
Sクラスのフィールを内包した
 ラグジュアリークーペ・・・
ベンツ CLクラス!
伸びやかなラインを描く
 洗練されたデザインは
 時代を超越した美しさを放ち
インテリアに目を向けてみても
 ラグジュアリーな空間が広がり
ハンドルを握るたびに
 貴方に大きな満足と優越感を
 もたらしてくれるはず・・・

そんなベンツ CLクラスの
 中古相場をチェックしてみると
後期CL550ブルーエフィシエンシーの
 距離浅な上モノであっても
 コミコミ300万ぐらいで見つかり
元々が1500万オーバーの
 新車価格を考えると
 非常にお買い得な中古相場だな~と!

しかしベンツ CLクラスを
 あなたも中古で狙っているなら
 いずれにしても気になるのは
買ってから急に故障しないか
 っていうことじゃないでしょうか?!
今回はベンツ CLクラスの
 中古を狙っているなら注意したい
 故障や弱点といった部分を
「部品屋の視点」で
 解説していきますよ~!
◆目次
弱点①:エアコンの故障

ベンツCLクラスの
 中古を買ったら注意したい
春~秋には整備工場さんからの
 お問い合わせが少なくない
 弱点な部品なのが・・・
・エアコンのコンプレッサー
エアコンのガスを圧縮するのが
 このコンプレッサーですが、
経年劣化によるコンプレッサーの
 焼付きや異音といったトラブルが
 避けられない状況にあり
C215は言うまでもなく
 最終後期のC216でも2015年式と
 年数がたっているだけに
いつ壊れてもおかしくない
 状況であるといえます。

エアコンをよく使う時期である
 春~秋にかけて特に故障が多く
このエアコンのコンプレッサーの
 お問い合わせも増えますが、
注意したいのが
 修理代が高いということ。
上の画像にもあるように
 エアコンはシステムで成り立っていて
コンプレッサーが焼付いたり
 異音がでたりと故障したからといって
コンプレッサーそれだけを
 交換すればいいっていうような
 単純な話しじゃありません・・・

主に故障の原因になるのが
 エキスパンションバルブという
 髪の毛の細さ程度しかない
 霧吹き器のノズル部分だったり、
リキッドタンクとよばれる
 フィルターの役目がある部分で
 スラッジなどが詰まり
異常高圧⇒コンプレッサーが故障
 といった流れになることが多いので
コンプレッサーや関連したパーツの
 部品代+工賃+ガス代と加わっていくと
 30万や40万が飛んでいきます!
 焼付きやロックでコンプレッサー内部の削れカスがシステム内に回っちゃうとコンデンサーの交換や、配管も全部外して清掃など大事になっちゃいます・・・
弱点②:オルタネーター(発電機)

次にベンツCLクラスの中古で
 注意したい弱点な部品が・・・
 オルタネーター!
オルタネーターはバッテリーに
 電気を供給する発電機ですが
発電時はキンキンに熱くなるため
 経年劣化による故障が避けられません。
こちらも熱の影響なのか
 エアコンのコンプレッサーと同じく
特に夏場の暑い時期は
 整備工場さんからのお問合せが多く
修理交換となれば
 安価な社外新品があればそれでも
 10万オーバー覚悟の高額修理ですし、
そもそもオルタネーターが故障して
 発電不良になればバッテリーがあがって
レッカー呼んだりしたり
 バッテリーも交換して・・・など
 なにかと費用がかさみがちです!
弱点③:ラジエターからの水漏れ

経年劣化によるトラブルが避けられず
 こちらも整備工場さんなどから
お問い合わせが
 ちょこまかくるラジエター。
交換するとなると
 ラジエター本体だけでなく
ホース類などの周辺パーツ代、
 冷却水代、交換工賃と加わって
 20万や30万が飛んでいく高額修理に!
で、このラジエターのトラブルは
 厄介なことに走行距離が浅くとも
年数がたったことによる経年劣化で
 急にトラブルが発生するので
 注意したいところです・・・!
私自身も、10年選手だけど3万kmの距離浅な中古車で急に水漏れが発生し困った経験が・・・昨日までは何ともなかったのに朝乗ろうと駐車場に行ったら地面にクーラントが漏れてて・・・(泣)
急にきます、ラジエターの水漏れ!

注意点①:エンジンの中はキレイ?!

