180SXの弱点や故障、【部品屋の視点】で解説するよ

180SX 欲しい

 

軽量コンパクトなボディに
SR20、FRレイアウト、

そしていまのクルマにはない
リトラクタブルヘッドライト。

その希少価値、無限大・・・

日産 180SX!

180SX 価格

 

そんな180SX の
中古相場をチェックしてみると、

う~ん・・・マンダム・・・

20万kmの過走行車で
事故歴(修復歴)アリでも
コミコミ150万~って感じで

さすがは希少価値の高い
スポーツカーだな~っていう
かなり強気な中古相場ですよね!?

人気があって180SXの中古を買うときに高いっていうことは、乗換えとかで売る時にも高く買い取ってもらえる傾向にあってリセールが期待できるっていうことですけど^^

180SX 中古相場

 

でも、あなたも180SXを
中古で狙っているなら
年数がたっているだけに

いずれにしても心配なのは
中古で買ってから急に故障しないか
っていうことじゃないでしょうか?!

RPS13 欲しい

 

今回は180SXの中古を
狙っているなら注意したい
故障や弱点といった部分を

「部品屋の視点」
解説していきますよ~!

 





 

 

弱点①:パワステラックやパワステポンプ

パワステギヤボックス 参考画像

 

整備工場さんやショップさんから
頻繁にお問い合わせが来るほど
トラブルが多い

パワステラックやパワステポンプ。

180SXで定番と言える
高額な弱点部品ですが、

年式的な経年劣化や
ドリフトやサーキット走行などで
酷使する使われ方などから

異音やオイル漏れなど
不具合が避けられませんが

安価なリビルト部品を探しても
完成品在庫はまず見当たりません。

パワステラックやパワステポンプの
現物を工場に送って
修理できるかどうかの「判定見積」で

たとえばパワステラックを外して
リビルト工場に送ってみたものの

内部のサビがひどかったり
シャフトが歪んでて

現物修理できないことが
非常に多いのが厄介なところ。

 

そして中古部品を探しても
180SXのような人気のスポーツカーは

事故車や廃車がヤードに入ると
ショップや専門店がクルマ丸ごと
すぐに持って行ってしまうので

部品取りされることがなく
結果としてパワステラックをはじめ
バンパーやヘッドライトなどの部品の

安価な中古部品が
まず見つからない厳しい状況です・・・
奇跡的にあったとしても状態が悪いのに超プレミア価格で激高だったり!

このような状況なのであなたも
180SXを中古で狙っているなら

まずはお目当ての中古車の
ハンドルを回してみて異音や違和感が
ないかチェックするのが安心です!

※あと、リビルト工場の技術の方が注意点として挙げていたのが「切れ角アップ」のラックエンドが装着された車両。切れ角アップのためのエンドを装着するとラックのシャフトが本来行ってはいけない部分までまわってしまいオイル漏れを誘発するそうで・・・

あとはハイキャス付きの車両でハイキャスキャンセルするのも部品に負担をかけオイル漏れや焼き付きなどをもたらすということで。。。

切れ角アップのエンド、ハイキャスキャンセル。

走りの面でのメリットはあれど、部品には負担がかかるというデメリットは避けられないのでこのあたりは割り切っていくしかないかもですね~!

180SX ドリフト

 

 

弱点②:エアコンのコンプレッサー

カーエアコン

180SXの中古を買ったら
覚悟しておきたいのが
エアコンの故障。

180SXは1989年に登場し
後期最終型であっても1999年式と
年数がたっているだけに

エアコンのガスを圧縮する
コンプレッサーの焼き付きや異音、
ヒューズが飛ぶなど

経年劣化による不具合・トラブルは
避けることができずいつ壊れても
おかしくない状況です・・・

 

焼付きやガラガラ異音といった
不具合が春~夏~秋には頻発し

特に夏場は整備工場さんなどから
けっこう注文をいただきます。
(=それだけ壊れているっていうこと)

カーエアコン参考画像

 

で、このエアコンのコンプレッサー、

注意したいのが
修理代が高いということ。

上の画像にもあるように
エアコンはシステムで成り立っていて

コンプレッサーが焼付いたり
異音がでたりと故障したからといって

コンプレッサーだけを
交換すればいいっていうような
単純な話しじゃありません・・・

カーエアコンシステム部品 参考画像

主に故障の原因になるのが
エキスパンションバルブという
髪の毛の細さ程度しかない
霧吹き器のノズル部分だったり、

リキッドタンクとよばれる
フィルターの役目がある部分で
スラッジなどが詰まり

異常高圧⇒コンプレッサーが故障
といった流れになることが多いので

コンプレッサーや関連したパーツの
部品代+工賃+ガス代と加わっていくと
10万や20万が飛んでいく状況です!
焼付きやロックでコンプレッサー内部の削れカスがシステム内に回っちゃうとコンデンサーの交換や、配管も全部外して清掃など大事になっちゃいます・・・

安価なリビルトコンプレッサーの在庫が年々少なくなっているのも厄介です!

