50フーガの弱点や故障を【部品屋の視点】で解説するよ!

Y50系フーガ

 

ラグジュアリーな雰囲気と
スポーティな走りが高次元で融合した
美しきプレミアムサルーン・・・

Y50系の日産フーガ!

50フーガ 内装

 

そんな50フーガの中古相場を
チェックしてみると

70万あたりの予算でも
距離もそこまで走ってない
50フーガの中古がいろいろ選び放題な
非常にお買い得な感じの相場ですが、

50フーガの中古は
年数がたってきてるだけに

気になるのは買ってから
急に「故障」とかしないかって
ことじゃないでしょうか?!

今回はそんな50フーガで注意したい
故障や弱点を「部品屋の視点」
解説していきますよ~!

 





 

 

⇒50フーガに弱点はあるか?

50フーガ 評判

 

Y50系フーガで注意したい
弱点ともいうべき故障が多い
部分はあるのか?!

その答えは・・・

特にコレといって無し!?

ということ。

50フーガは不思議と
「定番」といえるような
故障が多い部品ってないと思います。

その理由は、日々の仕事の中で
整備工場さんやディーラーさんから
50フーガの部品のお問い合わせが
ほとんどありません^^

あれだけ売れたクルマで
いまも数多く走っているのに

整備工場さんからの問合せが
ほとんど来ることがないので

「壊れにくい」といった
図式が成り立つと思います^^

 

 

注意点①:エンジンの中はキレイ?!

エンジン内部の汚れ

 

フーガ50系の中古を買うなら
注意したい、必ず確認したいのが

エンジン内部が上の画像のように
汚なくなってないかということ。

オイル交換をサボっていると
こんなふうに内部にスラッジがたまり

エンジンが焼付いてしまったりと
とんでもない状況に見舞われます。

整備工場さんから軽自動車とか中古エンジンの問い合わせを受けた時に在庫状況を調べていると、15万kmとか距離を走っていてもエンジンの中がホントにキレイでオイル交換ちゃんとしてたんだろうな~っていうのもあれば、5~6万kmぐらいでもスラッジやオイル焼けで中が汚くてなんじゃこりゃっていうのもあります!

 

そのためお目当ての
フーガ50の中古車があるなら
購入前に必ず確認したいのが

オイルフィラーキャップを開けて
キャップの裏やエンジンの内部
汚れていないかということ。

エンジン内部の汚れ
ヘドロみたいなスラッジがついてたらちょっとヤバイです、そのクルマ!

 

もしこれをしっかり確認せず
エンジンの中がひどい個体を
あなたが中古で買ってしまったら

後々エンジン焼付きなど高額故障の
リスクがあなたに降りかかってきます!

 

また、オイル交換もされず
「乗りっぱなし」にされてたような

愛情なく乗られていた
中古車をつかんでしまったら

後になってからいろいろと
トラブルが出る可能性があるので
用心したいところ・・・

Y50 フーガ 燃費

 

中古車のいわゆる
「当たり」「ハズレ」って
愛情もって乗られていたかが
大きく関与していると思います。

オイル交換のような
基本的なメンテナンスさえ
されていなかったようなクルマだと

こき使われてラフに運転され
大切にされてなかったなんてことも
想像できてしまいます。

そんな状況ではなにかとヤレ
劣化がでてしまいがちですので、

ハズレをつかまないためにも
エンジンの中がキレイかどうかや

オイル交換とかがされてたかを
当たり、ハズレの判断材料の一つとして
チェックするのがおススメです^^

あと自分が中古車を買うときにチェックするポイントは座席のサポート部分とかにひどいシワやヨレ、擦れたり劣化がないかってのはよく見ます。

こういった部分も前述したような
「愛されていたかどうか」
「丁寧に乗られていたか」
「前のオーナーの人柄」
がわかる
ポイントだと思っていますので。

オイル交換

 

 

注意点②:50フーガはぶつけると高くつく

板金修理

 

特にコレといった弱点といえる
故障しやすい部品は無い印象がある
50フーガですが

部品屋の立場として警告する
注意したいポイントが一つあります!

