ブルーバードシルフィの弱点や故障、【部品屋の視点】で解説するよ

ブルーバードシルフィ 評価

 

いろいろとある
5ナンバーセダンの中でも

スタイリッシュなデザインや
洗練された上質な雰囲気が
魅力的な1台・・・

ブルーバードシルフィ!

狭い道でも駐車場でも
取り回しや運転がしやすい
コンパクトなサイズながら

大人4人が長距離ドライブでも
くつろげるような広さがあり
居住性の高さも魅力的・・・

ブルーバードシルフィ サイズ
ブルーバードシルフィ 内装

 

そんなブルーバードシルフィの
中古相場をチェックしてみると、

初代のG10系、2代目のG11系ともに
全然走ってない距離浅な上モノが
コミコミ30万~40万程度で見つかり

そのクルマの出来の良さと反比例した
不人気車ゆえのお買い得な相場だなと!

ブルーバードシルフィ G10系
不人気車ゆえの安くてお買い得な価格に加え、街中であまり見かけず他の人と被らないっていうのも個人的には魅力に感じちゃいます^^

 

大きすぎず小さすぎない
絶妙なサイズ感や洗練された雰囲気、
十分満足できる燃費の経済性など

基本性能の高さが光る
5ナンバーセダンのお手本とも言うべき
ブルーバードシルフィですが

初代のG10系は
2000年(平成12年)に登場し

2代目のG11系は最終後期型でも
2012年式(平成24年)と
年数がたってきているだけに

あなたも中古で狙っているなら
いずれにしても気になるのは

買ってから急に
故障や不具合がでないかって
いうことじゃないでしょうか?!

 

「部品屋の立場」からすると
ブルーバードシルフィには注意したい

弱点といえる故障やトラブルが多い
高額修理になってしまう部品が
いくつかあります・・・

今回はブルーバードシルフィを
中古で買うなら注意したい

弱点、トラブルが多い部分
解説していきますよ~!

 





 

 

弱点①:エアコンの故障

カーエアコン参考画像

ブルーバードシルフィの
中古車で注意したい

春~秋には整備工場さんから
お問い合わせが多い=壊れてる
弱点な部品なのが・・・

・エアコンのコンプレッサー

エアコンのガスを圧縮するのが
このコンプレッサーですが、

年数や距離を走った
ブルーバードシルフィの中古車では

経年劣化によるコンプレッサーの
焼付きや異音といったトラブルが
避けられない状況にあり

いつ壊れてもおかしくない
状況であるといえます。


カーエアコン参考画像

 

エアコンをよく使う時期である
春~秋にかけて特に故障が多く

このエアコンのコンプレッサーの
お問い合わせも増えますが、

注意したいのが
修理代が高いっていうこと。

上の画像にもあるように
エアコンはシステムで成り立っていて

コンプレッサーが焼付いたり
異音がでたりと故障したからといって

コンプレッサーそれだけを
交換すればいいっていうような
単純な話しじゃありません・・・

カーエアコンシステム部品 参考画像

主に故障の原因になるのが
エキスパンションバルブという
髪の毛の細さ程度しかない
霧吹き器のノズル部分だったり、

リキッドタンクとよばれる
フィルターの役目がある部分で
スラッジなどが詰まり

異常高圧⇒コンプレッサーが故障
といった流れになることが多いので

コンプレッサーや関連したパーツの
部品代+工賃+ガス代と加わっていくと
10万や20万が飛んでいきます!
焼付きやロックでコンプレッサー内部の削れカスが
システム内に回っちゃうとコンデンサーの交換や、
配管も全部外して清掃など大事になっちゃいます・・・

 

 

弱点②:オルタネーター(発電機)

オルタネーター 発電機

次にブルーバードシルフィの
中古で注意したい弱点な部品が
オルタネーター!

