プレミアムサルーンにふさわしい
大排気量V6エンジンがもたらす
余裕のパワーと滑らかなフィール、
そしてハイブリッドを
インストールすることで
豪華な高級サルーンとは
思えないほどの低燃費による
経済性の良さ、
煩わしい給油回数の低減も
魅力的なレクサスGS450h!
初代GWS191の450hで12.8km/L、2代目のGWL10にいたっては18.2km/Lと燃費がよくて維持費の面でもメリットのあるGS450h^^
インテリアに目を向けてみれば
レクサスにふさわしい高級感と
洗練された雰囲気に支配され
ベンツEクラスやBMW5シリーズ
といったドイツプレミアム勢とは
一線を画すラグジュアリー感が
美意識の高いあなたを
十二分に満足させてくれるはず・・・
そんな魅力にあふれるGS450hの
中古相場をチェックしてみると、
初代GWS191のGS450hは
10万kmオーバーの過走行車や
事故歴(修復歴)アリに混じって
そこまで走ってないのが
コミコミ120万ぐらいで探せますが、
2代目のGWL10のGS450hだと
そこまで走ってないのは
230万前後は覚悟といったような
人気の高さがうかがえる相場だなと!
特に後期スピンドルグリルのFスポーツなんかだと500万クラスとまだまだいい値段してますよね!?
でも初代レクサスGS450hは
2006年式~と年数がたってますし
2代目のGWL10のGS450hも
前期モデルは2012年式~と
少し年数がたってきているだけに
いずれにしても心配なのは
中古で買ってから急に故障しないか
っていうことじゃないでしょうか?!
今回はレクサス GS450hを
中古で狙っているなら注意したい
故障や弱点といった部分を
「部品屋の視点」で
解説していきますよ~!
◆目次
弱点①:GS450hは、ハイブリッド車であることが弱点!?
レクサスGS450hは
「ハイブリッド車」
であることが弱点です!
・・・なんてことを言うと、
ハイブリッドだからいいのに
何を言ってるのこの人は!?
って思われちゃうかもしれませんが
普段仕事で部品を卸す仕事をしてると
ハイブリッド車の「怖さ」を
感じる出来事がちょこまかあります。
ご存知の通りハイブリッド車は
普通のガソリンなど車にはない
・駆動用モーター
・ハイブリッド用バッテリー
・インバーター
・電動エアコン
などハイブリッド特有の部品が
数多く採用されていますが
これらの部品が故障すると
どえらい修理代に発展して
燃費がよくて浮いたガソリン代など
一瞬にして吹飛ぶような状況に!
先日も某ハイブリッドの
ミニバンに乗る一般ユーザーさんから
悲痛なメッセージとともに
部品の問い合わせがあったのですが
その内容はというと・・・
駆動用バッテリーと、インバーターが故障して、ディーラーで82万と言われました。あまりにも高いので安い中古はありますでしょうか。宜しくお願いします。
いや~82万って・・・
これは極端な例かもですが
ハイブリッドの関連部品が故障すると
30万や40万はすぐ飛ぶので
故障した際に「高くつく」というのが
ハイブリッドの最大の弱点と言っても
過言ではありません!
弱点②:ラジエターからの水漏れ
経年劣化によるトラブルが避けられず
こちらも整備工場さんなどから
お問い合わせが
ちょこまかくるラジエター。
安価な社外新品のラジエターで
修理・交換するにしても
ラジエター本体だけでなく
ホース類などの周辺パーツ代、
冷却水代、交換工賃と加わって
10万オーバーは覚悟の高額修理に!
で、このラジエターのトラブルは
厄介なことに走行距離が浅くとも
年数がたったことによる経年劣化で
急にトラブルが発生するので
注意したいところです・・・!
私自身も、10年選手だけど3万kmの距離浅な中古車で急に水漏れが発生し困った経験が・・・昨日までは何ともなかったのに朝乗ろうと駐車場に行ったら地面にクーラントが漏れてて・・・(泣)
急にきます、ラジエターの水漏れ!
注意点①:エンジンの中はキレイ?!
レクサスGS450hの中古を
購入する前に注意したい、
必ず確認したいのが
エンジン内部が上の画像のように
汚なくなってないかということ。
オイル交換をサボっていると
こんなふうに内部にスラッジがたまり
エンジンが焼付いてしまったり
とんでもない状況に発展する危険性が!
整備工場さんから軽自動車とか中古エンジンの問い合わせを受けた時に在庫状況を調べていると、15万kmとか距離を走っていてもエンジンの中がホントにキレイでオイル交換ちゃんとしてたんだろうな~っていうのもあれば、5~6万kmぐらいでもスラッジやオイル焼けで中が汚くてなんじゃこりゃっていうのもあります!
