Sクラスのラグジュアリー性に
スタイリッシュなクーペの
美しさが融合した1台・・・
ベンツCLS!
そのエレガントなオーラは
街中でもひときわ異彩を放ち
ハンドルを握るたびに
あなたに大きな満足と優越感を
もたらしてくれるはず・・・
そんな美しさだけでなく
低回転からビッグトルクを発生し
余裕のパワーフィールと
低燃費&燃料代が安い軽油で
維持費の面でもメリットがある
クリーンディーゼルを搭載した
ベンツCLS220dを
あなたも中古で狙っているなら
いずれにしても気になるのは
中古で買ってから急に故障しないか
っていうことじゃないでしょうか?!
今回はベンツCLS220dを
中古で狙っているなら注意したい
故障や弱点といった部分を
「部品屋の視点」で
解説していきますよ~!
◆目次
ディーゼル車であることが弱点!?
ベンツCLS220dは
「ディーゼル」であることが
弱点です!・・・なんてことを言うと
ディーゼルだからいいのに
何を言ってるのこの人は!?
って思われちゃうかもしれませんが
普段仕事で部品を卸す仕事をしてると
ディーゼル車の「怖さ」を
感じる出来事がちょこまかあります。
クリーンディーゼルの車は
普通のガソリンなど車にはない
・噴射ポンプ
・コモンレール
・インジェクター
・DPF(微粒子捕集フィルター)
・尿素SCR関係
などクリーンディーゼル特有の
部品が数多く採用されていますが
これらの部品が故障すると
20万や30万がすぐ飛ぶような
どえらい修理代に発展して
燃費がよくて浮いた燃料代など
一瞬にして水の泡となります・・・
クリーンディーゼルは
従来のディーゼル車よりも
超高圧で燃料を供給したり
非常に高い精度で制御したりと
何かと過酷な使用環境にあり
経年劣化によるトラブルは
フツーのガソリン車に比べると
リスクが高いといっても
過言ではありません。
で、困ったことにこの手の
クリーンディーゼル関係の部品は
元々新品定価が高いことに加え
安価なリビルト品などがまだ少なく
どうしても修理代が高くなりがちです。
このようなことから故障した際に
「修理代が高くつく」というのが
クリーンディーゼルの最大の弱点
と言っても過言ではありません!
※先日某メーカーの
ディーラー担当者と話をしている時に
排ガスを浄化する「尿素」が白く結晶化して
エンジンチェックランプが点灯する不具合で
入庫しているクルマがあるということで。
どうやらそのオーナーさん、
長時間のアイドリングや普段走る時も
スピード出さずに低回転ばかりで走ってるそうで
その結果として尿素が結晶化してしまったらしく。
こんなトラブルもあるようなので
長時間のアイドリングは控え
たまにはエンジン回転数を上げて走ることも
意識するのがいいかもしれませんね^^
弱点②:エアコンの故障
次にCLS220dで
春~秋に整備工場さんから
お問い合わせがちょこまかくる
弱点な部品なのが・・・
・エアコンのコンプレッサー
エアコンのガスを圧縮するのが
このコンプレッサーですが、
経年劣化によるコンプレッサーの
焼付きや異音といったトラブルが
避けられない状況にあり
特にCLS220ブルーテックをはじめ
218系は年数がたってきてるだけに
いつ壊れてもおかしくない
状況であるといえます。
エアコンをよく使う時期である
春~秋にかけて特に故障が多く
このエアコンのコンプレッサーの
お問い合わせも増えますが、
注意したいのが
修理代が高いっていうこと。
上の画像にもあるように
エアコンはシステムで成り立っていて
コンプレッサーが焼付いたり
異音がでたりと故障したからといって
コンプレッサーそれだけを
交換すればいいという
単純な話しじゃありません・・・
主に故障の原因になるのが
エキスパンションバルブという
髪の毛の細さ程度しかない
霧吹き器のノズル部分だったり、
リキッドタンクとよばれる
フィルターの役目がある部分で
スラッジなどが詰まり
異常高圧⇒コンプレッサーが故障
といった流れになることが多いので
コンプレッサーや関連したパーツの
部品代+工賃+ガス代と加わっていくと
20万や30万が飛んでいきます!
焼付きやロックでコンプレッサー内部の削れカスが
システム内に回っちゃうとコンデンサーの交換や、
配管も全部外して清掃など大事になっちゃいます・・・
弱点③:オルタネーター(発電機)
ベンツCLS220dの中古で
注意したいお次の部品が・・・
オルタネーター!
こちらも整備工場さんから
ちょこまかお問い合わせが来る
定番の故障部品といえます。
オルタネーターはバッテリーに
電気を供給する発電機ですが
発電時はキンキンに熱くなるため
経年劣化による故障が避けられません。
※ヤケドするぐらいキンキンになります!
こちらも熱の影響なのか
エアコンのコンプレッサーと同じく
特に夏場の暑い時期は
整備工場さんからのお問合せが多く
オルタネーターを交換となれば
安価なリビルト品で交換しても
10万コースは覚悟の高額修理ですし、
そもそもオルタネーターが故障して
発電不良になればバッテリーがあがって
走行不能、立往生に見舞われ
レッカー呼んだりしたり
バッテリーも交換して・・・と、
なにかと費用がかさみがちです!
