CKV36 スカイラインクーペの弱点や故障、【部品屋の視点】で解説するよ

V36スカイラインクーペ 欲しい

 

優雅で洗練された美しさが
街ゆく人の目と心を奪う
ラグジュアリークーペ・・・

CKV36 スカイラインクーペ!

日本車離れしたそのデザインは
欧州プレミアムクーペに比肩し

高級感あふれる質感の内装や
洗練された走りのフィール、

そして大排気量V6エンジンである
VQ37VHRのサウンドも魅力的・・・

V36スカイラインクーペ 中古

 

そんなCKV36スカイラインクーペの
中古相場をチェックしてみると、

コミコミ100万以下の安いのは
10万kmオーバーの過走行車や
事故歴(修復歴)アリなのが多いですが

150万くらいの予算で考えれば
そこまで走ってないのも探せるような

元々が500万クラスの
高級クーペなのを考えると
非常にお買い得な中古相場ですよね!?

CKV36 スカイラインクーペ 価格

 

そんな今が狙い目といえる
CKV36のスカイラインクーペですが
2006年(平成18年)に登場し

最終後期モデルでも
2014年(平成26年)と
年数がたってきているだけに

いずれにしても心配なのは
中古で買ってから急に故障しないか
っていうことじゃないでしょうか?!

 

今回はV36スカイラインクーペを
中古で狙っているなら注意したい
故障や弱点といった部分を

「部品屋の視点」
解説していきますよ~!

 





 

 

弱点①:エアコンの故障

カーエアコン参考画像

CKV36 スカイラインクーペで
春~秋には整備工場さんから
お問い合わせが少なくない
弱点な部品なのが・・・

・エアコンのコンプレッサー

エアコンのガスを圧縮するのが
このコンプレッサーですが、

経年劣化によるコンプレッサーの
焼付きや異音といったトラブルが
避けられない状況にあり

年数や距離を走った
V36 スカイラインクーペは

いつ壊れてもおかしくない
状況であるといえます。

カーエアコン参考画像

 

エアコンをよく使う時期である
春~秋にかけて特に故障が多く

このエアコンのコンプレッサーの
お問い合わせも増えますが、

注意したいのが
修理代が高いっていうこと。

上の画像にもあるように
エアコンはシステムで成り立っていて

コンプレッサーが焼付いたり
異音がでたりと故障したからといって

コンプレッサーそれだけを
交換すればいいという
単純な話しじゃありません・・・

主に故障の原因になるのが
エキスパンションバルブという
髪の毛の細さ程度しかない
霧吹き器のノズル部分だったり、

リキッドタンクとよばれる
フィルターの役目がある部分で
スラッジなどが詰まり

異常高圧⇒コンプレッサーが故障
といった流れになることが多いので

コンプレッサーや関連したパーツの
部品代+工賃+ガス代と加わっていくと
10万や20万が飛んでいきます!
焼付きやロックでコンプレッサー内部の削れカスが
システム内に回っちゃうとコンデンサーの交換や、
配管も全部外して清掃など大事になっちゃいます・・・

 

 

弱点②:オルタネーター(発電機)

オルタネーター 発電機

次にV36スカイラインクーペの
中古で注意したい弱点な部品は
オルタネーター!

こちらも整備工場さんから
ちょこまかお問い合わせが来る
定番の故障部品といえます。

オルタネーターはバッテリーに
電気を供給する発電機ですが

発電時はキンキンに熱くなるため
経年劣化による故障が避けられません。

こちらも熱の影響なのか
エアコンのコンプレッサーと同じく

特に夏場の暑い時期は
整備工場さんからのお問合せが多く

オルタネーターを交換となれば
安価なリビルト品で交換しても
5万オーバー覚悟の高額修理ですし、

そもそもオルタネーターが故障して
発電不良になればバッテリーがあがって
走行不能、立往生に見舞われ

レッカー呼んだりしたり
バッテリーも交換して・・・など
なにかと費用がかさみがちです!

 

 

弱点③:パワステポンプの故障

パワステポンプ参考画像

軽いハンドル操作をアシストする
油圧ポンプであるパワステポンプ。

CKV36 スカイラインクーペでは
このパワステポンプのお問い合わせも
ちょこまかと来ています。

年数や距離を走れば、

・オイル漏れ

・異音

などのトラブルが
避けられない状況ですが

純正新品のパワステポンプは
定価:8万オーバーと高額ですし

安価なリビルト品で修理しても
部品代やフルード代、工賃で
5万コース覚悟の状況!

