ZE2 ホンダインサイトの弱点や故障を【部品屋の視点】で解説

ZE2 インサイト 中古

 

ハイブリッドの低燃費と
ホンダらしい走りの良さが
魅力的なZE2/ZE3のインサイト!

そんなZE2/ZE3インサイトの
中古相場をチェックしてみると

コミコミ50万ぐらいの安いやつは
10万kmオーバーとか修復歴あり
ってのが多いですよね?!

70~80万ぐらいの予算で考えれば
全然走ってないような前期型の
バリモノが探せたり^^

ZE2 インサイト 欲しい

 

でも、ZE2やZE3の
ホンダインサイトは

年数がたってきているだけに
あなたも中古で狙っているなら
いずれにしても気になるのは

買ってから故障や不具合がでないか
ということじゃないでしょうか。

全国の整備工場さんから
部品の問い合わせを受ける
「部品商」の仕事をする中で

故障が多い箇所や弱点を
部品屋の視点でお伝えします!

 





 

 

弱点①:テールランプの球切れ

インサイト ZE2 ZE3 故障

 

ZE2 ZE3のインサイトと言えば
っていうくらいに整備工場さんから
ちょこまかお問い合わせがくる
この「テールランプ」。

LEDの球切れがよく発生し
部品の問い合わせがきますが

トラブルが多いからか
中古のテールランプを探しても
なかなか見つかりません・・・

新品で交換するとなると
片側3万コースの状況!

ZE2 ZE3のインサイトで
不具合が多い弱点な部品だけに

狙っているZE2やZE3の
インサイトの中古車があるなら

購入する前に販売店の人に
ブレーキを踏んでもらって
球切れがないか確認してみて

もし1粒でもLEDが切れてたら
テールランプを交換してから
納車してもらえるか

交渉する価値は
アリじゃないかと思います!

 

 

弱点②:ハイブリッド車であることが弱点!?

ホンダインサイト 注意点

 

ZE2/ZE3のインサイトは

ハイブリッド車なことが弱点です!

なんてこと言うと、

 

ハイブリッド車だからいいのに
何を言ってるのこの人は!?

 

って思われちゃうかもしれませんが
普段、自動車部品を卸す仕事をしてると

ハイブリッド車の「怖さ」
感じる出来事がちょこまかあります。

ZE2/ZE3 インサイト トラブル

 

ご存知の通りハイブリッド車は
普通のガソリンなど車にはない

・駆動用モーター

・ハイブリッド用バッテリー

・インバーター

 

といったハイブリッド特有の部品が
数多く採用されていますが

これらの部品が故障すると
どえらい修理代に発展して

燃費がよくて浮いたガソリン代など
一瞬にして吹飛ぶ悲惨な状況に!

先日も某ハイブリッドの
ミニバンに乗る一般ユーザーさんから

悲痛なメッセージとともに
部品の問い合わせがあったのですが
その内容はどんなかというと・・・

駆動用バッテリーと、インバーターが故障して、ディーラーで82万と言われました。あまりにも高いので安い中古はありますでしょうか。宜しくお願いします。

 

いや~82万って・・・

これは極端な例かもしれませんが
ハイブリッドの関連部品が故障すると
20万や30万はすぐ飛ぶので

故障した際に「高くつく」というのが
ハイブリッドの最大の弱点と言っても
過言ではありません!

 

 

弱点③:エアコンの故障

カーエアコン参考画像

ZE2/ZE3のインサイトで
春~秋には整備工場さんから
意外とお問い合わせがくるのが

・エアコンのコンプレッサー

エアコンのガスを圧縮する
このコンプレッサーですが

ちなみにZE2/ZE3は
ハイブリッド車でよくある
電動タイプではなく

従来型のエンジンから
ベルトで駆動するタイプが
装着されています。

で、ZE2/ZE3のインサイトは
年数がたってきているだけに

経年劣化によるコンプレッサーの
焼付きや異音といったトラブルが
避けられない状況にあり

いつ壊れてもおかしくない
状況であるともいえます。

カーエアコン参考画像

 

