C25セレナの弱点や故障、【部品屋の視点】で解説するよ

セレナC25 中古車

いまも色あせることのない
スタイリッシュなデザインや

ミニバンとしての
広々とした空間、使い勝手の良さ。

C25系の日産セレナ!

C25セレナの使い勝手

そんなC25セレナの
中古相場をチェックしてみると、

コミコミ50万以内の安いのだと
軒並み10万kmとか15万kmなど
過走行車や事故歴(修復歴)アリ
っていうのばっかりな感じですよね~

100万あたりまで予算を上げれば
後期型のそこまで走ってないのも
探せるような状況でしょうか!?

C25 セレナ 後期 中古

でもそうはいっても
C25セレナの前期型は2005年から、
後期型の最終でも2010年と

C25セレナの中古車は
年数がたってきているだけに

いずれにしても心配なのは
中古で買ってから急に故障しないか
っていうことじゃないでしょうか?!

 

今回はC25系の日産セレナを
中古で狙っているなら注意したい
故障や弱点といった部分を

「部品屋の視点」
解説していきますよ~!

 





 

 

弱点①:エアコンの故障

カーエアコン参考画像

C25系の日産セレナで
春~秋には整備工場さんから
お問い合わせが増えるのが

・エアコンのコンプレッサー
もう定番って感じですね~

エアコンのガスを圧縮するのが
このコンプレッサーですが、

経年劣化によるコンプレッサーの
焼付きや異音といったトラブルが
避けられない状況にあり

C25セレナは
年数がたってきてるだけに

いつ壊れてもおかしくない
状況であるといえます。

カーエアコン参考画像

エアコンをよく使う時期である
春~秋にかけて特に故障が多く

このエアコンのコンプレッサーの
お問い合わせも増えますが、

注意したいのが
修理代が高いということ。

上の画像にもあるように
エアコンはシステムで成り立っていて

コンプレッサーが焼付いたり
異音がでたりと故障したからといって

コンプレッサーそれだけを
交換すればいいっていうような
単純な話しじゃありません・・・

カーエアコンシステム部品 参考画像

主に故障の原因になるのが
エキスパンションバルブという
髪の毛の細さ程度しかない
霧吹き器のノズル部分だったり、

リキッドタンクとよばれる
フィルターの役目がある部分で
スラッジなどが詰まり

異常高圧⇒コンプレッサーが故障
といった流れになることが多いので

コンプレッサーや関連したパーツの
部品代+工賃+ガス代と加わっていくと
10万や20万が飛んでいきます!
焼付きやロックでコンプレッサー内部の削れカスが
システム内に回っちゃうとコンデンサーの交換や、
配管も全部外して清掃など大事になっちゃいます・・・

 

 

弱点②:オルタネーター(発電機)

オルタネーター 発電機

次にC25セレナの中古で注意したい
弱点な部品は・・・オルタネーター!

オルタネーターはバッテリーに
電気を供給する発電機ですが

発電時はキンキンに熱くなるため
経年劣化による故障が避けられません。

こちらも熱の影響なのか
エアコンのコンプレッサーと同じく

特に夏場の暑い時期は
整備工場さんからお問合せが
多い状況です。

また、C25セレナのオルタネーターの
ベルトがかかる部分=プーリーには

「クラッチ機構」が組み込まれていて
これがまたトラブりやすくって!

オルタネーター 発電不良

オルタネーターを交換となれば
安価なリビルト品で交換しても
5万コース覚悟の高額修理ですし、

そもそもオルタネーターが故障して
発電不良になればバッテリーがあがって

レッカー呼んだりしたり
バッテリーも交換して・・・など
なにかと費用がかさみがちです!

 

 

弱点③:ラジエターの水漏れ

ラジエター 参考画像

こちらもC25系のセレナで
定番のトラブルと言える
ラジエターの水漏れ。

走行距離は浅くとも年数がたてば
ラジエターがパンクし水漏れをおこす
トラブルが急に発生します。

ラジエター 水漏れ

で、このラジエターを修理となれば
安価な社外品のラジエターでも
3万前後はしますし、

ホースや冷却水、工賃が加わると
5万オーバー覚悟の高額修理に!

C25セレナでお問い合わせが多い
弱点、アキレス腱と言えるだけに
注意したいポイントです・・・

私自身も、10年選手だけど3万kmの距離浅な中古車で急に水漏れが発生し困った経験が・・・昨日までは何ともなかったのに朝乗ろうと駐車場に行ったら地面にクーラントが漏れてて・・・(泣)

急にきます、ラジエターの水漏れ!

