ヨーロピアンスタイリッシュな
美しきプレミアムハッチバック・・・
レクサス CT200h!
ハイブリッドによる
魅力的な低燃費の経済性と静けさ、
プレミアムブランドの
レクサスにふさわしい質感の高さが
大きな満足を感じさせてくれるはず。
そんなレクサスCT200hの
中古車相場をチェックしてみると
100万あたりの車両は
けっこう10万㎞オーバーとか
距離を走ってるのが多いですよね~
修復歴「あり」もけっこうありますし!
過走行車も多いCT200hなだけに
あなたも中古で狙っているなら
心配なのは買ってから急に
故障や不具合がでないかっていう
ことじゃないでしょうか!?。
今回はレクサスCT200hを
中古で狙っているなら注意したい
故障や弱点といった部分を
「部品屋の視点」で
解説していきますよ~!
◆目次
弱点:ハイブリッド車であることが弱点!?
CT200hはハイブリッドなのが
弱点です・・・なんてこと言うと
ハイブリッドだからいいのに
何を言ってるのこの人は??
って思われちゃうかもしれませんが
普段の仕事で部品を卸す仕事をしてると
ハイブリッド車の「怖さ」を
感じる出来事がちょこまかあります。
ご存知の通りハイブリッド車は
普通のガソリンなど車にはない
・駆動用モーター
・ハイブリッド用バッテリー
・インバーター
・電動エアコン
といったハイブリッド特有の部品が
数多く採用されていますが
これらの部品が故障すると
どえらい修理代に発展して
燃費がよくて浮いたガソリン代など
一瞬にして吹飛ぶような状況に!
先日も某ハイブリッドの
ミニバンに乗る一般ユーザーさんから
悲痛なメッセージとともに
部品の問い合わせがあったのですが
その内容はというと・・・
駆動用バッテリーと、インバーターが故障して、ディーラーで82万と言われました。あまりにも高いので安い中古はありますでしょうか。宜しくお願いします。
いや~82万って・・・
これは極端な例かもしれませんが
ハイブリッドの関連部品が故障すると
20万や30万はすぐ飛ぶので
故障した際に「高くつく」というのが
ハイブリッドの最大の弱点と言っても
過言ではありません!
注意点①:満タン給油で燃料が漏れる危険性
ZWA10のレクサスCT200hで
注意したいトラブルがあります。
それは・・・
満タン給油でガソリンが漏れる!
というちょっと不安なトラブル。
【レクサス リコール情報】
https://lexus.jp/recall/2016/recall_160629_2.html
H22年11/29~27年2/4に
生産されたCT200hは、
燃料蒸発ガス排出抑制装置において
蒸発ガスの樹脂製通路の形状が不適切で
亀裂が発生することがあり
そのまま使用していると
亀裂が貫通して満タン給油の際に
燃料が漏れてガソリン臭がする
おそれがあることからリコールが
アナウンスされた経緯があります。
改善措置としては、
燃料蒸発ガス排出抑制装置を
対策品に交換する
といった措置がとられています。
このトラブルは実際に
トヨタなど他車種も含め
少なくとも205件も発生して
リコールに発展しているだけに
あなたが狙っている
レクサスCT200hの中古が
リコールに該当する車両なら
改善措置を受けたか
しっかり確認したいところです!
でもリコールの改善措置なんて
別に確認なんかしなくたって
ちゃんとやってんじゃないの?
そう思うかもしれませんが
それがですね、そうでもないんです。
普段整備工場さんから
部品の問い合わせがきた時に
依頼された部品を調べてると
あれ?これリコール対象ですよ
なんてことがちょこまかあります。
どういう経緯で
リコールの改善措置を受けてない
状況になってしまったかは不明ですが
こういったやり取りも
日々の仕事の中で少なくないので
お目当ての中古車を買う前に
ちゃんとリコールの対策がされているか
履歴を確認しておくのが安心です。
注意点②:異音や振動などのエンジン不調
ZWA10 レクサスCT200hで
要注意なトラブルがあります。
それは・・・
異音や振動などのエンジン不調!