そのためお目当ての
GS450hの中古車があるなら
オイルフィラーキャップを開けて
キャップの裏やエンジンの内部が
汚れていないか要確認です。
ヘドロみたいなスラッジがベッタリついてたらちょっとヤバイです、そのクルマ!
もしこれをしっかり確認せず
エンジンの中がひどい個体を
あなたが中古で買ってしまったら
後々エンジン焼付きなどの
リスクがあなたに降りかかってきます!
また、オイル交換もされず
「乗りっぱなし」にされてたような
愛情なく乗られていた
中古車をつかんでしまったら
後になってからいろいろと
トラブルが出る可能性があるので
用心したいところ・・・
中古車のいわゆる
「当たり」「ハズレ」って
愛情もって乗られていたかが
大きく関与していると思います。
オイル交換のような
基本的なメンテナンスさえ
されていなかったようなクルマだと
下駄がわりにラフに運転されて
大切にされてなかったなんてことも
想像できてしまいます。
そんな状況ではなにかとヤレや
劣化がでてしまいがちですので、
ハズレの中古車をつかまないためにも
エンジンの中がキレイかどうかや
オイル交換とかが定期的にされてたかを
当たり、ハズレの判断材料の一つとして
チェックするのがおススメです^^
あと自分が中古車を買うときにチェックするポイントは座席のサポート部分とかにひどいシワやヨレ、擦れたり劣化がないかってのはよく見ます。
こういった部分も前述したような
「愛されていたかどうか」
「丁寧に乗られていたか」
「前のオーナーの人柄」
がわかるポイントだと思っていますので。
注意点②:GS450hはぶつけると高くつく
GS450hの中古を買ったら
ホントに注意したいのが
「ぶつけると修理代が高い」
っていうこと!
クルマはぶつけて壊せば
修理代が高くつくものですが、
それでもドアやバンパーなど
同色の中古部品が見つかれば
鈑金・塗装で修理するよりも
大幅に修理代を圧縮できます。
しかしレクサスGS450hの
ドアやバンパー、ヘッドライト、
フェンダーなどの中古部品は
探してもなかなか見つかりません。
なぜ見つからないかというと、
高級車であるGS450hの元々の
流通台数の少なさだけでなく
海外での需要が高く大人気なので
20万㎞や30万kmとか走ったような
過走行車でボロボロだったとしても
事故車でグッチャリいってても
解体ヤードにクルマが入庫すると
すぐに外人バイヤーさんなどが
廃車になったGS450hを
クルマ丸ごと輸出してしまうので
「部品取り」されることもなく
どんどん国外へ流出してしまいます。
その結果としてバンパーなどの
中古部品が流通しないという
困った状況にあります・・・・。
特にハイブリッド車の場合はなんでもモンゴルでの需要がすごいらしいです・・・
そんな状況だから珍しい色、
あまり見かけない車体色だと
ホント絶望的です・・・!
このような事情があって
レクサスGS450hをぶつけて壊すと
高い新品部品で板金塗装など
修理代が高くなりがちです!
ちなみに気になる
新品の定価はというと・・・
フロントバンパー:約9万2000
ラジエターグリルは約2.7万!
前フェンダー:約4万5千+塗装代
リヤバンパー:約9万5000
ヘッドライトASSY:約19万
三眼LEDヘッドライトASSYは驚愕の約22万!
ドアミラー:約6万5000
う~ん・・・マンダム・・・
どんなに中古車価格は安くなろうとも
元々が800万クラスの高級車だけに
部品代はかなりの定価です・・・
このような状況なのでGS450hの
中古車を買ったらぶつけると高くつく
というのは注意したいポイントです!
注意点③:ガス欠症状で走行不能の危険性
燃料ポンプが動作不良となり
走行中にエンストする危険性
【国土交通省リコール情報】
https://www.mlit.go.jp/report/press/jidosha08_hh_003654.html
平成25年9/2~27年2/23
の期間に生産された
レクサスGS450hは、
エンジンへ燃料を供給する
燃料ポンプのインペラと呼ばれる
「羽根車」部品が燃料によって膨らんで
燃料ポンプが動作不良を起こし
走行中にエンストする危険性から
リコールがアナウンスされた
経緯があります。
改善措置としては、
燃料ポンプを対策品に交換する
といった措置がとられていますが
このトラブルは他車種も合わせ
少なくとも実際に555件も発生して
リコールに発展していますし、
燃料ポンプが動作不良になれば
ガソリンがエンジンに供給されず
ガス欠症状で走行不能に陥ります。
高速や流れの速い幹線道路など
走行中にこのトラブルに見舞われたら
後ろから突っ込まれる事故にも
なりかねない危険な不具合内容だけに
あなたが狙っている
レクサスGS450hの中古が
リコールに該当するなら
改善措置を受けたかどうか
しっかり確認するのが安心です。
でも「改善措置」なんて
別に確認なんかしなくたって
ちゃんとやってんじゃないの?
