ボルボV70の弱点や故障、【部品屋の視点】で解説するよ

ボルボV70 中古

 

北欧の美意識が生み出した
洗練のプレミアムツアラー・・・

ボルボV70!

その落ち着きのあるデザインや
滑らかで優雅な乗り心地、

そしてスカンジナビアンデザインの
他車とは一線を画すインテリアの
ラグジュアリーな雰囲気・・・

ボルボV70 内装
特徴的なフローティングセンタースタックがいいですよね~^^

 

そんなボルボV70の
中古相場をチェックしてみると、

年式や走行距離を考えなければ
コミコミ50万ぐらいでもありますし

100万ぐらいの予算なら距離浅な
2代目の2.5Tとかが見つかるような

元々の新車価格からすると
非常にお買い得な中古相場だな~と!

ボルボV70 サイズ

 

でもボルボV70は
年数がたった中古車も多いだけに

ボルボV70を中古で狙っているなら
いずれにしても気になるのは

買ってから急に故障しないか
っていうことじゃないでしょうか?!

 

今回はボルボ V70の中古を
狙っているなら注意したい
故障や弱点といった部分を

「部品屋の視点」
解説していきますよ~!

 





 

 

弱点①:エアコンの故障

カーエアコン参考画像

ボルボV70の中古で注意したい
春~秋には整備工場さんからの
お問い合わせが少なくない
弱点な部品なのが・・・

・エアコンのコンプレッサー

エアコンのガスを圧縮するのが
このコンプレッサーですが、

経年劣化によるコンプレッサーの
焼付きや異音といったトラブルが
避けられない状況にあり

年数のたった、距離を走った
ボルボV70の中古車では

いつ壊れてもおかしくない
状況であるといえます。

カーエアコン参考画像

 

エアコンをよく使う時期である
春~秋にかけて特に故障が多く

このエアコンのコンプレッサーの
お問い合わせも増えますが、

注意したいのが
修理代が高いということ。

上の画像にもあるように
エアコンはシステムで成り立っていて

コンプレッサーが焼付いたり
異音がでたりと故障したからといって

コンプレッサーそれだけを
交換すればいいっていうような
単純な話しじゃありません・・・

カーエアコンシステム部品 参考画像

主に故障の原因になるのが
エキスパンションバルブという
髪の毛の細さ程度しかない
霧吹き器のノズル部分だったり、

リキッドタンクとよばれる
フィルターの役目がある部分で
スラッジなどが詰まり

異常高圧⇒コンプレッサーが故障
といった流れになることが多いので

コンプレッサーや関連したパーツの
部品代+工賃+ガス代と加わっていくと
20万や30万が飛んでいきます!
焼付きやロックでコンプレッサー内部の削れカスが
システム内に回っちゃうとコンデンサーの交換や、
配管も全部外して清掃など大事になっちゃいます・・・

 

 

弱点②:オルタネーター(発電機)

オルタネーター 発電機

次にボルボV70で注意したい
弱点な部品なのがオルタネーター!

オルタネーターはバッテリーに
電気を供給する発電機ですが

発電時はキンキンに熱くなるため
経年劣化による故障が避けられません。

こちらも熱の影響なのか
エアコンのコンプレッサーと同じく

特に夏場の暑い時期は
整備工場さんからのお問合せが多く

修理交換となれば
安価な社外新品で交換しても
10万コース覚悟の高額修理ですし、

そもそもオルタネーターが故障して
発電不良になればバッテリーがあがって

レッカー呼んだりしたり
バッテリーも交換して・・・と、
なにかと費用がかさみがちです!

ボルボV70 燃費

 

 

弱点③:ラジエターからの水漏れ

ラジエター 参考画像

こちらも整備工場さんなどから
お問い合わせが多く、

トラブルが避けられないのが
ラジエターからの水漏れ。

特にE-8B5254Wなど初代ボルボV70は年式的な問題か、それとも構造的に弱いのか整備工場さんやショップさんなどからラジエターのお問い合わせが多いですね~。しかも品番によっては安価な社外ラジエターの在庫がないことも少なくなくって困っちゃいます!

 

で、このラジエターのトラブルは
厄介なことに走行距離が浅くとも

年数がたったことによる経年劣化
急にトラブルが発生するので
注意したいところです・・・!

私自身も、10年選手だけど3万kmの距離浅な中古車で急に水漏れが発生し困った経験が・・・昨日までは何ともなかったのに朝乗ろうと駐車場に行ったら地面にクーラントが漏れてて・・・(泣)

急にきます、ラジエターの水漏れ!