H22年8月~24年7月に
生産されたCT200hは、
エンジンが暖まっていない状況で
近くのコンビニや駅に送り迎えなどの
「ちょい乗り」を繰り返していると
EGRバルブという排気ガスを
再循環させて排ガス浄化や低燃費に
貢献する部品にスラッジが堆積し
異音や異常振動といった
エンジン不調が起きる危険性が!
EGRにスラッジが堆積したイメージ画像
このような症状が発生し
レクサス販売店で点検の結果
該当する場合は改善措置として
・EGRバルブを対策品に交換
・ECUのプログラムを
アップデートする
といった「無償修理」の
対応がなされていました。
でも、ここで注意したいのが
無償対応は時限措置ということ。
新車登録から9年以内は
該当するエンジン不調の場合は
無償で改善措置が受けられますが
すでに無償対応期間を経過したため
タダで直してもらえません・・・
異音や異常な振動が
エンジンから発生するこの不具合を
自費で改善措置を受けるとなったら
大変な出費に見舞われるので
あなたが狙っているCT200hが
該当期間の中古車なら
改善措置を受けた車両か、
試乗してみて違和感がないか
しっかりチェックしたいところです!
注意点③:CT200hはぶつけると高くつく!
CT200hを中古で買ったら
ホントに注意したいのが
「ぶつけると修理代が高い」
ということ!
クルマはぶつけて壊せば
修理代が高くつくものですが、
それでもドアやバンパーなど
同色の中古部品が見つかれば
鈑金・塗装で修理するよりも
大幅に修理代を圧縮できます。
しかし、レクサスCT200hは
ドアやバンパー、ヘッドライトなど
ありとあらゆる外装部品の中古が
なかなか見つからない状況です。
なぜ見つからないかというと、
レクサスCT200hという
絶対数の少なさが関係していたり、
プリウスをはじめハイブリッド車は
海外市場でも需要が高く大人気なので
20万㎞オーバーとかの
過走行車でボロボロだったとしても
事故でグッチャリいってても
解体ヤードにクルマが入庫すると
すぐに外人バイヤーさんなどが
廃車になったハイブリッド車を
クルマ丸ごと輸出してしまうので
「部品取り」されることもなく
どんどん国外へ流出してしまい
その結果としてバンパーなどの
中古部品が流通しないという
困った状況にあります・・・・。
なんでもモンゴルでの需要がスゴイんだとか。。。
このような事情があって
レクサスCT200hをぶつけて壊すと
高い新品部品で板金塗装など
修理代が高くなりがちです!
特にデザインが大幅にチェンジされて
スピンドルグリルになったCT200hの後期型は
さらに中古部品が絶望的な状況なので要注意です!
ちなみに気になるCT200hの
部品の新品定価は・・・
フロントバンパー:約7万
フロントフェンダー:約3万+塗装代
フロントドア:約6万+塗装代
ヘッドライトASSY:約9万
(LEDヘッドライトASSYだと約16万!)
ドアミラー:約5万
う~ん・・・マンダム・・・
元々が高級車の
レクサスCT200hなだけに
どんなに中古車価格は安くなろうとも
部品代は超ハイプライスなまま・・・
だからあなたもCT200hを買ったら
ぶつけると高くつくというのは
覚えておきたいポイントです!
※あまり見かけないような希少色の場合も
ホントに中古部品が見つからないので特に注意です!
注意点④:エンジンの中はキレイ?!
CT200hの中古を
購入するなら注意したい、
買う前に必ず確認したいのが
エンジン内部が上の画像のように
汚なくなってないかということ。
オイル交換をサボっていると
こんなふうに内部にスラッジがたまり
エンジンが焼付いてしまったり
とんでもない状況に発展する危険性が!
整備工場さんから軽自動車とか中古エンジンの問い合わせを受けた時に在庫状況を調べていると、15万kmとか距離を走っていてもエンジンの中がホントにキレイでオイル交換ちゃんとしてたんだろうな~っていうのもあれば、5~6万kmぐらいでもスラッジやオイル焼けで中が汚くてなんじゃこりゃっていうのもあります!
そのためお目当ての
CT200hの中古車があるなら
購入前に必ず確認したいのが
オイルフィラーキャップを開けて
キャップの裏やエンジンの内部が
汚れていないかということ。
ドロドロなヘドロみたいなスラッジがついてたら
ちょっとヤバイです、そのクルマ!
