ハリアー60系の弱点や故障、【部品屋の視点】で解説するよ

ハリアー60系 中古

 

ラグジュアリーなオーラが漂う
スタイリッシュSUV・・・

ハリアー60系!

インテリアに目を向けてみても
高級SUVにふさわしい質感高く
洗練された雰囲気が支配し、

ハンドルを握るたびに
大きな満足と優越感をあなたに
もたらしてくれるはず・・・

ハリアー60系 質感
ハリアー60系 インテリア

 

そんなハリアー60系の
中古相場をチェックしてみると、

10万kmオーバーの過走行車や
事故歴(修復歴)アリでも

コミコミ170万ぐらいしてて
さすが人気のSUVっていうような
強気な中古相場だな~と!

後期の距離浅な上モノだとコミコミ300万クラスとホントいい値段してますよね~!とはいえ、買うときに高いっていうことは乗り換えとかで売る時にも高く買い取ってもらえてリセールがいい傾向にあるってことですけど^^

ハリアー60系 カッコいい

 

でも、ハリアー60系は
2013年(平成25年)に登場と

年数がたってきている
中古車も多いだけに

あなたもハリアー60系を
中古で狙っているなら
いずれにしても気になるのは

買ってから急に故障しないか
っていうことじゃないでしょうか?!

 

今回はハリアー60系の中古を
狙っているなら注意したい
故障や弱点といった部分を

「部品屋の視点」
解説していきますよ~!

 





 

 

弱点①:エアコンの故障

カーエアコン参考画像

ハリアー60系の中古で注意したい
春~秋には整備工場さんからの
お問い合わせが少なくない
弱点な部品なのが・・・

・エアコンのコンプレッサー

エアコンのガスを圧縮するのが
このコンプレッサーですが、

経年劣化によるコンプレッサーの
焼付きや異音といったトラブルが
避けられない状況にあり

年数のたった、距離を走った
ハリアー60系の中古車では

いつ壊れてもおかしくない
状況であるといえます。

カーエアコン参考画像

 

エアコンをよく使う時期である
春~秋にかけて特に故障が多く

このエアコンのコンプレッサーの
お問い合わせも増えますが、

注意したいのが
修理代が高いということ。

上の画像にもあるように
エアコンはシステムで成り立っていて

コンプレッサーが焼付いたり
異音がでたりと故障したからといって

コンプレッサーそれだけを
交換すればいいっていうような
単純な話しじゃありません・・・

カーエアコンシステム部品 参考画像

主に故障の原因になるのが
エキスパンションバルブという
髪の毛の細さ程度しかない
霧吹き器のノズル部分だったり、

リキッドタンクとよばれる
フィルターの役目がある部分で
スラッジなどが詰まり

異常高圧⇒コンプレッサーが故障
といった流れになることが多いので

コンプレッサーや関連したパーツの
部品代+工賃+ガス代と加わっていくと
10万や20万が飛んでいきます!
焼付きやロックでコンプレッサー内部の削れカスが
システム内に回っちゃうとコンデンサーの交換や、
配管も全部外して清掃など大事になっちゃいます・・・

 

 

弱点②:オルタネーター(発電機)

オルタネーター 発電機

次にハリアー60系の中古で
注意したい弱点な部品が・・・
オルタネーター!

オルタネーターはバッテリーに
電気を供給する発電機ですが

発電時はキンキンに熱くなるため
経年劣化による故障が避けられません。

こちらも熱の影響なのか
エアコンのコンプレッサーと同じく

特に夏場の暑い時期は
整備工場さんからのお問合せが多く

修理交換となれば
安価なリビルト品で交換しても
5万コース覚悟の高額修理ですし、

そもそもオルタネーターが故障して
発電不良になればバッテリーがあがって

レッカー呼んだりしたり
バッテリーも交換して・・・など
なにかと費用がかさみがちです!

 

 

弱点③:ラジエターからの水漏れ

ラジエター 参考画像

経年劣化によるトラブルが避けられず
こちらも整備工場さんなどから

お問い合わせが
ちょこまかくるラジエター。

安価な社外新品のラジエターで
修理・交換するにしても

ラジエター本体だけでなく
ホース類などの周辺パーツ代、

冷却水代、交換工賃と加わって
10万コースは覚悟の高額修理に!

 

で、このラジエターのトラブルは
厄介なことに走行距離が浅くとも

年数がたったことによる経年劣化
急にトラブルが発生するので
注意したいところです・・・!

私自身も、10年選手だけど3万kmの距離浅な中古車で急に水漏れが発生し困った経験が・・・昨日までは何ともなかったのに朝乗ろうと駐車場に行ったら地面にクーラントが漏れてて・・・(泣)

急にきます、ラジエターの水漏れ!

