ラグジュアリーなオーラ漂う
ハイエンドミニバン・・・
初代 20ヴェルファイア!
インテリアに目を向けてみても
高級ミニバンにふさわしい
質感高く贅沢な空間が広がり
ゆったりとくつろげるだけでなく
高級車ならではな満足感や
優越感をもたらしてくれる・・・
そんな20ヴェルファイアの
中古車相場をチェックしてみると、
コミコミ150万ぐらいの価格帯でも
10万㎞前後は走ってるような
20ヴェルファイアの
人気の高さがうかがえる
中古車相場だな~と!
買うときに高いっていうことは、乗換えとかで売る時にも高く買い取ってもらえる傾向にあってリセールが期待できるっていうことですけど^^
でも20ヴェルファイアは
年数がたってきているだけに
あなたも中古で狙っているなら
いずれにしても気になるのは
20ヴェルファイアの中古を買った後に
急に故障や不具合がでないか
っていうことじゃないでしょうか。
「部品屋」の立場から言うと
20ヴェルファイアで弱点といえる
部品がいくつかあります・・・!
◆目次
弱点①:オルタネーター(発電機)
ANH20をはじめとした
20ヴェルファイアでは
このオルタネーターの故障で
整備工場さんからの問合せが
少なくありません。
オルタネーターってこんな部品:参考画像
20ヴェルファイアの
発電機であるオルタネーターは
特に上の画像の矢印部分、
ベルトがかかる「プーリー」に
クラッチ機構が組み込まれていて
ひどいベルト鳴きなどの
不具合・トラブルも多い状況です。
オルタネーターが故障すれば
発電不良でバッテリーがあがり、
走行中にエンストしたり
ウンともスンとも言わなくなって
エンジンもかからず走行不能と
非常に困った状況に陥ります。
また、オルタネーターが
発電する際には
かなり発熱しヤケドするくらいに
キンキンに熱くなりますから
どうしても熱の影響なんかで
内部の電子部品がパンクして
故障が避けられませんが、
安価なリビルト品で交換しても
5万オーバーの修理代は覚悟、
エンジンがかからなくなれば
整備工場まで運ぶレッカー代も
降りかかってきます。
弱点②:意外と多いエアコンの故障
20ヴェルファイアで注意したい
発電機であるオルタネーターの
故障の他に
春~秋に整備工場さんから
お問い合わせが多いのが
・エアコンのコンプレッサー
エアコンのガスを圧縮するのが
コンプレッサーですが
20ヴェルファイアは
年数がたってきているだけに
経年劣化によるコンプレッサーの
焼付きや異音といったトラブルが
避けられない状況にあり
いつ壊れてもおかしくない
状況であるともいえます。
春~秋にかけて故障が多く
このエアコンのコンプレッサーの
お問い合わせも増えますが、
注意したいのが
修理代が高いということ。
上の画像にもあるように
エアコンはシステムで成り立っていて
コンプレッサーが焼付いたり
異音がでたりと故障したからといって
コンプレッサーそれだけを
交換すればいいっていうような
単純な話しじゃありません・・・
主に故障の原因になるのが
エキスパンションバルブという
髪の毛の細さ程度しかない
霧吹き器のノズル部分だったり、
リキッドタンクとよばれる
フィルターの役目がある部分で
スラッジなどが詰まり
異常高圧⇒コンプレッサーが故障
といった流れになることが多いので
コンプレッサーや関連したパーツの
部品代+工賃+ガス代と加わっていくと
10万や20万が飛んでいきます!
焼付きやロックでコンプレッサー内部の削れカスがシステム内に回っちゃうとコンデンサーの交換や、配管も全部外して清掃など大事になっちゃいます・・・
弱点③:ラジエターからの水漏れ
経年劣化によるトラブルが避けられず
こちらも整備工場さんなどから
お問い合わせが
ちょこまかくるラジエター。
安価な社外新品のラジエターで
修理・交換するにしても
ラジエター本体だけでなく
ホース類などの周辺パーツ代、
冷却水代、交換工賃と加わって
10万コースは覚悟の高額修理に!
で、このラジエターのトラブルは
厄介なことに走行距離が浅くとも
年数がたったことによる経年劣化で
急にトラブルが発生するので
注意したいところです・・・!
私自身も、10年選手だけど3万kmの距離浅な中古車で急に水漏れが発生し困った経験が・・・昨日までは何ともなかったのに朝乗ろうと駐車場に行ったら地面にクーラントが漏れてて・・・(泣)
急にきます、ラジエターの水漏れ!