マセラティ クアトロポルテ 不具合

 

 

弱点④:ハイマウントストップランプ

C25セレナ ハイマウントストップランプ

ハイマウントストップランプ、
こちらもC25セレナの定番と言える
お問い合わせが多い部品。

球切れして車検が通らないから
安い中古を探してってお問い合わせが
多いこと、多いこと・・・!
他のクルマだとこんなにお問い合わせは多くないので
恐らく構造的に何か不具合がでやすいのかもです

ハイマウントストップランプの
球切れはある意味「運」の問題ですが

少なくとも狙っている
C25セレナの中古車があるなら
購入前にブレーキを踏んでもらい

球切れがないかは
確認しておきたいところです!
LEDが1粒でも点灯しないだけで車検NGで
ハイマウントストップランプ丸ごと交換になりますので!

C25セレナ 弱点
純正定価は2万近くもして意外とお高いです・・・

 

 

注意点①:エンジンの中はキレイ?!

エンジン内部の汚れ

セレナC25の中古を
購入するなら注意したい、
買う前に必ず確認したいのが

エンジン内部が上の画像のように
汚なくなってないかということ。

オイル交換をサボっていると
こんなふうに内部にスラッジがたまり

エンジンが焼付いてしまったり
とんでもない状況に発展する危険性が!

整備工場さんから軽自動車とか中古エンジンの問い合わせを受けた時に在庫状況を調べていると、15万kmとか距離を走っていてもエンジンの中がホントにキレイでオイル交換ちゃんとしてたんだろうな~っていうのもあれば、5~6万kmぐらいでもスラッジやオイル焼けで中が汚くてなんじゃこりゃっていうのもあります!

 

そのためお目当ての
C25セレナの中古車があるなら
購入前に必ず確認したいのが

オイルフィラーキャップを開けて
キャップの裏やエンジンの内部
汚れていないかということ。

エンジン内部の汚れ
ドロドロなヘドロみたいなスラッジがついてたら
ちょっとヤバイです、そのクルマ!

もしこれをしっかり確認せず
エンジンの中がひどい個体を
あなたが中古で買ってしまったら

後々エンジン焼付きなど高額故障の
リスクがあなたに降りかかってきます!

また、オイル交換もされず
「乗りっぱなし」にされてたような

愛情なく乗られていた
中古車をつかんでしまったら

後になってからいろいろと
トラブルが出る可能性があるので
用心したいところ・・・

セレナ C25 維持費

中古車のいわゆる
「当たり」「ハズレ」って
愛情もって乗られていたかが
大きく関与していると思います。

オイル交換のような
基本的なメンテナンスさえ
されていなかったようなクルマだと

下駄がわりにラフに運転されて
大切にされてなかったなんてことも
想像できてしまいます。

そんな状況ではなにかとヤレ
劣化がでてしまいがちですので、

ハズレの中古車をつかまないためにも
エンジンの中がキレイかどうかや

オイル交換とかが定期的にされてたかを
当たり、ハズレの判断材料の一つとして
チェックするのがおススメです^^

あと自分が中古車を買うときにチェックするポイントは
座席のサポート部分とかにひどいシワやヨレ、
擦れたり劣化がないかってのはよく見ます。

こういった部分も前述したような
「愛されていたかどうか」
「丁寧に乗られていたか」
がわかる
ポイントだと思っていますので。

オイル交換

 

 

注意点②:エンジンに異常振動や異音がでるトラブル

C25セレナ トラブル

 

エンジンマウントのゴム部分が損傷し
エンジンから不快な振動がでたり、
発進時に前方から異音がでるおそれ

 

【日産リコール関連情報】
https://www.nissan.co.jp/RECALL/DATA/info130124-3.html

エンジンマウント参考画像
C25セレナ エンジンマウント

平成17年4月~18年9月
の期間に生産された各モデルの
C25系の日産セレナは

エンジンと車体を結合し
振動を吸収する部分である
エンジンマウントが損傷し

不快な振動や異音がでる
恐れがあることから

このようなトラブルが発生した場合に
無償でエンジンマウントを交換する

「保証期間の延長」
アナウンスされた経緯があります。

 

しかし、困ったことに
保証期間は延長されたものの
現在は延長された期間も過ぎたので

不快な振動などがでても
無償対応をしてもらえません。

 

わざわざ保証期間が延長されたほど
トラブルが多いといえる状況ですし、

現在は保証期間を過ぎていて
なにか不調が起きても
自腹で修理するしかないだけに

まずは狙っている
C25セレナの中古があるなら

アイドリング時や試乗中に
違和感のある振動や異音がないか

といったことは
確認したいところです。

 

 

注意点③:C25セレナはぶつけると高くつく!