マセラティ クアトロポルテ 不具合

 

 

注意点①:エンジンの中はキレイ?!

エンジン内部の汚れ

 

ボルボV70の中古を
購入するなら注意したい、
買う前に必ず確認したいのが

エンジン内部が上の画像のように
汚なくなってないかということ。

オイル交換をサボっていると
こんなふうに内部にスラッジがたまり

エンジンが焼付いてしまったり
とんでもない状況に発展する危険性が!

そのためお目当ての
ボルボV70の中古があるなら
購入前に必ず確認したいのが

オイルフィラーキャップを開けて
キャップの裏やエンジンの内部
汚れていないかということ。

エンジン内部の汚れ
ドロドロなヘドロみたいなスラッジがついてたら
ちょっとヤバイです、そのクルマ!

 

もしこれをしっかり確認せず
エンジンの中がひどい個体を
あなたが中古で買ってしまったら

後々エンジン焼付きなど高額故障の
リスクがあなたに降りかかってきます!

特にターボ車のボルボV70はオイル交換がちゃんとされてなかった中古車を買っちゃったらタービンブローなど超高額修理のリスクも!

ターボの参考画像

 

また、オイル交換もされず
「乗りっぱなし」にされてたような

愛情なく乗られていた
中古車をつかんでしまったら

後になってからいろいろと
トラブルが出る可能性があるので
用心したいところ・・・

ボルボV70 維持費

 

中古車のいわゆる
「当たり」「ハズレ」って
愛情もって乗られていたかが
大きく関与していると思います。

オイル交換のような
基本的なメンテナンスさえ
されていなかったようなクルマだと

下駄がわりにラフに運転されて
大切にされてなかったなんてことも
想像できてしまいます。

そんな状況ではなにかとヤレ
劣化がでてしまいがちですので、

ハズレの中古車をつかまないためにも
エンジンの中がキレイかどうかや

オイル交換とかが定期的にされてたかを
当たり、ハズレの判断材料の一つとして
チェックするのがおススメです^^

あと自分が中古車を買うときにチェックするポイントは
座席のサポート部分とかにひどいシワやヨレ、
擦れたり劣化がないかってのはよく見ます。

こういった部分も前述したような
「愛されていたかどうか」
「丁寧に乗られていたか」
「前のオーナーの人柄」
がわかる
ポイントだと思っていますので。

オイル交換

 

 

注意点②:VOLVO V70はぶつけると高くつく!

板金修理

 

ボルボV70の中古を買ったら
ホントに注意したいのが

「ぶつけると修理代が高い」

ということ!

クルマはぶつけて壊せば
修理代が高くつくものですが、

それでもドアやバンパーなど
同色の中古部品が見つかれば

鈑金・塗装で修理するよりも
大幅に修理代を圧縮できます。

しかしボルボV70の
ドアやバンパー、ヘッドライト、
フェンダーなどの中古部品は

探してもなかなか見つかりません。

ボルボV70 欲しい

 

どうしても外車なだけに
国産車と比べ絶対数が
圧倒的に少ないのが影響して

バンパーなどの中古部品の流通が
なかなか見つかりません・・・

で、困ったことに外車は
部品代が国産車と比べ高く

すぐに20万や30万が飛ぶような
修理代になってしまいます・・・

ボルボV70の中古車価格は
お値ごろな買いやすい値段に
なっているとはいえ

こういった「部品代」を観察すると
やはり外車は外車という感じです・・・

バンパーなんかは元々の部品価格が高いだけでなく
国産車と違って新品のバンパーを取り寄せても
「色が塗られていない」ことがほとんどなので
塗装代も別途必要となって大変なことに!

板金修理

 

で、ボルボV70で
特に注意したいのは

「リヤゲート」をぶつけて壊すと
大変な目にあうっていうこと。

ボルボ V70 注意点

 

ハッチバックのクルマ特有の
上に開くこのリアのハッチゲート。

この画像からもわかるように
ボルボV70のリヤバンパーは
厚みがあまりないので

後ろまわりをぶつけると
リヤゲートもグッチャリといく
危険性がありますが

このリヤゲート修理代が
刺激的に高いんです・・・

安価な中古のリヤゲートは
なかなか見つかりませんし、

板金修理できないほど
ガッツリと凹ませた時には

新品のリヤゲートに塗装して
ガラスを脱着して・・・と、

40万や50万は飛んでいく
高額修理覚悟
の状況です!