 

 

弱点②:オルタネーター(発電機)

オルタネーター 発電機

次に180SXの中古を買ったら
注意したい弱点な部品なのが
オルタネーター!

オルタネーターはバッテリーに
電気を供給する発電機ですが

発電時はキンキンに熱くなるため
経年劣化による故障が避けられません。
ヤケドするほどキンキンになります!

この熱の影響なのか
こちらもコンプレッサーと同じく

特に夏場の暑い季節には
整備工場さんからお問合せが多く

修理交換となれば
安価なリビルト品で交換しても
部品代だけで5万コースは覚悟ですし、

そもそもオルタネーターが故障して
発電不良になればバッテリーがあがって
レッカーを呼んだりしたり

バッテリーも交換して・・・など
なにかと費用がかさみがちです!

 

 

注意点①:エンジンの中はキレイ?!

エンジン内部の汚れ

 

180SXの中古を
購入するなら注意したい、
買う前に必ず確認したいのが

エンジン内部が上の画像のように
汚なくなってないかということ。

オイル交換をサボっていると
こんなふうに内部にスラッジがたまり

エンジンが焼付いてしまったり
とんでもない状況に発展する危険性が!

整備工場さんから軽自動車とか中古エンジンの問い合わせを受けた時に在庫状況を調べていると、15万kmとか距離を走っていてもエンジンの中がホントにキレイでオイル交換ちゃんとしてたんだろうな~っていうのもあれば、5~6万kmぐらいでもスラッジやオイル焼けで中が汚くてなんじゃこりゃっていうのもあります!

 

そのためお目当ての
180SXの中古車があるなら
購入前に必ず確認したいのが

オイルフィラーキャップを開けて
キャップの裏やエンジンの内部が
汚れていないかということ。

エンジン内部の汚れ
ドロドロなヘドロみたいなスラッジがついてたらちょっとヤバイです、そのクルマ!

 

もしこれをしっかり確認せず
エンジンの中がひどい個体を
あなたが中古で買ってしまったら

後々エンジン焼付きなど
高額故障のリスクが
あなたに降りかかってきます!

また、オイル交換もされず
「乗りっぱなし」にされてたような

愛情なく乗られていた
中古車をつかんでしまったら

後になってからいろいろと
トラブルが出る可能性があるので
用心したいところ・・・

RPS13 中古

 

中古車のいわゆる
「当たり」「ハズレ」って
愛情もって乗られていたかが
大きく関与していると思います。

オイル交換のような
基本的なメンテナンスさえ
されていなかったようなクルマだと

下駄がわりにラフに運転されて
大切にされてなかったなんてことも
想像できてしまいます。

そんな状況ではなにかとヤレ
劣化がでてしまいがちですので、

ハズレをつかまないためにも
エンジンの中がキレイかどうかや

オイル交換とかがされてたかを
当たり、ハズレの判断材料の一つとして
チェックするのがおススメです^^

あと自分が中古車を買うときにチェックするポイントは座席のサポート部分とかにひどいシワやヨレ、擦れたり劣化がないかってのはよく見ます。

こういった部分も前述したような
「愛されていたかどうか」
「丁寧に乗られていたか」
がわかる
ポイントだと思っていますので。

オイル交換

 

 

注意点②:180SXはぶつけると高くつく!

板金修理

 

180SXを買ったら
ホントに注意したいのが

「ぶつけると修理代が高い」

ということ!

クルマはぶつけて壊せば
修理代が高くつくものですが、

それでもドアやバンパーなど
同色の中古部品が見つかれば

鈑金・塗装で修理するよりも
大幅に修理代を圧縮できます。

しかし180SXは前述したように
ドアやバンパー、ヘッドライト、
ドアミラーなどといった

ありとあらゆる外装部品の中古が
なかなか見つからない状況です。

 

なぜ見つからないかというと、
スポーツカーなだけに

そもそもぶつけてしまって
壊れてしまうのが多かったり

希少価値の高いクルマなので
過走行車でボロボロだったとしても
事故車でグッチャリいってても

解体ヤードにクルマが入庫すると
専門ショップや外人バイヤーさんなどが

すぐに廃車になった180SXを
クルマ丸ごと持って行ってしまうので
「部品取り」されることがなく

その結果としてバンパーなどの
中古部品が流通しないという
困った状況にあります・・・・。

このような事情があって
180SXをぶつけて壊すと

値段の高い新品部品での
板金塗装など修理代が
高くなりがちです!

