コロンとキュートなデザインに
低燃費や先進の安全装備など
充実した基本性能が
魅力的なスズキの軽・・・
HA37Sのアルト♪
でも、あなたもHA37Sのアルトを
新古車や中古で狙っているなら
いずれにしても気になるのは
買ってから急に故障しないか
っていうことじゃないでしょうか?!
今回はHA37S アルトの
新古車や中古で狙っているなら
注意したい故障や弱点といった部分を
「部品屋の視点」で
解説していきますよ~!
◆目次
弱点①:エアコンの故障
HA37S アルトの
中古を買ったら注意したい
春~秋には整備工場さんから
お問い合わせが増えるのが
・エアコンのコンプレッサー
エアコンのガスを圧縮する
このコンプレッサーですが、
経年劣化によるコンプレッサーの
焼付きや異音といったトラブルが
避けられない状況にあり
年数や距離を重ねた
HA37S アルトの中古車では
いつ壊れてもおかしくない
状況であるともいえます。
エアコンをよく使う時期である
春~秋にかけて特に故障が多く
このエアコンのコンプレッサーの
お問い合わせも増えますが、
注意したいのが
修理代が高いということ。
上の画像にもあるように
エアコンはシステムで成り立っていて
コンプレッサーが焼付いたり
異音がでたりと故障したからといって
コンプレッサーそれだけを
交換すればいいっていうような
単純な話しじゃありません・・・
主に故障の原因になるのが
エキスパンションバルブという
髪の毛の細さ程度しかない
霧吹き器のノズル部分だったり、
リキッドタンクとよばれる
フィルターの役目がある部分で
スラッジなどが詰まり
異常高圧⇒コンプレッサーが故障
といった流れになることが多いので
コンプレッサーや関連したパーツの
部品代+工賃+ガス代と加わっていくと
10万や20万が飛んでいきます!
焼付きやロックでコンプレッサー内部の削れカスがシステム内に回っちゃうとコンデンサーの交換や、配管も全部外して清掃など大事になっちゃいます・・・
※令和3年11月~令和4年4月
に生産されたHA37S アルトには
エアコンに保証期間延長が
アナウンスされています!
【スズキ リコール等情報】
https://www.suzuki.co.jp/recall/car/2023/0526/
エアコンコンプレッサー内部の
耐摩耗性が不十分なことから
急加速走行や登坂走行を繰り返すと
摩耗しエアコン作動時に異音や振動、
冷房が効かない、焼き付きといった
不具合がでる恐れがあることから
新車登録から3年または6万km
といった従来の保証期間から
登録から7年間、走行距離無制限
に保証期間が延長されています。
ただ、注意したいのは
当然のことながら期間を過ぎれば
無償修理はしてもらえませんし、
わざわざ保証期間を延長するほど
不具合が多く出ていると言えるだけに
HA37S アルトの中古を買ったら
注意したいところです。
弱点②:オルタネーター(発電機)
次にHA37S アルトの中古で
注意したい弱点な部品なのが
オルタネーター!
オルタネーターはバッテリーに
電気を供給する発電機ですが
発電時はキンキンに熱くなるため
経年劣化による故障が避けられません。
ヤケドするほどキンキンになります!
この熱の影響なのか
こちらもコンプレッサーと同じく
特に夏場の暑い季節には
整備工場さんからお問合せが多く
修理交換となれば
安価なリビルト品で交換しても
それでも5万コースは覚悟!
そもそもオルタネーターが故障して
発電不良になればバッテリーがあがって
レッカーを呼んだりしたり
バッテリーも交換して・・・など
なにかと費用がかさみがちです!
弱点③:ラジエターからの水漏れ
経年劣化によるトラブルが避けられず
こちらも整備工場さんなどから
お問い合わせが
ちょこまかくるラジエター。
安価な社外新品のラジエターで
修理・交換するにしても
ラジエター本体だけでなく
ホース類などの周辺パーツ代、
冷却水代、交換工賃と加わって
10万コースは覚悟の高額修理に!
で、このラジエターのトラブルは
厄介なことに走行距離が浅くとも
年数がたったことによる経年劣化で
急にトラブルが発生するので
注意したいところです・・・!
私自身も、10年選手だけど3万kmの距離浅な中古車で急に水漏れが発生し困った経験が・・・昨日までは何ともなかったのに朝乗ろうと駐車場に行ったら地面にクーラントが漏れてて・・・(泣)
急にきます、ラジエターの水漏れ!
注意点①:エンジンの中はキレイ?!
HA37S アルトの中古を
購入する前に注意したい、
必ず確認したいのが
エンジン内部が上の画像のように
汚なくなってないかということ。
オイル交換をサボっていると
こんなふうに内部にスラッジがたまり
エンジンが焼付いてしまったり
とんでもない状況に発展する危険性が!