このような状況なのであなたも
ボルボV70の中古を買ったら

ぶつけると高くつくというのは
覚えておきたいポイントであります。

先日も仲のいい板金屋さんから助手席のドアと、ドアミラーのお問い合わせが来ましたが、やっぱりというか案の定というか全く中古部品が見つからずで・・・

 

 

注意点③:マフラーのサビ、腐食

ボルボV70 錆び

 

ボルボV70で整備工場さんから
お問合わせが意外と少なくないのが

マフラーがサビでボロボロになって
腐食してしまい排気漏れしてるから

安い中古のマフラーを
探してくれっていうお問い合わせ。

でも前述したように外車なだけに
中古マフラーを探しても
なかなか見つかりません!

見つかってもサビがひどかったりで
まともなモノがなかなかでないから
結局高い新品で交換する羽目に!
10万や20万が飛んでいくような・・・

 

でも、マフラーならサビても
交換すれば済む話ですが

もっと注意したいのは
車体などにひどいサビや腐食が
ないかっていうこと。

車体のサビ

 

ボルボV70に限らずですが
北海道や東北などの降雪地で
走っていた場合には

ちゃんとメンテナンスされていないと
融雪剤などの塩害によって腹下に
サビや腐食がでてしまいます。

こんなことが関係してかネットで
中古車情報を見ていると

「関東仕入の車両」

「本州仕入れ」

「道内未使用」

なんてわざわざ記載している
中古車屋さんもあるほど。

でも、降雪地で走ってなくても
年数がたったことによる
サビや腐食も避けられないので

あなたも「これは!」と思う
1台を見つけたらお店の人に頼んで

リフトアップしてもらうなど
ボディ下面や足回り、マフラーなど

サビのチェックは
しっかりしたいところです。

もしサビサビな状態なら
買ってから苦労するのが
目に見えてますので・・・

※個人的にも年数はたってるけど走行距離1万5000kmと全然走ってないとあるスポーツセダンの中古車を買ったことがありますが、デフオイル交換をしてもらいにイエローハットに行ってリフトアップしてもらったらけっこう腹下がサビててショックを受けたことが・・・外見はピッカピカでも年数がたてばけっこう錆びるもんなんだな~って!

なのであなたもお目当てのボルボV70の中古車があるなら外観のキレイさだけでなく床下もしっかりチェックするのがおススメです^^

ボルボV70 乗り心地

 

 

注意点④:ヘッドライトの劣化⇒黄ばみや曇り

ボルボV70 劣化

 

特に初代ボルボV70で
整備工場さんからお問い合わせが多い
定番の部品なのが・・・ヘッドライト!

ヘッドライトの黄ばみや曇りがひどく
車検に通らないから安い中古探して~

っと、お問い合わせがよく来ますが
中古ヘッドライトを探してみても

上の画像のような
ビミョーな感じのものが
たまに見つかるようなレベルで・・・
しかも程度が良くないのにいい値段してたりするし!

 

普段からお問い合わせが多い
=それだけ悪くなりやすい
ヘッドライトなだけに

あなたが狙っている
初代ボルボV70の中古車が

あまりにヘッドライトの劣化が
ひどいようなら注意したいところです。

また、納車前にヘッドライトを
クリーニングしてくれるか

中古車販売店にお願いしてみるのが
おススメです!

個人的な経験では、いままで納車前にヘッドライト磨いてくださいとお願いして、別途費用がとられたことはないですね。このあたりはお願いすればサービスしてくれるものなのかな~と^^

 

 

⇒VOLVO V70の中古、故障リスクを回避するには

ボルボV70 値段

 

ここまでお話してきたように
ボルボV70の中古には

いろいろ注意したい弱点ともいうべき
不具合の多い部品がありますが

距離を走った中古車であれば
いつ故障が起きてもおかしくない
状況なのは認識しておきたいところ。

前述したエアコンのコンプレッサーや
発電機であるオルタネーター以外にも
たとえば・・・

・セルモーター(スターター)
セルモーターの参考画像

・ATミッション
オートマ 参考画像

・パワステ関係パワステギヤボックス 参考画像

・ドアミラーやパワーウインド関係
ボルボV70 故障

・センサー部品
センサー部品の参考画像

・ナビなど電装品etc.