板金修理

 

180SXをはじめシルビアなど
スポーツカー系は安い中古部品を
探してもなかなか無いので

ぶつけると高くつくというのは
覚えておきたいポイントであります!

でも、修理代はかかっても
直せるならまだしも

年数がたったクルマは
新品部品の生産終了や納期未定
といったこともあるだけに

180SXの中古を買ったら
くれぐれもぶつけて壊さないように
ご注意くださいませ・・・!

 

 

注意点③:カスタムされた180SXの中古車

180SX カスタム

 

180SXの中古車情報を見ていると
エアロや車高調、マフラー、
アルミなどバリッとキマってて

いいね~、わかってるね~^^

と思ってしまうような
カスタム&チューニングされた
中古車がよくでていますが、

そんなカスタムされた
180SXを中古で購入するなら

・車検に適合したカスタムか

・カスタムされた部分の
純正部品は残されているか

といったことは確実に
確認しておきたいところです。

もし車検に適合しない
カスタムがいろいろとされていて
純正パーツも残されていなかったら

車検を通す際や故障した際などに
非常に困った状況に陥ります。

180SXは先程話したように
純正の中古パーツを探しても
なかなか見つからない状況ですし、

新品の純正部品は
いろいろと高額です。

 

【※車検対応マフラーでも要注意!】
先日、仲のいい整備工場さんからマフラーのお問い合わせがきたのですが、お客さんのクルマには車検対応のマフラーがついてはいるものの経年劣化で音量が大きくなってしまい交換しないと車検がダメだから中古でマフラー探して~とお問い合わせがきたことが!

180SX チューニング

【※ヘッドライトやテールランプの「塗装」にも注意!】
整備工場さんから意外と多いのが、表面を黒く塗装してブラックアウトされたヘッドライトの塗装が落とせなくて車検に通せないから安い中古ヘッドライト探して~っていうお問い合わせ。

ヘッドライトやテールランプを塗装してブラックアウトしているカスタム車両はこんな落とし穴があるので注意したいところです・・・

 

そのためカスタムした部分を
元に戻さないと車検が通せないと
指摘されてしまった場合

泣く泣く高額な新品で
部品交換する羽目に・・・
年数がたっているクルマだけに車検で指摘された部分が「生産終了」なんかになってたら目も当てられません!

このようなリスクがあるだけに
排気系をはじめカスタムされた
180SXの中古を買うなら

・車検に適合したカスタムか

・カスタムされた部分の
純正部品は残されているか

ということは
しっかり確認してから
購入するのが安心です^^

 

※個人的に困ったのは「社外アルミ」。以前カスタムされたC7のコルベットを買ったんですが車検がきたときにホイール替えないと車検通らないよ~って言われて困ったことが。”なんちゃらフォージド”ってかっこいいホイールだったんですが、認証マークがないだかで車検NGらしくって。。。こんなこともあるので社外アルミもご注意くださいませ~^^

コルベット C7 評価

 

 

⇒180SXの中古、故障リスクを回避するには

180SX 口コミ

 

ここまでお話してきたように
180SXの中古車には

いろいろ注意したい弱点ともいうべき
不具合が避けられない部品がありますが

距離を走った中古車であれば
いつ故障が起きてもおかしくない
状況なのは認識しておきたいところ。

弱点のところでお話しした
エアコンのコンプレッサーや
発電機であるオルタネーター以外にも

・セルモーター(スターター)
セルモーターの参考画像

・MTやATミッション
180SX 故障

・ドアミラーやパワーウインド関係
180SX 不具合

・ラジエター
ラジエター 参考画像

・センサー部品
センサー部品の参考画像

・ナビなどの電装品etc.

