シエンタハイブリッドの弱点や故障を【部品屋の視点】で解説するよ

シエンタハイブリッド 欲しい

スタイリッシュなデザインと
コンパクトなサイズながら

広々で使い勝手の良さが光る
ハイブリッドミニバン・・・

シエンタハイブリッド!

そんなシエンタハイブリッドの
中古相場をチェックしてみると

コミコミ150万ぐらいのだと
けっこう「事故歴(修復歴)アリ」
のものが多い感じで

事故歴がないのだとそこそこ距離を
走っている感じでしょうか?!

距離を走っていない
シエンタハイブリッドの中古だと
まだまだいい値段しているような

人気の高さがうかがえる
中古車相場になっていますが

いずれにしても心配なのは
シエンタハイブリッドの中古を
買ってから急に故障とかしないか
ということじゃないでしょうか。

シエンタHV 中古車

今回はそんなNHP170Gの
シエンタハイブリッドを

中古で狙っているなら注意したい
故障や弱点といった部分を

「部品屋の視点」
解説していきますよ~!

 





 

 

ハイブリッド車であることが弱点!?

 

シエンタハイブリッドは
ハイブリッド車だからいいのに
何を言ってるのこの人は!?

って思われちゃうかもしれませんが
普段、自動車部品を卸す仕事をしてると

ハイブリッド車の「怖さ」
感じる出来事がちょこまかあります。

ハイブリッドシステム 参考画像

ご存知の通りハイブリッド車は
普通のガソリンなど車にはない

・駆動用モーター

・ハイブリッド用バッテリー

・インバーター

・電動エアコン

といったハイブリッド特有の部品が
数多く採用されていますが

これらの部品が故障すると
どえらい修理代に発展して

燃費がよくて浮いたガソリン代など
一瞬にして吹飛ぶ悲惨な状況に!

先日も某ハイブリッドの
ミニバンに乗る一般ユーザーさんから

悲痛なメッセージとともに
部品の問い合わせがあったのですが
その内容はどんなかというと・・・

駆動用バッテリーと、インバーターが故障して、ディーラーで82万と言われました。あまりにも高いので安い中古はありますでしょうか。宜しくお願いします。

 

いや~82万って・・・

これは極端な例かもしれませんが
ハイブリッドの関連部品が故障すると
20万や30万はすぐ飛ぶので

故障した際に「高くつく」というのが
ハイブリッドの最大の弱点と言っても
過言ではありません!

 

 

⇒注意したい電動ドアミラーの不具合

シエンタハイブリッド 故障

シエンタハイブリッドで
注意したいトラブルとして

電動ドアミラーの開閉不良の
不具合が挙げられます。

 

【トヨタ ドアミラー保証延長】
https://toyota.jp/recall/kaisyu/170821.html

トヨタ ドアミラー故障

平成27年5月~28年9月
生産されたシエンタハイブリッドは

ドアミラー内部のリトラクターという
樹脂部品が直射日光などの温度上昇で
膨張して動きが鈍くなり

電動で閉じたり開けたりが
できなくなってしまう不具合が
発生することがあるため

無償修理がアナウンスされた
経緯があるんです!

【※リトラクターってこんな部品】
トヨタ ドアミラー故障

この無償修理は従来の新車登録から
3年または6万㎞以内という条件から

新車登録から7年
(走行距離制限はなし)

と延長されて期間内は
タダで修理してもらえるので

シエンタハイブリッドの
中古をあなたも購入してから
ドアミラーが動かなくなったら

この無償修理の話を思い出して
ディーラーに相談してみるのが
おススメです。

※夏場や気温28℃以上になると不具合が出るなど
国土交通省に意見がけっこう寄せられているので
注意したいところです・・・

実際に仲のいい整備工場さんから
「27℃超えるとドアミラーが動かないって
お客さんが言ってんだけどさ~」
なんて言いながら問い合わせがきたことも!

 

ただ、当然のことながら
延長された保証期間も過ぎたら

ドアミラーに不具合がでても
無償での対応はしてもらえません。

 

わざわざ保証期間を延長するほど
不具合が多いともいえるだけに

シエンタハイブリッドの中古を買うなら
注意したいポイントであります!