それは・・・

ぶつけると修理代が高い

ということ!

 

ドアやバンパー、ヘッドライトなど
ぶつけて壊してしまった場合に
安く直す方法として

中古部品で交換することで修理代を
大きく下げることができますが
50フーガではそうはいきません。

その理由は、
なぜか中古部品が見つからない
ことが多いから・・・!

50フーガをはじめクラウンなど
この手のプレミアムサルーンって

不思議と中古のドアやバンパーなど
中古部品が見つからないんです。

そのためぶつけて壊した場合に
修理代が高くなりがちで

鈑金できないほど
べっこりいっちゃったら
新品部品で交換になりますが

新品のドアとかって
色が塗装されていないから

塗装代なんかもプラスされて
すぐに20万や30万が飛びます。

板金修理

 

ちなみに気になる新品定価は・・・

フロントバンパー:約10万

フロントフェンダー:約5万+塗装代

HIDヘッドライト:約20万

カメラ付きドアミラー:約10万

 

う~ん・・・マンダム・・・

元々が高級車のフーガだけに
部品定価がとんでもない値段に。

だから50フーガを買ったら
ぶつけると高くつくというのは
覚えておきたいポイントです!

 

 

注意点③:要注意なリコール

Y50 フーガ 口コミ

 

50フーガを中古で買うなら
注意したいリコールがあります。

 

・加速不良やエンストの恐れ
https://www.nissan.co.jp/RECALL/DATA/figure3227.html

 

50フーガ リコール

 

H16年10月~21年10月の期間に
生産されたY50系フーガは

アクセルペダルが原因で
加速不良やエンストに見舞われる
危険性があることからリコールが
発令されています。

狙っているフーガの中古車が
リコールに該当する車両なら

改善措置を受けたかどうか
ちゃんと確認したいところです。

50フーガ 中古車 注意点

 

でもリコールの改善措置なんて
別に確認なんかしなくたって
ちゃんとやってんじゃないの?

 

そう思うかもしれませんが
それがですね、そうでもないんです。

普段整備工場さんから
部品の問い合わせがきた時に
依頼された部品を調べてると

あれ?これリコールになってますよ

なんてことがちょこまかあります。

どういう経緯で
リコールの改善措置を受けてない
状況になってしまったかは不明ですが

こういったやり取りも
日々の仕事の中で少なくないので

お目当ての中古車を買う前に
ちゃんとリコールの対策がされているか
履歴を確認しておくのが安心です。

※あと、例のエアバッグのリコールも50系フーガは該当しているのでこのあたりも対応済みか要確認です!

 

 

注意点④:ダッシュボードの割れ、ベタつき

Y50 フーガ 中古車 注意点

 

Y50系のフーガで避けられず
中古車の走行距離が少なくても

年数がたったことによる
ダッシュボードの
「割れ」「ベタつき」・・・

 

Y50 フーガに限らず、
トヨタやレクサスなど他メーカーでも

2006年~2012年ぐらいの
年式のクルマはダッシュボードの
割れやベタつきが多くって・・・

どうやらこの頃のダッシュボード、
従来よりもリサイクル性を
高めるようにした結果、

経年劣化で割れたり
ベタつきがでやすいみたいで。

このダッシュボードの劣化は
ネットの中古車サイトの写真だけでは
なかなか判別しにくいですが、

写真ではキレイに見えてても
実車ではすごくボロいってことも
あるので注意したいところです。

個人的にもダッシュボードがベージュの2009年式インフィニティFXを購入したんですが、カーセンサーとかの画像ではキレイだったけど実車を見に行ったらかなり割れがあちこちに発生してたし、ベタベタで汚れがついてるのがベージュだから目立ってて・・・なんてことが(苦笑)

結局納車前にダッシュボードを交換してもらったんですが、いまは素材が変更されているらしくまず再発はしないそうです。

あと余談ですがこの中古車屋さん、「新型のコロ助」が流行していた時に在庫車の内装をアルコール系の除菌剤でウィルス対策していたそうですが、何ヶ月かするといろいろな在庫車のダッシュボードが水膨れみたいになったり、べたついたりが多発して大変だったとのこと。

あなたもY50 フーガの中古を買ったら、アルコール系の素材でダッシュボードを拭いたりしないように注意したいところです・・・!

