ポルシェデザインとも言われる
その色あせることのない美しさと
VQ35の大排気量V6エンジンの
余裕あるトルクフィール・・・
CPV35のスカイラインクーペ!
個人的にも内装の質感がアップした
中期型/6MTのスカイラインクーペを
乗っていたことがありました^^
不人気色のレイクショアブルーだけど、なかなか見ない色で想像以上にいい色でしたよ^^
そんなCPV35スカイラインクーペの
中古相場をチェックしてみると、
走行距離を気にしなければ
2003年式とか前期モデルは
コミコミ50万ぐらいでも
いろいろと見つかりますし、
後期の距離浅、6MTだと
コミコミ150万ぐらいはしますが
それでも一時期よりだいぶ
お買い得な中古相場になったな~と!
でもCPV35のスカイラインクーペは
2001年(平成13年)に登場し
最終後期モデルでも
2007年(平成19年)と
年数がたった中古車が多い中で
いずれにしても心配なのは
中古で買ってから急に故障しないか
っていうことじゃないでしょうか?!
今回はCPV35スカイラインクーペを
中古で狙っているなら注意したい
故障や弱点といった部分を
「部品屋の視点」で
解説していきますよ~!
◆目次
弱点①:エアコンの故障
CPV35 スカイラインクーペで
春~秋には整備工場さんから
お問い合わせが少なくない
弱点といえる部品なのが・・・
・エアコンのコンプレッサー
エアコンのガスを圧縮するのが
このコンプレッサーですが、
経年劣化によるコンプレッサーの
焼付きや異音といったトラブルが
避けられない状況にあり
距離を走った、年数のたった
V35スカイラインクーペの中古車は
いつ壊れてもおかしくない
状況であるといえます。
エアコンをよく使う時期である
春~秋にかけて特に故障が多く
このエアコンのコンプレッサーの
お問い合わせも増えますが、
注意したいのが
修理代が高いっていうこと。
上の画像にもあるように
エアコンはシステムで成り立っていて
コンプレッサーが焼付いたり
異音がでたりと故障したからといって
コンプレッサーそれだけを
交換すればいいっていうような
単純な話しじゃありません・・・
主に故障の原因になるのが
エキスパンションバルブという
髪の毛の細さ程度しかない
霧吹き器のノズル部分だったり、
リキッドタンクとよばれる
フィルターの役目がある部分で
スラッジなどが詰まり
異常高圧⇒コンプレッサーが故障
といった流れになることが多いので
コンプレッサーや関連したパーツの
部品代+工賃+ガス代と加わっていくと
10万や20万が飛んでいきます!
焼付きやロックでコンプレッサー内部の削れカスがシステム内に回っちゃうとコンデンサーの交換や、配管も全部外して清掃など大事になっちゃいます・・・
弱点②:オルタネーター(発電機)
次にCPV35スカイラインクーペの
中古車で注意したい弱点な部品が
オルタネーター!
こちらも整備工場さんから
ちょこまかお問い合わせが来る
定番の故障部品といえます。
オルタネーターはバッテリーに
電気を供給する発電機ですが
発電時はキンキンに熱くなるため
経年劣化による故障が避けられません。
こちらも熱の影響なのか
エアコンのコンプレッサーと同じく
特に夏場の暑い時期は
整備工場さんからのお問合せが多く
オルタネーターを交換となれば
安価なリビルト品で交換しても
5万オーバー覚悟の高額修理ですし、
工賃もけっこうかかりますので・・・
そもそもオルタネーターが故障して
発電不良になればバッテリーがあがって
走行不能、立往生に見舞われ
レッカー呼んだりしたり
バッテリーも交換して・・・など
なにかと費用がかさみがちです!
弱点③:ラジエターからの水漏れ
経年劣化によるトラブルが避けられず
こちらも整備工場さんなどから
お問い合わせが
ちょこまかくるラジエター。
安価な社外新品のラジエターで
修理・交換するにしても
ラジエター本体だけでなく
ホース類などの周辺パーツ代、
冷却水代、交換工賃と加わって
10万コースは覚悟の高額修理に!
で、このラジエターのトラブルは
厄介なことに走行距離が浅くとも
年数がたったことによる経年劣化で
急にトラブルが発生するので
注意したいところです・・・!
私自身も、10年選手だけど3万kmの距離浅な中古車で急に水漏れが発生し困った経験が・・・昨日までは何ともなかったのに朝乗ろうと駐車場に行ったら地面にクーラントが漏れてて・・・(泣)
急にきます、ラジエターの水漏れ!
注意点①:エンジンの中はキレイ?!