マセラティ クアトロポルテ 不具合

 

 

注意点①:エンジンの中はキレイ?!

エンジン内部の汚れ

 

ハリアー60系の中古を
購入するなら注意したい、
買う前に必ず確認したいのが

エンジン内部が上の画像のように
汚なくなってないかということ。

オイル交換をサボっていると
こんなふうに内部にスラッジがたまり

エンジンが焼付いてしまったり
とんでもない状況に発展する危険性が!

整備工場さんから軽自動車とか中古エンジンの問い合わせを受けた時に在庫状況を調べていると、15万kmとか距離を走っていてもエンジンの中がホントにキレイでオイル交換ちゃんとしてたんだろうな~っていうのもあれば、5~6万kmぐらいでもスラッジやオイル焼けで中が汚くてなんじゃこりゃっていうのもあります!

 

そのためお目当ての
ハリアー60系の中古があるなら
購入前に必ず確認したいのが

オイルフィラーキャップを開けて
キャップの裏やエンジンの内部
汚れていないかということ。

エンジン内部の汚れ
ドロドロなヘドロみたいなスラッジがついてたら
ちょっとヤバイです、そのクルマ!

 

もしこれをしっかり確認せず
エンジンの中がひどい個体を
あなたが中古で買ってしまったら

後々エンジン焼付きなど
高額故障のリスクが
あなたに降りかかってきます!

 

また、オイル交換もされず
「乗りっぱなし」にされてたような

愛情なく乗られていた
中古車をつかんでしまったら

後になってからいろいろと
トラブルが出る可能性があるので
用心したいところ・・・

ハリアー60系 燃費

 

中古車のいわゆる
「当たり」「ハズレ」って
愛情もって乗られていたかが
大きく関与していると思います。

オイル交換のような
基本的なメンテナンスさえ
されていなかったようなクルマだと

下駄がわりにラフに運転されて
大切にされてなかったなんてことも
想像できてしまいます。

そんな状況ではなにかとヤレ
劣化がでてしまいがちですので、

ハズレをつかまないためにも
エンジンの中がキレイかどうかや

オイル交換とかがされていたかを
当たり、ハズレの判断材料の一つとして
チェックするのがおススメです^^

あと自分が中古車を買うときにチェックするポイントは
座席のサポート部分とかにひどいシワやヨレ、
擦れたり劣化がないかってのはよく見ます。

こういった部分も前述したような
「愛されていたかどうか」
「丁寧に乗られていたか」
がわかる
ポイントだと思っていますので。

オイル交換

 

 

注意点②:ハリアー60系はぶつけると高くつく!

板金修理

 

ハリアー60系を中古で買ったら
ホントに注意したいのが

「ぶつけると修理代が高い」

ということ!

クルマはぶつけて壊せば
修理代が高くつくものですが、

それでもドアやバンパーなど
同色の中古部品が見つかれば

鈑金・塗装で修理するよりも
大幅に修理代を圧縮できます。

しかしハリアー60系の
ドアやバンパー、ヘッドライト、
リヤゲート、フェンダーなど

外装部品の中古が
なかなか見つからない状況です。
見つかってもいい値段してたり・・・!

 

そのためぶつけて壊すと
高い新品部品で板金塗装などで

すぐに20万や30万が飛んでいく
高額修理に見舞われるリスクが!

 

で、ハリアー60系は
「リヤゲート」をぶつけて壊すと
大変な目にあうので要注意!

ハリアー60系 注意点

 

ハッチバックのクルマ特有の
上に開くこのリアのハッチゲート。

この画像からもわかるように
ハリアー60系のリヤバンパーは
デザイン的に厚みがなく薄いので

後ろまわりをぶつけると
リヤゲートもグッチャリといく
危険性がありますが

このリヤゲートを壊すと修理代が
刺激的に高いんです・・・

運よく同じ色の中古が見つかっても
10万オーバー覚悟ですし、

タイミング悪く中古で同色の
リヤゲートが見つからず

さらには板金修理できないほど
ガッツリと凹ませた時には

新品のリヤゲートに塗装して
ガラスを脱着して・・・と、
30万オーバーも覚悟みたいな!

板金修理

 

このような状況なのであなたも
ハリアー60系の中古を買ったら

ぶつけると高くつくというのは
覚えておきたいポイントであります。

 

 

注意点③:ハリアー60系にCVTの故障⇒保証期間延長のアナウンスが!

CVT 参考画像

 

ハリアー60系の中古を買ったら
注意したいポイントとして

無段変速機のCVTミッションが故障し
アクセルを踏み込んでもセーフモードで
加速しなくなる危険性があることから

CVTミッションに保証期間延長が
アナウンスされた経緯があります!

