優雅でエレガントな
インフィニティデザインをまとった
プレミアムハイブリッドサルーン・・・
V37スカイラインハイブリッド!
新車価格は500~600万クラスに移行し
世界のプレミアムDセグメント市場で
ベンツCクラスやBMW3シリーズと
渡り合えるだけの質感の高さや
洗練されたフィールを持ち
ラグジュアリーなオーラも魅力的な
V37系スカイラインハイブリッド!
そんなスカイラインハイブリッドの
中古相場をチェックしてみると、
コミコミ150万以下の安いのは
10万km前後の過走行車が多いですし
修復歴(事故歴)アリなのも
多いですよね!?
でも200万ぐらいの予算で考えれば
そこまで走ってないのも探せるという
500万オーバーの新車価格から考えると
なかなかお値ごろな状況でしょうか^^
そんなスカイラインハイブリッドを
あなたも中古で狙っているなら
いずれにしても心配なのは
中古で買ってから急に故障しないか
っていうことじゃないでしょうか?!
今回はスカイラインハイブリッドを
中古で狙っているなら注意したい
故障や弱点といった部分を
「部品屋の視点」で
解説していきますよ~!
◆目次
ハイブリッド車であることが弱点!?
V37 スカイラインハイブリッドは
「ハイブリッド」であることが
弱点といえます!
・・・なんてことを言うと、
ハイブリッドだからいいのに
何を言ってるのこの人は!?
って思われちゃうかもしれませんが
普段の仕事で部品を卸す仕事をしてると
ハイブリッド車の「怖さ」を
感じる出来事がちょこまかあります。
ご存知の通りハイブリッド車は
普通のガソリンなど車にはない
・駆動用モーター
・ハイブリッド用バッテリー
・インバーター
・電動エアコン
などハイブリッド特有の部品が
数多く採用されていますが
これらの部品が故障すると
どえらい修理代に発展して
燃費がよくて浮いたガソリン代など
一瞬にして吹飛ぶような状況に!
先日も某ハイブリッドの
ミニバンに乗る一般ユーザーさんから
悲痛なメッセージとともに
部品の問い合わせがあったのですが
その内容はというと・・・
駆動用バッテリーと、インバーターが故障して、ディーラーで82万と言われました。あまりにも高いので安い中古はありますでしょうか。宜しくお願いします。
いや~82万って・・・
これは極端な例かもですが
ハイブリッドの関連部品が故障すると
30万や40万はすぐ飛ぶので
故障した際に「高くつく」というのが
ハイブリッドの最大の弱点と言っても
過言ではありません!
注意点①:エンジンの中はキレイ?!
スカイラインハイブリッドの
中古を購入する前に注意したい、
必ず確認したいのが
エンジン内部が上の画像のように
汚なくなってないかということ。
オイル交換をサボっていると
こんなふうに内部にスラッジがたまり
エンジンが焼付いてしまったり
とんでもない状況に発展する危険性が!
整備工場さんから軽自動車とか中古エンジンの問い合わせを受けた時に在庫状況を調べていると、15万kmとか距離を走っていてもエンジンの中がホントにキレイでオイル交換ちゃんとしてたんだろうな~っていうのもあれば、5~6万kmぐらいでもスラッジやオイル焼けで中が汚くてなんじゃこりゃっていうのもあります!
そのため狙っている
スカイラインハイブリッドの
中古車があるなら
オイルフィラーキャップを開けて
キャップの裏やエンジンの内部が
汚れていないか要確認です。
スラッジや黒いオイルがベッタリついてたらそのクルマ、危険につき。。。
もしこれをしっかり確認せず
エンジンの中がひどい個体を
あなたが中古で買ってしまったら
後々エンジン焼付きなどの
リスクがあなたに降りかかってきます!
また、オイル交換もされず
「乗りっぱなし」にされてたような
愛情なく乗られていた
中古車をつかんでしまったら
後になってからいろいろと
トラブルが出る可能性があるので
用心したいところ・・・
中古車のいわゆる
「当たり」「ハズレ」って
愛情もって乗られていたかが
大きく関与していると思います。
オイル交換のような
基本的なメンテナンスさえ
されていなかったようなクルマだと
下駄がわりにラフに運転されて
大切にされてなかったなんてことも
想像できてしまいます。
そんな状況ではなにかとヤレや
劣化がでてしまいがちですので、
ハズレの中古車をつかまないためにも
エンジンの中がキレイかどうかや
オイル交換とかが定期的にされてたかを
当たり、ハズレの判断材料の一つとして
チェックするのがおススメです^^
あと自分が中古車を買うときにチェックするポイントは座席のサポート部分とかにひどいシワやヨレ、擦れたり劣化がないかってのはよく見ます。
こういった部分も前述したような「愛されていたかどうか」「丁寧に乗られていたか」がわかるポイントだと思っていますので。
注意点②:V37 スカイラインハイブリッドはぶつけると高くつく部分とは
V37 スカイラインハイブリッドを
中古で買ったらホントに注意なのが
「ぶつけると修理代が高い」
ということ!
