ミラジーノの弱点や故障。【部品屋の視点】で解説するよ

ミラジーノ 価格

レトロモダンなデザインが
色あせない魅力を放つ
オシャレな軽自動車・・・

ミラジーノ!

そりゃ最新の軽自動車みたいな
先進の装備とか圧倒的な広さとか
そんなものはないかもしれないけど

小回りがきいて視界もいいから
運転がしやすいし

いまの軽にはないような
落ち着いて洗練されたデザインは
逆に新鮮に感じちゃいますよね^^

ミラジーノ 中古

オシャレな軽と言えばの
ミラジーノの中古相場を
チェックしてみると、

L700S・L710Sの
初代ミラジーノも、

L650S・L660Sの
2代目ミラジーノも

コミコミ30万以下とか安いのは
10万kmオーバーの過走行車や
事故歴(修復歴)アリっていうの
ばかりな感じですよね・・・

50万あたりまで予算を上げると
そこまで走ってないのも探せるような

人気の高さがうかがえる
ミラジーノの中古相場だな~と!

ミラジーノ 評価

 

オシャレな軽の中古を狙っているなら
注目の1台であるミラジーノですが

L700S/L710Sの初代ミラジーノの
生産期間が1999年~2004年、

2代目のL650S/L660Sでも
最終モデルが2009年式と
年数がたってきているだけに

気になるのは買ってから急に
故障や不具合がでないかって
いうことじゃないでしょうか?!

 

「部品屋の立場」
からするとミラジーノには

弱点といえる故障やトラブルが多い
高額修理になってしまう部品が
いくつかあります・・・

今回はミラジーノを
中古で買うなら注意したい

弱点、トラブルが多い部分
解説していきますよ~!

 





 

 

弱点①:エアコンの故障

カーエアコン参考画像

ミラジーノの中古で注意したい
春~秋には整備工場さんから
お問い合わせが多い=壊れてる
弱点な部品なのが・・・

・エアコンのコンプレッサー

エアコンのガスを圧縮するのが
このコンプレッサーですが、

経年劣化によるコンプレッサーの
焼付きや異音といったトラブルが
避けられない状況にあり

最終後期のミラジーノでも
2009年式と年数がたってきてるので

いつ壊れてもおかしくない
状況であるといえます。

カーエアコン参考画像

 

エアコンをよく使う時期である
春~秋にかけて特に故障が多く

このエアコンのコンプレッサーの
お問い合わせも増えますが、

注意したいのが
修理代が高いっていうこと。

上の画像にもあるように
エアコンはシステムで成り立っていて

コンプレッサーが焼付いたり
異音がでたりと故障したからといって

コンプレッサーそれだけを
交換すればいいっていうような
単純な話しじゃありません・・・

カーエアコンシステム部品 参考画像

主に故障の原因になるのが
エキスパンションバルブという
髪の毛の細さ程度しかない
霧吹き器のノズル部分だったり、

リキッドタンクとよばれる
フィルターの役目がある部分で
スラッジなどが詰まり

異常高圧⇒コンプレッサーが故障
といった流れになることが多いので

コンプレッサーや関連したパーツの
部品代+工賃+ガス代と加わっていくと
10万や20万が飛んでいきます!
焼付きやロックでコンプレッサー内部の削れカスが
システム内に回っちゃうとコンデンサーの交換や、
配管も全部外して清掃など大事になっちゃいます・・・

 

 

弱点②:オルタネーター(発電機)

オルタネーター 発電機

次にミラジーノの中古で
注意したい弱点な部品なのが
オルタネーター!

こちらも整備工場さんから
お問い合わせが多い
定番の故障部品といえます。

 

オルタネーターはバッテリーに
電気を供給する発電機ですが

発電時はキンキンに熱くなるため
経年劣化による故障が避けられません。

こちらも熱の影響なのか
エアコンのコンプレッサーと同じく

特に夏場の暑い時期は
整備工場さんからのお問合せが多く

オルタネーターを交換となれば
安価なリビルト品で交換しても
5万コース覚悟の高額修理ですし、

そもそもオルタネーターが故障して
発電不良になればバッテリーがあがって
走行不能、立往生に見舞われ

レッカー呼んだりしたり
バッテリーも交換して・・・と
なにかと費用がかさみがちです!

