スタイリッシュなデザインが
色あせない魅力を放つ1台・・・
スズキ セルボ!
そんなスズキ セルボの
中古相場をチェックしてみると、
10万kmオーバーの過走行車や
事故歴(修復歴)アリが多い中で
そんなに走ってないセルボの中古が
探せばコミコミ20万ぐらいでも見つかり
安くてオシャレな
軽自動車を探してるなら
おススメなセルボの中古相場だな~と!
でも、スズキ セルボは
最終後期モデルでも2009年式と
年数がたってきているだけに
あなたもスズキ セルボを
中古で狙っているなら気になるのは
買ってから急に故障や不具合がでないか
っていうことじゃないでしょうか。
今回はスズキセルボを
中古で狙っているなら注意したい
故障が多い箇所や弱点を
部品屋の視点でお伝えします!
◆目次
弱点①:エアコンの故障
スズキ セルボの中古を
狙っているなら注意したい
春~秋には整備工場さんから
お問い合わせが多い=壊れてる
定番の弱点な部品なのが・・・
・エアコンのコンプレッサー
エアコンのガスを圧縮するのが
このコンプレッサーですが、
経年劣化によるコンプレッサーの
焼付きや異音といったトラブルが
避けられない状況にあり
特にHG21Sのセルボは
年数がたってきてるので
いつ壊れてもおかしくない
状況であるといえます。
エアコンをよく使う時期である
春~秋にかけて特に故障が多く
このエアコンのコンプレッサーの
お問い合わせも増えますが、
注意したいのが
修理代が高いっていうこと。
上の画像にもあるように
エアコンはシステムで成り立っていて
コンプレッサーが焼付いたり
異音がでたりと故障したからといって
コンプレッサーそれだけを
交換すればいいっていうような
単純な話しじゃありません・・・
主に故障の原因になるのが
エキスパンションバルブという
髪の毛の細さ程度しかない
霧吹き器のノズル部分だったり、
リキッドタンクとよばれる
フィルターの役目がある部分で
スラッジなどが詰まり
異常高圧⇒コンプレッサーが故障
といった流れになることが多いので
コンプレッサーや関連したパーツの
部品代+工賃+ガス代と加わっていくと
10万や20万が飛んでいきます!
焼付きやロックでコンプレッサー内部の削れカスがシステム内に回っちゃうとコンデンサーの交換や、配管も全部外して清掃など大事になっちゃいます・・・
弱点②:オルタネーター(発電機)
次にセルボの中古で注意したい
弱点な部品なのがオルタネーター!
このオルタネーターはバッテリーに
電気を供給する発電機ですが
発電時はキンキンに熱くなるため
経年劣化による故障が避けられません。
こちらも熱の影響なのか
エアコンのコンプレッサーと同じく
特に夏場の暑い時期は
整備工場さんからのお問合せが多く
オルタネーターを交換となれば
安価なリビルト品で交換しても
5万コース覚悟の高額修理ですし、
そもそもオルタネーターが故障して
発電不良になればバッテリーがあがって
走行不能、立往生に見舞われ
レッカー呼んだりしたり
バッテリーも交換して・・・と
なにかと費用がかさみがちです!
注意点①:エンジンの中はキレイ?!
スズキ セルボの中古を
購入するなら注意したい、
買う前に必ず確認したいのが
エンジン内部が上の画像のように
汚なくなってないかということ。
オイル交換をサボっていると
こんなふうに内部にスラッジがたまり
エンジンが焼付いてしまったり
とんでもない状況に発展する危険性が!
整備工場さんから軽自動車とか中古エンジンの問い合わせを受けた時に在庫状況を調べていると、15万kmとか距離を走っていてもエンジンの中がホントにキレイでオイル交換ちゃんとしてたんだろうな~っていうのもあれば、5~6万kmぐらいでもスラッジやオイル焼けで中が汚くてなんじゃこりゃっていうのもあります!
そのためお目当ての
セルボの中古があるなら
購入前に必ず確認したいのが
オイルフィラーキャップを開けて
キャップの裏やエンジンの内部が
汚れていないかということ。
ドロドロなヘドロみたいなスラッジがついてたらちょっとヤバイです、そのクルマ!