 

【トヨタCVT保証期間延長】
https://toyota.jp/recall/kaisyu/170719.html

トヨタ CVT トラブル

 

H25年10月~28年3月
の期間に生産された

ZSU60W:前輪駆動車

ZSU65W:4WD車

 

これら各モデルのハリアー60系は、

CVTのトルクコンバーターの
構成部品に強度不足があり

加減速を繰り返すとクラッチが
作動しなくなって警告灯が点灯し
セーフモードになってしまい

アクセルを踏んでも加速しなくなる
危険性があることから

このような症状が出た場合に
保証期間が延長され

無償にて修理するアナウンスが
された経緯があります。

新車登録から
5年または10万㎞以内

新車登録から9年以内

 

ただ、当然のことながら
延長されたといっても

保証期間を過ぎてしまえば
タダでは直してもらえません。

ここで注意したいのは、

わざわざ保証期間が
延長されるほどトラブルが多い

ということ。

あなたが狙っている
ハリアー60系の中古車が
この保証期間を過ぎた車両で

買ってからCVTが壊れたら
30万や40万が飛ぶような
高額修理に巻き込まれるので
注意したいポイントです・・・!

 

 

注意点④:カスタムされた60系ハリアーの中古車

ハリアー60系 カスタム

 

ハリアー60系の中古車情報を見てると
エアロやローダウン、マフラー、
アルミなどバリッとキマってて

いいね~、わかってるね~^^

と思ってしまうような
カスタム&ドレスアップされた
中古車もよくでていますが、

そんなカスタムされた
ハリアー60系の中古を購入するなら

・車検対応のカスタムか

・純正部品は残っているか

っていうことは
要注意なポイントです。

 

日々の仕事の中で
整備工場さんから車検がらみなどで

・サスペンション1台分

・センターとリヤのマフラー

・ヘッドライト

などのお問い合わせがよく来ます。

マフラーは音量だけでなく
認証がとれていないと車検が
通せなかったり厳しくなってますし、

ヘッドライトはイカリングとか
スゴイのが装着されててNGだから
安い中古を探して~ときたり、

いまダウンサスが入っているけど
最低地上高が足りてないし

ノーマルのバネは
お客さん持ってないって言うから
1台分探してよ~って感じで。

でも、中古パーツを探してみても
前述したようにハリアー60系は
なかなか見つかりません・・・

※ヘッドライトやテールランプの「塗装」にも注意!
先日、仲のいい整備工場さんから表面を黒く塗装してブラックアウトされたヘッドライトの塗装が落とせなくて車検に通せないから安い中古ヘッドライト探して~とお問い合わせがきたことが!

ヘッドライトやテールランプを塗装してブラックアウトしているカスタム車両はこんな落とし穴があるので注意したいところです・・・

 

新品で部品を交換するとなれば
すぐに10万や20万が飛ぶだけに

車検に対応していない
カスタムがされた中古車だったり
純正部品が残っていない場合は、

あなたがハリアー60系の
中古車を購入した後に

車検や故障した時など困った状況に
見舞われかねません・・・

カスタム・チューニングされた
ハリアー60系の中古を買うなら

・車検に対応しているか

・純正部品は残っているか

といったことは
確認しておくのが安心です^^

 

※個人的に困ったのは「社外アルミ」。以前カスタムされたC7のコルベットを買ったんですが車検がきたときにホイール替えないと車検通らないよ~って言われて困ったことが。”なんちゃらフォージド”ってかっこいいホイールだったんですが、認証マークがないだかなんかで車検NGらしくって。。。こんなこともあるので社外アルミもご注意くださいませ~^^

コルベット C7 評価

 

 

⇒60ハリアーの中古、故障リスクを回避するには

ハリアー60系 維持費

 

ここまでお話してきたように
ハリアー60系の中古車には

いろいろ注意したい弱点ともいうべき
不具合の多い部品がありますが

距離を走った中古車であれば
いつ故障が起きてもおかしくない
状況なのは認識しておきたいところ。

前述したエアコンのコンプレッサーや
発電機であるオルタネーター以外にも
たとえば・・・

・セルモーター(スターター)
セルモーターの参考画像

・CVTミッション
CVT 参考画像
保証期間延長の対象車は特に要注意です!