エアコンをよく使う時期である
春~秋にかけて特に故障が多く

このエアコンのコンプレッサーの
お問い合わせも増えますが、

注意したいのが
修理代が高いということ。

上の画像にもあるように
エアコンはシステムで成り立っていて

コンプレッサーが焼付いたり
異音がでたりと故障したからといって

コンプレッサーそれだけを
交換すればいいっていうような
単純な話しじゃありません・・・

カーエアコンシステム部品 参考画像

主に故障の原因になるのが
エキスパンションバルブという
髪の毛の細さ程度しかない
霧吹き器のノズル部分だったり、

リキッドタンクとよばれる
フィルターの役目がある部分で
スラッジなどが詰まり

異常高圧⇒コンプレッサーが故障
といった流れになることが多いので

コンプレッサーや関連したパーツの
部品代+工賃+ガス代と加わっていくと
10万や20万が飛んでいきます!
焼付きやロックでコンプレッサー内部の削れカスが
システム内に回っちゃうとコンデンサーの交換や、
配管も全部外して清掃など大事になっちゃいます・・・

 

 

注意点①:エンジンオイルが減る不具合

ZE2インサイト IMA

 

1.3リッターエンジンを搭載した
ZE2のインサイトを中古で狙っているなら
注意したいポイントがあります。

それはエンジンオイルが減る
ちょっと恐い不具合・トラブル!

 

【ホンダ リコール等情報】
https://www.honda.co.jp/recall/auto/other/170120.html

 

平成23年11/2~25年8/7
期間に生産された1.3リッターの
ZE2 インサイトは

エンジンオイルの劣化による
スラッジがピストンのオイル戻し穴を
詰まらせてオイル消費量が増え
エンジンオイルが減っていくことから

このような症状がある場合
ピストンとピストンリングについて

従来の5年から新車登録から9年
保証期間が延長されています。

 

【ピストンのオイル戻り穴:参考画像】
ピストン オイルリターン参考画像

 

このオイルが減るトラブルに関し
改善措置としては

ディーラーで点検し該当する場合は
エンジン内部の洗浄を行う

洗浄後に再度オイルが減る場合は
ピストンとピストンリングを
対策品に交換する

といった措置がとられています。

 

ただ、延長された保証期間も
既に経過してしまっているため

ZE2インサイトの中古車を買ってから
トラブルが発生しても無償で対応は
してもらえません・・・。

 

また、わざわざ保証期間を
延長するほど不具合が多かったと
考えることもできるだけに

1.3リッターのZE2インサイトを
中古で狙っているなら
注意したいポイントです!

 

 

注意点②:ZE2/ZE3のインサイトはぶつけると高くつく!

板金修理

 

ZE2/ZE3のインサイトを
中古で買ったらホントに注意なのが

「ぶつけると修理代が高い」

ということ!

クルマはぶつけて壊せば
修理代が高くつくものですが、

それでもドアやバンパーなど
同色の中古部品が見つかれば

鈑金・塗装で修理するよりも
大幅に修理代を圧縮できます。

しかしZE2/ZE3のインサイトは
ドアやバンパー、ヘッドライト、
リヤゲートなど外装部品の中古が

みんなぶつけてしまうからなのか
なかなか見つからない状況です。
あったとしても状態が悪かったり・・・

そんな状況だから
あまり見かけない車体色だと
ホント絶望的です・・・!

※ハイブリッド車は海外需要も大きいので
事故車や廃車がクルマ丸ごと輸出されてしまって
バンパーとか中古がで回らないってのもあります。。。

 

そんな状況だから
バンパーをぶつけると
新品部品の定価は5万コース、

ドアやフェンダーをぶつけて
板金修理できないぐらいいっちゃうと

新品の部品代+塗装代で
10万オーバーは覚悟です・・・

板金修理

 

クルマはぶつければ
修理代は高くなりがちですが

ZE2/ZE3のインサイトは
安価に修理できる中古部品が
なかなか見つからない状況なので

あなたもインサイトを買ったら
注意したいポイントであります!