 

 

注意点⑤:カスタムされたフーガ50の中古車

Y50 フーガ カスタム

 

フーガ50の中古車情報を見ていると
ローダウンやマフラー、アルミなど
センスよくキマってて

いいね~、わかってるね~^^

と思ってしまうような
カスタム&ドレスアップされた
中古車もよくでていますが、

そんなカスタムされた
フーガ50の中古を購入するなら

・車検に適合したカスタムか

・カスタムされた部分の
純正部品は残されているか

っていうことは要注意です!

もし車検に適合しない
カスタムがいろいろとされていて
純正パーツも残されていなかったら

車検を通す際や故障した際に
非常に困った状況に陥ります。

フーガ50は前述したように
純正の中古パーツを探しても
なかなか見つからない状況ですし、

新品の純正部品は
思いのほか高額です。

 

そのためカスタムした部分を
元に戻さないと車検が通せないと
指摘されてしまった場合など

泣く泣く高額な新品で
部品交換する羽目に・・・

【※車検対応マフラーでも要注意!】
先日、仲のいい整備工場さんからマフラーのお問い合わせがきたのですが、お客さんのクルマには車検対応のマフラーがついてはいるものの経年劣化で音量が大きくなってしまい交換しないと車検がダメだから中古でマフラー探して~とお問い合わせがきたことが!

Y50 フーガ チューニング

【※ヘッドライトやテールランプの「塗装」にも注意!】
整備工場さんから意外と多いのが、表面を黒く塗装してブラックアウトされたヘッドライトの塗装が落とせなくて車検に通せないから安い中古ヘッドライト探して~っていうお問い合わせ。

ヘッドライトやテールランプを塗装してブラックアウトしているカスタム車両はこんな落とし穴があるので注意したいところです・・・

 

このようなリスクがあるだけに
マフラーなどカスタムされた
フーガ50の中古車を買うなら

・車検に適合したカスタムか

・カスタムされた部分の
純正部品は残されているか

ということは
しっかり確認してから
購入するのが安心です^^

 

※個人的に困ったのは「社外アルミ」。以前カスタムされたC7のコルベットを買ったんですが車検がきたときにホイール替えないと車検通らないよ~って言われて困ったことが。”なんちゃらフォージド”ってかっこいいホイールだったんですが、認証マークがないだかで車検NGらしくって。。。こんなこともあるので社外アルミもご注意くださいませ~^^

コルベット C7 評価

 

 

⇒50フーガの中古、故障リスクを回避するには

50フーガ 価格

 

冒頭で50フーガはこれといって
弱点といえるような故障の多い
「定番」は無いと言いました。

でも、しかし。

50フーガの中古車は
年数がたってきていますし、

距離を走った中古車であれば
いつ故障が起きてもおかしくない
状況なのは認識しておきたいところ。

例えば注意したい
高額修理になる部品としては

・オルタネーター(発電機)
オルタネーター 発電機
安価なリビルト品で修理しても5万コース

・セルモーター(スターター)
セルモーターの参考画像
こちらも5万コース

・エアコンのコンプレッサー
カーエアコン参考画像
10万や20万が飛ぶような・・・

・ATミッション
オートマ 参考画像
30万や40万が飛ぶような・・・

・センサー部品
センサー部品の参考画像

 

このように経年劣化によって
故障のリスクがある部品が
いろいろと潜んでいます。

そして神様のイタズラのように
あなたが50フーガを買ってから

急に故障する可能性も
ゼロではありません・・・。
こればっかりはホントわかりません・・・

Y50 フーガ 中古 注意

 

このようなリスクを回避するために
検討して損はないのが「保証」

中古車販売店が独自に保証を
設定しているケースもありますし、

カーセンサーやグーといった媒体が
中古車に有償で保証をつけることも。

万一の不具合が発生した際に
保証でカバーしてもらえれば

修理代を自腹で払うことなく
クルマを直してもらえちゃうので

多少のコストがかかったとしても
保険として保証をつけるという
選択肢もアリだと思います。

※一般ユーザーさんからメールで問い合わせが来る時に「中古車を買って2週間ですが故障してしてしまいましたが修理代の見積もりが20万近くって言われ・・・保証を付けてなかったので自費で修理になります。そのため安いリビルト品を探してます」なんてメッセージが添えられてることも少なくありませんので!

