GP5/GP6 フィットハイブリッドの弱点や故障、「部品屋の視点」で解説するよ

フィット3ハイブリッド 中古車

 

コンパクトカーの枠を逸脱した
上質なフィールという美点に

ハイブリッドの低燃費が
魅力的な1台・・・

フィット3ハイブリッド!

そんなGP5/GP6
フィットハイブリッドの
中古相場をチェックしてみると、

安いのはコミコミ50万ぐらいから
探すことができる状況ですが

けっこう距離を走っているのとか
事故歴(修復歴)アリっていうの
ばかりな感じですよね!?

100万ぐらいまで予算を上げると
そこまで走ってないのが選べるような

さすがはフィットハイブリッドっていう
人気の高さをうかがえる状況ですが

あなたもGP5/GP6の
フィットハイブリッドを
中古で狙っているなら

いずれにしても心配なのは
中古で買ってから急に故障しないか
っていうことじゃないでしょうか?!

GP5 フィットハイブリッド 中古車

 

今回はフィット3ハイブリッドを
中古で狙っているなら注意したい
故障や弱点といった部分を

「部品屋の視点」
解説していきますよ~!

 





 

 

弱点:ハイブリッド車であることが弱点!?

フィット3 ハイブリッド 中古

 

フィット3のハイブリッドは

ハイブリッド車なのが弱点です!

なんてことを言うと、

 

ハイブリッドだからいいのに
何を言ってるのこの人は!?

 

って思われちゃうかもしれませんが
普段の仕事で部品を卸す仕事をしてると

ハイブリッド車の「怖さ」
感じる出来事がちょこまかあります。

ハイブリッドシステム 参考画像

 

ご存知の通りハイブリッド車は
普通のガソリンなど車にはない

・駆動用モーター

・ハイブリッド用バッテリー

・インバーター

・電動エアコン

 

などハイブリッド特有の部品が
数多く採用されていますが

これらの部品が故障すると
どえらい修理代に発展して

燃費がよくて浮いたガソリン代など
一瞬にして吹飛ぶような状況に!

先日も某ハイブリッドの
ミニバンに乗る一般ユーザーさんから

悲痛なメッセージとともに
部品の問い合わせがあったのですが
その内容はというと・・・

駆動用バッテリーと、インバーターが故障して、ディーラーで82万と言われました。あまりにも高いので安い中古はありますでしょうか。宜しくお願いします。

 

いや~82万って・・・

これは極端な例かもですが
ハイブリッドの関連部品が故障すると
20万や30万はすぐ飛ぶので

故障した際に「高くつく」というのが
ハイブリッドの最大の弱点と言っても
過言ではありません!

 

 

注意点①:エンジンの中はキレイ?!

エンジン内部の汚れ

 

フィット3ハイブリッドの
中古を購入する前に注意したい、
必ず確認したいのが

エンジン内部が上の画像のように
汚なくなってないかということ。

オイル交換をサボっていると
こんなふうに内部にスラッジがたまり

エンジンが焼付いてしまったり
とんでもない状況に発展する危険性が!

整備工場さんから軽自動車とか中古エンジンの問い合わせを受けた時に在庫状況を調べていると、15万kmとか距離を走っていてもエンジンの中がホントにキレイでオイル交換ちゃんとしてたんだろうな~っていうのもあれば、5~6万kmぐらいでもスラッジやオイル焼けで中が汚くてなんじゃこりゃっていうのもあります!

 

そのためお目当ての
フィット3ハイブリッドの
中古車があるなら

オイルフィラーキャップを開けて
キャップの裏やエンジンの内部
汚れていないかということ。

エンジン内部の汚れ
ヘドロみたいなスラッジがついてたら
ちょっとヤバイです、そのクルマ!

 

もしこれをしっかり確認せず
エンジンの中がひどい個体を
あなたが中古で買ってしまったら

後々エンジン焼付きなどの
リスクがあなたに降りかかってきます!