注意点①:20ヴェルファイアは中古部品が見つからない
次に20ヴェルファイアを買うなら
注意したいポイントなのが、
中古部品の流通が少ない
ということ。
整備工場さんから車検がらみで
社外ヘッドライトとマフラーが
NGだから探してくれと言われたり、
板金屋さんから
バンパーやフェンダーを
同色で探してくれ~ときますが
これだけ人気のミニバンなのに
なぜかバンパーとかヘッドライトとか
中古を探しても見つからないことが。
※廃車になった20ヴェルファイアがクルマ丸ごと海外へ輸出されてしまって部品取りされないってこともありますね・・・
このように20ヴェルファイアは
不思議と中古部品・解体部品の
流通が少ないので
カスタムされた中古車を買うなら
ノーマルの部品は残っているか、
カスタムされた箇所は
車検適合かどうかは要確認です。
じゃないと買った後に
部品交換することになったら
安い中古が見つからなくて
高額な新品を買う羽目になるので!
また、こんなことが関係して
ぶつけると高くつくというのも
覚えておいて損はないポイントです。
注意点②:20ヴェルファイアで注意したいリコール
あなたが狙っている
20ヴェルファイアの中古が
2.4リッターエンジン搭載の
ANH20W:前輪駆動車
ANH25W:4WD車
各モデルなら買う前に
絶対に確認しておきたい
要注意なリコールがあります。
それは、エンジンオイルが減る
2AZエンジンに出されたリコール。
【トヨタリコール情報】
H20年4月~25年7月に
生産された2.4リッターの
20ヴェルファイアが該当し、
ブレーキを踏まずに
エンジンブレーキで減速するような
運転をしているとエンジンオイルが
負圧によって燃焼室まで吸い上げられ
オイルが燃やされ減ってしまうという
ちょっと恐い不具合・トラブル。
改善措置として
・ECUのデータ書き換え
・ピストンやピストンリング
オイルノズルを改良品に交換
といった大がかりなことまで
「無償対応」されています。
でも、ここで注意したいのが
無償対応は時限措置ということ。
新車登録から9年以内は
エンジンオイルが減る症状に対し
無償で改善措置が受けられましたが
20ヴェルファイアは
延長した期間も過ぎているので
タダで直してはもらえません・・・
オイルが減るという
エンジン焼付きにつながりかねない
危険な不具合・トラブルですし、
自費で改善措置を受けるとなったら
大変な出費に見舞われるので
要注意なポイントであります!
このトラブルが原因なのか
普段の仕事でもちょこまかと
・中古のエンジン探してくれ
・リビルトエンジンいくら?
って問合せが来ます。
そのためお目当ての
20ヴェルファイアの中古が
2.4Lエンジン搭載モデルなら
エンジンオイルの減りがないか、
改善措置を受けた個体かどうか
確認しておくのが安心です。
でもリコールとかの改善措置って
別に確認なんかしなくたって
ちゃんとやってんじゃないの?
と、思うかもしれませんが
それがですね、そうでもないんです。
普段整備工場さんから
部品の問い合わせがきた時に
依頼された部品を調べてると
あれ?これリコール対象ですよ
ディーラーに行けば
タダで交換してもらえますよ
なんて案内することが
ちょこまかあるんです。
どういう経緯で
リコールの改善措置を受けていない
状況になってしまったかは不明ですが
こういったやり取りも
日々の仕事の中で少なくないので
お目当ての中古車を買う前に
ちゃんとリコールの対策がされたか
履歴を確認しておくのが安心です。
注意点③:ホワイトパールの「色ハゲ」
ホワイトパールクリスタルシャイン
色番号:070の車体色は注意!
塗装が剥げるトラブル発生中!!
【トヨタリコール等情報】
https://toyota.jp/recall/kaisyu/190403.html
2008年4月~2014年12月
の期間に生産された
ANH20W:2.4L 前輪駆動車
ANH25W:2.4L 4WD車
GGH20W:3.5L 前輪駆動車
GGH25W:3.5L 4WD車
これらホワイトパールの
20ヴェルファイアの各モデルは、
太陽光や雨水などの影響で
塗装がはがれるトラブルが
発生することから
保証期間の延長がアナウンスされ、
新車登録から10年以内に
塗装はがれが発生した場合に
無料で再塗装するという
措置が取られています。
※ボディパネルに限る。バンパーやドアミラーなどは対象外
ただ、塗装に関する
保証期間が延長されたとはいえ
当然のことながら期間を過ぎれば
無償での対応はしてもらえません。
わざわざ保証期間が
延長されるほどトラブルが多いだけに
あなたが狙っている
20ヴェルファイアの中古が
ホワイトパールの塗装色なら
ドアやボンネットなど
クリアがはがれていたり
塗装が剥げていたりしないか
しっかりチェックしたいところです。
特に延長された保証期間も経過してしまった中古車なら入念に塗装状態は確認しておくのが安心です!