整備工場さんから軽自動車とか中古エンジンの問い合わせを受けた時に在庫状況を調べていると、15万kmとか距離を走っていてもエンジンの中がホントにキレイでオイル交換ちゃんとしてたんだろうな~っていうのもあれば、5~6万kmぐらいでもスラッジやオイル焼けで中が汚くてなんじゃこりゃっていうのもあります!
そのため狙っている
HA37S アルトの中古車があるなら
オイルフィラーキャップを開けて
キャップの裏やエンジンの内部が
汚れていないか要確認です。
ヘドロみたいなスラッジがベッタリついてたらちょっとヤバイです、そのクルマ!
もしこれをしっかり確認せず
エンジンの中がひどい個体を
あなたが中古で買ってしまったら
後々エンジン焼付きなどの
リスクがあなたに降りかかってきます!
また、オイル交換もされず
「乗りっぱなし」にされてたような
愛情なく乗られていた
中古車をつかんでしまったら
後になってからいろいろと
トラブルが出る可能性があるので
用心したいところ・・・
中古車のいわゆる
「当たり」「ハズレ」って
愛情もって乗られていたかが
大きく関与していると思います。
オイル交換のような
基本的なメンテナンスさえ
されていなかったようなクルマだと
下駄がわりにラフに運転されて
大切にされてなかったなんてことも
想像できてしまいます。
そんな状況ではなにかとヤレや
劣化がでてしまいがちですので、
ハズレの中古車をつかまないためにも
エンジンの中がキレイかどうかや
オイル交換とかが定期的にされてたかを
当たり、ハズレの判断材料の一つとして
チェックするのがおススメです^^
あと自分が中古車を買うときにチェックするポイントは座席のサポート部分とかにひどいシワやヨレ、擦れたり劣化がないかってのはよく見ます。
こういった部分も前述したような
「愛されていたかどうか」
「気遣いある扱いがされてたか」
といった前オーナー像がわかる
ポイントだと思っていますので。
注意点②:HA37Sのアルトはぶつけると高くつく!
HA37S アルトの中古を買ったら
ホントに注意したいのが
「ぶつけると修理代が高い」
ということ!
クルマはぶつけて壊せば
修理代が高くつくものですが、
それでもドアやバンパーなど
同色の中古部品が見つかれば
鈑金・塗装で修理するよりも
大幅に修理代を圧縮できます。
HA37S アルトはドアやバンパー、
ヘッドライト、フェンダーや
ドアミラー、リヤゲートなど
みんなぶつけてしまうからか
いろいろな外装部品の中古が
なかなか見つからない状況です。
変わった色、レアなカラーリングはホント絶望的で・・・
で、HA37Sのアルトを
買ったら特に注意をしたいのが
「リヤゲート」をぶつけて壊すと
大変な目にあうということ。
ハッチバックのクルマ特有の
上に開くこのリアのハッチゲート。
この画像からもわかるように
HA37S アルトのリヤバンパーは
厚みのない薄~いデザインなので
後ろまわりをぶつけると
リヤゲートもグッチャリといく
危険性がありますが
このリヤゲート修理代が
刺激的に高いんです・・・
運よく同じ色の中古が見つかっても
10万前後は飛んでいきますし、
タイミング悪く中古で同色の
リヤゲートが見つからず
さらには板金修理できないほど
ガッツリと凹ませた時には
新品のリヤゲートに塗装して
ガラスを脱着して・・・と、
20万や30万が飛んでいく高額修理に!
このような状況なのであなたも
HA37Sのアルトを中古で買ったら
ぶつけると高くつくというのは
覚えておきたいポイントであります!
でも、HA37Sのアルトには「自動ブレーキ」とかかがあるからリヤゲートなんかぶつけることってないんじゃないの?
はい、確かにHA37S アルトには
先進の安全装備である後退時の
自動ブレーキなどの設定がありますが
それでも100%事故を
防いでくれるわけではありません。
この手のブレーキサポートが装着された
新しい軽自動車とかでも板金工場さんから
意外とリヤゲートとかリヤバンパーの
お問い合わせが来るんですが
話しを聞くと「自損事故」ってことも
実は少なくないんです・・・
そのためあなたも
HA37S アルトの中古を買ったら
ぶつけないように
注意したいところです!
先日も取引先の方が、某アイサイト最新Verを搭載した車でバック駐車しようとした際にあやうく後ろのクルマに突っ込むところだったと・・・!