また、オイル交換もされず
「乗りっぱなし」にされてたような

愛情なく乗られていた
中古車をつかんでしまったら

後になってからいろいろと
トラブルが出る可能性があるので
用心したいところ・・・

中古車のいわゆる
「当たり」「ハズレ」って
愛情もって乗られていたかが
大きく関与していると思います。

オイル交換のような
基本的なメンテナンスさえ
されていなかったようなクルマだと

下駄がわりにラフに運転されて
大切にされてなかったなんてことも
想像できてしまいます。

ホントこの手のコンパクトクラスって
乗りっぱなしで酷使されていた場合も
少なくないですから・・・

 

そんな状況ではなにかとヤレ
劣化がでてしまいがちですので、

ハズレの中古車をつかまないためにも
エンジンの中がキレイかどうかや

オイル交換とかが定期的にされてたかを
当たり、ハズレの判断材料の一つとして
チェックするのがおススメです^^

あと自分が中古車を買うときにチェックするポイントは
座席のサポート部分とかにひどいシワやヨレ、
擦れたり劣化がないかってのはよく見ます。

こういった部分も前述したような
「愛されていたかどうか」
「丁寧に乗られていたか」
「前のオーナーの人柄」
がわかる
ポイントだと思っていますので。

オイル交換

 

 

注意点②:フィット3ハイブリッドのぶつけると高くつく部分とは

板金修理

 

GP5/GP6のフィットハイブリッドを
中古で買ったらホントに注意なのが

「ぶつけると修理代が高い」

ということ!

クルマはぶつけて壊せば
修理代が高くつくものですが、

それでもドアやバンパーなど
同色の中古部品が見つかれば

鈑金・塗装で修理するよりも
大幅に修理代を圧縮できます。

しかしフィット3ハイブリッドは
ドアやバンパー、ヘッドライト、
リヤゲート(ハッチ)など

ありとあらゆる外装部品の中古が
なかなか見つからない状況です。

なぜ見つからないかというと、
フィットハイブリッドをはじめ

ハイブリッドの車は
海外市場でも需要が高く大人気!
なんでもモンゴルとかの需要がすごいらしいです・・・

そのため20万㎞オーバーとかの
過走行車でボロボロだったとしても
事故車でグッチャリいってても

解体ヤードにクルマが入庫すると
すぐに外人バイヤーさんなどが

廃車になった
フィット3ハイブリッドを
クルマ丸ごと輸出してしまうので

「部品取り」されることもなく
どんどん国外へ流出してしまい

その結果としてバンパーなどの
中古部品が流通しないという
困った状況にあります・・・・。

このような事情があるので
あまり見ない変わった車体色だと
ホント中古部品がなくって。。。

そのためぶつけて壊すと
高い新品部品で板金塗装など
修理代が高くなりがちです!

 

で、フィット3ハイブリッドで
要注意なのがリヤゲート(ハッチ)!

フィット3ハイブリッド 注意点

上の画像を見てもわかるように
リヤバンパーが薄いので

後ろ回りをぶつけると
リヤゲートまでガッツリと
いってしまう危険性がありますが

リヤゲートはぶつけて壊すと
修理代がめちゃ高いんです・・・

新品には塗装がされていないので
塗装代が加わりさらにガラス脱着代で
すぐ15万や20万になっちゃいます。

運よく同色のリヤゲートが
中古で見つかったとしても

程度がいいと10万近い値段だったりと
いずれにしてもかなりの修理代に。。。

板金修理

だからあなたも
フィットハイブリッドを買ったら

ぶつけると高くつくというのは
覚えておきたいポイントですし、

特にリヤゲートにはご注意ください!

 

 

注意点③:7速DCTのトラブル

フィット3ハイブリッド DCT トラブル

 

MT車のダイレクトフィールと
AT車のイージードライブを
いいとこ取りしたような

先進のミッションである
デュアルクラッチミッション
=DCTミッション。

このDCTミッションは
日本国内ではフィット3に
初めて採用され話題になりましたが

その複雑構造のせいか
トラブルを散見します・・・

 

特に、平成25年7/17~12/3
の期間に生産された初期モデルの
フィット3ハイブリッドは、

エンストや走行不能などの
トラブルに見舞われる危険性から

リコールがアナウンスされた
経緯もあります。

 

【国土交通省リコール情報】
https://www.mlit.go.jp/report/press/jidosha08_hh_001506.html

 

フィット3ハイブリッド DCT リコール

 

このリコール以外にも、

平成26年12月~29年6月
期間に生産されたGP5/GP6
フィット3ハイブリッドには、

1速ギヤが噛み合わず
走行不能になることから

サービスキャンペーン
アナウンスされた経緯も!