もしこれをしっかり確認せず
エンジンの中がひどい個体を
あなたが中古で買ってしまったら
後々エンジン焼付きなど高額故障の
リスクがあなたに降りかかってきます!
また、オイル交換もされず
「乗りっぱなし」にされてたような
愛情なく乗られていた
中古車をつかんでしまったら
後になってからいろいろと
トラブルが出る可能性があるので
用心したいところ・・・
中古車のいわゆる
「当たり」「ハズレ」って
愛情もって乗られていたかが
大きく関与していると思います。
オイル交換のような
基本的なメンテナンスさえ
されていなかったようなクルマだと
下駄がわりにラフに運転されて
大切にされてなかったなんてことも
想像できてしまいます。
そんな状況ではなにかとヤレや
劣化がでてしまいがちですので、
ハズレをつかまないためにも
エンジンの中がキレイかどうかや
オイル交換とかがされていたかを
当たり、ハズレの判断材料の一つとして
チェックするのがおススメです^^
※また、あなたが狙っているセルボがターボ車ならエンジンオイルのメンテナンスが適切にされていなかった場合タービンが焼付いたり、白煙がでたり、パワーがでなくなったりといろいろと不具合が発生するリスクがあります。
タービンがブローして修理・交換するとなれば安価なリビルト品で交換しても10万オーバー覚悟の高額修理になるので要注意です・・・(実際、整備工場さんからタービンのお問い合わせも多いですし!)
注意点②:電動格納ドアミラーの保証期間延長
お目当てのセルボの中古車に
【電動格納ドアミラー】が
装着されていたら注意です!
【スズキ保証期間変更情報】
https://www.suzuki.co.jp/about/recall/2014/0130/index.html
平成20年5/6~21年12/18
の期間に生産された
ウインカー付き電動格納ドアミラー
が装着されたスズキ セルボは、
ドアミラー内部の部品が破損し
閉じたり開けたりできなくなる
不具合が発生した場合、
従来3年または6万㎞までの
保証期間だったものに対して
10年または10万㎞まで
保証期間が延長されています。
ただ、延長はされたとはいえ
タイムリミットを迎えているので
故障しても保証されません・・・
ここで覚えておきたいのは
わざわざ保証期間が延長されたほど
ウインカー付き電動格納ドアミラーに
トラブルが出やすいということ。
そして実際に日々の仕事の中でも
整備工場さんから電格ドアミラーの
お問い合わせが非常に多い状況です。
新品で交換するとなると
片側3万程度はかかるだけに
狙っているセルボの中古車が
電動格納ドアミラー仕様なら
注意したいポイントです!
注意点③:セルボはぶつけると高くつく!
セルボの中古車を買ったら
ホントに注意したいのが
「ぶつけると修理代が高い」
ということ!
クルマはぶつけて壊せば
修理代が高くつくものですが、
それでもドアやバンパーなど
同色の中古部品が見つかれば
鈑金・塗装で修理するよりも
大幅に修理代を圧縮できます。
しかしセルボはドアやバンパー、
ヘッドライト、フェンダーなど
ありとあらゆる部品の中古が
なかなか見つからない状況です。
年数がたったクルマですし
みんなぶつけてしまうからか
いろいろと中古部品が流通しないという
厳しい状況にあります・・・・。
そのため泣く泣く高額な新品で
交換する羽目になり修理代が
高くなりがちです。
変わった色、珍しいカラーの場合はホント絶望的です!
鈑金できないほど
べっこりいっちゃったら
新品部品で交換になりますが
新品のドアとかって
色が塗装されていないから
塗装代なんかもプラスされて
すぐに10万や20万が飛ぶような!
で、スズキ セルボで
特に注意をしたいのが
「リヤゲート」をぶつけて壊すと
大変な目にあうということ。
ハッチバックのクルマ特有の
上に開くこのリアのハッチゲート。
この画像からもわかるように
スズキ セルボのリヤバンパーは
厚みのない薄~いデザインなので
後ろまわりをぶつけると
リヤゲートもグッチャリといく
危険性がありますが
このリヤゲート修理代が
刺激的に高いんです・・・
運よく同じ色の中古が見つかっても
10万前後が飛んでいきます!