その駐車場は狭くて輪止めのない駐車場で、左前の壁とかに気を取られて後方のチェックを怠っていたから、後ろのクルマにあと1cmでぶつかるところだったと!(指一本分しか隙間がなく、ホント焦ったとのことで・・・)
ここで興味深いのが、いつもならこんな状況なら事前に警告音とか進まなくなったりと安全機能が働くのに、この時には何も反応しなかったらしく・・・
安全装備があっても100%カンペキはないだけに、駐車時などぶつけないよう注意したいところです!
注意点③:新古車・未使用車の保証継承
HA37S アルトの
中古車情報を見てると
・届け出済み未使用車
といった記載のある
走行距離「10km」とかの
新古車、未使用車もよくでてますが
そんなHA37S アルトの
新古車・未使用車や、
距離を走っていても
新車保証の期間内の年式が新しい
中古車を買うなら注意したいのが
新車の保証継承!
新車を買うと自動車メーカーの
「保証」が付帯されてきますが
新古車・未使用車を購入した際には
「保証継承の手続き」をしないと
新車の保証が受けられません・・・
この手続きには2~3万程度の
費用がかかりますが
あなたも新古車・未使用車を
購入するならケチらずに
ちゃんと手続するのがおススメです!
でも、新古車や未使用車って
新車みたいなもんなんだし
保証継承なんかしなくたって
壊れることなんてないんじゃないの?
って思うかもしれませんが
意外とそうでもないのが怖いところで・・・
実際、日々の部品屋の仕事の中で
仲のいい中古車屋さんとかから
新車登録から半年とか
1年もたっていないようなクルマで
部品のお問い合わせがくるんですが
・メーターが動かないから中古で探して
・ナビが故障したから中古でない?
なんて感じで電話が来ます。
でも、新車登録から
半年や1年しかたってないクルマだから
「新車の保証」で
交換してもらえないんですか?
ってオヤジさんに言ってみると・・・
このお客さん、他の中古車屋で新古車で買ったんだけど、保証継承ケチって手続きしてないから保証を受けられないんだよ~。買った店とは「言った・言わない」で揉めてラチがあかないからウチにきたんだけどさ~
なんて話しが!
これが1度や2度なら
たまたまかな~と思うんですが
けっこうこんな話しで
部品のお問い合わせがきますし、
中古車屋のオヤジさんとかに聞いても
この手の話しは意外と少なくないそうで。
ほぼ新車と言っていいような
新古車・未使用車ですが
新しいクルマなのに
運悪く部品が壊れるっていうのは
ゼロではない状況ですし、
ちょっとした部品が壊れれば
5万や10万が飛んでいきますし、
エンジンやミッションみたいな
大物部品が壊れようものなら
数十万~が飛んでいくだけに
あなたもHA37S アルトの
新古車・未使用車を狙っているなら
中古車販売店サイドに
保証継承はどうなっているか
しっかり確認するのが安心ですし
別途2~3万程度の
手続き費用がかかるなら
そこはケチらず保証継承するのが
転ばぬ先の杖だと思います・・・!
注意点④:事故の際にエアバッグが展開しない危険性
令和4年11/14~12/13
の期間に生産された
HA37Sのアルトは、
エアバッグの展開を制御する
コントローラーの不良から
事故の際にエアバッグが展開しない
危険性があることから
リコールがアナウンスされた
経緯があります。
【国土交通省リコール情報】
https://www.mlit.go.jp/report/press/jidosha08_hh_004675.html
改善措置としては、
エアバッグコントローラを
良品に交換する
といった措置がとられています。
あなたが狙っている
HA37S アルトの中古が
リコールに該当する車両なら
改善措置を受けたかどうか
しっかり確認するのが安心です。
でもリコールの改善措置なんて
別に確認なんかしなくたって
ちゃんとやってんじゃないの?
そう思うかもしれませんが
それがですね、そうでもないんです。
普段整備工場さんから
部品の問い合わせがきた時に
依頼された部品を調べてると
あれ?これリコールになってますよ!?
なんてことがちょこまかあります。
どういう経緯で
リコールの改善措置を受けていない
状況になってしまったかは不明ですが
こういったやり取りも
日々の仕事の中で少なくありません。
万一の際にエアバッグが開かないという
非常に危険な不具合なだけに
お目当てのHA37S アルトの中古が
このリコールに該当するなら
購入前にリコールの対策がされたか
履歴を確認しておくのが安心です!
⇒HA37S アルトの中古、故障リスクを回避するには
ここまでお話してきたように
HA37S アルトの中古車には
いろいろ注意したい弱点ともいうべき
不具合が避けられない部品がありますが
距離を走った中古車であれば
いつ故障が起きてもおかしくない
状況なのは認識しておきたいところ。
弱点のところでお話しした
エアコンのコンプレッサーや
発電機である
オルタネーターなど以外にも、
・セルモーター(スターター)
・CVTミッション
・ドアミラーやヘッドライト
・センサー部品
・ナビなどの電装品etc.