注意点①:エンジンの中はキレイ?!
ディーゼル車である
ベンツCLS220dの中古を
買うなら特に注意したい、
購入前に必ず確認したいのが
エンジン内部が上の画像のように
汚なくなってないかということ。
オイル交換をサボっていると
こんなふうに内部にスラッジがたまり
エンジンが焼付いてしまったり
とんでもない状況に発展する危険性が!
そのため狙っている
CLS220dの中古があるなら
購入前に必ず確認したいのが
オイルフィラーキャップを開けて
キャップの裏やエンジンの内部が
汚れていないかということ。
キャップの裏にヘドロみたいなスラッジがついてたら
ちょっとヤバイです、そのクルマ!
もしこれをしっかり確認せず
エンジンの中がひどい個体を
あなたが中古で買ってしまったら
後々エンジン焼付きなど高額故障の
リスクがあなたに降りかかってきます!
また、基本的なメンテナンスである
エンジンオイルの交換すらされず
「乗りっぱなし」にされてたような
愛情なく乗られていた
中古車をつかんでしまったら
後になってからいろいろと
トラブルが出る可能性があるので
用心したいところ・・・
中古車のいわゆる
「当たり」「ハズレ」って
愛情もって乗られていたかが
大きく関与していると思います。
オイル交換のような
基本的なメンテナンスさえ
されていなかったようなクルマだと
下駄がわりにラフに運転されて
大切にされてなかったなんてことも
想像できてしまいます。
そんな状況ではなにかとヤレや
劣化がでてしまいがちですので、
ハズレをつかまないためにも
エンジンの中がキレイかどうかや
オイル交換とかがされてたかを
当たり、ハズレの判断材料の一つとして
チェックするのがおススメです^^
また余談ですが、
CLS220dはディーゼル車ゆえに
距離を走れば避けられないのが
吸気系の「スス」の堆積。
燃料添加剤の定期的な投入や
ワコーズのRECSのような
吸気系クリーニングをしてないと
数万km程度でも上の画像のように
どんどんススが堆積していきます。
これによってパワーダウンし
クリーンディーゼル本来の
力強さがなくなったり
燃費が悪くなったり
エンジンから不快な振動がでたりと
様々なデメリットが発生します。
エンジン内部の汚れは
オイルキャップを外せば
すぐに見ることができますが
吸気系の汚れは簡単に見れません。
そのためエンジン内部はキレイでも
吸気系は汚れているものと覚悟し
CLS220dの中古を購入した後は
自分でメンテナンスしてあげるのが
おススメです^^
注意点②:CLS220dはぶつけると高くつく!
ベンツCLS220dの中古を
買ったらホントに注意したいのが
「ぶつけると修理代が高い」
ということ!
クルマはぶつけて壊せば
修理代が高くつくものですが、
それでもドアやバンパーなど
同色の中古部品が見つかれば
鈑金・塗装で修理するよりも
大幅に修理代を圧縮できます。
しかしCLS220dの
ドアやバンパー、ヘッドライト、
フェンダーなどの中古部品は
探してもなかなか見つかりません。
どうしても国産車と比べ
絶対数が圧倒的に少ないので
その結果として
バンパーなどの中古部品の流通が
ほとんどないんです・・・
で、困ったことに外車なだけに
部品代が国産車と比べ高く
すぐに10万や20万が飛ぶような
修理代になってしまいます・・・
新車価格も、中古車価格は
国産車ともはやあまりかわらない
水準になってきている状況であっても
こういった「部品代」を観察すると
やはり外車は外車という感じです・・・
バンパーなんかは元々の部品定価が高いだけでなく
国産車と違って新品のバンパーを取り寄せても
「色が塗られていない」状態だから
塗装代も別途必要となって大変なことに!
で、ワゴンボディの
CLS220dシューティングブレークで
特に注意したいのは
「リヤゲート」をぶつけて壊すと
大変な目にあうっていうこと。
ハッチバックのクルマ特有の
上に開くこのリアのハッチゲート。
この画像からもわかるように
CLS220dシューティングブレークの
バンパーはそこまで厚みがないので
後ろまわりをぶつけると
リヤゲートもグッチャリといく
危険性がありますが
このリヤゲート修理代が
刺激的に高いんです・・・
安価な中古のリヤゲートは
なかなか見つかりませんし、
板金修理できないほど
ガッツリと凹ませた時には
新品のリヤゲートに塗装して
ガラスを脱着して・・・と、
20万や30万は飛んでいく
高額修理覚悟の状況です!