スカイラインクーペ CPV35の
中古を購入するなら注意したい、
買う前に必ず確認したいのが
エンジン内部が上の画像のように
汚なくなってないかということ。
オイル交換をサボっていると
こんなふうに内部にスラッジがたまり
エンジンが焼付いてしまったり
とんでもない状況に発展する危険性が!
そのためお目当ての
スカイラインクーペの中古があるなら
購入前に必ず確認したいのが
オイルフィラーキャップを開けて
キャップの裏やエンジンの内部が
汚れていないかということ。
ドロドロなヘドロみたいなスラッジがついてたらちょっとヤバイです、そのクルマ!
もしこれをしっかり確認せず
エンジンの中がひどい個体を
あなたが中古で買ってしまったら
後々エンジン焼付きなど高額故障の
リスクがあなたに降りかかってきます!
また、オイル交換もされず
「乗りっぱなし」にされてたような
愛情なく乗られていた
中古車をつかんでしまったら
後になってからいろいろと
トラブルが出る可能性があるので
用心したいところ・・・
中古車のいわゆる
「当たり」「ハズレ」って
愛情もって乗られていたかが
大きく関与していると思います。
オイル交換のような
基本的なメンテナンスさえ
されていなかったようなクルマだと
下駄がわりにラフに運転されて
大切にされてなかったなんてことも
想像できてしまいます。
そんな状況ではなにかとヤレや
劣化がでてしまいがちですので、
ハズレをつかまないためにも
エンジンの中がキレイかどうかや
オイル交換とかがされていたかを
当たり、ハズレの判断材料の一つとして
チェックするのがおススメです^^
あと自分が中古車を買うときにチェックするポイントは座席のサポート部分とかにひどいシワやヨレ、擦れたり劣化がないかってのはよく見ます。
こういった部分も前述したような
「愛されていたかどうか」
「丁寧に乗られていたか」
がわかるポイントだと思っていますので。
注意点②:CPV35 スカイラインクーペはぶつけると高くつく!
CPV35のスカイラインクーペを
買ったらホントに注意したいのが
「ぶつけると修理代が高い」
ということ!
クルマはぶつけて壊せば
修理代が高くつくものですが、
それでもドアやバンパーなど
同色の中古部品が見つかれば
鈑金・塗装で修理するよりも
大幅に修理代を圧縮できます。
しかしV35 スカイラインクーペは
ドアやバンパー、ヘッドライト、
リヤゲートなど外装部品の中古が
みんなぶつけてしまうからなのか
はたまた絶対数の少なさゆえなのか
なかなか見つからない状況です。
あったとしても状態が悪いのに高かったり・・・
そんな状況だから珍しい色、
あまり見かけない車体色だと
ホント絶望的です・・・!
前期の鮮やかな青、中期~後期の暗めな青、あとは赤なんかはレア色ですね~
このような事情があって
CPV35 スカイラインクーペを
ぶつけて壊すと
高い新品部品で板金塗装など
修理代が高くなりがちです!
ちなみに気になる
新品の定価はというと・・・
フロントバンパー:約8万2000
グリルは約3万5000!
前フェンダー:約4.1万+塗装代
リヤバンパー:約9万8000
ヘッドライト:約8万
一式のASSYだと驚愕の16万オーバー!
ドアミラー:約4万
う~ん・・・マンダム・・・
どんなに中古車価格は安くなろうとも
元々がラグジュアリークーペなだけに
部品代はハイプライス・・・
だからあなたも
CPV35 スカイラインクーペの
中古車を買ったらぶつけると高くつく
というのは注意したいポイントです!
注意点③:ダッシュボードの割れ、ベタつき
狙っている中古車の
走行距離が少なくても
CPV35 スカイラインクーペで
避けられないのが
年数がたったことによる
ダッシュボードの
「割れ」や「ベタつき」・・・
CPV35 スカイラインクーペに限らず、
トヨタやレクサスなど他メーカーでも
2006年~2012年ぐらいの
年式のクルマはダッシュボードの
割れやベタつきが多くって・・・
どうやらこの頃のダッシュボード、
従来よりもリサイクル性を
高めるようにした結果、
経年劣化で割れたり
ベタつきがでやすいみたいで。
このダッシュボードの劣化は
ネットの中古車サイトの写真だけでは
なかなか判別しにくいですが、
写真ではキレイに見えてても
実車ではすごくボロいってことも
あるので注意したいところです。
個人的にもダッシュボードがベージュの2009年式インフィニティFXを購入したんですが、カーセンサーとかの画像ではキレイだったけど実車を見に行ったらかなり割れがあちこちに発生してたし、ベタベタで汚れがついてるのがベージュだから目立ってて・・・なんてことが(苦笑)
結局納車前にダッシュボードを交換してもらったんですが、いまは素材が変更されているらしくまず再発はしないそうです。
あと余談ですがこの中古車屋さん、「新型のコロ助」が流行していた時に在庫車の内装をアルコール系の除菌剤でウィルス対策していたそうですが、何ヶ月かするといろいろな在庫車のダッシュボードが水膨れみたいになったり、べたついたりが多発して大変だったとのこと。
あなたもスカイラインクーペの中古を買ったら、アルコール系の素材でダッシュボードを拭いたりしないように注意したいところです・・・!
