アテンザスポーツの弱点や故障、【部品屋の視点】で解説するよ

アテンザスポーツ 中古

スタイリッシュなデザインに
マツダのクルマらしい
気持ちのいいフィール・・・

アテンザスポーツ!

アテンザ スポーツ 内装

魂動デザインもいいけど個人的にはこの頃のマツダのクールスタイリッシュなデザインも素敵だと思うのであります^^ MPVとか、CX-7とか!

そんなアテンザスポーツの
中古相場をチェックしてみると、

10万kmオーバーの過走行車や
事故歴(修復歴)アリが多い中で

探せばコミコミ50万ぐらいでも
そこまで走ってないのが見つかり

お買い得なアテンザスポーツの
中古車相場だな~と^^

アテンザスポーツ ワゴン 価格

でも初代のGG系は
2002年(平成14年)に登場、

2代目のGH系も
最終後期でも2012年と
年数がたってきているだけに

アテンザスポーツの中古を
狙っているなら気になるのは

買ってから急に故障や不具合がでないか
っていうことじゃないでしょうか?!

 

「部品屋の立場」からすると
アテンザスポーツは弱点といえる

故障やトラブルが多い
高額修理になってしまう部品が
いくつかあります・・・

今回はアテンザスポーツを
中古で買うなら注意したい

弱点、トラブルが多い部分
解説していきますよ~!

 





 

 

弱点①:エアコンのコンプレッサー

カーエアコン

アテンザスポーツの
中古で注意したい

年数や距離を走ればトラブルが
避けられない部品なのが・・・

・エアコンのコンプレッサー

エアコンのガスを圧縮する
このコンプレッサーですが、

経年劣化によるコンプレッサーの
焼付きや異音といったトラブルが
避けられない状況にあり

年数や距離を走った
アテンザスポーツの中古では

いつ壊れてもおかしくない
状況であるともいえます。

カーエアコン参考画像

エアコンをよく使う時期である
春~秋にかけて特に故障が多く

このエアコンのコンプレッサーの
お問い合わせも増えますが、

注意したいのが
修理代が高いということ。

上の画像にもあるように
エアコンはシステムで成り立っていて

コンプレッサーが焼付いたり
異音がでたりと故障したからといって

コンプレッサーそれだけを
交換すればいいっていうような
単純な話しじゃありません・・・

カーエアコンシステム部品 参考画像

主に故障の原因になるのが
エキスパンションバルブという
髪の毛の細さ程度しかない
霧吹き器のノズル部分だったり、

リキッドタンクとよばれる
フィルターの役目がある部分で
スラッジなどが詰まり

異常高圧⇒コンプレッサーが故障
といった流れになることが多いので

コンプレッサーや関連したパーツの
部品代+工賃+ガス代と加わっていくと
10万や20万が飛んでいきます!
焼付きやロックでコンプレッサー内部の削れカスが
システム内に回っちゃうとコンデンサーの交換や、
配管も全部外して清掃など大事になっちゃいます・・・

※アテンザスポーツは年数がたってきてるだけに
新品より安価な
リビルト品のコンプレッサーの
在庫が少なくなってきてるのも
注意したいポイントです・・・

 

 

弱点②:オルタネーター(発電機)

オルタネーター 発電機

次にアテンザスポーツの
中古で注意したい故障が避けられない
弱点な部品が・・・オルタネーター!

オルタネーターはバッテリーに
電気を供給する発電機ですが

発電時はキンキンに熱くなるため
経年劣化による故障が避けられません。

この熱の影響なのか
コンプレッサーと同じく

特に夏場の暑い時期には
整備工場さんからお問合せが多く

修理交換となれば
安価なリビルト品で交換しても
5万コース覚悟の高額修理ですし、

そもそもオルタネーターが故障して
発電不良になればバッテリーがあがって

レッカー呼んだりしたり
バッテリーも交換して・・・など
なにかと費用がかさみがちです!

 

 

弱点③:ラジエターからの水漏れ

ラジエター 参考画像

経年劣化による
トラブルが避けられないのが
ラジエターからの水漏れ。

社外品のラジエターの在庫があれば
だいぶ部品代を抑えることができますが

それでもラジエターホースなど周辺部品や
冷却水代、交換工賃と加わっていけば
10万コース覚悟の高額修理に!

で、このラジエターのトラブルは
厄介なことに走行距離が浅くとも

年数がたったことによる経年劣化
急にトラブルが発生するので
注意したいところです・・・!

私自身も、10年選手だけど3万kmの距離浅な中古車で急に水漏れが発生し困った経験が・・・昨日までは何ともなかったのに朝乗ろうと駐車場に行ったら地面にクーラントが漏れてて・・・(泣)

急にきます、ラジエターの水漏れ!