ベンツ CLクラスの中古を
 購入するなら注意したい、
 買う前に必ず確認したいのが
エンジン内部が上の画像のように
 汚なくなってないかということ。
オイル交換をサボっていると
 こんなふうに内部にスラッジがたまり
エンジンが焼付いてしまったり
 とんでもない状況に発展する危険性が!
整備工場さんから軽自動車とか中古エンジンの問い合わせを受けた時に在庫状況を調べていると、15万kmとか距離を走っていてもエンジンの中がホントにキレイでオイル交換ちゃんとしてたんだろうな~っていうのもあれば、5~6万kmぐらいでもスラッジやオイル焼けで中が汚くてなんじゃこりゃっていうのもあります!
そのためお目当ての
 ベンツCLクラスの中古があるなら
 購入前に必ず確認したいのが
オイルフィラーキャップを開けて
 キャップの裏やエンジンの内部が
 汚れていないかということ。

 ドロドロなヘドロみたいなスラッジがついてたらちょっとヤバイです、そのクルマ!
もしこれをしっかり確認せず
 エンジンの中がひどい個体を
 あなたが中古で買ってしまったら
後々エンジン焼付きや
 ターボ車ならタービンブローなど
高額故障のリスクが
 あなたに降りかかってきます!

また、オイル交換もされず
 「乗りっぱなし」にされてたような
愛情なく乗られていた
 中古車をつかんでしまったら
後になってからいろいろと
 トラブルが出る可能性があるので
 用心したいところ・・・
以前、とあるマセラティの中古車を見に行ったときのこと。ネットの画像ではクルマもイイ感じできれいだったのに実際に現車を目の前にしたらけっこうキズやらうっすら凹みがあったり、タイヤもボロボロだし荒れた感じで。もしやと思いボンネットを開けてオイルキャップ外してみたら中は真っ黒&キャップにはスラッジで!ホントこのクルマ買ったらヤバイなって感じでした~
この手のクルマでも意外とメンテナンスがちゃんとされてなくてズボラに乗られてたようなのもあるので注意したいところです!

中古車のいわゆる
 「当たり」「ハズレ」って
 愛情もって乗られていたかが
 大きく関与していると思います。
オイル交換のような
 基本的なメンテナンスさえ
 されていなかったようなクルマだと
下駄がわりにラフに運転されて
 大切にされてなかったなんてことも
 想像できてしまいます。
そんな状況ではなにかとヤレや
 劣化がでてしまいがちですので、
ハズレをつかまないためにも
 エンジンの中がキレイかどうかや
オイル交換とかがされていたかを
 当たり、ハズレの判断材料の一つとして
 チェックするのがおススメです^^
あと自分が中古車を買うときにチェックするポイントは座席のサポート部分とかにひどいシワやヨレ、擦れたり劣化がないかってのはよく見ます。
こういった部分も前述したような
 「愛されていたかどうか」
 「丁寧に乗られていたか」
 がわかるポイントだと思っていますので。

注意点②:エンジン不調、エンジントラブル

C216 ベンツCLクラスで
 定番のトラブルと言えばの
「タンブルフラップ」と呼ばれる
 吸気量を調整するバルブが動かなくなって
 エンジン不調になる厄介な不具合。
上の画像の矢印部分のステーが
 プラスチック製なだけに
 経年劣化で破損してしまい、
吸気量の調整が
 正常にできなくなることで
 エンジン不調になってしまいます。
このyoutubeの動画だと
 タンブルステーの動きがよくわかります。
 こんな部分にプラスチックなんて使わないでよ・・・ホントにもうっ!
で、このプラスチックのステー、
 見た目は1000円もしないような
 ちょっとしたパーツですが
ここだけでの部品供給がなく
 ステーが壊れたとなればディーラーでは
インテークマニホールド丸ごと
 新品交換:20万コースという
 恐ろしい修理代になってしまいます!

このネックとなるプラスチックの
 ステーをアルミ製にした社外品も
 アフターパーツで出されていて
1~2万程度とインマニ丸ごとより
 大幅に部品代を安くあげられますが
やはりインマニの脱着など
 工賃が高くつくので
 いずれにしても厄介なところです・・・

注意点③:CLクラスはぶつけると高くつく!

ベンツ CLクラスの
 中古車を購入したら
 ホントに注意したいのが
「ぶつけると修理代が高い」
ということ!
クルマはぶつけて壊せば
 修理代が高くつくものですが、
それでもドアやバンパーなど
 同色の中古部品が見つかれば
鈑金・塗装で修理するよりも
 大幅に修理代を圧縮できます。
しかしベンツCLクラスの
 ドアやバンパー、ヘッドライト、
 フェンダーなどの中古部品は
探してもなかなか見つかりません。
どうしても外車なだけに
 国産車と比べ絶対数が
 圧倒的に少ないのが影響して
バンパーなどの中古部品の在庫が
 なかなか見つかりません・・・
で、困ったことに外車は
 部品代が国産車と比べ高く
すぐに50万や100万が飛ぶような
 修理代になってしまいます・・・
中古車価格は国産車と変わらないような
 水準になってきている状況ですが
こういった「部品代」を観察すると
 やはり外車は外車という感じです・・・
バンパーなんかは元々の部品価格が高いだけでなく国産車と違って新品のバンパーを取り寄せても「色が塗られていない」ことがほとんどなので塗装代も別途必要となって大変なことに!