しかもリビルト品の在庫が
無いことの方が多いレア品なので
厄介なところであります・・・

 

 

弱点④:ラジエターからの水漏れ

ラジエター 参考画像

CKV36 スカイラインクーペは
ラジエターの経年劣化による
水漏れも要注意な部品。

ラジエターは走行距離が浅くとも
年数がたったことによる劣化で
突然トラブルが発生します。

ラジエター 水漏れ 参考画像

 

で、V36スカイラインクーペは
このラジエターがちょっと厄介で

「安価な社外品」を探しても
なかなか見つからないんです・・・

CKV36 スカイラインクーペ ラジエター

 

エアコンのコンデンサーと
一体型になっている特殊構造で
社外品をさがしても見つからず

泣く泣く高額な純正品での
交換を余儀なくされますが、

純正定価:約12万!

と、いい値段していますし、
工賃やクーラント代など加算され
20万コースも覚悟の状況に・・・

CKV36 スカイラインクーペは
この特殊なラジエターも要注意です!

私自身も、10年選手だけど3万kmの距離浅な中古車で急に水漏れが発生し困った経験が・・・昨日までは何ともなかったのに朝乗ろうと駐車場に行ったら地面にクーラントが漏れてて・・・(泣)

急にきます、ラジエターの水漏れ!

マセラティ クアトロポルテ 不具合

 

 

注意点①:エンジンの中はキレイ?!

エンジン内部の汚れ

 

V36スカイラインクーペの
中古を購入するなら注意したい、
買う前に必ず確認したいのが

エンジン内部が上の画像のように
汚なくなってないかということ。

オイル交換をサボっていると
こんなふうに内部にスラッジがたまり

エンジンが焼付いてしまったり
とんでもない状況に発展する危険性が!

整備工場さんから軽自動車とか中古エンジンの問い合わせを受けた時に在庫状況を調べていると、15万kmとか距離を走っていてもエンジンの中がホントにキレイでオイル交換ちゃんとしてたんだろうな~っていうのもあれば、5~6万kmぐらいでもスラッジやオイル焼けで中が汚くてなんじゃこりゃっていうのもあります!

 

そのためお目当ての
スカイラインクーペの中古があるなら
購入前に必ず確認したいのが

オイルフィラーキャップを開けて
キャップの裏やエンジンの内部
汚れていないかということ。

エンジン内部の汚れ
ドロドロなヘドロみたいなスラッジがついてたら
ちょっとヤバイです、そのクルマ!

 

もしこれをしっかり確認せず
エンジンの中がひどい個体を
あなたが中古で買ってしまったら

後々エンジン焼付きなど高額故障の
リスクがあなたに降りかかってきます!

また、オイル交換もされず
「乗りっぱなし」にされてたような

愛情なく乗られていた
中古車をつかんでしまったら

後になってからいろいろと
トラブルが出る可能性があるので
用心したいところ・・・

CKV36 スカイラインクーペ 口コミ

 

中古車のいわゆる
「当たり」「ハズレ」って
愛情もって乗られていたかが
大きく関与していると思います。

オイル交換のような
基本的なメンテナンスさえ
されていなかったようなクルマだと

下駄がわりにラフに運転されて
大切にされてなかったなんてことも
想像できてしまいます。

そんな状況ではなにかとヤレ
劣化がでてしまいがちですので、

ハズレをつかまないためにも
エンジンの中がキレイかどうかや

オイル交換とかがされていたかを
当たり、ハズレの判断材料の一つとして
チェックするのがおススメです^^

あと自分が中古車を買うときにチェックするポイントは
座席のサポート部分とかにひどいシワやヨレ、
擦れたり劣化がないかってのはよく見ます。

こういった部分も前述したような
「愛されていたかどうか」
「丁寧に乗られていたか」
「前のオーナーの人柄」
がわかる
ポイントだと思っていますので。

オイル交換

 

 

注意点②:V36スカイラインクーペはぶつけると高くつく!

板金修理

 

CKV36のスカイラインクーペを
買ったらホントに注意したいのが

「ぶつけると修理代が高い」

ということ!

クルマはぶつけて壊せば
修理代が高くつくものですが、

それでもドアやバンパーなど
同色の中古部品が見つかれば

鈑金・塗装で修理するよりも
大幅に修理代を圧縮できます。

CKV36 スカイラインクーペは
ドアやバンパー、ヘッドライト、
リヤゲートなど外装部品の中古が

みんなぶつけてしまうからなのか
はたまた絶対数の少なさゆえなのか
なかなか見つからない状況です。
あったとしても状態が悪いのに高かったり・・・

 

そんな状況だから珍しい色、
あまり見かけない車体色だと
ホント絶望的です・・・!