 

【ホンダリコール等情報】
https://www.honda.co.jp/recall/auto/campaign/190726_KC28.html

 

 

また、これらのトラブルに加え
信号発進など加速する時に

ゴゴゴォ~・・・
ゴロゴロゴロ~・・・

と、気になる異音が
発生するケースなども散見します。

フィット3ハイブリッドを
中古で狙っているのであれば

まずはリコールや
サービスキャンペーンの
改善措置を受けたかどうかは
しっかり確認するのが安心ですし、

中古車販売店の保証で
DCTミッションに不調が出た際に
カバーしてもらえるかも要確認です。

もし保証がなくなにかあっても
自腹で修理なんてなったら

30万や40万はすぐ飛ぶような
高額修理になってしまうので
注意したいポイントであります!

 

 

注意点④:カスタムされたGP5/GP6 フィットハイブリッドの中古車

フィットハイブリッド GP5 カスタム

 

フィット3ハイブリッドの
中古車情報を見ていると

ローダウンやマフラー、
アルミなどセンスよくキマってて

いいね~、わかってるね~^^

と思ってしまうような
カスタム&ドレスアップされた
中古車もよくでていますが、

そんなカスタムされた
フィット3ハイブリッドの
中古を購入するなら

・車検に適合したカスタムか

・カスタムされた部分の
純正部品は残されているか

っていうことは要注意です!

もし車検に適合しない
カスタムがいろいろとされていて
純正パーツも残されていなかったら

車検を通す際や故障した際に
非常に困った状況に陥ります。

フィット3ハイブリッドは
前述したように

純正の中古パーツを探しても
なかなか見つからない状況ですし、

新品の純正部品は
思いのほか高額です。

 

【※車検対応マフラーでも要注意!】
先日、仲のいい整備工場さんからマフラーのお問い合わせがきたのですが、お客さんのクルマには車検対応のマフラーがついてはいるものの経年劣化で音量が大きくなってしまい交換しないと車検がダメだから中古でマフラー探して~とお問い合わせがきたことが!

フィット3ハイブリッド カスタム
【※ヘッドライトやテールランプの「塗装」にも注意!】
整備工場さんから意外と多いのが、表面を黒く塗装してブラックアウトされたヘッドライトの塗装が落とせなくて車検に通せないから安い中古ヘッドライト探して~っていうお問い合わせ。

ヘッドライトやテールランプを塗装してブラックアウトしているカスタム車両はこんな落とし穴があるので注意したいところです・・・

 

そのためカスタムした部分を
元に戻さないと車検が通せないと
指摘されてしまった場合など

泣く泣く高額な新品で
部品交換する羽目に・・・

 

このようなリスクがあるだけに
マフラーやローダウンなどカスタムされた
フィット3ハイブリッドの中古を買うなら

・車検に適合したカスタムか

・カスタムされた部分の
純正部品は残されているか

ということは
しっかり確認してから
購入するのが安心です^^

 

※個人的に困ったのは「社外アルミ」。以前カスタムされたC7のコルベットを買ったんですが車検がきたときにホイール替えないと車検通らないよ~って言われて困ったことが。”なんちゃらフォージド”ってかっこいいホイールだったんですが、認証マークがないだかで車検NGらしくって。。。こんなこともあるので社外アルミもご注意くださいませ~^^

コルベット C7 評価

 

 

⇒GP5/GP6 フィットハイブリッドの中古、故障リスクを回避するには

フィット3ハイブリッド 故障

 

最初にお話しした通り
フィット3ハイブリッドは

「ハイブリッド」であるということが
魅力であり最大の弱点といえます。

ハイブリッド関連部品に
不具合やトラブルが発生すれば

フツーのガソリン車では考えられない
数十万コース覚悟といったような

超高額な修理代の請求書が
空からヒラヒラと舞い降ります。

 

そして低燃費で浮いたガソリン代など
一瞬にして吹飛ぶどころか

ハイブリッド意味ないじゃん(怒)

と、後悔しかねません・・・

また、先ほどお話したように
DCTのトラブルだってありますし!