もしこれをしっかり確認せず
エンジンの中がひどい個体を
あなたが中古で買ってしまったら
後々エンジン焼付きなど高額故障の
リスクがあなたに降りかかってきます!
また、オイル交換もされず
「乗りっぱなし」にされてたような
愛情なく乗られていた
中古車をつかんでしまったら
後になってからいろいろと
トラブルが出る可能性があるので
用心したいところ・・・
中古車のいわゆる
「当たり」「ハズレ」って
愛情もって乗られていたかが
大きく関与していると思います。
オイル交換のような
基本的なメンテナンスさえ
されていなかったようなクルマだと
下駄がわりにラフに運転されて
大切にされてなかったなんてことも
想像できてしまいます。
そんな状況ではなにかとヤレや
劣化がでてしまいがちですので、
ハズレをつかまないためにも
エンジンの中がキレイかどうかや
オイル交換とかがされてたかを
当たり、ハズレの判断材料の一つとして
チェックするのがおススメです^^
あと自分が中古車を買うときにチェックするポイントは
座席のサポート部分とかにひどいシワやヨレ、
擦れたり劣化がないかってのはよく見ます。
こういった部分も前述したような
「愛されていたかどうか」
「丁寧に乗られていたか」
がわかるポイントだと思っていますので。
注意点⑤:カスタムされたCT200hの中古車
レクサス CT200hの
中古車情報を見ていると
ローダウンやアルミ、マフラーなど
センスよくオシャレにキマってて
いいね~、わかってるね~^^
と思ってしまうような
カスタム&ドレスアップされた
中古車もよくでていますが、
そんなカスタムされた
CT200hの中古を買うなら
注意したいのが
・車検に適合したカスタムか
・カスタムされた部分の
純正部品は残されているか
っていうこと。
もし車検に適合しない
カスタムがいろいろとされていて
純正パーツも残されていなかったら
車検を通す際や故障した際に
非常に困った状況に陥ります。
※ヘッドライトやテールランプの「塗装」にも注意!
先日、仲のいい整備工場さんから表面を黒く塗装してブラックアウトされたヘッドライトの塗装が落とせなくて車検に通せないから安い中古ヘッドライト探して~とお問い合わせがきたことが!
ヘッドライトやテールランプを塗装してブラックアウトしているカスタム車両はこんな落とし穴があるので注意したいところです・・・
CT200hは前述したように
純正の中古パーツを探しても
なかなか見つからない状況ですし、
そのためカスタムした部分を
元に戻さないと車検が通せないと
指摘されてしまった場合などには
泣く泣く高額な新品で
部品交換する羽目に・・・
このようなリスクがあるだけに
ローダウンなどカスタムされた
CT200hの中古を買うなら
・車検に適合したカスタムか
・カスタムされた部分の
純正部品は残されているか
っていうことは
しっかり確認してから
購入するのが安心です^^
※個人的に困ったのは「社外アルミ」。以前カスタムされたC7のコルベットを買ったんですが車検がきたときにホイール替えないと車検通らないよ~って言われて困ったことが。”なんちゃらフォージド”ってかっこいいホイールだったんですが、認証マークがないだかで車検NGらしくって。。。こんなこともあるので社外アルミもご注意くださいませ~^^
⇒CT200hの中古、故障リスクを回避するには
最初にお話しした通りCT200hは
「ハイブリッド」であるということが
魅力であり最大の弱点ともいえます。
ハイブリッド関連部品に
不具合やトラブルが発生すれば
フツーのガソリン車では考えられない
30万や40万といったような
超高額な修理代の請求書が
空からヒラヒラと舞い降ります。
そして低燃費で浮いたガソリン代など
一瞬にして吹飛ぶどころか
ハイブリッド意味ないじゃん(怒)
と、後悔しかねません・・・
年数や距離を走った中古車であれば
いろいろな部品にいつ故障が起きても
おかしくない状況があるだけに
このリスクは認識したいところです。
そしてあなたが
CT200hを中古で買ってから
すぐに故障する可能性も
ゼロではありません・・・。
ホントこればっかりはわかりません。。。
このようなちょっと恐い
故障リスクを回避するために
検討して損はないのが「保証」。
中古車販売店が独自に保証を
設定しているケースもありますし、
カーセンサーやグーといった媒体が
中古車に有償で保証をつけることも。
万一の不具合が発生した際に
保証でカバーしてもらえれば
修理代を自腹で払うことなく
クルマを直してもらえちゃうので
多少のコストがかかったとしても
保険として保証をつけるという
選択肢もアリだと思います。
一般ユーザーさんからメールで問い合わせが来る時に
「中古車を買って2週間ですが故障してしまって・・・」
「保証を付けてなかったので自費で修理になります・・・」
「そのため安いリビルト品を探してます・・・」
なんてメッセージが添えられてることも少なくありませんので!