そう思うかもしれませんが
それがですね、そうでもないんです。
普段整備工場さんから
部品の問い合わせがきた時に
依頼された部品を調べてると
あれ?これリコールになってますよ
サービスキャンペーン対象なので
ディーラーに行けばタダですよ
なんてご案内することが
ちょこまかあります。
どんな経緯で改善措置を受けていない
状況になってしまったかは不明ですが
こういったやり取りも
日々の仕事の中で少なくないので
お目当ての中古車を買う前に
ちゃんと対策品に交換されているか
履歴を確認しておくのが安心です。
注意点④:カスタムされたGS450hの中古車
レクサス GS450hの
中古車情報を見ていると
エアロやローダウン、マフラー、
アルミなどバリッとキマってて
いいね~、わかってるね~^^
と思ってしまうような
カスタム&ドレスアップされた
おしゃれな中古車もでていますが、
そんなカスタムされた
GS450hの中古を買うなら
要注意なポイントなのが
・車検対応のカスタムか
・純正部品は残っているか
っていうこと。
日々の仕事の中で
整備工場さんから車検がらみで
・サスペンション1台分
・センターとリヤのマフラー
・ヘッドライト
といったお問い合わせがよく来ます。
マフラーは音量だけでなく
認証がとれていないと車検が
通せなかったり厳しくなってますし、
ヘッドライトはイカリングとか
スゴイのが装着されててNGだから
安い中古を探して~ときたり、
いまダウンサスが入っているけど
最低地上高が足りてないし
ノーマルのバネは
お客さん持ってないって言うから
1台分探してよ~って感じで。
【※車検対応マフラーでも要注意!】
先日、仲のいい整備工場さんからマフラーのお問い合わせがきたのですが、お客さんのクルマには車検対応のマフラーがついてはいるものの経年劣化で音量が大きくなってしまい交換しないと車検がダメだから中古でマフラー探して~とお問い合わせがきたことが!
【※ヘッドライトやテールランプの「塗装」にも注意!】
整備工場さんから意外と多いのが、表面を黒く塗装してブラックアウトされたヘッドライトの塗装が落とせなくて車検に通せないから安い中古ヘッドライト探して~っていうお問い合わせ。
ヘッドライトやテールランプを塗装してブラックアウトしているカスタム車両はこんな落とし穴があるので注意したいところです・・・
でも、前述したように
レクサスGS450hは
中古パーツを探しても
なかなか見つかりません・・・
あってもいい値段しますし!
新品で部品を交換するとなれば
すぐに10万や20万が飛んでいくだけに
車検に対応していない
カスタムがされた中古車だったり
純正部品が残っていない場合は、
GS450hの中古を購入した後に
車検や故障した時など困った状況に
見舞われかねません・・・
部品代がかかっても交換できるならまだしも、特に年数がたってきている190系のGS450hは新品部品の生産終了や次回納期未定なんてことになったら目も当てられません・・・
カスタム・ドレスアップされた
GS450hの中古を買うなら
・車検に対応しているか
・純正部品は残っているか
といったことは
確認しておくのが安心です!
※個人的に困ったのは「社外アルミ」。以前カスタムされたC7のコルベットを買ったんですが車検がきたときにホイール替えないと車検通らないよ~って言われて困ったことが。”なんちゃらフォージド”ってかっこいいホイールだったんですが、認証マークがないだかなんかで車検NGらしくって。。。こんなこともあるので社外アルミもご注意くださいませ~^^
⇒GS450hの中古、故障リスクを回避するには
最初にお話しした通り
レクサスGS450hは
「ハイブリッド」であるということが
魅力であり最大の弱点といえます。
ハイブリッド関連部品に
不具合やトラブルが発生すれば
フツーのガソリン車では考えられない
数十万コース覚悟といったような
超高額な修理代の請求書が
空からヒラヒラと舞い降ります。
そして低燃費で浮いたガソリン代など
一瞬にして吹飛ぶどころか
ハイブリッド意味ないじゃん(怒)
と、後悔しかねません・・・。
また、ハイブリッド関係以外にも
経年劣化による不具合やトラブルに
注意したい部品として・・・
・CVTミッション
・ドアミラーやヘッドライト
「ぶつけると高くつく」のところでお話したようにドアミラーもヘッドライトも新品が激高ですし・・・!