このような状況なのであなたも
 ベンツ CLクラスの中古を買ったら
ぶつけると高くつくというのは
 覚えておきたいポイントであります。
先日、某外車ディーラーで自損事故で入庫しているクルマがあったのですが、担当氏に話を聞いてみたらそのオーナーさん、「車両保険は入っていたものの、月々の保険料を節約するために【車両 対 車両】の事故にしか対応しない契約にしちゃってて・・・」ということで
100万近い修理代の自己負担になっちゃったんだとか!そんなにひどいキズに見えなかったけどボディカラーも特別色の深みのあるパールで、その塗装もあって高くついちゃって~なんてことも言ってました・・・
ベンツCLクラスをはじめ、この手の高級車はやはり転ばぬ先の杖として自損事故も含めしっかりカバーしてくれる車両保険に入っておくのが安心と言えそうです^^(車両保険に入っておけば車両盗難のカバーもしてもらえますし!)
注意点④:カスタムされたCLクラスの中古車

ベンツ CLクラスの
 中古車情報を見ていると
エアロやローダウン、マフラー、
 アルミなどバリッとキマってて
いいね~、わかってるね~^^
と思ってしまうような
 カスタム&ドレスアップされた
 中古車もよくでていますが、
そんなカスタムされた
 CLクラスの中古を購入するなら
・車検対応のカスタムか
・純正部品は残っているか
ということは
 要注意なポイントです。
日々の仕事の中で
 整備工場さんから車検がらみで
・サスペンション1台分
・センターとリヤのマフラー
・ヘッドライト
などのお問い合わせがよく来ます。
マフラーは音量だけでなく
 認証がとれていないと車検が
 通せなかったり厳しくなってますし、
ヘッドライトはイカリングとか
 スゴイのが装着されててNGだから
 安い中古を探して~ときたり、
いまダウンサスが入っているけど
 最低地上高が足りてないし
ノーマルのバネは
 お客さん持ってないって言うから
 1台分探してよ~って感じで。
で、中古パーツを探してみても
 なかなか見つかりません・・・
【※車検対応マフラーでも要注意!】
 先日、仲のいい整備工場さんからマフラーのお問い合わせがきたのですが、お客さんのクルマには車検対応のマフラーがついてはいるものの経年劣化で音量が大きくなってしまい交換しないと車検がダメだから中古でマフラー探して~とお問い合わせがきたことが!

【※ヘッドライトやテールランプの「塗装」にも注意!】
 整備工場さんから意外と多いのが、表面を黒く塗装してブラックアウトされたヘッドライトの塗装が落とせなくて車検に通せないから安い中古ヘッドライト探して~っていうお問い合わせ。
ヘッドライトやテールランプを塗装してブラックアウトしているカスタム車両はこんな落とし穴があるので注意したいところです・・・
新品で部品を交換するとなれば
 すぐに20万や30万がすぐ飛ぶだけに
車検に対応していない
 カスタムがされた中古車だったり
 純正部品が残っていない場合は、
あなたがCLクラスを購入した後に
 車検や故障した時など困った状況に
 見舞われかねません・・・
カスタム・チューニングされた
 ベンツ CLクラスの中古を買うなら
・車検に対応しているか
・純正部品は残っているか
といったことは
 確認しておくのが安心です!
※個人的にも困ったのは「社外アルミ」。以前カスタムされたC7のコルベットを買ったんですが車検がきたときにホイール替えないと車検通らないよ~って言われて困ったことが。”なんちゃらフォージド”ってかっこいいホイールだったんですが、認証マークがないだかなんかで車検NGらしくって。。。こんなこともあるので社外アルミもご注意くださいませ~^^

⇒CLクラスの中古、故障リスクを回避するには

ここまでお話してきたように
 ベンツCLクラスの中古車には
いろいろ注意したい弱点ともいうべき
 不具合の多い部品がありますが
距離を走った中古車であれば
 いつ故障が起きてもおかしくない
 状況なのは認識しておきたいところ。
前述したエアコンのコンプレッサーや
 発電機であるオルタネーター、
吸気を調整するプラスチックの
 ステー以外にもたとえば・・・
・セルモーター(スターター)
 
・オートマミッション
 
・パワステ関係
 
・センサー部品
 
・ドアミラーやパワーウインド関係
 
・ナビなどの電装品etc.
 