 

 

注意点③:カスタムされたインサイトの中古車

ホンダ インサイト チューニング

 

ホンダ インサイトの
中古車情報を見ていると

エアロやローダウン、マフラー、
アルミなどバリッとキマってて

いいね~、わかってるね~^^

と思ってしまうような
カスタム&ドレスアップされた
中古車もよくでていますが、

そんなカスタムされた
ZE2/ZE3 インサイトの中古を
購入するなら注意したいのが・・・

・車検対応のカスタムか

・純正部品は残っているか

っていうこと。

 

日々の仕事の中で
整備工場さんから車検がらみで

・サスペンション1台分

・センターとリヤのマフラー

・ヘッドライト

などのお問い合わせがよく来ます。

マフラーは音量だけでなく
認証がとれていないと車検が
通せなかったり厳しくなってますし、

ヘッドライトはイカリングとか
スゴイのが装着されててNGだから
安い中古を探して~ときたり、

いまダウンサスが入っているけど
最低地上高が足りてないし

ノーマルのバネは
お客さん持ってないって言うから
1台分探してよ~って感じで。

で、中古パーツを探してみても
前述したようにホンダインサイトは
なかなか見つかりません。。。

【※車検対応マフラーでも要注意!】
先日、仲のいい整備工場さんからマフラーのお問い合わせがきたのですが、お客さんのクルマには車検対応のマフラーがついてはいるものの経年劣化で音量が大きくなってしまい交換しないと車検がダメだから中古でマフラー探して~とお問い合わせがきたことが!

 

【※ヘッドライトやテールランプの「塗装」にも注意!】
整備工場さんから意外と多いのが、表面を黒く塗装してブラックアウトされたヘッドライトの塗装が落とせなくて車検に通せないから安い中古ヘッドライト探して~っていうお問い合わせ。

ヘッドライトやテールランプを塗装してブラックアウトしているカスタム車両はこんな落とし穴があるので注意したいところです・・・

 

新品で部品を交換するとなれば
すぐに5万や10万がすぐ飛ぶだけに

車検に対応していない
カスタムがされた中古車だったり
純正部品が残っていない場合は、

あなたがインサイトを購入した後に
車検や故障した時など困った状況に
見舞われかねません・・・

カスタム・チューニングされた
ZE2/ZE3  インサイトの中古を買うなら

・車検に対応しているか

・純正部品は残っているか

といったことは
確認しておくのが安心です!

 

※個人的に困ったのは「社外アルミ」。以前カスタムされたC7のコルベットを買ったんですが車検がきたときにホイール替えないと車検通らないよ~って言われて困ったことが。”なんちゃらフォージド”ってかっこいいホイールだったんですが、認証マークがないだかなんかで車検NGらしくって。。。こんなこともあるので社外アルミもご注意くださいませ~^^

コルベット C7 評価

 

 

⇒ZE2/ZE3 インサイトの中古、故障リスクを回避するには

インサイト 中古車 注意点

 

年数のたった、距離を走った
インサイトの中古車は

経年劣化によって
いつ故障が起きてもおかしくないのは
認識しておきたいところです。

弱点のところでお話した
ハイブリッド関係やエアコンの他に
例えば注意したい部品として・・・

・セルモーター(スターター)
セルモーターの参考画像

・CVTミッション
CVT 参考画像

・ドアミラーやパワーウインド関係
ホンダ インサイト 故障

・センサー部品
センサー部品の参考画像

 

など、経年劣化によって
故障が避けられない部品が
いろいろ潜んでいますが

あなたがZE2/ZE3のインサイトを
中古で買ってからすぐに故障する
可能性もゼロではありません。
こればっかりはホントわかりません・・・

2代目 ホンダ インサイト

 

このようなリスクを回避するために
検討して損はないのが「保証」

中古車販売店が独自に保証を
設定しているケースもありますし、

カーセンサーやグーといった媒体が
中古車に有償で保証をつけることも。

万一の不具合が発生した際に
保証でカバーしてもらえれば

修理代を自腹で払うことなく
クルマを直してもらえちゃうので

多少のコストがかかったとしても
保険として保証をつけるという
選択肢もアリだと思います。

一般ユーザーさんからメールで問い合わせが来る時に
「中古車を買って2週間ですが故障してしまって・・・」
「保証を付けてなかったので自費で修理になります・・・」
「そのため安いリビルト品を探してます・・・」
なんてメッセージが添えられてることも少なくありませんので!