マセラティ クアトロポルテ 不具合

 

 

注意点①:エンジンの中はキレイ?!

エンジン内部の汚れ

 

アテンザスポーツの中古を
購入するなら注意したい、
必ず確認したいのが

エンジン内部が上の画像のように
汚なくなってないかということ。

オイル交換をサボっていると
こんなふうに内部にスラッジがたまり

エンジンが焼付いてしまったり
とんでもない状況に発展する危険性が!

整備工場さんから軽自動車とか中古エンジンの問い合わせを受けた時に在庫状況を調べていると、15万kmとか距離を走っていてもエンジンの中がホントにキレイでオイル交換ちゃんとしてたんだろうな~っていうのもあれば、5~6万kmぐらいでもスラッジやオイル焼けで中が汚くてなんじゃこりゃっていうのもあります!

 

そのためお目当ての
アテンザスポーツの中古があるなら
購入前に必ず確認したいのが

オイルフィラーキャップを開けて
キャップの裏やエンジンの内部
汚れていないかということ。

エンジン内部の汚れ
ドロドロなヘドロみたいなスラッジがついてたら
ちょっとヤバイです、そのクルマ!

もしこれをしっかり確認せず
エンジンの中がひどい個体を
あなたが中古で買ってしまったら

後々エンジン焼付きなど高額故障の
リスクがあなたに降りかかってきます!

 

また、オイル交換もされず
「乗りっぱなし」にされてたような

愛情なく乗られていた
中古車をつかんでしまったら

後になってからいろいろと
トラブルが出る可能性があるので
用心したいところ・・・

アテンザスポーツ 維持費

中古車のいわゆる
「当たり」「ハズレ」って
愛情もって乗られていたかが
大きく関与していると思います。

オイル交換のような
基本的なメンテナンスさえ
されていなかったようなクルマだと

下駄がわりにラフに運転されて
大切にされてなかったなんてことも
想像できてしまいます・・・。

そんな状況ではなにかとヤレ
劣化がでてしまいがちですので、

ハズレをつかまないためにも
エンジンの中がキレイかどうかや

オイル交換とかがされていたかを
当たり、ハズレの判断材料の一つとして
チェックするのがおススメです^^

あと自分が中古車を買うときにチェックするポイントは
座席のサポート部分とかにひどいシワやヨレ、
擦れたり劣化がないかってのはよく見ます。

こういった部分も前述したような
「愛されていたかどうか」
「丁寧に乗られていたか」
がわかる
ポイントだと思っていますので。

オイル交換

 

 

注意点②:アテンザスポーツはぶつけると高くつく!

板金修理

アテンザスポーツの中古を
買ったらホントに注意したいのが

「ぶつけると修理代が高い」

ということ!

クルマはぶつけて壊せば
修理代が高くつくものですが、

それでもドアやバンパーなど
同色の中古部品が見つかれば

鈑金・塗装で修理するよりも
大幅に修理代を圧縮できます。

しかしアテンザスポーツの
ドアやバンパー、ヘッドライト、
リヤゲートなど外装部品の中古が

みんなぶつけてしまうからなのか、
それとも絶対数の少なさからか
ホント見つからない状況です。
見つかっても状態が悪かったり!

そんな状況だから珍しい色、
あまり見かけない車体色だと
ホント絶望的・・・!

で、アテンザスポーツワゴンで
特に注意したいのは

「リヤゲート」をぶつけて壊すと
大変な目にあうということ。

アテンザスポーツ ワゴン 注意点

ハッチバックのクルマ特有の
上に開くこのリアのハッチゲート。

この画像からもわかるように
アテンザスポーツ ワゴンの
リヤバンパーは厚みがあまりないので

後ろまわりをぶつけると
リヤゲートもグッチャリといく
危険性がありますが

このリヤゲート修理代が
刺激的に高いんです・・・

運よく同じ色の中古が見つかっても
10万前後が飛んでいきますし、

タイミング悪く中古で同色の
リヤゲートが見つからず

さらには板金修理できないほど
ガッツリと凹ませた時には

新品のリヤゲートに塗装して
ガラスを脱着して・・・と、
20万や30万が飛んでいくような!

板金修理

 

このような状況なのであなたも
アテンザスポーツを買ったら

ぶつけると高くつくというのは
覚えておきたいポイントであります。

 

 

アテンザスポーツ 評価

※GH系のセダン、ワゴンは
このリヤゲートにリコールが!