注意点④:テールランプにトラブル多発!
普段整備工場さんから
意外とお問い合わせが多いのが
テールランプを中古で探して~
っていうもの。
頻繁にいろいろなところから
お問い合わせが入ってくるので
なんでだろうと思い
話しを聞いてみると・・・
・水漏れしている
・LEDの球切れ
といった不具合が
よく出ているようで!
で、安い中古がないか
お問い合わせがよく来ているのですが
前述したように20ヴェルファイアは
廃車や事故車がクルマ丸ごとで
輸出されてしまうクルマですし、
トラブルが多いテールランプだけに
中古を探してもなかなかありません。
新品だと外側で約4万、
内側が約3万といい値段です!
普段の仕事の中で整備工場さんから
よくお問い合わせが来る
=それだけ壊れているだけに
あなたも20ヴェルファイアを
中古で狙っているなら注意したい
ポイントであります!
つい先日も仲のいい整備工場さんから車検まであと2か月あるから中古で探して~と宿題をもらって探し続けましたがやっぱりというか、案の定というかまったく出物がなくって・・・なんてことがあったばかりです!
注意点⑤:カスタムされた20ヴェルファイアの中古車
ローダウンや社外アルミなど
センスよくオシャレにキマってて
いいね~、わかってるね~^^
と思ってしまうような
カスタム&ドレスアップされた
20ヴェルファイアの中古を
買うなら注意したいのが
・車検に適合したカスタムか
・カスタムされた部分の
純正部品は残されているか
っていうこと。
もし車検に適合しない
カスタムがいろいろとされていて
純正パーツも残されていなかったら
車検を通す際や故障した際に
非常に困った状況に陥ります。
【※車検対応マフラーでも要注意!】
先日、仲のいい整備工場さんからマフラーのお問い合わせがきたのですが、お客さんのクルマには車検対応のマフラーがついてはいるものの経年劣化で音量が大きくなってしまい交換しないと車検がダメだから中古でマフラー探して~とお問い合わせがきたことが!
※ヘッドライトやテールランプの「塗装」にも注意!
先日、仲のいい整備工場さんから表面を黒く塗装してブラックアウトされたヘッドライトの塗装が落とせなくて車検に通せないから安い中古ヘッドライト探して~とお問い合わせがきたことが!
ヘッドライトやテールランプを塗装してブラックアウトしているカスタム車両はこんな落とし穴があるので注意したいところです・・・
20ヴェルファイアは前述したように
純正の中古パーツを探しても
なかなか見つからない状況ですし、
そのためカスタムした部分を
元に戻さないと車検が通せないと
指摘されてしまった場合などには
泣く泣く高額な新品で
部品交換する羽目に・・・
すぐに10万や20万が飛んでいくような!
このようなリスクがあるだけに
ローダウンなどカスタムされた
20ヴェルファイアの中古を買うなら
・車検に適合したカスタムか
・カスタムされた部分の
純正部品は残されているか
ということは
しっかり確認してから
購入するのが安心です^^
※個人的に困ったのは「社外アルミ」。以前カスタムされたC7のコルベットを買ったんですが車検がきたときにホイール替えないと車検通らないよ~って言われて困ったことが。”なんちゃらフォージド”ってかっこいいホイールだったんですが、認証マークがないだかで車検NGらしくって。。。こんなこともあるので社外アルミもご注意くださいませ~^^
⇒20ヴェルファイアの中古、故障リスクを回避するには
20ヴェルファイアは
年数がたってきていますし、
距離を走った中古車であれば
いつ故障が起きてもおかしくない
状況なのは認識しておきたいところ。
特に発電機であるオルタネーター
といった弱点な部品もありますし、
先程のテールランプの故障も
注意したいところではありますが
それ以外にも例えば、
・セルモーター(スターター)
・CVTミッション
・センサー部品
・電動ドアミラーやスライドドア
と、あなたが20ヴェルファイアを
中古で買ってからすぐに故障する
可能性もゼロではありません。
ちょっとした故障でも5万や10万が飛びますし、CVTにトラブルがでようものなら30万オーバー覚悟!