 

 

⇒水漏れでエンジン故障の危険性

 

シエンタハイブリッドには
要注意なリコールがあります。

 

⇒エンジンルーム内に水が入り
エンジンが故障する危険性

 

【国土交通省リコール情報】
http://www.mlit.go.jp/report/press/jidosha08_hh_003411.html

平成27年5/7~30年9/3
生産されたシエンタハイブリッドは

エンジンルーム後部の
防水構造が不適切なことから
集中豪雨など多量の水がかかると
エンジンに水がかかってしまい

インジェクター取付部から
エンジンの中に水が入る危険性が!

そして異音が発生したり
エンジンが破損するおそれから

リコールがアナウンスされた
経緯があります。

このトラブルは実際に
少なくとも152件も発生して
リコールに発展していますし

いまは昔と違って
バケツをひっくり返したような
急な大雨なんてのが多いだけに

あなたが狙っている
シエンタハイブリッドの中古が
リコールに該当する車両なら

改善措置を受けたか
しっかり確認したいところです。

 

でもリコールの改善措置なんて
別に確認なんかしなくたって
ちゃんとやってんじゃないの?

 

そう思うかもしれませんが
それがですね、そうでもないんです。

普段整備工場さんから
部品の問い合わせがきた時に
依頼された部品を調べてると

あれ?これリコール対象ですよ?

なんてことがちょこまかあります。

どういう経緯で
リコールの改善措置を受けていない
状況になってしまったかは不明ですが

こういったやり取りも
日々の仕事の中で少なくないので

お目当ての中古車を買う前に
ちゃんとリコールの対策がされているか
履歴を確認しておくのが安心です。

 

 

⇒シエンタハイブリッドはぶつけると高くつく!

板金修理

あなたもシエンタハイブリッドを
中古で買ったら注意したいのが

「ぶつけると修理代が高い」

ということ!

クルマはぶつけて壊せば
修理代が高くつくものですが、

それでもドアやバンパーなど
同色の中古部品が見つかれば

鈑金・塗装で修理するよりも
大幅に修理代を圧縮できます。

しかしシエンタハイブリッドは
みんなぶつけてしまうからなのか

台数が売れている割には
バンパーなどの外装部品の中古が

まだまだ数が少なく
なかなか見つからない状況です。
※あまり見ない色だとホント見つかりません・・・

そしてシエンタハイブリッドで
特に注意で絶対ぶつけちゃダメなのが
リヤゲート(ハッチゲート)!

シエンタハイブリッド 注意点

上の画像を見てわかるとおり
シエンタハイブリッドは
リヤバンパーが非常に薄いので

後ろ回りをぶつけると
リヤゲートまで潰れちゃう
可能性が高い状況にあります。
(ゲート自体もだいぶ下まで伸びてますし!)

そしてこのリヤゲートを
ぶつけて壊すと修理代が高い!

新品で交換となると
塗装代やガラスの脱着工賃など
20万コースも覚悟の状況ですし、

このあいだ板金屋さんから
リヤゲートの問い合わせがあった時に
たまたま中古が見つかったんですが

それでも10万近い金額で
ビックリしてたのは言うまでもなく!

このようにシエンタハイブリッドは
特にリヤゲートをぶつけてしまうと
とんでもなく高くつくので注意です!

板金修理

 

 

故障リスクを回避するには

シエンタハイブリッド 評価

最初にお話しした通り
NH170Gシエンタハイブリッドは
「ハイブリッド」であることが
魅力であり最大の弱点といえます。

ハイブリッド関連部品に
不具合やトラブルが発生すれば

フツーのガソリン車では考えられない
30万や40万といったような

超高額な修理代の請求書が
空からヒラヒラと舞い降ります。

そして低燃費で浮いたガソリン代など
一瞬にして吹飛ぶどころか

ハイブリッド意味ないじゃん(怒)