と、経年劣化によって
故障が避けられない部品が
いろいろ潜んでいますが
あなたがHA37S アルトの中古を
買ってからすぐに故障する可能性も
ゼロではありません。
こればっかりはホントわかりません・・・
このようなリスクを回避するために
検討して損はないのが「保証」。
中古車販売店が独自に保証を
設定しているケースもありますし、
カーセンサーやグーといった媒体が
中古車に有償で保証をつけることも。
万一の不具合が発生した際に
保証でカバーしてもらえれば
修理代を自腹で払うことなく
クルマを直してもらえちゃうので
多少のコストがかかったとしても
保険として保証をつけるという
選択肢もアリだと思います。
※一般ユーザーさんからメールで問い合わせが来る時に「中古車を買って2週間ですが故障してしてしまいましたが修理代の見積もりが20万近くって言われ・・・保証を付けてなかったので自費で修理になります。そのため安いリビルト品を探してます」なんてメッセージが添えられてることも少なくありませんので!
※また、中古車販売店の保証に加え自動車保険でも「故障保証」を月々わずかな費用で受けられるものもあるので検討する価値ありだと思います^^
⇒HA37S アルトの中古を買う前にもう一つだけ確認しておきたいこと
HA37S アルトの新古車や中古を
買うなら注意したいポイントなど
部品屋の視点でお伝えし、
リスク回避のこともお話ししました。
あとは狙っている
HA37S アルトの中古があるなら
どうすれば少しでも安く買えるか
っていうことですよね^^
中古車の場合は新車と違って
値引きといった概念がありませんし
もし値引きしてくれる中古車があれば
それは元々その分を見越して
車両価格が高めに設定されていると
考えてもいいと思います。
ではどうやって狙っている
HA37S アルトの中古を安く買うか。
それはやっぱり
いま乗っているクルマを
高く買い取ってもらうこと
に尽きると思います。
自分もいまの部品屋の会社を
立ち上げて1年たった時に
やっと軌道に乗ってきたから
クルマ買い替えるか~と思って
ネットの中古車情報を見てたら
前から欲しかった
スカイラインクーペの中古車が
クルマで小一時間くらいの近所に
いいのがでていたんです^^
走行距離も1万㎞ちょっと、
ブレーキキャリパーが
対向4POTにカスタムされていて!
その時に乗ってた車は
新車で買って13年のアコード。
たしか13万㎞位走ってて
まあ過走行の部類ではあったんですが
6MTのスポーツグレードで
根強い人気があるモデルだから
10万や15万にはなるかな~
なんて考えてたんです。
で、スカイラインを見に行った時に
お店の人に下取りを聞いてみると
10年超えてるクルマは
ウチでは買取できないんですよね
なんてことを言われ!
乗ってきた愛車を見もしないでバッサリ・・・
まさか下取りがゼロとは
想像もしてなかったんで
これはけっこうショックで・・・
でも見に行ったクルマ
バリモノだったしどうしても欲しい、
だけど月々のローンは安くしないと
軌道に乗ったとはいえまだ綱渡りな
起業1年目なだけに恐いし。
そこで役に立ったのが無料一括査定。
買取できないなんて言われた
いままで乗ってきた13年落ちの車が
ホントに価値がないのか
ネットの一括査定で
ためしに確認してみたんです。
で、何社か回答きたのが
30万~40万!
これだけでもゼロ円からすると
とんでもなくいいですよね^^
でもこの時は結局
45万で買い取ってもらえました!
買取してくれた業者さん、
アコードの中古車を若いお客さんから
探してとバックオーダー受けてて
ちょうど自分のアコードが
そのお客さんの希望にあうとのことで
どうしても売って欲しいと。
で、45万で買い取ってもらえたから
無事お目当てのスカイラインクーペに
乗り換えすることができました^^
この後もいろいろ乗換えましたが
結局のところ一括査定をお願いするのが
一番高く売れる印象があります。
オークション的なのもやってみましたが思ったほど値があがらないことが多くて・・・
もしあなたも狙っている
HA37S アルトの中古車があるなら
1~2分くらいの入力で
買取相場がチェックできるので
試してみる価値、アリだと思います。
いま乗っているクルマが
想像以上に買取相場が高ければ
高いうちに買い取ってもらって
お目当てのHA37S アルトに
予定を前倒で乗り換えることも
できちゃいますしね^^
まずは愛車の買取相場だけでも
確認してみてはいかがでしょうか?!
愛車を一括査定に依頼してみる
↓ ↓ ↓