板金修理

C25セレナの中古を買ったら
ホントに注意したいのが

「ぶつけると修理代が高い」

ということ!

クルマはぶつけて壊せば
修理代が高くつくものですが、

それでもドアやバンパーなど
同色の中古部品が見つかれば

鈑金・塗装で修理するよりも
大幅に修理代を圧縮できます。

しかしC25セレナは
ドアやバンパー、ヘッドライト、
リヤゲートなど外装部品の中古が

みんなぶつけてしまうからなのか
なかなか見つからない状況です。
あったとしてもメチャクチャ状態が悪かったり・・・

そんな状況だから珍しい色、
あまり見かけない車体色だと
ホント絶望的です・・・!

で、特に注意したいのは
「リヤゲート」をぶつけて壊すと
大変な目にあうということ。

C25 セレナ 注意点

ハッチバックのクルマ特有の
上に開くこのリアのハッチゲート。

この画像からもわかるように
C25系のセレナのリヤバンパーは
非常に薄いデザインなので

後ろまわりをぶつけると
リヤゲートもグッチャリといく
危険性がありますが

このリヤゲート修理代が
刺激的に高いんです・・・

運よく同じ色の中古が見つかっても
10万前後が飛んでいきますし、

タイミング悪く中古で同色の
リヤゲートが見つからず

さらには板金修理できないほど
ガッツリと凹ませた時には

新品のリヤゲートに塗装して
ガラスを脱着して・・・と、
20万コースも覚悟みたいな!

板金修理

このような状況なのであなたも
C25系のセレナを中古で買ったら

ぶつけると高くつくというのは
覚えておきたいポイントであります!

 

 

注意点④:カスタムされたC25 セレナの中古車

C25セレナ カスタム

セレナ C25の
中古車情報を見ていると

ローダウンやマフラー、
社外アルミなどセンスよくキマってて

いいね~、わかってるね~^^

と思ってしまうような
カスタム&ドレスアップされた
中古車もよくでていますが、

そんなカスタムされた
C25 セレナの中古を買うなら
注意したいのが

・車検に適合したカスタムか

・カスタムされた部分の
純正部品は残されているか

っていうこと。

もし車検に適合しない
カスタムがいろいろとされていて
純正パーツも残されていなかったら

車検を通す際や故障した際に
非常に困った状況に陥ります。

【※車検対応マフラーでも要注意!】
先日、仲のいい整備工場さんからマフラーのお問い合わせがきたのですが、お客さんのクルマには車検対応のマフラーがついてはいるものの経年劣化で音量が大きくなってしまい交換しないと車検がダメだから中古でマフラー探して~とお問い合わせがきたことが!

 

C25 セレナは
純正の中古パーツを探しても
なかなか見つからない状況ですし、

新品の純正部品は
思いのほか高額です。

そのためカスタムした部分を
元に戻さないと車検が通せないと
指摘されてしまった場合など

泣く泣く高額な新品で
部品交換する羽目に・・・

 

このようなリスクがあるだけに
マフラーやローダウンなどカスタムされた
C25 セレナの中古を買うなら

・車検に適合したカスタムか

・カスタムされた部分の
純正部品は残されているか

ということはしっかり確認してから
購入するのが安心です^^

 

※個人的に困ったのは「社外アルミ」。以前カスタムされたC7のコルベットを買ったんですが車検がきたときにホイール替えないと車検通らないよ~って言われて困ったことが。”なんちゃらフォージド”ってかっこいいホイールだったんですが、認証マークがないだかで車検NGらしくって。。。こんなこともあるので社外アルミもご注意くださいませ~^^

コルベット C7 評価

 

 

⇒セレナ C25の中古、故障リスクを回避するには

セレナライダー C25

ここまでお話してきたように
C25系の日産セレナには

いろいろ注意したい弱点ともいうべき
不具合の多い部品がありますが

距離を走った中古車であれば
いつ故障が起きてもおかしくない
状況なのは認識しておきたいところ。

前述したエアコンのコンプレッサーや
オルタネーター、ラジエター以外にも
たとえば・・・

・セルモーター(スターター)
セルモーターの参考画像

・CVTミッション
CVT 参考画像
CVTにトラブルがでて加速しない、
高速などスピードをだして走行中に急減速するなど
不具合を散見し数十万コースの修理代になるので要注意!

・パワステ関係
パワステギヤボックス 参考画像

・電動ドアミラーやスライドドア
セレナC25 故障

・センサー部品
センサー部品の参考画像

・電装品etc.

