
45万で買い取ってもらえました!
買取してくれた業者さん、
アコードの中古車を若いお客さんから
探してとバックオーダー受けてて
ちょうど自分のアコードが
そのお客さんの希望にあうとのことで
どうしても売って欲しいと。
で、45万で買い取ってもらえたから
無事お目当てのスカイラインクーペに
乗り換えすることができました^^
この後もいろいろ乗換えましたが
結局のところ一括査定をお願いするのが
一番高く売れる印象があります。
オークション的なのもやってみましたが思ったほど値があがらないことが多くて・・・
もしあなたも狙っている
Aクラスセダンの中古車があるなら
1~2分くらいの入力で
買取相場がチェックできるので
試してみる価値、アリだと思います。
いま乗っているクルマが
想像以上に買取相場が高ければ
高いうちに買い取ってもらって
お目当てのAクラスセダンの中古に
予定を前倒で乗り換えることも
できちゃいますしね^^
まずはあなたも愛車の買取相場、
チェックしてはいかがでしょうか!?
愛車を一括査定に依頼してみる
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