このような事情があって
V36 スカイラインクーペを
ぶつけて壊すと

高い新品部品で板金塗装など
修理代が高くなりがちです!

ちなみに気になる
新品の定価はというと・・・

フロントバンパー:約6万5000
グリルは約2万5000!

前フェンダー:約3万+塗装代

リヤバンパー:約6万5000

ヘッドライト:約7万2000
一式のASSYだと驚愕の12万オーバー!

ドアミラー:約3万3000
カメラ付きは驚異の約8万!

 

う~ん・・・マンダム・・・

どんなに中古車価格は安くなろうとも
元々がラグジュアリークーペなだけに
部品代はハイプライス・・・

だからあなたも
CKV36 スカイラインクーペの
中古車を買ったらぶつけると高くつく
というのは注意したいポイントです!

板金修理

 

 

注意点③:カスタムされたCKV36 スカイラインクーペの中古車

V36 スカイラインクーペ カスタム

 

CKV36 スカイラインクーペの
中古車情報を見ていると

ローダウンやマフラー、
アルミなどセンスよくキマってて

いいね~、わかってるね~^^

と思ってしまうような
カスタム&ドレスアップされた
中古車もよくでていますが、

そんなカスタムされた
CKV36 スカイラインクーペの
中古を購入するなら

・車検に適合したカスタムか

・カスタムされた部分の
純正部品は残されているか

っていうことは要注意です!

もし車検に適合しない
カスタムがいろいろとされていて
純正パーツも残されていなかったら

車検を通す際や故障した際に
非常に困った状況に陥ります。

スカイラインクーペは前述したように
純正の中古パーツを探しても
なかなか見つからない状況ですし、

新品の純正部品は
思いのほか高額です。

 

そのためカスタムした部分を
元に戻さないと車検が通せないと
指摘されてしまった場合など

泣く泣く高額な新品で
部品交換する羽目に・・・

 

【※車検対応マフラーでも要注意!】
先日、仲のいい整備工場さんからマフラーのお問い合わせがきたのですが、お客さんのクルマには車検対応のマフラーがついてはいるものの経年劣化で音量が大きくなってしまい交換しないと車検がダメだから中古でマフラー探して~とお問い合わせがきたことが!

CKV36 カスタム

【※ヘッドライトやテールランプの「塗装」にも注意!】
整備工場さんから意外と多いのが、表面を黒く塗装してブラックアウトされたヘッドライトの塗装が落とせなくて車検に通せないから安い中古ヘッドライト探して~っていうお問い合わせ。

ヘッドライトやテールランプを塗装してブラックアウトしているカスタム車両はこんな落とし穴があるので注意したいところです・・・

 

このようなリスクがあるだけに
マフラーやなどカスタムされた

CKV36 スカイラインクーペの
中古車を買うなら

・車検に適合したカスタムか

・カスタムされた部分の
純正部品は残されているか

ということは
しっかり確認してから
購入するのが安心です^^

 

※個人的に困ったのは「社外アルミ」。以前カスタムされたC7のコルベットを買ったんですが車検がきたときにホイール替えないと車検通らないよ~って言われて困ったことが。”なんちゃらフォージド”ってかっこいいホイールだったんですが、認証マークがないだかで車検NGらしくって。。。こんなこともあるので社外アルミもご注意くださいませ~^^

コルベット C7 評価

 

 

⇒CKV36 スカイラインクーペの中古、故障リスクを回避するには

V36スカイラインクーペ 欲しい

 

ここまでお話してきたように
CKV36 スカイラインクーペには

いろいろ注意したい弱点ともいうべき
不具合の多い部品がありますが

距離を走った中古車であれば
いつ故障が起きてもおかしくない
状況なのは認識しておきたいところ。

弱点のところでお話した
エアコンのコンプレッサーや
オルタネーターなど以外にも

たとえば・・・

・セルモーター(スターター)
セルモーターの参考画像

・AT/6MTミッション
オートマ 参考画像

・パワステ関係
パワステギヤボックス 参考画像
後輪の4WSもご用心・・・

・ドアミラーやパワーウインド関係
CKV36 故障

・センサー部品
センサー部品の参考画像

・ナビなど電装品

 

と、経年劣化によって
故障が避けられない部品が
いろいろ潜んでいますが

あなたがスカイラインクーペの中古を
中古で買ってからすぐに故障する
可能性もゼロではありません。
こればっかりはホントわかりません・・・

CKV36 スカイラインクーペ 注意点

 

このようなリスクを回避するために
検討して損はないのが「保証」

中古車販売店が独自に保証を
設定しているケースもありますし、

カーセンサーやグーといった媒体が
中古車に有償で保証をつけることも。

万一の不具合が発生した際に
保証でカバーしてもらえれば

修理代を自腹で払うことなく
クルマを直してもらえちゃうので

多少のコストがかかったとしても
保険として保証をつけるという
選択肢もアリだと思います。

一般ユーザーさんからメールで問い合わせが来る時に
「中古車を買って2週間ですが故障してしまって・・・」
「保証を付けてなかったので自費で修理になります・・・」
「そのため安いリビルト品を探してます・・・」
なんてメッセージが添えられてることも少なくありませんので!