年数や距離を走った中古車であれば
いろいろな部品にいつ故障が起きても
おかしくない状況がありますが

あなたがフィット3ハイブリッドを
中古で買ってから狙ったように

急に故障する可能性も
ゼロではありません・・・。
ホントこればっかりはわかりません。。。

 

このようなちょっと恐い
故障リスクを回避するために
検討して損はないのが「保証」

中古車販売店が独自に保証を
設定しているケースもありますし、

カーセンサーやグーといった媒体が
中古車に有償で保証をつけることも。

万一の不具合が発生した際に
保証でカバーしてもらえれば

修理代を自腹で払うことなく
クルマを直してもらえちゃうので

多少のコストがかかったとしても
保険として保証をつけるという
選択肢もアリだと思います。

一般ユーザーさんからメールで問い合わせが来る時に
「中古車を買って2週間ですが故障してしまって・・・」
「保証を付けてなかったので自費で修理になります・・・」
「そのため安いリビルト品を探してます・・・」
なんてメッセージが添えられてることも少なくありませんので!

 

 

⇒フィット3ハイブリッドの中古を買う前にもう一つだけ確認しておきたいこと

フィット3ハイブリッド 欲しい

 

フィット3ハイブリッドを
中古で買うなら注意したいポイントなど

部品屋の視点でお伝えし、
リスク回避のこともお話ししました。

あとは狙っている
フィット3ハイブリッドの
中古車があるなら

どうすれば少しでも安く買えるか
っていうことですよね^^

中古車の場合は新車と違って
値引きといった概念がありませんし
もし値引きしてくれる中古車があれば

それは元々その分を見越して
車両価格が高めに設定されていると
考えてもいいと思います。

ではどうやって狙っている
フィット3ハイブリッドの
中古を安く買うか。

それはやっぱり

いま乗っているクルマを
高く買い取ってもらうこと

に尽きると思います。

中古車 買取

 

自分もいまの部品屋の会社を
立ち上げて1年たった時に

やっと軌道に乗ってきたから
クルマ買い替えるか~と思って
ネットの中古車情報を見てたら

前から欲しかった
スカイラインクーペの中古車が

クルマで小一時間くらいの近所に
いいのがでていたんです^^

走行距離も1万㎞ちょっと、
ブレーキキャリパーが
対向4POTにカスタムされていて!

その時に乗ってた車は
新車で買って13年のアコード。

たしか13万㎞位走ってて
まあ過走行の部類ではあったんですが

6MTのスポーツグレードで
根強い人気があるモデルだから

10万や15万にはなるかな~
なんて考えてたんです。

で、スカイラインを見に行った時に
お店の人に下取りを聞いてみると

10年超えてるクルマは
ウチでは買取できないんですよね

なんてことを言われ!
乗ってきた愛車を見もしないでバッサリ・・・

 

まさか下取りがゼロとは
想像もしてなかったんで
これはけっこうショックで・・・

でも見に行ったクルマ
バリモノだったしどうしても欲しい、

だけど月々のローンは安くしないと
軌道に乗ったとはいえまだ綱渡りな
起業1年目なだけに恐いし。

そこで役に立ったのが無料一括査定。

買取できないなんて言われた
いままで乗ってきた13年落ちの車が
ホントに価値がないのか

ネットの一括査定で
ためしに確認してみたんです。

で、何社か回答きたのが
30万~40万!

これだけでもゼロ円からすると
とんでもなくいいですよね^^

でもこの時は結局
45万で買い取ってもらえました!

買取してくれた業者さん、
アコードの中古車を若いお客さんから
探してとバックオーダー受けてて

ちょうど自分のアコードが
そのお客さんの希望にあうとのことで
どうしても売って欲しいと。

で、45万で買い取ってもらえたから
無事お目当てのスカイラインクーペに
乗り換えすることができました^^

CPV35

 

この後もいろいろと乗り換えましたが
一括査定が結局一番高く売れる印象があります。
オークション的なのもやってみましたが
思ったほど値があがらないことが多くて・・・

もしあなたも狙っている
フィット3ハイブリッドの
中古車があるなら

1~2分くらいの入力で
買取相場がチェックできるので
試してみる価値、アリだと思います。

いま乗っているクルマが
想像以上に買取相場が高ければ
高いうちに買い取ってもらって

お目当てのフィット3ハイブリッドに
予定を前倒で乗り換えることも
できちゃいますしね^^

まずは愛車の買取相場だけでも
確認してみてはいかがでしょうか?!

愛車を一括査定に依頼してみる
↓   ↓   ↓