 

また、このオルタネーターを
固定する部品が折損する不具合に対して
保証期間が延長された経緯があります。

 

【ダイハツ保証延長情報】
https://www.daihatsu.co.jp/info/recall/13091.htm

 

平成10年10月~20年12月
の期間に生産された

初代&2代目ミラジーノの
前輪駆動車、4WD車ともに

オルタネータ下側固定ボルトの
締付けが不足した場合、

ボルトが緩みアジャスティングバーが
折損することがあり

アジャスティングバーが折れた場合
無期限に保証期間を延長するといった
アナウンスが出されています。

あなたがミラジーノの中古を
購入してからこのトラブルがでたら

無償で交換してもらえるので
覚えておいて損はないと思います!

 

 

注意点①:エンジンの中はキレイ?!

エンジン内部の汚れ

 

ミラジーノの中古を
購入するなら注意したい、
買う前に必ず確認したいのが

エンジン内部が上の画像のように
汚なくなってないかということ。

オイル交換をサボっていると
こんなふうに内部にスラッジがたまり

エンジンが焼付いてしまったり
とんでもない状況に発展する危険性が!

整備工場さんから軽自動車とか中古エンジンの問い合わせを受けた時に在庫状況を調べていると、15万kmとか距離を走っていてもエンジンの中がホントにキレイでオイル交換ちゃんとしてたんだろうな~っていうのもあれば、5~6万kmぐらいでもスラッジやオイル焼けで中が汚くてなんじゃこりゃっていうのもあります!

 

そのためお目当ての
ミラジーノの中古があるなら
購入前に必ず確認したいのが

オイルフィラーキャップを開けて
キャップの裏やエンジンの内部
汚れていないかということ。

エンジン内部の汚れ
ドロドロなヘドロみたいなスラッジがついてたら
ちょっとヤバイです、そのクルマ!

もしこれをしっかり確認せず
エンジンの中がひどい個体を
あなたが中古で買ってしまったら

後々エンジン焼付きなど高額故障の
リスクがあなたに降りかかってきます!

また、オイル交換もされず
「乗りっぱなし」にされてたような

愛情なく乗られていた
中古車をつかんでしまったら

後になってからいろいろと
トラブルが出る可能性があるので
用心したいところ・・・

中古車のいわゆる
「当たり」「ハズレ」って
愛情もって乗られていたかが
大きく関与していると思います。

オイル交換のような
基本的なメンテナンスさえ
されていなかったようなクルマだと

下駄がわりにラフに運転されて
大切にされてなかったなんてことも
想像できてしまいます。

そんな状況ではなにかとヤレ
劣化がでてしまいがちですので、

ハズレをつかまないためにも
エンジンの中がキレイかどうかや

オイル交換とかのメンテナンスが
定期的にちゃんとされていたかを

当たり、ハズレの判断材料の一つとして
チェックするのがおススメです^^

※また、あなたが狙っているミラジーノがターボ車なら
エンジンオイルのメンテナンスが適切にされていなかった場合
タービンが焼付いたり、白煙がでたり、パワーがでなくなったりと
いろいろと不具合が発生するリスクがあります。

タービンがブローして修理するとなれば
安価なリビルト品で交換しても10万オーバー覚悟
高額修理になるので要注意です!!

ターボの参考画像

 

 

注意点②:オイル交換で発電不良、火災になる危険性

オイル交換

 

なんでオイル交換で発電不良?
車両火災の危険性って?!

 

と、ちょっと理解に苦しむ
内容のトラブルですが、

初代、2代目ともに
ミラジーノにはダイハツから
注意喚起がアナウンスされています。

 

【ダイハツリコール等情報】
https://www.daihatsu.co.jp/info/recall/99208.htm

なぜオイル交換で
発電機のオルタネーターが
壊れて発電不良になったり
車両火災の危険性があるのか。

それはエンジンオイルの注ぎ口の
下の方にオルタネーターがあり

オイル交換時に気をつけないと
オルタネーターにオイルがかかる
危険性があります。

で、このエンジンオイル。

ミラジーノに限らず
オルタネーターに1滴でもかかると
破壊力バツグンなんです・・・

オイルがかかると
可塑性(溶かす作用)で
内部の部品がグチャグチャとなり

発電不良になって
バッテリー上がりにつながります。

また、発電時の高温発熱によって
オルタネーターが発火し車両火災にも
発展する危険性があります・・・!