クルマはぶつけて壊せば
修理代が高くつくものですが、
それでもドアやバンパーなど
同色の中古部品が見つかれば
鈑金・塗装で修理するよりも
大幅に修理代を圧縮できます。
しかしV37 スカイラインHVは
ドアやバンパー、ヘッドライト、
フェンダーなど
ありとあらゆる外装部品の中古が
なかなか見つからない状況です。
なぜ見つからないかというと、
海外市場でも需要が高く大人気なので
20万㎞オーバーとかの
過走行車でボロボロだったとしても
事故車でグッチャリいってても
解体ヤードにクルマが入庫すると
すぐに外人バイヤーさんなどが
廃車になった
V37 スカイラインハイブリッドを
クルマ丸ごと輸出してしまうので
「部品取り」されることもなく
どんどん国外へ流出してしまい
その結果としてバンパーなどの
中古部品が流通しないという
困った状況にあります・・・・。
特にハイブリッド車の場合はなんでもモンゴルの需要がすごいらしいです・・・
そんな状況だから珍しい色、
あまり見かけない車体色だと
ホント絶望的です・・・!
このような事情があって
V37 スカイラインハイブリッドを
ぶつけて壊すと
高い新品部品で板金塗装など
修理代が高くなりがちです!
ちなみに気になる
新品の定価はというと・・・
フロントバンパー:約7万
グリルは約4万!
前フェンダー:約4万+塗装代
リヤバンパー:約7万
ヘッドライト:約12万
ドアミラー:約3万5000
カメラ付きは驚愕の約8万!
う~ん・・・マンダム・・・
元々が高級車の
スカイラインハイブリッドなだけに
どんなに中古車価格は安くなろうとも
部品代は超ハイプライスなまま・・・
だからあなたも
V37 スカイラインハイブリッドの
中古車を買ったらぶつけると高くつく
というのは覚えておきたいポイントです!
注意点③:走行不能などの危険性があるリコール
①アクセルを踏んでなくても
勝手に加速する危険性
②駆動モーターが作動停止して
走行不能に陥る危険性
【国土交通省リコール情報】
https://www.mlit.go.jp/report/press/jidosha08_hh_001718.html
ブレーキペダルを踏んだ際に
制動力をアシストしてくれる
ブレーキブースター。
このブレーキブースターの
ポンプのモーターが動作不良を起こし
制動力のアシストがされなくなることで
ブレーキの効きが低下、
制動距離が延びる危険性があるため
リコールがアナウンスされた
経緯があります。
平成26年1/28~7/28
の期間に生産された
HV37:FR車
平成26年1/25~7/17
の期間に生産された
HNV37:4WD車
これら各モデルの
スカイラインハイブリッドが該当し、
改善措置としては
ECUのプログラムを修正する
駆動モーターインバーターの
制御プログラムを修正する
といった措置が取られています。
特に②の走行不能になる
危険性があるトラブルの方は
他車種も含め実際に
少なくとも14件も発生して
リコールになっているだけに
あなたが狙っている
V37 スカイラインハイブリッドが
リコールに該当する車両なら
改善措置を受けたかどうか
しっかり確認したいところです!
でもリコールの改善措置なんて
別に確認なんかしなくたって
ちゃんとやってんじゃないの?
そう思うかもしれませんが
それがですね、そうでもないんです。
普段整備工場さんから
部品の問い合わせがきた時に
依頼された部品を調べてると
あれ?これリコールになってるよ!?
なんてことがちょこまかあります。
どういう経緯で
リコールの改善措置を受けていない
状況になってしまったかは不明ですが
こういったやり取りも
日々の仕事の中で少なくありません。
走行不能やアクセルを踏んでないのに
勝手に加速するといったような
危険なトラブル内容だけに
狙っているスカイラインハイブリッドが
リコールに該当するなら購入する前に
ちゃんとリコールの対策がされたか
履歴を確認しておくのが安心です。
注意点④:電子制御ステアリングの不具合⇒意図しない方向に進む危険性
ドライバーのハンドル操作を
電気信号に変換して操舵するという
V37 スカイラインハイブリッドが
世界に先駆けて市販車に採用した
先進の機構・・・
ステアリング・バイ・ワイヤ技術!