 

⇒ゲートを支えるガス封入ダンパーが
破裂して負傷する危険性

 

【国土交通省リコール情報】
https://www.mlit.go.jp/report/press/jidosha08_hh_002360.html

 

リヤゲートを支える
ガス封入ダンパーの塗装が
不適切なことから腐食して

リヤゲートを開ける際に破裂し
周囲の人が負傷する危険性から
リコールがアナウンスされています!

 

マツダ リヤゲート リコール

 

ガスが入ったダンパーが破裂する
という恐ろしい内容の不具合なだけに

あなたが狙っている
アテンザスポーツの中古車が
リコールに該当する車両なら

改善措置を受けたかどうかの
確認はMUSTと言えそうです。

アテンザスポーツ ワゴン 中古

でもリコールの改善措置なんて
別に確認なんかしなくたって
ちゃんとやってんじゃないの?

 

そう思うかもしれませんが
それがですね、そうでもないんです。

普段整備工場さんから
部品の問い合わせがきた時に
依頼された部品を調べてると

あれ?これリコールでてますよ

なんてことがちょこまかあります。

どういう経緯で
リコールの改善措置を受けていない
状況になってしまったかは不明ですが

こういったやり取りも
日々の仕事の中で少なくないので

お目当ての中古車を買う前に
ちゃんとリコールの対策がされたか
履歴を確認しておくのが安心です。

 

 

注意点③:カスタムされたアテンザスポーツの中古車

アテンザスポーツ カスタム

アテンザスポーツの
中古車情報を見ていると

エアロや車高調、マフラー、
アルミなどバリッとキマってて

いいね~、わかってるね~^^

と思ってしまうような
カスタム&チューニングされた
中古車もよくでていますが、

そんなカスタムされた
アテンザスポーツの中古車を
購入するなら注意したいのが

・車検対応のカスタムか

・純正部品は残っているか

っていうこと。

 

日々の仕事の中で
整備工場さんから車検がらみで

・サスペンション1台分

・センターとリヤのマフラー

・ヘッドライト

といったお問い合わせがよく来ます。

マフラーは音量だけでなく
認証がとれていないと車検が
通せなかったり厳しくなってますし、

ヘッドライトはイカリングとか
スゴイのが装着されててNGだから
安い中古を探して~ときたり、

いまダウンサスが入っているけど
最低地上高が足りてないし

ノーマルのバネは
お客さん持ってないって言うから
1台分探してよ~って感じで。

でもアテンザスポーツは
絶対数が少ないのもあって

中古パーツを探しても
なかなか見つかりません・・・

【※車検対応マフラーでも要注意!】
先日、仲のいい整備工場さんからマフラーのお問い合わせがきたのですが、お客さんのクルマには車検対応のマフラーがついてはいるものの経年劣化で音量が大きくなってしまい交換しないと車検がダメだから中古でマフラー探して~とお問い合わせがきたことが!

 

新品で部品を交換するとなれば
すぐに5万や10万が飛んでいくだけに

車検に対応していない
カスタムがされた中古車だったり
純正部品が残っていない場合は、

あなたが購入した後に
車検や故障した時など困った状況に
見舞われかねません・・・

 

カスタム・チューニングされた
アテンザスポーツの中古を買うなら

・車検に対応しているか

・純正部品は残っているか

といったことは
確認しておくのが安心です!

 

※個人的に困ったのは「社外アルミ」。以前カスタムされたC7のコルベットを買ったんですが車検がきたときにホイール替えないと車検通らないよ~って言われて困ったことが。”なんちゃらフォージド”ってかっこいいホイールだったんですが、認証マークがないだかで車検NGらしくって。。。こんなこともあるので社外アルミもご注意くださいませ~^^

コルベット C7 評価

 

 