火を噴くオルタネーターのイメージ画像
オルタネーター 出火

自分でオイル交換するなら
注意したいのはもちろんのこと

もし整備工場さんとかで
エンジンオイルを交換した後に

急にオルタネーターが壊れて
バッテリーがあがった・・・

なんてことが発生したら
オルタネーターにオイルがかかった
ってことを疑ってみるといいかもです。

当然オイル交換した業者は
「うちは関係ない」と
非を認めないでしょうけど

壊れたオルタネーターを分解すれば
一目瞭然、オイルがかかったことで
壊れたというのはわかっちゃいます^^

 

でも、整備工場さんとかプロの作業でそんなミスなんてするの?

 

確かにそんなにある話じゃないですが
ゼロではないのが実情です。

たとえば日々の仕事の中で
年に何回かあるトラブルとしては

リビルト品のオルタネーターを
整備工場さんに出荷して数日後に
発電不良でクレームがきて

代わりのものを再出荷して
クレーム品を分解検査してみると

ラジエター液が付着してて
(しかもまだ乾いていない)
それが原因で壊れてるなんてことが!
この事例の車のオルタネーターは
交換する際にラジエターホースを外さないと
スペース的に厳しいことから交換時に気をつけないと
こんなトラブルに発展してしまいます・・・

こんなことも実際あるだけに
あなたもミラジーノを買って

エンジンオイル交換後に
オルタネーターが壊れたら

もしかしてオイルかかった?!

と、疑ってみるのも
アリかもしれませんよ~。

バッテリー警告灯

 

 

注意点③:ミラジーノはぶつけると高くつく!

板金修理

 

ミラジーノの中古を買ったら
ホントに注意したいのが

「ぶつけると修理代が高い」

っていうこと!

クルマはぶつけて壊せば
修理代が高くつくものですが、

それでもドアやバンパーなど
同色の中古部品が見つかれば

鈑金・塗装で修理するよりも
大幅に修理代を圧縮できます。

しかしミラジーノは
ドアやバンパー、ヘッドライト、
リヤゲートなど外装部品の中古が

みんなぶつけてしまうからなのか、
なかなか見つからない状況です・・・
あったとしても状態が悪かったり・・・

そんな状況だから珍しい色、
あまり見かけない車体色だと
ホント絶望的です・・・!

このような事情があって
ミラジーノをぶつけて壊すと

高い新品部品で板金塗装など
修理代が高くなりがちです!

で、特に注意したいのは
「リヤゲート」をぶつけて壊すと
大変な目にあうということ。

ミラジーノ 注意点

 

ハッチバックのクルマ特有の
上に開くこのリアのハッチゲート。

この画像からもわかるように
ミラジーノのリヤバンパーは
非常~に薄いデザインなので

後ろまわりをぶつけると
リヤゲートもグッチャリといく
危険性がありますが

このリヤゲート修理代が
刺激的に高いんです・・・

運よく同じ色の中古が見つかっても
10万前後が飛んでいきますし、

タイミング悪く中古で同色の
リヤゲートが見つからず

さらには板金修理できないほど
ガッツリと凹ませた時には

新品のリヤゲートに塗装して
ガラスを脱着して・・・と、
20万コースも覚悟みたいな!

このような状況なのであなたも
ミラジーノを中古で買ったら
注意したいポイントです。

板金修理

 

 

⇒ミラジーノの中古、故障リスクを回避するには

ミラジーノ 維持費

ここまでお話してきたように
初代、2代目の各ミラジーノには

いろいろ注意したい弱点というべき
不具合の多い部品がありますが

距離を走った中古車であれば
いつ故障が起きてもおかしくない
状況なのは認識しておきたいところ。

弱点のところでお話した
エアコンのコンプレッサーや

発電機であるオルタネーター
以外にもたとえば・・・

・セルモーター(スターター)
セルモーターの参考画像

・ATミッション
オートマ 参考画像

・パワステ関係
パワステギヤボックス 参考画像

・ラジエター
ラジエター 水漏れ

・ドアミラーやヘッドライト
ミラジーノ 故障

・センサー部品
センサー部品の参考画像

・電装品etc.