このような状況なのであなたも
ベンツCLS220dを中古で買ったら
ぶつけると高くつくというのは
覚えておきたいポイントであります。
⇒故障リスクを回避するには
ここまでお話してきたように
クリーンディーゼルを搭載した
ベンツCLS220dには
いろいろ注意したい弱点ともいうべき
不具合の多い部品がありますが
距離を走った中古車であれば
いつ故障が起きてもおかしくない
状況なのは認識しておきたいところ。
前述したディーゼル関係や
エアコンのコンプレッサー、
発電機のオルタネーター以外にも
・セルモーター(スターター)
・ATミッション
・ラジエター
・ドアミラーやパワーウインド関係
・センサー部品
エアサス関係
・電装品etc.
と、経年劣化によって
故障が避けられない部品が
いろいろ潜んでいますが
あなたがベンツCLS220dの
中古を買ってからすぐに故障する
可能性もゼロではありません。
こればっかりはホントわかりません・・・
このようなリスクを回避するために
検討して損はないのが「保証」。
中古車販売店が独自に保証を
設定しているケースもありますし、
カーセンサーやグーといった媒体が
中古車に有償で保証をつけることも。
万一の不具合が発生した際に
保証でカバーしてもらえれば
修理代を自腹で払うことなく
クルマを直してもらえちゃうので
多少のコストがかかったとしても
保険として保証をつけるという
選択肢もアリだと思います。
一般ユーザーさんからメールで問い合わせが来る時に
「中古車を買って2週間ですが故障してしまって・・・」
「保証を付けてなかったので自費で修理になります・・・」
「そのため安いリビルト品を探してます・・・」
なんてメッセージが添えられてることも少なくありませんので!
※また、中古車販売店の保証に加え
自動車保険でも「故障保証」を月々わずかな費用で
受けられるものもあるので検討する価値ありだと思います^^
⇒CLS220dの中古を買う前にもう一つだけ確認しておきたいこと
クリーンディーゼルを搭載した
ベンツCLS220dの中古車を
買うなら気をつけたい
・ディーゼル関係の故障
・エアコンの故障
・オルタネーターの故障
・エンジンの中はキレイか?
・ぶつけると高くつく
などこれらの弱点や
注意点を部品屋の視点でお伝えし、
リスク回避のこともお話ししました。
あと残るは狙っている
ベンツCLS220dの中古を
どうすれば少しでも安く買えるか
っていうことですよね^^
中古車の場合は新車と違って
値引きといった概念がありませんし
もし値引きしてくれる中古車があれば
それは元々その分を見越して
車両価格が高めに設定されていると
考えてもいいと思います。
ではどうやって狙っている
CLS220dの中古車を安く買うか。
それはやっぱり
いま乗っているクルマを
高く買い取ってもらうこと
に尽きると思います。
自分もいまの部品屋の会社を
立ち上げて1年たった時に
やっと軌道に乗ってきたから
クルマ買い替えるか~と思って
ネットの中古車情報を見てたら
前から欲しかった
スカイラインクーペの中古が
クルマで小一時間くらいの
近所にいいのがでてたんです^^
走行距離も1万㎞ちょっと、
ブレーキキャリパーが
対向4POTにカスタムされてて!
その時に乗ってた車は
新車で買って13年のアコード。
たしか13万㎞位走ってて
まあ過走行の部類ではあったんですが
6MTのスポーツグレードで
根強い人気があるモデルだから
10万や15万にはなるかな~
なんて考えてたんです。
で、スカイラインを見に行った時に
お店の人に下取りを聞いてみると
10年超えてるクルマは
ウチでは買取できないんですよね
なんてことを言われ!
乗ってきた車を見もしないでバッサリでしたし・・・
まさか下取りがゼロとは
想像もしてなかったんで
これはけっこうショックで・・・
でも見に行ったクルマ
バリモノだったしどうしても欲しい、
だけど月々のローンは安くしないと
軌道に乗ったとはいえまだ綱渡りな
起業1年目なだけに恐いし。
そこで役に立ったのが無料一括査定。
買取できないなんて言われた
いままで乗ってきた13年落ちの車が
ホントに価値がないのか
ネットの一括査定で
ためしに確認してみたんです。
で、何社か回答きたのが
30万~40万!
これだけでもゼロ円からすると
とんでもなくいいですよね^^
でもこの時は結局
45万で買い取ってもらえました!
買取してくれた業者さん、
アコードの中古車を若いお客さんから
探してとバックオーダー受けてて
ちょうど自分のアコードが
そのお客さんの希望にあうとのことで
どうしても売って欲しいと。
で、45万で買い取ってもらえたから
無事お目当てのスカイラインクーペに
乗り換えすることができました^^
この後もいろいろと乗り換えましたが
一括査定が結局一番高く売れる印象があります。
オークション的なのもやってみましたが
思ったほど値があがらないことが多くて・・・
もしあなたも狙っている
CLS220dの中古があるなら
1~2分くらいの入力で
買取相場がチェックできるので
試してみる価値、アリだと思います。
いま乗っているクルマが
想像以上に買取相場が高ければ
高いうちに買い取ってもらって
お目当てのCLS220dの中古に
予定を前倒しで乗り換えることも
できちゃいますしね^^
まずはあなたも愛車の買取相場、
チェックしてはいかがでしょうか!?
愛車を一括査定に依頼してみる
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