しかしエンジン始動時の
設定プログラムが不適切なため
ハンドルを切った状態で駐車し、
その状態からエンジンを始動すると
タイヤ転舵角を誤演算し、
ハンドルとタイヤの切れ角にズレが生じ
ハンドルを真っ直ぐにしているのに
タイヤは真っ直ぐに戻っておらず
意図しない方向に進んでしまう
危険性があることから
リコールがアナウンスされた
経緯があるんです!
【国土交通省リコール情報】
https://www.mlit.go.jp/report/press/jidosha08_hh_002290.html
平成26年1/25~27年12/28
の期間に生産された
HV37:FR車
平成26年1/28~27年12/17
の期間に生産された
HNV37:4WD車
これら各モデルの
スカイラインハイブリッドが該当し、
改善措置としては、
電子制御ステアリングの
制御プログラムを書き換える
といった措置が取られています。
このトラブルも実際に
少なくとも3件も発生して
リコールになっていますし、
ハンドルとタイヤの向きが
一致しない想定外のトラブルだけに
ヒヤッとさせられる危険性があるので
こちらのトラブルも
しっかり改善措置を受けたか
ちゃんと確認するのが安心です。
注意点⑤:カスタムされたスカイラインハイブリッドの中古車
スカイラインハイブリッドの
中古車情報を見ていると
ローダウンやエアロ、
アルミなどセンスよくキマってて
いいね~、わかってるね~^^
と思ってしまうような
カスタム&ドレスアップされた
中古車もよくでていますが、
そんなカスタムされた
スカイライン ハイブリッドの
中古車を買うなら注意したいのが
・車検に適合したカスタムか
・カスタムされた部分の
純正部品は残されているか
っていうこと。
もし車検に適合しない
カスタムがいろいろとされていて
純正パーツも残されていなかったら
車検を通す際や故障した際に
非常に困った状況に陥ります。
スカイライン ハイブリッドは
前述したように純正の中古パーツを
探してもなかなか見つかりませんし
そのためカスタムした部分を
元に戻さないと車検が通せないと
指摘されてしまった場合などには
泣く泣く高額な新品で
部品交換する羽目に・・・
すぐに10万や20万が飛んでいくような!
【※車検対応マフラーでも要注意!】
先日、仲のいい整備工場さんからマフラーのお問い合わせがきたのですが、お客さんのクルマには車検対応のマフラーがついてはいるものの経年劣化で音量が大きくなってしまい交換しないと車検がダメだから中古でマフラー探して~とお問い合わせがきたことが!
【※ヘッドライトやテールランプの「塗装」にも注意!】
整備工場さんから意外と多いのが、表面を黒く塗装してブラックアウトされたヘッドライトの塗装が落とせなくて車検に通せないから安い中古ヘッドライト探して~っていうお問い合わせ。
ヘッドライトやテールランプを塗装してブラックアウトしているカスタム車両はこんな落とし穴があるので注意したいところです・・・
このようなリスクがあるだけに
ローダウンなどカスタムされた
スカイライン ハイブリッドの
中古車を買うなら
・車検に適合したカスタムか
・カスタムされた部分の
純正部品は残されているか
ということはしっかり確認してから
購入するのが安心です^^
※個人的に困ったのは「社外アルミ」。以前カスタムされたC7のコルベットを買ったんですが車検がきたときにホイール替えないと車検通らないよ~って言われて困ったことが。”なんちゃらフォージド”ってかっこいいホイールだったんですが、認証マークがないだかで車検NGらしくって。。。こんなこともあるので社外アルミもご注意くださいませ~^^
⇒スカイラインハイブリッドの中古、故障リスクを回避するには
最初にお話しした通り
V37 スカイラインハイブリッドは
「ハイブリッド」であるということが
魅力であり最大の弱点といえます。
ハイブリッド関連部品に
不具合やトラブルが発生すれば
フツーのガソリン車では考えられない
数十万コース覚悟といったような
超高額な修理代の請求書が
空からヒラヒラと舞い降ります。
そして低燃費で浮いたガソリン代など
一瞬にして吹飛ぶどころか
ハイブリッド意味ないじゃん(怒)
と、後悔しかねません・・・。
また、ハイブリッド関係の
部品以外にも、
・7ATミッション
・電動ドアミラーやパワーウインド関係
・センサー部品
など、経年劣化によって
故障が避けられない部品が
いろいろ潜んでいます。
あなたがスカイラインハイブリッドの
中古を買ってからすぐに故障する
可能性もゼロではありません。
こればっかりはホントわかりません・・・
このようなリスクを回避するために
検討して損はないのが「保証」。
中古車販売店が独自に保証を
設定しているケースもありますし、
カーセンサーやグーといった媒体が
中古車に有償で保証をつけることも。
万一の不具合が発生した際に
保証でカバーしてもらえれば
修理代を自腹で払うことなく
クルマを直してもらえちゃうので
多少のコストがかかったとしても
保険として保証をつけるという
選択肢もアリだと思います。
一般ユーザーさんからメールで問い合わせが来る時に「中古車を買って2週間ですが故障してしまって・・・」「修理代の見積もりが20万近くって・・・」「保証を付けてなかったので自費で修理になります・・・」「そのため安いリビルト品を探してます・・・」なんてメッセージが添えられてることも少なくありませんので!