と、後悔しかねません・・・

年数や距離を走った中古車であれば
いろいろな部品にいつ故障が起きても
おかしくない状況があるだけに
このリスクは認識したいところです。

そしてあなたがNHP170の
シエンタハイブリッドを
中古で購入してから

すぐに故障する可能性も
ゼロではありません・・・。
ホントこればっかりはわかりません。。。

このようなちょっと恐い
故障リスクを回避するために
検討して損はないのが「保証」

中古車販売店が独自に保証を
設定しているケースもありますし、

カーセンサーやグーといった媒体が
中古車に有償で保証をつけることも。

万一の不具合が発生した際に
保証でカバーしてもらえれば

修理代を自腹で払うことなく
クルマを直してもらえちゃうので

多少のコストがかかったとしても
保険として保証をつけるという
選択肢もアリだと思います。

一般ユーザーさんからメールで問い合わせが来る時に
「中古車を買って2週間ですが故障してしまって・・・」
「保証を付けてなかったので自費で修理になります・・・」
「そのため安いリビルト品を探してます・・・」
なんてメッセージが添えられてることも少なくありませんので!

 

 

⇒シエンタハイブリッドの中古を買う前にもう一つだけ確認しておきたいこと

シエンタハイブリッド 中古車

シエンタハイブリッドの中古を
購入するなら注意したいポイントなど

部品屋の視点でお伝えし、
リスク回避のこともお話ししました。

あとはあなたが狙っている
シエンタハイブリッドの
中古車があるなら

どうすれば少しでも安く買えるか
っていうことですよね^^

中古車の場合は新車と違って
値引きといった概念がありませんし
もし値引きしてくれる中古車があれば

それは元々その分を見越して
車両価格が高めに設定されていると
考えてもいいと思います。

ではどうやって狙っている
シエンタハイブリッドの
中古を安く買うか。

それはやっぱり

いま乗っているクルマを
高く買い取ってもらうこと

に尽きると思います。

中古車 買取

自分もいまの部品屋の会社を
立ち上げて1年たった時に

やっと軌道に乗ってきたから
クルマ買い替えるか~と思って
ネットの中古車情報を見てたら

前から欲しかった
V35のスカイラインクーペの中古が

クルマで小一時間くらいの近所に
いいのがでてたんです^^

走行距離も1万㎞ちょっと、
ブレーキキャリパーが
対向4POTにカスタムされてて!

その時に乗ってた車は
新車で買って13年のアコード。

たしか13万㎞位走ってて
まあ過走行の部類ではあったんですが

6MTのスポーツグレードで
根強い人気があるモデルだから

10万や15万にはなるかな~
なんて考えてたんです。

で、スカイラインを見に行った時に
お店の人に下取りを聞いてみると

10年超えてるクルマは
ウチでは買取できないんですよね

なんてことを言われ!
乗ってきた愛車を見もしないでバッサリ・・・

まさか下取りがゼロとは
想像もしてなかったんで
これはけっこうショックで・・・

でも見に行ったクルマ
バリモノだったしどうしても欲しい、

だけど月々のローンは安くしないと
軌道に乗ったとはいえまだ綱渡りな
起業1年目なだけに恐いし。

そこで役に立ったのが無料一括査定。

買取できないなんて言われた
いままで乗ってきた13年落ちの車が
ホントに価値がないのか

ネットの一括査定で
ためしに確認してみたんです。

で、何社か回答きたのが
30万~40万!

これだけでもゼロ円からすると
とんでもなくいいですよね^^

でもこの時は結局
45万で買い取ってもらえました!

買取してくれた業者さん、
アコードの中古車を若いお客さんから
探してとバックオーダー受けてて

ちょうど自分のアコードが
そのお客さんの希望にあうとのことで
どうしても売って欲しいと。

で、45万で買い取ってもらえたから
無事お目当てのスカイラインクーペに
乗り換えすることができました^^

CPV35

この後もいろいろと乗り換えましたが
一括査定が結局一番高く売れる印象があります。
オークション的なのもやってみましたが
思ったほど値があがらないことが多くて・・・

もしあなたも狙っている
シエンタハイブリッドの
中古車があるなら

1~2分くらいの入力で
買取相場がチェックできるので
試してみる価値、アリだと思います。

いま乗っているクルマが
想像以上に買取相場が高ければ
高いうちに買い取ってもらって

狙っているシエンタハイブリッドに
予定を前倒で乗り換えることも
できちゃいますしね^^

まずは愛車の買取相場だけでも
確認してみてはいかがでしょうか!?

愛車を一括査定に依頼してみる
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