⇒アテンザスポーツの中古、故障リスクを回避するには

アテンザスポーツ 25S

年数のたった、距離を走った
アテンザスポーツの中古車は

経年劣化でいつ故障が起きても
おかしくないのは認識して
おきたいところです。

弱点のところでご紹介した
エアコンのコンプレッサーや

オルタネーターなどの他にも
注意したい部品として例えば・・・

・セルモーター(スターター)
セルモーターの参考画像

・ATやMTミッション
オートマ 参考画像

・ドアミラーやパワーウインド関係
アテンザスポーツ 故障

・センサー部品
センサー部品の参考画像

・ナビや電装品
アテンザスポーツ 純正ナビ

など、経年劣化によって
故障が避けられない部品が
いろいろ潜んでいますが

アテンザスポーツの中古を買ってから
すぐに故障する可能性もゼロでは
ありません・・・。
こればっかりはホントわかりません・・・

アテンザスポーツ 口コミ

このようなリスクを回避するために
検討して損はないのが「保証」

中古車販売店が独自に保証を
設定しているケースもありますし、

カーセンサーやグーといった媒体が
中古車に有償で保証をつけることも。

万一の不具合が発生した際に
保証でカバーしてもらえれば

修理代を自腹で払うことなく
クルマを直してもらえちゃうので

多少のコストがかかったとしても
保険として保証をつけるという
選択肢もアリだと思います。

アテンザスポーツ 燃費

一般ユーザーさんからメールで問い合わせが来る時に
「中古車を買って2週間ですが故障してしまって・・・」
「保証を付けてなかったので自費で修理になります・・・」
「そのため安いリビルト品を探してます・・・」
なんてメッセージが添えられてることも少なくありませんので!

 

※また、中古車販売店の保証に加え
自動車保険でも「故障保証」を月々わずかな費用で
受けられるものもあるので検討する価値ありだと思います^^

 

 

⇒アテンザスポーツの中古を買う前にもう一つだけ確認しておきたいこと

アテンザスポーツ 価格

アテンザスポーツの中古を
買うなら気をつけたい

・エアコンの故障

・オルタネーターの故障

・ラジエターの水漏れ

・エンジンの中はキレイか

・ぶつけると高くつく

・カスタムされた中古車

などトラブルが多い弱点など
部品屋の視点でお伝えし、
リスク回避のこともお話ししました。

あと残るは狙っている
アテンザスポーツの中古車を

どうすれば少しでも安く買えるか
っていうことですよね^^

アテンザスポーツ 欲しい

中古車の場合は新車と違って
値引きといった概念がありませんし
もし値引きしてくれる中古車があれば

それは元々その分を見越して
車両価格が高めに設定されていると
考えてもいいと思います。

ではどうやって狙っている
アテンザスポーツの中古を安く買うか。

それはやっぱり

いま乗っているクルマを
高く買い取ってもらうこと

に尽きると思います。

中古車 買取

自分もいまの部品屋の会社を
立ち上げて1年たった時に

やっと軌道に乗ってきたから
クルマ買い替えるか~と思って
ネットの中古車情報を見てたら

前から欲しかった
V35スカイラインクーペの中古が

クルマで小一時間くらいの
近所にいいのがでてたんです^^

走行距離も1万㎞ちょっと、
ブレーキキャリパーが
対向4POTにカスタムされてて!

その時に乗ってた車は
新車で買って13年のアコード。

たしか13万㎞位走ってて
過走行の部類ではあったんですが

6MTのスポーツグレードで
根強い人気があるモデルだから

10万や15万にはなるかな~
なんて考えてたんです。

で、スカイラインを見に行った時に
お店の人に下取りを聞いてみると

10年超えてるクルマは
ウチでは買取できないんですよね

なんてことを言われ!

 

まさか下取りがゼロとは
想像もしてなかったんで
これはけっこうショックで・・・
乗ってきたクルマを見もせずに言われましたし!

でも見に行ったスカイラインの中古
バリモノだからどうしても欲しい、

だけど月々のローンは安くしないと
軌道に乗ったとはいえまだ綱渡りな
起業1年目なだけに恐いし。

そこで役に立ったのが無料一括査定。

買取できないなんて言われた
いままで乗ってきた13年落ちの車が
ホントに価値がないのか

ネットの一括査定で
ためしに確認してみたんです。

で、何社か回答きたのが
30万~40万!

これだけでもゼロ円からすると
とんでもなくいいですよね^^

でもこの時は結局
45万で買い取ってもらえました!

買取してくれた業者さん、
アコードの中古車を若いお客さんから
探してとバックオーダー受けてて

ちょうど自分のアコードが
そのお客さんの希望にあうとのことで
どうしても売って欲しいと。

で、45万で買い取ってもらえたから
無事お目当てのスカイラインクーペに
乗り換えすることができました^^

CPV35

この後もいろいろと乗り換えましたが
一括査定が結局一番高く売れる印象があります。
オークション的なのもやってみましたが
思ったほど値があがらないことが多くて・・・

もしあなたも狙っている
アテンザスポーツの中古があるなら

1~2分くらいの入力で
買取相場がチェックできるので
試してみる価値、アリだと思います。

アテンザスポーツ 値段

いま乗っているクルマが
想像以上に買取相場が高ければ
高いうちに買い取ってもらって

お目当てのアテンザスポーツの中古に
予定を前倒で乗り換えることも
できちゃいますしね^^

まずはあなたも愛車の買取相場、
チェックしてはいかがでしょうか!?

愛車を一括査定に依頼してみる
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