※また、中古車販売店の保証に加え自動車保険でも「故障保証」を月々わずかな費用で受けられるものもあるので検討する価値ありだと思います^^
⇒V37 スカイラインハイブリッドの中古を買う前にもう一つだけ確認しておきたいこと
V37 スカイラインハイブリッドの
中古で注意したいポイントなど
部品屋の視点でお伝えし、
リスク回避のこともお話ししました。
あとは狙っている
V37 スカイラインハイブリッドの
中古車があるなら
どうすれば少しでも安く買えるか
っていうことですよね^^
中古車の場合は新車と違って
値引きといった概念がありませんし
もし値引きしてくれる中古車があれば
それは元々その分を見越して
車両価格が高めに設定されていると
考えてもいいと思います。
ではどうやって狙っている
V37 スカイラインハイブリッドの
中古を安く買うか。
それはやっぱり
いま乗っているクルマを
高く買い取ってもらうこと
に尽きると思います。
自分もいまの部品屋の会社を
立ち上げて1年たった時に
やっと軌道に乗ってきたから
クルマ買い替えるか~と思って
ネットの中古車情報を見てたら
前から欲しかった
スカイラインクーペの中古車が
クルマで小一時間くらいの
近所にいいのがでていたんです^^
走行距離も1万㎞ちょっと、
ブレーキキャリパーが
対向4POTにカスタムされていて!
その時に乗ってた車は
新車で買って13年のアコード。
たしか13万㎞位走ってて
まあ過走行の部類ではあったんですが
6MTのスポーツグレードで
根強い人気があるモデルだから
10万や15万にはなるかな~
なんて考えてたんです。
で、スカイラインを見に行った時に
お店の人に下取りを聞いてみると
10年超えてるクルマは
ウチでは買取できないんですよね
なんてことを言われ!
乗ってきた愛車を見もしないでバッサリ・・・
まさか下取りがゼロとは
想像もしてなかったんで
これはけっこうショックで・・・
でも見に行ったクルマ
バリモノだったしどうしても欲しい、
だけど月々のローンは安くしないと
軌道に乗ったとはいえまだ綱渡りな
起業1年目なだけに恐いし。
そこで役に立ったのが無料一括査定。
買取できないなんて言われた
いままで乗ってきた13年落ちの車が
ホントに価値がないのか
ネットの一括査定で
ためしに確認してみたんです。
で、何社か回答きたのが
30万~40万!
これだけでもゼロ円からすると
とんでもなくいいですよね^^
でもこの時は結局
45万で買い取ってもらえました!
買取してくれた業者さん、
アコードの中古車を若いお客さんから
探してとバックオーダー受けてて
ちょうど自分のアコードが
そのお客さんの希望にあうとのことで
どうしても売って欲しいと。
で、45万で買い取ってもらえたから
無事お目当てのスカイラインクーペに
乗り換えすることができました^^
この後もいろいろ乗換えましたが
結局のところ一括査定をお願いするのが
一番高く売れる印象があります。
もしあなたも狙っている
V37 スカイラインハイブリッドの
中古車があるなら
1~2分くらいの入力で
買取相場がチェックできるので
試してみる価値、アリだと思います。
いま乗っているクルマが
想像以上に買取相場が高ければ
高いうちに買い取ってもらって
気になるスカイラインハイブリッドに
予定を前倒で乗り換えることも
できちゃいますしね^^
まずは愛車の買取相場だけでも
確認してみてはいかがでしょうか?!
愛車を一括査定に依頼してみる
↓ ↓ ↓