こちらも整備工場さんから
お問い合わせが多い
定番の故障部品といえます。

 

オルタネーターはバッテリーに
電気を供給する発電機ですが

発電時はキンキンに熱くなるため
経年劣化による故障が避けられません。

こちらも熱の影響なのか
エアコンのコンプレッサーと同じく

特に夏場の暑い時期は
整備工場さんからのお問合せが多く

オルタネーターを交換となれば
安価なリビルト品で交換しても
5万コース覚悟の高額修理ですし、

そもそもオルタネーターが故障して
発電不良になればバッテリーがあがって
走行不能、立往生に見舞われ

レッカー呼んだりしたり
バッテリーも交換して・・・と
なにかと費用がかさみがちです!

 

 

弱点③:ラジエターからの水漏れ

ラジエター 参考画像

経年劣化によるトラブルが避けられず
こちらも整備工場さんなどから

お問い合わせが
ちょこまかくるラジエター。

安価な社外新品のラジエターで
修理・交換するにしても

ラジエター本体だけでなく
ホース類などの周辺パーツ代、

冷却水代、交換工賃と加わって
10万コースは覚悟の高額修理に!

 

で、このラジエターのトラブルは
厄介なことに走行距離が浅くとも

年数がたったことによる経年劣化
急にトラブルが発生するので
注意したいところです・・・!

私自身も、10年選手だけど3万kmの距離浅な中古車で急に水漏れが発生し困った経験が・・・昨日までは何ともなかったのに朝乗ろうと駐車場に行ったら地面にクーラントが漏れてて・・・(泣)

急にきます、ラジエターの水漏れ!

マセラティ クアトロポルテ 不具合

 

 

注意点①:エンジンの中はキレイ?!

エンジン内部の汚れ

 

ブルーバードシルフィの中古を
購入するなら注意したい、
買う前に必ず確認したいのが

エンジン内部が上の画像のように
汚なくなってないかということ。

オイル交換をサボっていると
こんなふうに内部にスラッジがたまり

エンジンが焼付いてしまったり
とんでもない状況に発展する危険性が!

整備工場さんから軽自動車とか中古エンジンの問い合わせを受けた時に在庫状況を調べていると、15万kmとか距離を走っていてもエンジンの中がホントにキレイでオイル交換ちゃんとしてたんだろうな~っていうのもあれば、5~6万kmぐらいでもスラッジやオイル焼けで中が汚くてなんじゃこりゃっていうのもあります!

 

そのためお目当ての
ブルーバードシルフィがあるなら
購入前に必ず確認したいのが

オイルフィラーキャップを開けて
キャップの裏やエンジンの内部
汚れていないかということ。

エンジン内部の汚れ
ドロドロなヘドロみたいなスラッジがついてたら
ちょっとヤバイです、そのクルマ!

 

もしこれをしっかり確認せず
エンジンの中がひどい個体を
あなたが中古で買ってしまったら

後々エンジン焼付きなど高額故障の
リスクがあなたに降りかかってきます!

また、基本的なメンテナンスである
エンジンオイルの交換すらされず
「乗りっぱなし」にされてたような

愛情なく乗られていた
中古車をつかんでしまったら

後になってからいろいろと
トラブルが出る可能性があるので
用心したいところ・・・

ブルーバードシルフィ 維持費

 

中古車のいわゆる
「当たり」「ハズレ」って
愛情もって乗られていたかが
大きく関与していると思います。

オイル交換のような
基本的なメンテナンスさえ
されていなかったようなクルマだと

下駄がわりにラフに運転されて
大切にされてなかったなんてことも
想像できてしまいます。

そんな状況ではなにかとヤレ
劣化がでてしまいがちですので、

ハズレをつかまないためにも
エンジンの中がキレイかどうかや

オイル交換とかがされてたかを
当たり、ハズレの判断材料の一つとして
チェックするのがおススメです^^

あと自分が中古車を買うときにチェックするポイントは
座席のサポート部分とかにひどいシワやヨレ、
擦れたり劣化がないかってのはよく見ます。

こういった部分も前述したような
「愛されていたかどうか」
「丁寧に乗られていたか」
がわかる
ポイントだと思っていますので。

オイル交換

 

 

注意点②:ダッシュボードにブツブツ気泡がでるトラブル

ブルーバードシルフィ トラブル

 

2代目G11系の
ブルーバードシルフィは
注意したいトラブルがあります。

それはダッシュボードなどに
ブツブツと蕁麻疹のような

「気泡」が発生する見た目にちょっと
気持ち悪い不具合・トラブル!