と、経年劣化によって
故障が避けられない部品が
いろいろ潜んでいますが

あなたがC25系の日産セレナを
中古で買ってからすぐに故障する
可能性もゼロではありません。
こればっかりはホントわかりません・・・

セレナ C25 後期

このようなリスクを回避するために
検討して損はないのが「保証」

中古車販売店が独自に保証を
設定しているケースもありますし、

カーセンサーやグーといった媒体が
中古車に有償で保証をつけることも。

万一の不具合が発生した際に
保証でカバーしてもらえれば

修理代を自腹で払うことなく
クルマを直してもらえちゃうので

多少のコストがかかったとしても
保険として保証をつけるという
選択肢もアリだと思います。

一般ユーザーさんからメールで問い合わせが来る時に
「中古車を買って2週間ですが故障してしまって・・・」
「保証を付けてなかったので自費で修理になります・・・」
「そのため安いリビルト品を探してます・・・」
なんてメッセージが添えられてることも少なくありませんので!

 

 

⇒セレナC25の中古を買う前にもう一つだけ確認しておきたいこと

C25 セレナ 欲しい

 

日産セレナ C25の
中古車を買うなら気をつけたい

・エアコンの故障

・オルタネーターの故障

・ラジエターの水漏れ

・ハイマウントストップランプ

・エンジンの中はキレイか?

・エンジンマウントの劣化

・ぶつけると高くつく

・カスタムされた中古車

など弱点や注意点のことを
部品屋の視点でお伝えし、
リスク回避のこともお話ししました。

あと残るは狙っている
日産セレナC25の中古車を

どうすれば少しでも安く買えるか
とういうことですよね^^

C25セレナ 中古

中古車の場合は新車と違って
値引きといった概念がありませんし
もし値引きしてくれる中古車があれば

それは元々その分を見越して
車両価格が高めに設定されていると
考えてもいいと思います。

ではどうやって狙っている
C25セレナの中古を安く買うか。

それはやっぱり

いま乗っているクルマを
高く買い取ってもらうこと

に尽きると思います。

中古車 買取

自分もいまの部品屋の会社を
立ち上げて1年たった時に

やっと軌道に乗ってきたから
クルマ買い替えるか~と思って
ネットの中古車情報を見てたら

前から欲しかった
スカイラインクーペの中古が

クルマで小一時間くらいの
近所にいいのがでてたんです^^

走行距離も1万㎞ちょっと、
ブレーキキャリパーが
対向4POTにカスタムされてて!

その時に乗ってた車は
新車で買って13年のアコード。

たしか13万㎞位走ってて
まあ過走行の部類ではあったんですが

6MTのスポーツグレードで
根強い人気があるモデルだから

10万や15万にはなるかな~
なんて考えてたんです。

で、スカイラインを見に行った時に
お店の人に下取りを聞いてみると

10年超えてるクルマは
ウチでは買取できないんですよね

なんてことを言われ!
乗ってきた車を見もしないでバッサリでしたし・・・

 

まさか下取りがゼロとは
想像もしてなかったんで
これはけっこうショックで・・・

でも見に行ったクルマ
バリモノだったしどうしても欲しい、

だけど月々のローンは安くしないと
軌道に乗ったとはいえまだ綱渡りな
起業1年目なだけに恐いし。

そこで役に立ったのが無料一括査定。

買取できないなんて言われた
いままで乗ってきた13年落ちの車が
ホントに価値がないのか

ネットの一括査定で
ためしに確認してみたんです。

で、何社か回答きたのが
30万~40万!

これだけでもゼロ円からすると
とんでもなくいいですよね^^

でもこの時は結局
45万で買い取ってもらえました!

買取してくれた業者さん、
アコードの中古車を若いお客さんから
探してとバックオーダー受けてて

ちょうど自分のアコードが
そのお客さんの希望にあうとのことで
どうしても売って欲しいと。

で、45万で買い取ってもらえたから
無事お目当てのスカイラインクーペに
乗り換えすることができました^^

CPV35

この後もいろいろと乗り換えましたが
一括査定が結局一番高く売れる印象があります。
オークション的なのもやってみましたが
思ったほど値があがらないことが多くて・・・

もしあなたも狙っている
C25セレナの中古車があるなら

1~2分くらいの入力で
買取相場がチェックできるので
試してみる価値、アリだと思います。

いま乗っているクルマが
想像以上に買取相場が高ければ
高いうちに買い取ってもらって

お目当てのC25セレナに
予定を前倒で乗り換えることも
できちゃいますしね^^

まずはあなたも愛車の買取相場、
チェックしてはいかがでしょうか!?

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