※また、中古車販売店の保証に加え
自動車保険でも「故障保証」を月々わずかな費用で
受けられるものもあるので検討する価値ありだと思います^^
⇒CT200hの中古を買う前にもう一つだけ確認しておきたいこと
CT200hを中古で買うなら
注意したいポイントなどを
部品屋の視点でお伝えし、
リスク回避のこともお話ししました。
あとは狙っている
レクサスCT200hがあるなら
どうすれば少しでも安く買えるか
っていうことですよね^^
中古車の場合は新車と違って
値引きといった概念がありませんし
もし値引きしてくれる中古車があれば
それは元々その分を見越して
車両価格が高めに設定されていると
考えてもいいと思います。
ではどうやって狙っている
CT200hの中古を安く買うか。
それはやっぱり
いま乗っているクルマを
高く買い取ってもらうこと
に尽きると思います。
自分もいまの部品屋の会社を
立ち上げて1年たった時に
やっと軌道に乗ってきたから
クルマ買い替えるか~と思って
ネットの中古車情報を見てたら
前から欲しかった
V35スカイラインクーペの中古が
クルマで小一時間くらいの
近所にいいのがでてたんです^^
走行距離も1万㎞ちょっと、
ブレーキキャリパーが
対向4POTにカスタムされてて!
その時に乗ってた車は
新車で買って13年のアコード。
たしか13万㎞位走ってて
まあ過走行の部類ではあったんですが
6MTのスポーツグレードで
根強い人気があるモデルだから
10万や15万にはなるかな~
なんて考えてたんです。
で、スカイラインを見に行った時に
お店の人に下取りを聞いてみると
10年超えてるクルマは
ウチでは買取できないんですよね
なんてことを言われ!
乗ってきた愛車を見もしないでバッサリ・・・
まさか下取りがゼロとは
想像もしてなかったんで
これはけっこうショックで・・・
でも見に行った中古車が
バリモノだったしどうしても欲しい、
だけど月々のローンは安くしないと
軌道に乗ったとはいえまだ綱渡りな
起業1年目なだけに恐いし。
そこで役に立ったのが無料一括査定。
買取できないなんて言われた
いままで乗ってきた13年落ちの車が
ホントに価値がないのか
ネットの一括査定で
ためしに確認してみたんです。
で、何社か回答きたのが
30万~40万!
これだけでもゼロ円からすると
とんでもなくいいですよね^^
でもこの時は結局
45万で買い取ってもらえました!
買取してくれた業者さん、
アコードの中古車を若いお客さんから
探してとバックオーダー受けてて
ちょうど自分の13万kmのアコードが
そのお客さんの希望にあうとのことで
どうしても売って欲しいと。
で、45万で買い取ってもらえたから
無事お目当てのスカイラインクーペに
乗り換えすることができました^^
この後もいろいろと乗り換えましたが
一括査定が結局一番高く売れる印象があります。
オークション的なのもやってみましたが
思ったほど値があがらないことが多くて・・・
もしあなたも狙っている
CT200hの中古車があるなら
1~2分くらいの入力で
買取相場がチェックできるので
試してみる価値、アリだと思います。
いま乗っているクルマが
想像以上に買取相場が高ければ
高いうちに買い取ってもらって
お目当てのレクサスCT200hに
予定を前倒で乗り換えることも
できちゃいますしね^^
まずは愛車の買取相場だけでも
確認してみてはいかがでしょうか!?
愛車を一括査定に依頼してみる
↓ ↓ ↓