程度が良ければまだしもですがけっこう傷や凹みがあるのにプレミア価格ですんごい値段が高いなんてことも・・・
タイミング悪く中古で同色の
リヤゲートが見つからず
さらには板金修理できないほど
ガッツリと凹ませた時には
新品のリヤゲートに塗装して
ガラスを脱着して・・・と、
20万コースも覚悟みたいな!
このような状況なのであなたも
セルボを中古で買ったら
ぶつけると高くつくというのは
覚えておきたいポイントであります!
注意点④:カスタムされたセルボの中古車
スズキ セルボの
中古車情報を見ていると
ローダウン、マフラー、
エアロや社外アルミなど
センスよくキマってて
いいね~、わかってるね~^^
と思ってしまうような
カスタム&ドレスアップされた
中古車もよくでていますが、
そんなカスタムされた
セルボの中古を購入するなら
・車検に適合したカスタムか
・カスタムされた部分の
純正部品は残されているか
っていうことは要注意です!
もし車検に適合しない
カスタムがいろいろとされていて
純正パーツも残されていなかったら
車検を通す際や故障した際に
非常に困った状況に陥ります。
セルボは前述したように
純正の中古パーツを探しても
なかなか見つからない状況ですし、
新品の純正部品は
思いのほか高額です。
【※車検対応マフラーでも要注意!】
先日、仲のいい整備工場さんからマフラーのお問い合わせがきたのですが、お客さんのクルマには車検対応のマフラーがついてはいるものの経年劣化で音量が大きくなってしまい交換しないと車検がダメだから中古でマフラー探して~とお問い合わせがきたことが!
【※ヘッドライトやテールランプの「塗装」にも注意!】
整備工場さんから意外と多いのが、表面を黒く塗装してブラックアウトされたヘッドライトの塗装が落とせなくて車検に通せないから安い中古ヘッドライト探して~っていうお問い合わせ。
ヘッドライトやテールランプを塗装してブラックアウトしているカスタム車両はこんな落とし穴があるので注意したいところです・・・
そのためカスタムした部分を
元に戻さないと車検が通せないと
指摘されてしまった場合など
泣く泣く高額な新品で
部品交換する羽目に・・・
交換しなきゃいけない部品の新品が生産終了とか納期未定なんてことになってたら目も当てられません・・・
このようなリスクがあるだけに
マフラーやアルミなどカスタムされた
セルボの中古車を買うなら
・車検に適合したカスタムか
・カスタムされた部分の
純正部品は残されているか
ということは
しっかり確認してから
購入するのが安心です^^
※個人的に困ったのは「社外アルミ」。以前カスタムされたC7のコルベットを買ったんですが車検がきたときにホイール替えないと車検通らないよ~って言われて困ったことが。”なんちゃらフォージド”ってかっこいいホイールだったんですが、認証マークがないだかで車検NGらしくって。。。こんなこともあるので社外アルミもご注意くださいませ~^^
⇒セルボの中古、故障リスクを回避するには
ここまでスズキ セルボで
整備工場さんからのお問い合わせが
多い部品=よく壊れてる弱点な部品を
ご案内してきましたが、
10年落ち、15年落ちと
年数がたった中古車であれば
あなたが買ってから急に
故障するリスクがある部品が
他にもいろいろと潜んでいます。
たとえば・・・
セルモーターの故障で始動不良
ラジエターの水漏れ
電動パワステの故障で重ステ
・ドアミラーやパワーウインド関係
ドアミラーは保証期間延長のお話しをしましたが、ホントよく壊れてお問い合わせが来ます・・・だから、あなたもセルボを買ったら必要な時以外はドアミラーをたたまないのがおススメです!