注意点④:カスタムされたV35クーペの中古車
CPV35 スカイラインクーペの
中古車情報を見ていると
エアロや車高調、マフラー、
アルミなどバリッとキマってて
いいね~、わかってるね~^^
と思ってしまうような
カスタム&チューニングされた
中古車もよくでていますが、
そんなカスタムされた
CPV35 スカイラインクーぺの
中古車を購入するなら
・車検対応のカスタムか
・純正部品は残っているか
といったことは
しっかり確認したいところ。
日々の仕事の中で
整備工場さんから車検がらみで
・サスペンション1台分
・センターとリヤのマフラー
・ヘッドライト
といったお問い合わせがよく来ます。
マフラーは音量だけでなく
認証がとれていないと車検が
通せなかったり厳しくなってますし、
ヘッドライトはイカリングとか
スゴイのが装着されててNGだから
安い中古を探して~ときたり、
いまダウンサスが入っているけど
最低地上高が足りてないし
ノーマルのバネは
お客さん持ってないって言うから
1台分探してよ~って感じで。
で、中古を探してみても
なかなか見つかりませんし、
新品はどれもいい値段するだけに
すぐに10万や20万が飛んでいく
厳しい状況にあります・・・
マフラーも純正品の新品定価は、Y管:約6.7万、センターマフラー:約5.6万、リヤマフラー:8.2万といい値段していますし、触媒は約10万×2と驚愕プライスに・・・!
社外マフラーに交換してたり触媒ストレートにしてるようなスカイラインクーペの中古は要注意です!
【※車検対応マフラーでも要注意!】
先日、仲のいい整備工場さんからマフラーのお問い合わせがきたのですが、お客さんのクルマには車検対応のマフラーがついてはいるものの経年劣化で音量が大きくなってしまい交換しないと車検がダメだから中古でマフラー探して~とお問い合わせがきたことが!
【※ヘッドライトやテールランプの「塗装」にも注意!】
整備工場さんから意外と多いのが、表面を黒く塗装してブラックアウトされたヘッドライトの塗装が落とせなくて車検に通せないから安い中古ヘッドライト探して~っていうお問い合わせ。
ヘッドライトやテールランプを塗装してブラックアウトしているカスタム車両はこんな落とし穴があるので注意したいところです・・・
車検に対応していない
カスタムがされた中古車だったり
純正部品が残っていない場合は、
あなたが購入した後に
車検や故障した時など困った状況に
見舞われかねません・・・
カスタム・チューニングされた
CPV35 スカイラインクーペの
中古を買うなら
・車検に対応しているか
・純正部品は残っているか
といったことは
確認しておくのが安心です!
※個人的に困ったのは「社外アルミ」。以前カスタムされたC7のコルベットを買ったんですが車検がきたときにホイール替えないと車検通らないよ~って言われて困ったことが。”なんちゃらフォージド”ってかっこいいホイールだったんですが、認証マークがないだかで車検NGらしくって。。。こんなこともあるので社外アルミもご注意くださいませ~^^
⇒CPV35 スカイラインクーペの中古、故障リスクを回避するには
ここまでお話してきたように
CPV35 スカイラインクーペには
いろいろ注意したい弱点ともいうべき
不具合の多い部品がありますが
距離を走った中古車であれば
いつ故障が起きてもおかしくない
状況なのは認識しておきたいところ。
弱点のところでお話した
エアコンのコンプレッサーや
オルタネーターなど以外にも
たとえば・・・
・セルモーター(スターター)
・AT/6MTミッション
・パワステ関係
・ドアミラーやパワーウインド関係
・センサー部品
・ナビなど電装品
と、経年劣化によって
故障が避けられない部品が
いろいろ潜んでいますが
あなたがスカイラインクーペを
中古で買ってからすぐに故障する
可能性もゼロではありません。
こればっかりはホントわかりません・・・
このようなリスクを回避するために
検討して損はないのが「保証」。
中古車販売店が独自に保証を
設定しているケースもありますし、
カーセンサーやグーといった媒体が
中古車に有償で保証をつけることも。
万一の不具合が発生した際に
保証でカバーしてもらえれば
修理代を自腹で払うことなく
クルマを直してもらえちゃうので
多少のコストがかかったとしても
保険として保証をつけるという
選択肢もアリだと思います。
※一般ユーザーさんからメールで問い合わせが来る時に「中古車を買って2週間ですが故障してしてしまいましたが修理代の見積もりが20万近くって言われ・・・保証を付けてなかったので自費で修理になります。そのため安いリビルト品を探してます」なんてメッセージが添えられてることも少なくありませんので!