このようなリスクを回避するために
検討して損はないのが「保証」。
中古車販売店が独自に保証を
設定しているケースもありますし、
カーセンサーやグーといった媒体が
中古車に有償で保証をつけることも。
万一の不具合が発生した際に
保証でカバーしてもらえれば
修理代を自腹で払うことなく
クルマを直してもらえちゃうので
多少のコストがかかったとしても
保険として保証をつけるという
選択肢もアリだと思います。
※一般ユーザーさんからメールで問い合わせが来る時に「中古車を買って2週間ですが故障してしてしまいましたが修理代の見積もりが20万近くって言われ・・・保証を付けてなかったので自費で修理になります。そのため安いリビルト品を探してます」なんてメッセージが添えられてることも少なくありませんので!
※また、中古車販売店の保証に加え自動車保険でも「故障保証」を月々わずかな費用で受けられるものもあるので検討する価値ありだと思います^^
⇒20ヴェルファイアの中古を買う前にもう一つだけ確認しておきたいこと
20ヴェルファイアを
中古で狙っているなら注意したい
・オルタネーターの故障
・エアコンの故障
・エンジンオイルの減り
・パールホワイトの塗装劣化
・テールランプの不具合
・カスタムされた中古車
といったことを
部品屋の視点でお伝えし、
リスク回避のこともお話ししました。
残るは狙っている
20ヴェルファイアの中古を
どうすれば少しでも安く買えるか
っていうことですよね^^
中古車の場合は新車と違って
値引きといった概念がありませんし
もし値引きしてくれる中古車があれば
それは元々その分を見越して
車両価格が高めに設定されていると
考えてもいいと思います。
ではどうやって狙っている
20ヴェルファイアを安く買うか。
それはやっぱり
いま乗っているクルマを
高く買い取ってもらうこと
に尽きると思います。
自分もいまの部品屋の会社を
立ち上げて1年たった時に
やっと軌道に乗ってきたから
クルマ買い替えるか~と思って
ネットの中古車情報を見てたら
前から欲しかった
V35スカイラインクーペの中古が
クルマで小一時間くらいの
近所にいいのがでてたんです^^
走行距離も浅いし、
ブレーキキャリパーが
対向4POTにカスタムされてて!
その時に乗ってた車は
新車で買って13年のアコード。
たしか13万㎞位走ってて
まあ過走行の部類ではあったんですが
6MTのスポーツグレードで
根強い人気があるモデルだから
10万や15万にはなるかな~
なんて考えてたんです。
で、スカイラインを見に行った時に
お店の人に下取りを聞いてみると
10年超えてるクルマは
ウチでは買取できないんですよね
なんてことを言われ!
乗ってきた車を見もしないでバッサリでしたし!
まさか下取りがゼロとは
想像もしてなかったんで
これはけっこうショックで・・・
でも見に行ったクルマ
バリモノだったしどうしても欲しい、
だけど月々のローンは安くしないと
軌道に乗ったとはいえまだ綱渡りな
起業1年目なだけに恐いし。
そこで役に立ったのが無料一括査定。
買取できないと言われた
13年落ちの車にどれだけ価値があるか
ためしに確認してみると・・・
何社か回答きたのが
30万~40万!
これだけでもゼロ円からすると
とんでもなくいいですよね^^
でもこの時は結局
45万で買い取ってもらえました!
買取してもらった業者さん、
アコードの中古車を若いお客さんから
探してとバックオーダー受けてて
ちょうど自分のアコードが
そのお客さんの希望にあうとのことで
どうしても売って欲しいと。
で、45万で買い取ってもらえたから
無事お目当てのスカイラインクーペに
乗り換えすることができました^^
この後もいろいろ乗換えましたが
結局のところ一括査定をお願いするのが
一番高く売れる印象があります。
オークション的なのもやってみましたが思ったほど値があがらないことが多くって・・・
もしあなたも狙っている
20ヴェルファイアがあるなら
1~2分くらいの入力で
買取相場がチェックできるので
試してみる価値、アリだと思います。
いま乗っているクルマが
想像以上に買取相場が高ければ
高いうちに買い取ってもらって
お目当ての20ヴェルファイアに
予定前倒しで乗り換えるってことも
できちゃいますしね^^
まずは愛車の買取相場だけでも
把握してみてはいかがでしょうか!?
愛車を一括査定に依頼してみる
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