 先日も某ディーラー担当者と話しをしてたところ、純正ナビの画面が真っ黒=ブラックアウトの故障で入庫してる某高級外車がいたんですが、どうやら修理に50万コースらしく・・・やっぱりいい値段してます、この手の電装品!!
と、経年劣化によって
 故障が避けられない部品が
 いろいろ潜んでいますが
ベンツ CLクラスの中古を
 買ってから急に故障する可能性も
 ゼロではありません。。。
 こればっかりはホントわかりません・・・

このようなリスクを回避するために
 検討して損はないのが「保証」。
中古車販売店が独自に保証を
 設定しているケースもありますし、
カーセンサーやグーといった媒体が
 中古車に有償で保証をつけることも。
万一の不具合が発生した際に
 保証でカバーしてもらえれば
修理代を自腹で払うことなく
 クルマを直してもらえちゃうので
多少のコストがかかったとしても
 保険として保証をつけるという
 選択肢もアリだと思います。
※一般ユーザーさんからメールで問い合わせが来る時に「中古車を買って2週間ですが故障してしてしまいましたが修理代の見積もりが20万近くって言われ・・・保証を付けてなかったので自費で修理になります。そのため安いリビルト品を探してます」なんてメッセージが添えられてることも少なくありませんので!
※また、中古車販売店の保証に加え自動車保険でも「故障保証」を月々わずかな費用で受けられるものもあるので検討する価値ありだと思います^^
⇒CLクラスの中古車を買う前にもう一つだけ確認しておきたいこと

ベンツ CLクラスの中古を
 購入するなら気をつけたい
・エアコンの故障
・オルタネーターの故障
・ラジエターの水漏れ
・エンジンの中はキレイか?
・エンジン不調などの不具合
・ぶつけると高くつく
・カスタムされた中古車
など弱点や注意点のことを
 部品屋の視点でお伝えし、
 リスク回避のこともお話ししました。
あと残るは狙っている
 CLクラスの中古車があるなら
どうすれば少しでも安く買えるか
 っていうことですよね^^

中古車の場合は新車と違って
 値引きといった概念がありませんし
 もし値引きしてくれる中古車があれば
それは元々その分を見越して
 車両価格が高めに設定されていると
 考えてもいいと思います。
ではどうやって狙っている
 CLクラスの中古車を安く買うか。
それはやっぱり
いま乗っているクルマを
 高く買い取ってもらうこと
に尽きると思います。

自分もいまの部品屋の会社を
 立ち上げて1年たった時に
やっと軌道に乗ってきたから
 クルマ買い替えるか~と思って
 ネットの中古車情報を見てたら
前から欲しかった
 スカイラインクーペの中古が
クルマで小一時間くらいの
 近所にいいのがでてたんです^^
走行距離も1万㎞ちょっと、
 ブレーキキャリパーが
 対向4POTにカスタムされてて!
その時に乗ってた車は
 新車で買って13年のアコード。
たしか13万㎞位走ってて
 まあ過走行の部類ではあったんですが
6MTのスポーツグレードで
 根強い人気があるモデルだから
10万や15万にはなるかな~
 なんて考えてたんです。
で、スカイラインを見に行った時に
 お店の人に下取りを聞いてみると
10年超えてるクルマは
 ウチでは買取できないんですよね
なんてことを言われ!
 乗ってきた車を見もしないでバッサリでしたし・・・
まさか下取りがゼロとは
 想像もしてなかったんで
 これはけっこうショックで・・・
でも見に行ったクルマ
 バリモノだったしどうしても欲しい、
だけど月々のローンは安くしないと
 軌道に乗ったとはいえまだ綱渡りな
 起業1年目なだけに恐いし。
そこで役に立ったのが無料一括査定。
買取できないなんて言われた
 いままで乗ってきた13年落ちの車が
 ホントに価値がないのか
ネットの一括査定で
 ためしに確認してみたんです。
で、何社か回答きたのが
 30万~40万!
これだけでもゼロ円からすると
 とんでもなくいいですよね^^
でもこの時は結局
 45万で買い取ってもらえました!
買取してくれた業者さん、
 アコードの中古車を若いお客さんから
 探してとバックオーダー受けてて
ちょうど自分のアコードが
 そのお客さんの希望にあうとのことで
 どうしても売って欲しいと。
で、45万で買い取ってもらえたから
 無事お目当てのスカイラインクーペに
 乗り換えすることができました^^

この後もいろいろ乗換えましたが
 結局のところ一括査定をお願いするのが
 一番高く売れる印象があります。
 オークション的なのもやってみましたが思ったほど値があがらないことが多くて・・・
もしあなたも狙っている
 CLクラスの中古車があるなら
1~2分くらいの入力で
 買取相場がチェックできるので
 試してみる価値、アリだと思います。
いま乗っているクルマが
 想像以上に買取相場が高ければ
 高いうちに買い取ってもらって
お目当てのCLクラスの中古車に
 予定を前倒で乗り換えることも
 できちゃいますしね^^
まずはあなたも愛車の買取相場、
 チェックしてはいかがでしょうか!?
愛車を一括査定に依頼してみる
 ↓   ↓   ↓
 