 

と、経年劣化によって
故障が避けられない部品が
いろいろ潜んでいますが

ボルボV70の中古を買ってから
急に故障する可能性もゼロでは
ありません。。。
こればっかりはホントわかりません・・・

ボルボV70 評判

 

このようなリスクを回避するために
検討して損はないのが「保証」

中古車販売店が独自に保証を
設定しているケースもありますし、

カーセンサーやグーといった媒体が
中古車に有償で保証をつけることも。

万一の不具合が発生した際に
保証でカバーしてもらえれば

修理代を自腹で払うことなく
クルマを直してもらえちゃうので

多少のコストがかかったとしても
保険として保証をつけるという
選択肢もアリだと思います。

一般ユーザーさんからメールで問い合わせが来る時に
「中古車を買って2週間ですが故障してしまって・・・」
「保証を付けてなかったので自費で修理になります・・・」
「そのため安いリビルト品を探してます・・・」
なんてメッセージが添えられてることも少なくありませんので!

VOLVO V70 中古車 注意点

※また、中古車販売店の保証に加え
自動車保険でも「故障保証」を月々わずかな費用で
受けられるものもあるので検討する価値ありだと思います^^

 

 

⇒VOLVO V70の中古を買う前にもう一つだけ確認しておきたいこと

ボルボV70 価格

 

ボルボV70の中古を
買うなら気をつけたい

・エアコンの故障

・オルタネーターの故障

・ラジエターの水漏れ

・エンジンの中はキレイか?

・ぶつけると高くつく

・マフラーなどのサビや劣化

・ヘッドライトの黄ばみ

 

など弱点や注意点のことを
部品屋の視点でお伝えし、
リスク回避のこともお話ししました。

あと残るは狙っている
ボルボV70の中古があるなら

どうすれば少しでも安く買えるか
っていうことですよね^^

ボルボV70 口コミ

 

中古車の場合は新車と違って
値引きといった概念がありませんし
もし値引きしてくれる中古車があれば

それは元々その分を見越して
車両価格が高めに設定されていると
考えてもいいと思います。

ではどうやって狙っている
ボルボV70の中古車を安く買うか。

それはやっぱり

いま乗っているクルマを
高く買い取ってもらうこと

に尽きると思います。

中古車 買取

 

自分もいまの部品屋の会社を
立ち上げて1年たった時に

やっと軌道に乗ってきたから
クルマ買い替えるか~と思って
ネットの中古車情報を見てたら

前から欲しかった
スカイラインクーペの中古が

クルマで小一時間くらいの
近所にいいのがでてたんです^^

走行距離も1万㎞ちょっと、
ブレーキキャリパーが
対向4POTにカスタムされてて!

その時に乗ってた車は
新車で買って13年のアコード。

たしか13万㎞位走ってて
まあ過走行の部類ではあったんですが

6MTのスポーツグレードで
根強い人気があるモデルだから

10万や15万にはなるかな~
なんて考えてたんです。

で、スカイラインを見に行った時に
お店の人に下取りを聞いてみると

10年超えてるクルマは
ウチでは買取できないんですよね

なんてことを言われ!
乗ってきた車を見もしないでバッサリでしたし・・・

 

まさか下取りがゼロとは
想像もしてなかったんで
これはけっこうショックで・・・

でも見に行ったクルマ
バリモノだったしどうしても欲しい、

だけど月々のローンは安くしないと
軌道に乗ったとはいえまだ綱渡りな
起業1年目なだけに恐いし。

そこで役に立ったのが無料一括査定。

買取できないなんて言われた
いままで乗ってきた13年落ちの車が
ホントに価値がないのか

ネットの一括査定で
ためしに確認してみたんです。

で、何社か回答きたのが
30万~40万!

これだけでもゼロ円からすると
とんでもなくいいですよね^^

でもこの時は結局
45万で買い取ってもらえました!

買取してくれた業者さん、
アコードの中古車を若いお客さんから
探してとバックオーダー受けてて

ちょうど自分のアコードが
そのお客さんの希望にあうとのことで
どうしても売って欲しいと。

で、45万で買い取ってもらえたから
無事お目当てのスカイラインクーペに
乗り換えすることができました^^

CPV35

 

この後もいろいろと乗り換えましたが
一括査定が結局一番高く売れる印象があります。
オークション的なのもやってみましたが
思ったほど値があがらないことが多くて・・・

もしあなたも狙っている
ボルボV70の中古があるなら

1~2分くらいの入力で
買取相場がチェックできるので
試してみる価値、アリだと思います。

ボルボV70 評価

 

いま乗っているクルマが
想像以上に買取相場が高ければ
高いうちに買い取ってもらって

お目当てのボルボV70の中古に
予定を前倒で乗り換えることも
できちゃいますしね^^

まずはあなたも愛車の買取相場、
チェックしてはいかがでしょうか!?

愛車を一括査定に依頼してみる
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