・センサー関係
これらのトラブルも経年劣化で
避けることができませんが
あなたがセルボの中古を
買ってからすぐに故障する
可能性もゼロではありません。
こればっかりはホントわかりません・・・
このようなリスクを回避するために
検討して損はないのが「保証」。
中古車販売店が独自に保証を
設定しているケースもありますし、
カーセンサーやグーといった媒体が
中古車に有償で保証をつけることも。
万一の不具合が発生した際に
保証でカバーしてもらえれば
修理代を自腹で払うことなく
クルマを直してもらえちゃうので
多少のコストがかかったとしても
保険として保証をつけるという
選択肢もアリだと思います。
※一般ユーザーさんからメールで問い合わせが来る時に「中古車を買って2週間ですが故障してしてしまいましたが修理代の見積もりが20万近くって言われ・・・保証を付けてなかったので自費で修理になります。そのため安いリビルト品を探してます」なんてメッセージが添えられてることも少なくありませんので!
※また、中古車販売店の保証に加え自動車保険でも「故障保証」を月々わずかな費用で受けられるものもあるので検討する価値ありだと思います^^
⇒セルボの中古を買う前にもう一つだけ確認しておきたいこと
セルボの中古車で注意したい
故障の多い弱点やリスク回避のことを
部品屋視点でお話ししてきましたが
残るは狙っているセルボの中古を
どうすれば少しでも安く買えるか
っていうことですよね^^
中古車の場合は新車と違って
値引きといった概念がありませんし
もし値引きしてくれる中古車があれば
それは元々その分を見越して
車両価格が高めに設定されていると
考えてもいいと思います。
ではどうやって狙っている
セルボの中古車を安く買うか。
それはやっぱり
いま乗っているクルマを
高く買い取ってもらうこと
に尽きると思います。
自分もいまの部品屋の会社を
立ち上げて1年たった時に
やっと軌道に乗ってきたから
クルマ買い替えるか~と思って
ネットの中古車情報を見てたら
前から欲しかった
V35のスカイラインクーペの中古が
クルマで小一時間くらいで行ける
中古車屋にいいのがでてたんです^^
走行距離も1万㎞ちょっと、
ブレーキキャリパーが
対向4POTにカスタムされてて!
その時に乗ってた車は
新車で買って13年のアコード。
たしか13万㎞位走ってて
まあ過走行の部類ではあったんですが
6MTのスポーツグレードで
根強い人気があるモデルだから
10万や15万にはなるかな~
なんて考えてたんです。
で、スカイラインを見に行った時に
お店の人に下取りを聞いてみると
10年超えてるクルマは
ウチでは買取できないんですよね
なんてことを言われ!
まさか下取りがゼロとは
想像もしてなかったんで
これはけっこうショックで・・・
乗ってきた愛車を見もしないで言われましたし!
でも見に行ったスカイライン
バリモノだからどうしても欲しい、
だけど月々のローンは安くしないと
軌道に乗ったとはいえまだ綱渡りな
起業1年目なだけに恐いし。
そこで役に立ったのが
インターネットの無料一括査定。
買取できないと言われた13年落ちの
自分の車はホントに価値がないのか
それとも値段がつくのか
ためしに確認してみると・・・
何社か回答きたのが
30万~40万!
これだけでもゼロ円からすると
とんでもなくいいですよね^^
でもこの時は結局
45万で買い取ってもらえました!
買取してくれた業者さん、
アコードの中古車を若いお客さんから
探してとバックオーダー受けてて
ちょうど自分のアコードが
そのお客さんの希望にあうとのことで
どうしても売って欲しいと。
で、結局45万で売ることができたから
無事お目当てのスカイラインクーペに
無理なく乗り換えできました^^
この後もいろいろ乗換えましたが
結局のところ一括査定をお願いするのが
一番高く売れる印象があります。
オークション的なのもやってみましたが思ったほど値があがらないことが多くて。。。
もしあなたも狙っている
スズキ セルボの中古があるなら
1~2分くらいの入力で
買取相場がチェックできるので
試してみる価値、アリだと思います。
いま乗っているクルマが
想像以上に買取相場が高ければ
高いうちに買い取ってもらって
お目当てのセルボの中古に
予定を前倒しで乗り換えることも
できちゃいますしね^^
まずはあなたも愛車の買取相場、
チェックしてみてはいかがでしょうか!?
愛車を一括査定に依頼してみる
↓ ↓ ↓