 

と、経年劣化によって
故障が避けられない部品が
いろいろ潜んでいますが

あなたが180SXの中古を
買ってからすぐに故障する可能性も
ゼロではありません。
こればっかりはホントわかりません・・・

180SX 値段

 

このようなリスクを回避するために
検討して損はないのが「保証」

中古車販売店が独自に保証を
設定しているケースもありますし、

カーセンサーやグーといった媒体が
中古車に有償で保証をつけることも。

万一の不具合が発生した際に
保証でカバーしてもらえれば

修理代を自腹で払うことなく
クルマを直してもらえちゃうので

多少のコストがかかったとしても
保険として保証をつけるという
選択肢もアリだと思います。

 

※一般ユーザーさんからメールで問い合わせが来る時に「中古車を買って2週間ですが故障してしてしまいましたが修理代の見積もりが20万近くって言われ・・・保証を付けてなかったので自費で修理になります。そのため安いリビルト品を探してます」なんてメッセージが添えられてることも少なくありませんので!

 

※また、中古車販売店の保証に加え自動車保険でも「故障保証」を月々わずかな費用で受けられるものもあるので検討する価値ありだと思います^^

 

 

⇒180SXの中古を買う前にもう一つだけ確認しておきたいこと

180SX 維持費

 

180SXの中古を
買うなら気をつけたい

・パワステラックの故障

・エアコンの故障

・オルタネーターの故障

・エンジンの中はキレイか?

・ぶつけると高くつく

・カスタムされた180SXの中古車

 

など弱点や注意点のことを
部品屋の視点でお伝えし、
リスク回避のこともお話ししました。

あと残るは狙っている
180SXの中古を

どうすれば少しでも安く買えるか
っていうことですよね^^

RPS13 価格

 

中古車の場合は新車と違って
値引きといった概念がありませんし
もし値引きしてくれる中古車があれば

それは元々その分を見越して
車両価格が高めに設定されていると
考えてもいいと思います。

ではどうやって狙っている
180SXの中古を安く買うか。

それはやっぱり

いま乗っているクルマを
高く買い取ってもらうこと

に尽きると思います。

中古車 買取

 

自分もいまの部品屋の会社を
立ち上げて1年たった時に

やっと軌道に乗ってきたから
クルマ買い替えるか~と思って
ネットの中古車情報を見てたら

前から欲しかった
スカイラインクーペの中古が

クルマで小一時間くらいの
近所にいいのがでてたんです^^

走行距離も1万㎞ちょっと、
ブレーキキャリパーが
対向4POTにカスタムされてて!

その時に乗ってた車は
新車で買って13年のアコード。

たしか13万㎞位走ってて
まあ過走行の部類ではあったんですが

6MTのスポーツグレードで
根強い人気があるモデルだから

10万や15万にはなるかな~
なんて考えてたんです。

で、スカイラインを見に行った時に
お店の人に下取りを聞いてみると

10年超えてるクルマは
ウチでは買取できないんですよね

なんてことを言われ!
乗ってきた車を見もしないでバッサリでしたし・・・

 

まさか下取りがゼロとは
想像もしてなかったんで
これはけっこうショックで・・・

でも見に行ったクルマ
バリモノだったしどうしても欲しい、

だけど月々のローンは安くしないと
軌道に乗ったとはいえまだ綱渡りな
起業1年目なだけに恐いし。

そこで役に立ったのが無料一括査定。

買取できないなんて言われた
いままで乗ってきた13年落ちの車が
ホントに価値がないのか

ネットの一括査定で
ためしに確認してみたんです。

で、何社か回答きたのが
30万~40万!

これだけでもゼロ円からすると
とんでもなくいいですよね^^

でもこの時は結局
45万で買い取ってもらえました!

買取してくれた業者さん、
アコードの中古車を若いお客さんから
探してとバックオーダー受けてて

ちょうど自分のアコードが
そのお客さんの希望にあうとのことで
どうしても売って欲しいと。

で、45万で買い取ってもらえたから
無事お目当てのスカイラインクーペに
乗り換えすることができました^^

CPV35

 

この後もいろいろ乗換えましたが
結局のところ一括査定をお願いするのが
一番高く売れる印象があります。
オークション的なのもやってみましたが思ったほど値があがらないことが多くて・・・

もしあなたも狙っている
180SXの中古車があるなら

1~2分くらいの入力で
買取相場がチェックできるので
試してみる価値、アリだと思います。

180SX 中古

 

いま乗っているクルマが
想像以上に買取相場が高ければ
高いうちに買い取ってもらって

お目当ての180SXの中古に
予定を前倒で乗り換えることも
できちゃいますしね^^

まずはあなたも愛車の買取相場、
チェックしてはいかがでしょうか!?

愛車を一括査定に依頼してみる
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