ブルーバードシルフィ ダッシュボード 不具合

 

実はこのトラブル、
「保証期間の延長」
アナウンスされた経緯があります。

 

【日産リコール等情報】
https://www.nissan.co.jp/RECALL/DATA/info00012.html

ブルーバードシルフィ 不具合

 

平成17年11月~21年6月
の期間に生産された

G11:1.5L 前輪駆動

NG11:1.5L 4WD

KG11:2L 前輪駆動

 

これらモデルの
ブルーバードシルフィが該当し

新車登録から7年に
保証期間は延長されましたが

現在はすでに期限を迎えているので
ダッシュボードにブツブツが出ても
無償交換はしてもらえません・・・

わざわざ保証期間が延長されるほど
不具合が多かったと言えるだけに

あなたが狙っている
ブルーバードシルフィの中古が
このトラブルの該当期間のクルマなら

ダッシュボードに気泡がでてないか
しっかりチェックしたいところです。

 

 

注意点③:ブルーバードシルフィはぶつけると高くつく!

板金修理

 

ブルーバードシルフィの中古を
買ったらホントに注意したいのが

「ぶつけると修理代が高い」

っていうこと!

クルマはぶつけて壊せば
修理代が高くつくものですが、

それでもドアやバンパーなど
同色の中古部品が見つかれば

鈑金・塗装で修理するよりも
大幅に修理代を圧縮できます。

しかしブルーバードシルフィは
ドアやバンパー、ヘッドライト、
ドアミラーなど外装部品の中古が

みんなぶつけてしまうからなのか、
はたまた絶対数の少なさが影響してか
なかなか見つかりません・・・

そんな状況だから珍しい色、
あまり見かけない車体色だと
ホント絶望的です・・・!

日産ブルーバードシルフィ

 

このような事情があって
ブルーバードシルフィを
ぶつけて壊すと

高い新品部品で板金塗装など
修理代が高くなりがちです!

 

ちなみに気になる
新品の定価はというと・・・

フロントバンパー:約5.6万
ラジエターグリルは約1.7万!

前フェンダー:約3万+塗装代

リヤバンパー:約5.8万

ヘッドライトASSY:約3.8万
HIDヘッドライトASSYは驚愕の9万オーバー!

ドアミラー:約3万

 

う~ん・・・マンダム・・・

どんなに中古車価格は安くても
部品代はなかなかの定価です・・・

このような状況なので
ブルーバードシルフィの
中古を買ったら

「ぶつけると高くつく」
というのは注意したいポイントです!

板金修理

 

 

⇒ブルーバードシルフィの中古、故障リスクを回避するには

ブルーバードシルフィ 価格

 

ここまでお話してきたように
ブルーバードシルフィの中古車には

いろいろ注意したい弱点というべき
不具合の多い部品がありますが

距離を走った中古車であれば
いつ故障が起きてもおかしくない
状況なのは認識しておきたいところ。

弱点のところでお話した
エアコンのコンプレッサーや

発電機であるオルタネーター
以外にもたとえば・・・

・セルモーター(スターター)
セルモーターの参考画像

・CVTやATミッション
CVT 参考画像

・パワステ関係
パワステギヤボックス 参考画像

・センサー部品
センサー部品の参考画像

・ドアミラーやパワーウインド関係
ブルーバードシルフィ 故障


・ナビなど電装品etc.

 

と、経年劣化によって
故障が避けられない部品が
いろいろ潜んでいますが

あなたがブルーバードシルフィの
中古を買ってからすぐに故障する
可能性もゼロではありません。
こればっかりはホントわかりません・・・

 

このようなリスクを回避するために
検討して損はないのが「保証」

中古車販売店が独自に保証を
設定しているケースもありますし、

カーセンサーやグーといった媒体が
中古車に有償で保証をつけることも。

万一の不具合が発生した際に
保証でカバーしてもらえれば

修理代を自腹で払うことなく
クルマを直してもらえちゃうので

多少のコストがかかったとしても
保険として保証をつけるという
選択肢もアリだと思います。

一般ユーザーさんからメールで問い合わせが来る時に
「中古車を買って2週間ですが故障してしまって・・・」
「保証を付けてなかったので自費で修理になります・・・」
「そのため安いリビルト品を探してます・・・」
なんてメッセージが添えられてることも少なくありませんので!