※また、中古車販売店の保証に加え自動車保険でも「故障保証」を月々わずかな費用で受けられるものもあるので検討する価値ありだと思います^^
⇒スカイラインクーペ V35の中古を買う前にもう一つだけ確認しておきたいこと
V35 スカイラインクーペの
中古車を買うなら気をつけたい
・エアコンの故障
・オルタネーターの故障
・ラジエターの水漏れ
・エンジンの中はキレイか?
・ぶつけると高くつく
・ダッシュボードの劣化
・カスタムされた中古車
など弱点や注意点のことを
部品屋の視点でお伝えし、
リスク回避のこともお話ししました。
あと残るは狙っている
スカイラインクーぺの中古車を
どうすれば少しでも安く買えるか
っていうことですよね^^
中古車の場合は新車と違って
値引きといった概念がありませんし
もし値引きしてくれる中古車があれば
それは元々その分を見越して
車両価格が高めに設定されていると
考えてもいいと思います。
ではどうやって狙っている
V35 スカイラインクーペの
中古車を安く買うか。
それはやっぱり
いま乗っているクルマを
高く買い取ってもらうこと
に尽きると思います。
自分もいまの部品屋の会社を
立ち上げて1年たった時に
やっと軌道に乗ってきたから
クルマ買い替えるか~と思って
ネットの中古車情報を見てたら
前から欲しかった
スカイラインクーペの中古が
クルマで小一時間くらいの
近所にいいのがでてたんです^^
走行距離も1万㎞ちょっと、
ブレーキキャリパーが
対向4POTにカスタムされてて!
例の曙キャリパーですね~^^
その時に乗ってた車は
新車で買って13年のアコード。
たしか13万㎞位走ってて
まあ過走行の部類ではあったんですが
6MTのスポーツグレードで
根強い人気があるモデルだから
10万や15万にはなるかな~
なんて考えてたんです。
で、スカイラインを見に行った時に
お店の人に下取りを聞いてみると
10年超えてるクルマは
ウチでは買取できないんですよね
なんてことを言われ!
乗ってきた車を見もしないでバッサリでしたし・・・
まさか下取りがゼロとは
想像もしてなかったんで
これはけっこうショックで・・・
でも見に行ったクルマ
バリモノだったしどうしても欲しい、
だけど月々のローンは安くしないと
軌道に乗ったとはいえまだ綱渡りな
起業1年目なだけに恐いし。
そこで役に立ったのが無料一括査定。
買取できないなんて言われた
いままで乗ってきた13年落ちの車が
ホントに価値がないのか
ネットの一括査定で
ためしに確認してみたんです。
で、何社か回答きたのが
30万~40万!
これだけでもゼロ円からすると
とんでもなくいいですよね^^
でもこの時は結局
45万で買い取ってもらえました!
買取してくれた業者さん、
アコードの中古車を若いお客さんから
探してとバックオーダー受けてて
ちょうど自分のアコードが
そのお客さんの希望にあうとのことで
どうしても売って欲しいと。
で、45万で買い取ってもらえたから
無事お目当てのスカイラインクーペに
乗り換えすることができました^^
この後もいろいろ乗換えましたが
結局のところ一括査定をお願いするのが
一番高く売れる印象があります。
オークション的なのもやってみましたが思ったほど値があがらないことが多くて・・・
もしあなたも狙っている
CPV35 スカイラインクーペの
中古車があるなら
1~2分くらいの入力で
買取相場がチェックできるので
試してみる価値、アリだと思います。
いま乗っているクルマが
想像以上に買取相場が高ければ
高いうちに買い取ってもらって
お目当てのスカイラインクーぺに
予定を前倒で乗り換えることも
できちゃいますしね^^
まずはあなたも愛車の買取相場、
チェックしてはいかがでしょうか!?
愛車を一括査定に依頼してみる
↓ ↓ ↓