 

※また、中古車販売店の保証に加え自動車保険でも「故障保証」を月々わずかな費用で受けられるものもあるので検討する価値ありだと思います^^

 

 

⇒50フーガの中古を買う前にもう一つだけ確認しておきたいこと

50フーガ 欲しい

 

さて、50フーガを
中古で狙っているなら注意したい
ポイントをお話してきました。

・ぶつけると高くつく
⇒中古部品が見つからない

・リコールの対策を受けたか

・ダッシュボードの劣化

・カスタムされた50フーガの中古車

・買ってからのリスク回避
⇒中古車販売店の保証

 

ここまできたら残るは
お目当ての50フーガの中古を

「いかに安く買うか」
っていうことですよね^^

Y50 フーガ 維持費

 

中古車の場合は新車と違って
値引きといった概念がありませんし
もし値引きしてくれる中古車があれば

それは元々その分を見越して
車両価格が高めに設定されていると
考えてもいいと思います。

ではどうやって狙っている
50フーガを安く買うか。

それはやっぱり

いま乗っているクルマを
高く買い取ってもらうこと

に尽きると思います。

中古車 買取

 

自分もいまの部品屋の会社を
立ち上げて1年たった時に

やっと軌道に乗ってきたから
クルマ買い替えるか~と思って
ネットの中古車情報を見てたら

前から欲しかった
スカイラインクーペの中古が

クルマで小一時間くらいの近所に
いいのがでてたんですよ~^^

走行距離も浅いし、
ブレーキキャリパーなんかも
対向4POTにカスタムされてて!

その時に乗ってた車は
新車で買って13年のアコード。

たしか13万㎞位走ってて
まあ過走行の部類ではあったんですが

6MTのスポーツグレードで
根強い人気があるモデルだから

10万や15万にはなるかな~
なんて考えてたんです。

で、スカイラインを見に行った時に
お店の人に下取りを聞いてみると

10年超えてるクルマは
ウチでは買取できないんですよね

なんてことを言われ!

 

まさか下取りがゼロとは
想像もしてなかったんで
これはけっこうショックで・・・
乗ってきた車を見もしないで言われましたし!

でも見に行ったクルマ
バリモノだったしどうしても欲しい、

だけど月々のローンは安くしないと
軌道に乗ったとはいえまだ綱渡りな
起業1年目なだけに恐いし。

そこで役に立ったのが無料一括査定。

買取できないと言われた
13年落ちの車にどれだけ価値があるか
ためしに確認してみると・・・

何社か回答きたのが
30万~40万!

これだけでもゼロ円からすると
とんでもなくいいですよね^^

でもこの時は結局
45万で買い取ってもらえました!

買取してもらった業者さん、
アコードの中古車を若いお客さんから
探してとバックオーダー受けてて

ちょうど自分のアコードが
そのお客さんの希望にあうとのことで
どうしても売って欲しいと。

で、45万で買い取ってもらえたから
無事お目当てのスカイラインクーペに
乗り換えすることができました^^

CPV35

 

この後もいろいろ乗換えましたが
結局のところ一括査定をお願いするのが
一番高く売れる印象があります。
オークション的なのもやってみましたが思ったほど値があがらないことが多くって・・・

もしあなたも狙っている
50フーガの中古があるなら

1~2分くらいの入力で
買取相場がチェックできるので
試してみる価値、アリだと思います。

いま乗っているクルマが
想像以上に買取相場が高ければ
高いうちに買い取ってもらって

お目当ての50フーガの中古に
予定前倒しで乗り換えるってことも
できちゃいますしね^^

まずはあなたも愛車の買取相場、
チェックしてはいかがでしょうか!?

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