 

※また、中古車販売店の保証に加え
自動車保険でも「故障保証」を月々わずかな費用で
受けられるものもあるので検討する価値ありだと思います^^

 

 

⇒ブルーバードシルフィの中古を買う前にもう一つだけ確認しておきたいこと

ブルーバードシルフィ 中古

 

ブルーバードシルフィの
中古車で気をつけたい

・エアコンの故障

・オルタネーターの故障

・エンジン内部の汚れ

・ダッシュボードのブツブツ

・ぶつけると高くつく

 

などトラブルが多い弱点のことを
部品屋の視点でお伝えし、
リスク回避のこともお話ししました。

あと残るは狙っている
ブルーバードシルフィの中古を

どうすれば少しでも安く買えるか
っていうことですよね^^

ブルーバードシルフィ 欲しい

 

中古車の場合は新車と違って
値引きといった概念がありませんし
もし値引きしてくれる中古車があれば

それは元々その分を見越して
車両価格が高めに設定されていると
考えてもいいと思います。

ではどうやって狙っている
ブルーバードシルフィの
中古を安く買うか。

それはやっぱり

いま乗っているクルマを
高く買い取ってもらうこと

に尽きると思います。

中古車 買取

 

自分もいまの部品屋の会社を
立ち上げて1年たった時に

やっと軌道に乗ってきたから
クルマ買い替えるか~と思って
ネットの中古車情報を見てたら

前から欲しかった
V35スカイラインクーペの中古が

クルマで小一時間くらいの
近所にいいのがでてたんです^^

走行距離も1万㎞ちょっと、
ブレーキキャリパーが
対向4POTにカスタムされてて!

その時に乗ってた車は
新車で買って13年のアコード。

たしか13万㎞位走ってて
まあ過走行の部類ではあったんですが

6MTのスポーツグレードで
根強い人気があるモデルだから

10万や15万にはなるかな~
なんて考えてたんです。

で、スカイラインを見に行った時に
お店の人に下取りを聞いてみると

10年超えてるクルマは
ウチでは買取できないんですよね

なんてことを言われ!

 

まさか下取りがゼロとは
想像もしてなかったんで
これはけっこうショックで・・・
乗ってきたクルマを見ずに言われましたし!

でも見に行ったスカイラインの中古
バリモノだからどうしても欲しい、

だけど月々のローンは安くしないと
軌道に乗ったとはいえまだ綱渡りな
起業1年目なだけに恐いし。

そこで役に立ったのが無料一括査定。

買取できないなんて言われた
いままで乗ってきた13年落ちの車が
ホントに価値がないのか

ネットの一括査定で
ためしに確認してみたんです。

で、何社か回答きたのが
30万~40万!

これだけでもゼロ円からすると
とんでもなくいいですよね^^

でもこの時は結局
45万で買い取ってもらえました!

買取してくれた業者さん、
アコードの中古車を若いお客さんから
探してとバックオーダー受けてて

ちょうど自分のアコードが
そのお客さんの希望にあうとのことで
どうしても売って欲しいと。

で、45万で買い取ってもらえたから
無事お目当てのスカイラインクーペに
乗り換えすることができました^^

CPV35

 

この後もいろいろと乗り換えましたが
一括査定が結局一番高く売れる印象があります。
オークション的なのもやってみましたが
思ったほど値があがらないことが多くて・・・

もしあなたも狙っている
ブルーバードシルフィの
中古車があるなら

1~2分くらいの入力で
買取相場がチェックできるので
試してみる価値、アリだと思います。

いま乗っているクルマが
想像以上に買取相場が高ければ
高いうちに買い取ってもらって

お目当てのブルーバードシルフィに
予定を前倒しで乗り換えることも
できちゃいますしね^^

まずはあなたも愛車の買取相場、
チェックしてはいかがでしょうか!?

愛車を一括査定に依頼してみる
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