 

※また、中古車販売店の保証に加え
自動車保険でも「故障保証」を月々わずかな費用で
受けられるものもあるので検討する価値ありだと思います^^

 

 

⇒CKV36スカイラインクーペの中古を買う前にもう一つだけ確認しておきたいこと

CKV36 中古

 

V36スカイラインクーペの
中古車を買うなら気をつけたい

・エアコンの故障

・オルタネーターの故障

・パワステポンプの故障

・ラジエターの水漏れ

・エンジンの中はキレイか?

・ぶつけると高くつく

・カスタムされた中古車

 

など弱点や注意点のことを
部品屋の視点でお伝えし、
リスク回避のこともお話ししました。

あと残るは狙っている
スカイラインクーぺの中古車を

どうすれば少しでも安く買えるか
っていうことですよね^^

中古車の場合は新車と違って
値引きといった概念がありませんし
もし値引きしてくれる中古車があれば

それは元々その分を見越して
車両価格が高めに設定されていると
考えてもいいと思います。

ではどうやって狙っている
V36スカイラインクーペの
中古車を安く買うか。

それはやっぱり

いま乗っているクルマを
高く買い取ってもらうこと

に尽きると思います。

中古車 買取

 

自分もいまの部品屋の会社を
立ち上げて1年たった時に

やっと軌道に乗ってきたから
クルマ買い替えるか~と思って
ネットの中古車情報を見てたら

前から欲しかった
V35スカイラインクーペの中古が

クルマで小一時間くらいの
近所にいいのがでてたんです^^

走行距離も1万㎞ちょっと、
ブレーキキャリパーが
対向4POTにカスタムされてて!
例の曙キャリパーですね~^^

その時に乗ってた車は
新車で買って13年のアコード。

たしか13万㎞位走ってて
まあ過走行の部類ではあったんですが

6MTのスポーツグレードで
根強い人気があるモデルだから

10万や15万にはなるかな~
なんて考えてたんです。

で、スカイラインを見に行った時に
お店の人に下取りを聞いてみると

10年超えてるクルマは
ウチでは買取できないんですよね

なんてことを言われ!
乗ってきた車を見もしないでバッサリでしたし・・・

 

まさか下取りがゼロとは
想像もしてなかったんで
これはけっこうショックで・・・

でも見に行ったクルマ
バリモノだったしどうしても欲しい、

だけど月々のローンは安くしないと
軌道に乗ったとはいえまだ綱渡りな
起業1年目なだけに恐いし。

そこで役に立ったのが無料一括査定。

買取できないなんて言われた
いままで乗ってきた13年落ちの車が
ホントに価値がないのか

ネットの一括査定で
ためしに確認してみたんです。

で、何社か回答きたのが
30万~40万!

これだけでもゼロ円からすると
とんでもなくいいですよね^^

でもこの時は結局
45万で買い取ってもらえました!

買取してくれた業者さん、
アコードの中古車を若いお客さんから
探してとバックオーダー受けてて

ちょうど自分のアコードが
そのお客さんの希望にあうとのことで
どうしても売って欲しいと。

で、45万で買い取ってもらえたから
無事お目当てのスカイラインクーペに
乗り換えすることができました^^

CPV35

 

この後もいろいろと乗り換えましたが
一括査定が結局一番高く売れる印象があります。
オークション的なのもやってみましたが
思ったほど値があがらないことが多くて・・・

もしあなたも狙っている
CKV36 スカイラインクーペの
中古車があるなら

1~2分くらいの入力で
買取相場がチェックできるので
試してみる価値、アリだと思います。

CKV36 中古車 注意点

 

いま乗っているクルマが
想像以上に買取相場が高ければ
高いうちに買い取ってもらって

お目当てのスカイラインクーぺに
予定を前倒で乗り換えることも
できちゃいますしね^^

まずはあなたも愛車の買取相場、
チェックしてはいかがでしょうか!?

愛車を一括査定に依頼してみる
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