 

※また、中古車販売店の保証に加え
自動車保険でも「故障保証」を月々わずかな費用で
受けられるものもあるので検討する価値ありだと思います^^

 

 

⇒ZE2/ZE3インサイトの中古を買う前にもう一つだけ確認しておきたいこと

ホンダインサイト ZE2

 

ZE2/ZE3のインサイトの
中古車で気をつけたい

・テールランプの故障

・ハイブリッド関係の故障

・エアコンの故障

・エンジンオイルの減り

・ぶつけると高くつく

・カスタムされた中古車

 

などトラブルが多い弱点など
部品屋の視点でお伝えし、
リスク回避のこともお話ししました。

あと残るは狙っている
ZE2/ZE3のインサイトの中古を

どうすれば少しでも安く買えるか
っていうことですよね^^

ZE2 インサイト 口コミ

 

中古車の場合は新車と違って
値引きといった概念がありませんし
もし値引きしてくれる中古車があれば

それは元々その分を見越して
車両価格が高めに設定されていると
考えてもいいと思います。

ではどうやって狙っている
インサイトの中古車を安く買うか。

それはやっぱり

いま乗っているクルマを
高く買い取ってもらうこと

に尽きると思います。

中古車 買取

 

自分もいまの部品屋の会社を
立ち上げて1年たった時に

やっと軌道に乗ってきたから
クルマ買い替えるか~と思って
ネットの中古車情報を見てたら

前から欲しかった
V35スカイラインクーペの中古が

クルマで小一時間くらいの
近所にいいのがでてたんです^^

走行距離も1万㎞ちょっと、
ブレーキキャリパーが
対向4POTにカスタムされてて!

その時に乗ってた車は
新車で買って13年のアコード。

たしか13万㎞位走ってて
過走行の部類ではあったんですが

6MTのスポーツグレードで
根強い人気があるモデルだから

10万や15万にはなるかな~
なんて考えてたんです。

で、スカイラインを見に行った時に
お店の人に下取りを聞いてみると

10年超えてるクルマは
ウチでは買取できないんですよね

なんてことを言われ!

 

まさか下取りがゼロとは
想像もしてなかったんで
これはけっこうショックで・・・
乗ってきたクルマを見もせずに言われましたし!

でも見に行ったスカイラインの中古
バリモノだからどうしても欲しい、

だけど月々のローンは安くしないと
軌道に乗ったとはいえまだ綱渡りな
起業1年目なだけに恐いし。

そこで役に立ったのが無料一括査定。

買取できないなんて言われた
いままで乗ってきた13年落ちの車が
ホントに価値がないのか

ネットの一括査定で
ためしに確認してみたんです。

で、何社か回答きたのが
30万~40万!

これだけでもゼロ円からすると
とんでもなくいいですよね^^

でもこの時は結局
45万で買い取ってもらえました!

買取してくれた業者さん、
アコードの中古車を若いお客さんから
探してとバックオーダー受けてて

ちょうど自分のアコードが
そのお客さんの希望にあうとのことで
どうしても売って欲しいと。

で、45万で買い取ってもらえたから
無事お目当てのスカイラインクーペに
乗り換えすることができました^^

CPV35

 

この後もいろいろと乗り換えましたが
一括査定が結局一番高く売れる印象があります。
オークション的なのもやってみましたが
思ったほど値があがらないことが多くて・・・

もしあなたも狙っている
ZE2/ZE3のインサイトがあるなら

1~2分くらいの入力で
買取相場がチェックできるので
試してみる価値、アリだと思います。

いま乗っているクルマが
想像以上に買取相場が高ければ
高いうちに買い取ってもらって

お目当てのZE2/ZE3インサイトに
予定を前倒で乗り換えることも
できちゃいますしね^^

まずはあなたも愛車の買取相場、
チェックしてはいかがでしょうか!?

愛車を一括査定に依頼してみる
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