・センサー部品
・ナビや電装品
先日も某ディーラー担当者と話しをしてたところ、純正ナビの画面が真っ黒=ブラックアウトの故障で入庫してる某高級外車がいたんですが、どうやら修理に50万コースらしく・・・やっぱりいい値段してます、この手の電装品!!
など、経年劣化によって
故障が避けられない部品が
いろいろ潜んでいます。
あなたがレクサスGS450hの
中古を買ってからすぐに故障する
可能性もゼロではありません。
こればっかりはホントわかりません。。。
このようなリスクを回避するために
検討して損はないのが「保証」。
中古車販売店が独自に保証を
設定しているケースもありますし、
カーセンサーやグーといった媒体が
中古車に有償で保証をつけることも。
万一の不具合が発生した際に
保証でカバーしてもらえれば
修理代を自腹で払うことなく
クルマを直してもらえちゃうので
多少のコストがかかったとしても
保険として保証をつけるという
選択肢もアリだと思います。
一般ユーザーさんからメールで問い合わせが来る時に「中古車を買って2週間ですが故障してしまって・・・」「修理代の見積もりが20万近くって・・・」「保証を付けてなかったので自費で修理になります・・・」「そのため安いリビルト品を探してます・・・」なんてメッセージが添えられてることも少なくありませんので!
※また、中古車販売店の保証に加え自動車保険でも「故障保証」を月々わずかな費用で受けられるものもあるので検討する価値ありだと思います^^
⇒レクサスGS450hの中古を買う前にもう一つだけ確認しておきたいこと
レクサスGS450hの
中古で注意したいポイントなど
部品屋の視点でお伝えし、
リスク回避のこともお話ししました。
あとは狙っている
GS450hの中古車があるなら
どうすれば少しでも安く買えるか
っていうことですよね^^
中古車の場合は新車と違って
値引きといった概念がありませんし
もし値引きしてくれる中古車があれば
それは元々その分を見越して
車両価格が高めに設定されていると
考えてもいいと思います。
ではどうやって狙っている
GS450hの中古車を安く買うか。
それはやっぱり
いま乗っているクルマを
高く買い取ってもらうこと
に尽きると思います。
自分もいまの部品屋の会社を
立ち上げて1年たった時に
やっと軌道に乗ってきたから
クルマ買い替えるか~と思って
ネットの中古車情報を見てたら
前から欲しかった
スカイラインクーペの中古車が
クルマで小一時間くらいの
近所にいいのがでていたんです^^
走行距離も1万㎞ちょっと、
ブレーキキャリパーが
対向4POTにカスタムされていて!
その時に乗ってた車は
新車で買って13年のアコード。
たしか13万㎞位走ってて
まあ過走行の部類ではあったんですが
6MTのスポーツグレードで
根強い人気があるモデルだから
10万や15万にはなるかな~
なんて考えてたんです。
で、スカイラインを見に行った時に
お店の人に下取りを聞いてみると
10年超えてるクルマは
ウチでは買取できないんですよね
なんてことを言われ!
乗ってきた愛車を見もしないでバッサリ・・・
まさか下取りがゼロとは
想像もしてなかったんで
これはけっこうショックで・・・
でも見に行ったクルマ
バリモノだったしどうしても欲しい、
だけど月々のローンは安くしないと
軌道に乗ったとはいえまだ綱渡りな
起業1年目なだけに恐いし。
そこで役に立ったのが無料一括査定。
買取できないなんて言われた
いままで乗ってきた13年落ちの車が
ホントに価値がないのか
ネットの一括査定で
ためしに確認してみたんです。
で、何社か回答きたのが
30万~40万!
これだけでもゼロ円からすると
とんでもなくいいですよね^^
でもこの時は結局
45万で買い取ってもらえました!
買取してくれた業者さん、
アコードの中古車を若いお客さんから
探してとバックオーダー受けてて
ちょうど自分のアコードが
そのお客さんの希望にあうとのことで
どうしても売って欲しいと。
で、45万で買い取ってもらえたから
無事お目当てのスカイラインクーペに
乗り換えすることができました^^
この後もいろいろと乗り換えましたが
一括査定が結局一番高く売れる印象があります。
オークション的なのもやってみましたが思ったほど値があがらないことが多くて・・・
もしあなたも狙っている
GS450hの中古車があるなら
1~2分くらいの入力で
買取相場がチェックできるので
試してみる価値、アリだと思います。
いま乗っているクルマが
想像以上に買取相場が高ければ
高いうちに買い取ってもらって
お目当てのレクサスGS450hに
予定を前倒しで乗り換えることも
できちゃいますしね^^
まずは愛車の買取相場だけでも
確認してみてはいかがでしょうか?!
愛車を一括査定に依頼してみる
↓ ↓ ↓