・パワステ関係
パワステギヤボックス 参考画像

・センサー部品
センサー部品の参考画像

・ドアミラーやパワーウインド関係
ハリアー60系 故障

・ナビなどの電装品etc.
ハリアー60系 純正ナビ

 

と、経年劣化によって
故障が避けられない部品が
いろいろ潜んでいますが

ハリアー60系を買ってから
急に故障する可能性も
ゼロではありません。。。
こればっかりはホントわかりません・・・

60系ハリアー カスタム

 

このようなリスクを回避するために
検討して損はないのが「保証」

中古車販売店が独自に保証を
設定しているケースもありますし、

カーセンサーやグーといった媒体が
中古車に有償で保証をつけることも。

万一の不具合が発生した際に
保証でカバーしてもらえれば

修理代を自腹で払うことなく
クルマを直してもらえちゃうので

多少のコストがかかったとしても
保険として保証をつけるという
選択肢もアリだと思います。

一般ユーザーさんからメールで問い合わせが来る時に
「中古車を買って2週間ですが故障してしまって・・・」
「保証を付けてなかったので自費で修理になります・・・」
「そのため安いリビルト品を探してます・・・」
なんてメッセージが添えられてることも少なくありませんので!

 

※また、中古車販売店の保証に加え
自動車保険でも「故障保証」を月々わずかな費用で
受けられるものもあるので検討する価値ありだと思います^^

 

 

⇒ハリアー60系の中古車を買う前にもう一つだけ確認しておきたいこと

ハリアー60系 欲しい

 

ハリアー60系の中古を
購入するなら気をつけたい

・エアコンの故障

・オルタネーターの故障

・エンジンの中はキレイか?

・CVTのトラブル

・ぶつけると高くつく

・カスタムされた中古車

など弱点や注意点のことを
部品屋の視点でお伝えし、
リスク回避のこともお話ししました。

あと残るは狙っている
ハリアー60系の中古車があるなら

どうすれば少しでも安く買えるか
っていうことですよね^^

 

中古車の場合は新車と違って
値引きといった概念がありませんし
もし値引きしてくれる中古車があれば

それは元々その分を見越して
車両価格が高めに設定されていると
考えてもいいと思います。

ではどうやって狙っている
ハリアー60系の中古車を安く買うか。

それはやっぱり

いま乗っているクルマを
高く買い取ってもらうこと

に尽きると思います。

中古車 買取

 

自分もいまの部品屋の会社を
立ち上げて1年たった時に

やっと軌道に乗ってきたから
クルマ買い替えるか~と思って
ネットの中古車情報を見てたら

前から欲しかった
スカイラインクーペの中古が

クルマで小一時間くらいの
近所にいいのがでてたんです^^

走行距離も1万㎞ちょっと、
ブレーキキャリパーが
対向4POTにカスタムされてて!

その時に乗ってた車は
新車で買って13年のアコード。

たしか13万㎞位走ってて
まあ過走行の部類ではあったんですが

6MTのスポーツグレードで
根強い人気があるモデルだから

10万や15万にはなるかな~
なんて考えてたんです。

で、スカイラインを見に行った時に
お店の人に下取りを聞いてみると

10年超えてるクルマは
ウチでは買取できないんですよね

なんてことを言われ!
乗ってきた車を見もしないでバッサリでしたし・・・

 

まさか下取りがゼロとは
想像もしてなかったんで
これはけっこうショックで・・・

でも見に行ったクルマ
バリモノだったしどうしても欲しい、

だけど月々のローンは安くしないと
軌道に乗ったとはいえまだ綱渡りな
起業1年目なだけに恐いし。

そこで役に立ったのが無料一括査定。

買取できないなんて言われた
いままで乗ってきた13年落ちの車が
ホントに価値がないのか

ネットの一括査定で
ためしに確認してみたんです。

で、何社か回答きたのが
30万~40万!

これだけでもゼロ円からすると
とんでもなくいいですよね^^

でもこの時は結局
45万で買い取ってもらえました!

買取してくれた業者さん、
アコードの中古車を若いお客さんから
探してとバックオーダー受けてて

ちょうど自分のアコードが
そのお客さんの希望にあうとのことで
どうしても売って欲しいと。

で、45万で買い取ってもらえたから
無事お目当てのスカイラインクーペに
乗り換えすることができました^^

CPV35

 

この後もいろいろと乗り換えましたが
一括査定が結局一番高く売れる印象があります。
オークション的なのもやってみましたが
思ったほど値があがらないことが多くて・・・

もしあなたも狙っている
ハリアー60系の中古車があるなら

1~2分くらいの入力で
買取相場がチェックできるので
試してみる価値、アリだと思います。

ハリアー60系 価格

 

いま乗っているクルマが
想像以上に買取相場が高ければ
高いうちに買い取ってもらって

お目当てのハリアー60系の中古に
予定を前倒で乗り換えることも
できちゃいますしね^^

まずはあなたも愛車の買取相場、
チェックしてはいかがでしょうか!?

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