と、経年劣化によって
故障が避けられない部品が
いろいろ潜んでいますが

あなたがミラジーノを
中古で買ってからすぐに故障する
可能性もゼロではありません。
こればっかりはホントわかりません・・・

 

このようなリスクを回避するために
検討して損はないのが「保証」

中古車販売店が独自に保証を
設定しているケースもありますし、

カーセンサーやグーといった媒体が
中古車に有償で保証をつけることも。

万一の不具合が発生した際に
保証でカバーしてもらえれば

修理代を自腹で払うことなく
クルマを直してもらえちゃうので

多少のコストがかかったとしても
保険として保証をつけるという
選択肢もアリだと思います。

一般ユーザーさんからメールで問い合わせが来る時に
「中古車を買って2週間ですが故障してしまって・・・」
「保証を付けてなかったので自費で修理になります・・・」
「そのため安いリビルト品を探してます・・・」
なんてメッセージが添えられてることも少なくありませんので!

 

※また、中古車販売店の保証に加え
自動車保険でも「故障保証」を月々わずかな費用で
受けられるものもあるので検討する価値ありだと思います^^

 

 

⇒ミラジーノの中古を買う前にもう一つだけ確認しておきたいこと

ミラジーノ 欲しい

 

ミラジーノの
中古車で気をつけたい

・エアコンの故障

・オルタネーターの故障

・エンジン内部の汚れ

・オイル交換の注意点

・ぶつけると高くつく

などトラブルが多い弱点のことを
部品屋の視点でお伝えし、
リスク回避のこともお話ししました。

あと残るは狙っている
ミラジーノの中古車を

どうすれば少しでも安く買えるか
っていうことですよね^^

中古車の場合は新車と違って
値引きといった概念がありませんし
もし値引きしてくれる中古車があれば

それは元々その分を見越して
車両価格が高めに設定されていると
考えてもいいと思います。

ではどうやって狙っている
ミラジーノの中古を安く買うか。

それはやっぱり

いま乗っているクルマを
高く買い取ってもらうこと

に尽きると思います。

中古車 買取

自分もいまの部品屋の会社を
立ち上げて1年たった時に

やっと軌道に乗ってきたから
クルマ買い替えるか~と思って
ネットの中古車情報を見てたら

前から欲しかった
V35スカイラインクーペの中古が

クルマで小一時間くらいの
近所にいいのがでてたんです^^

走行距離も1万㎞ちょっと、
ブレーキキャリパーが
対向4POTにカスタムされてて!

その時に乗ってた車は
新車で買って13年のアコード。

たしか13万㎞位走ってて
まあ過走行の部類ではあったんですが

6MTのスポーツグレードで
根強い人気があるモデルだから

10万や15万にはなるかな~
なんて考えてたんです。

で、スカイラインを見に行った時に
お店の人に下取りを聞いてみると

10年超えてるクルマは
ウチでは買取できないんですよね

なんてことを言われ!

 

まさか下取りがゼロとは
想像もしてなかったんで
これはけっこうショックで・・・
乗ってきたクルマを見ずに言われましたし!

でも見に行ったスカイラインの中古
バリモノだからどうしても欲しい、

だけど月々のローンは安くしないと
軌道に乗ったとはいえまだ綱渡りな
起業1年目なだけに恐いし。

そこで役に立ったのが無料一括査定。

買取できないなんて言われた
いままで乗ってきた13年落ちの車が
ホントに価値がないのか

ネットの一括査定で
ためしに確認してみたんです。

で、何社か回答きたのが
30万~40万!

これだけでもゼロ円からすると
とんでもなくいいですよね^^

でもこの時は結局
45万で買い取ってもらえました!

買取してくれた業者さん、
アコードの中古車を若いお客さんから
探してとバックオーダー受けてて

ちょうど自分のアコードが
そのお客さんの希望にあうとのことで
どうしても売って欲しいと。

で、45万で買い取ってもらえたから
無事お目当てのスカイラインクーペに
乗り換えすることができました^^

CPV35

この後もいろいろと乗り換えましたが
一括査定が結局一番高く売れる印象があります。
オークション的なのもやってみましたが
思ったほど値があがらないことが多くて・・・

もしあなたも狙っている
ミラジーノの中古車があるなら

1~2分くらいの入力で
買取相場がチェックできるので
試してみる価値、アリだと思います。

いま乗っているクルマが
想像以上に買取相場が高ければ
高いうちに買い取ってもらって

お目当てのミラジーノの中古車に
予定を前倒しで乗り換えることも
できちゃいますしね^^

まずはあなたも愛車の買取相場、
チェックしてはいかがでしょうか!?

愛車を一括査定に依頼してみる
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