ミラココアの弱点や故障を「部品屋の視点」で解説するよ!

ミラココア 中古車

キュートなデザインに
使い勝手が良く広々として
明るい雰囲気の室内空間が魅力の
かわいい軽自動車・・・

ダイハツ ミラココア♪

L675S 中古

中古車相場をチェックしてみると
コミコミ50万以下で探すと

やっぱり10万km前後走ったような
距離を走ったのが多いですし、
年式的にも10年落ちとか。
修復歴「あり」なのも多いし・・・

距離が浅くて年式が新しいと
すぐに80万前後はするような

人気の高さがうかがえる
中古車相場の状況ですが

そんな状況の中、
ミラココアの中古を
あなたも狙っているなら

気になるのが買ってから
急に故障や不具合がでないかって
ことじゃないでしょうか?!

 

「部品屋の立場」からすると
L675S/L685Sのミラココアには

弱点といえる故障やトラブルが多い
高額修理になってしまう部品が
いくつかあります・・・

今回はダイハツココアを
中古で買うなら注意したい

弱点、トラブルが多い部分
解説していきますよ~!

 





 

 

弱点:エアコンのコンプレッサー

カーエアコン

L675S/L685S ココアの
エアコンのコンプレッサー、

春から夏場にかけて
整備工場さんからお問い合わせが多い
=故障が多い弱点部品のひとつ。

エアコンのガスを圧縮する
このコンプレッサーですが

ミラココアでは
焼付きやガラガラ異音といった
不具合が春~夏~秋に頻発し

特に夏場は「稼ぎ頭」といえるぐらい
整備工場さんなどから注文がきます。
(=それだけ壊れているっていうこと)

カーエアコン参考画像

 

で、このエアコンのコンプレッサー、

注意したいのが
修理代が高いということ。

上の画像にもあるように
エアコンはシステムで成り立っていて

コンプレッサーが焼付いたり
異音がでて故障したからといって

コンプレッサーだけを
交換すればいいっていう
単純な話しじゃありません・・・

カーエアコンシステム部品 参考画像

主に故障の原因になるのが
エキスパンションバルブという
髪の毛の細さ程度しかない
霧吹き器のノズル部分だったり、

リキッドタンクとよばれる
フィルターの役目がある部分で
スラッジなどが詰まり

異常高圧⇒コンプレッサーが故障
といった流れになることが多いので

コンプレッサーや関連したパーツの
部品代+工賃+ガス代と加わっていくと
10万オーバー覚悟の状況です!
焼付きやロックでコンプレッサー内部の削れカスが
システム内に回っちゃうとコンデンサーの交換や、
配管も全部外して清掃など大事になっちゃいます・・・

 

 

注意点①:エンジンの中はキレイ?!

エンジン内部の汚れ

 

L675S/L685Sのミラココアを
中古で買う前に要注意なのが

エンジン内部が上の画像のように
汚なくなってないかということ。

オイル交換をサボっていると
こんなふうに内部にスラッジがたまり

エンジンが焼付いてしまったり
とんでもない状況に発展する危険性が!

エンジンがいっちゃったから中古で安いの探してって
お問い合わせも意外と多いんで笑えない状況です!

そのためお目当ての
ミラココアの中古車があるなら
購入前に必ず確認したいのが

オイルフィラーキャップを開けて
キャップの裏やエンジンの内部
汚れていないかということ。

エンジン内部の汚れ
ヘドロみたいなスラッジがついてたら
ちょっとヤバイです、そのクルマ!

 

もしこれをしっかり確認せず
エンジンの中がひどい個体を
あなたが中古で買ってしまったら

後々エンジン焼付きなどの
リスクが降りかかってきますし、

エンジンオイルの交換という
基本的なメンテナンスもされず
愛情なく乗られていた状況であれば

なにかとクルマが痛んでいる
可能性も否定できないので
注意したいポイントです!

オイル交換

いわゆる中古車の「当たり」や「ハズレ」って
愛情もって乗られていたかどうかじゃないかと思います。

足グルマ、下駄グルマといったように
気遣いもなく乗り回されていたら
何かと劣化しちゃいますので!

 

 

注意点②:CVT車は走行不能になる危険性

CVT 参考画像

L675S/L685S ミラココアの
CVT車には注意したいリコールが!

①CVT内部が破損し走行不能

②センサー部品が破損し走行不能

 

【ダイハツリコール情報】
https://www.daihatsu.co.jp/info/recall/99217.htm
L675S L685S CVT故障
L675S L685S リコール

 

①のCVTトラブルは
他車種も含め136件、

②は66件も不具合が発生して
リコールになっているだけに

あなたが狙っている
ミラココアの中古車が
この不具合に該当する車両なら

改善措置を受けたか
しっかり確認したいところ。

どちらのトラブルも
走行不能になる恐れがあり

高速道路を走っている最中に
この不具合に見舞われたら

事故になる危険性もありますので
注意したいところであります!

 

 

でもリコールとかの改善措置って
別に確認なんかしなくたって
ちゃんとやってんじゃないの?

 

と思うかもしれませんが
それがですね、そうでもないんです。

普段整備工場さんから
部品の問い合わせがきた時に
依頼された部品を調べてると

あれ?これリコール対象ですよ

ディーラーに行けば
タダで交換してもらえますよ

なんて案内することが
ちょこまかあるんです。

どういう経緯で
リコールの改善措置を受けていない
状況になってしまったかは不明ですが

こういったやり取りも
日々の仕事の中で少なくないので

お目当ての中古車を買う前に
ちゃんとリコールの対策がされたか
履歴を確認しておくのが安心です。

 

 

注意点③:エンジンの異音や異常振動

あなたが狙っている
ミラココアの中古を試乗してみて

「ガタガタ」「ブルブル」

と、エンジンから異音や
異常な振動を感じたら

エンジンマウントが
劣化している可能性が!

参考画像:エンジンマウントってこんな部品
エンジンマウント 参考画像

このエンジンマウントは
ゴムの塊が仕込まれた部品で
エンジンと車体の間にかまされて
固定する役割を担っていますが、

ゴムの塊がエンジンの振動を吸収し
車内の乗員にガタガタと不快な振動を
伝えないようにする大切な部品。

しかしこのエンジンマウントが
早期に劣化する恐れがあることから

「保証期間」が延長された
経緯があるんです。

 

ダイハツ保証期間変更情報
https://www.daihatsu.co.jp/info/recall/12051.htm

従来3年または6万㎞までの
保証期間だったものに対して

新車登録から9年まで
保証期間が延長されています。

 

ただ、延長はされたとはいえ
ほとんどがタイムリミットを
迎えている状況なので

故障しても保証はされず
自費での修理を余儀なくされます。

ここで覚えておきたいのは
わざわざ保証期間が延長されたほど

エンジンマウントが劣化し
トラブルが出やすいということ。

交換工賃まで含めると
5万コースは覚悟なので

狙っているココアの中古があるなら
試乗をしてみて異音や振動がないか
まずはチェックしたいところです。

 

 

故障リスクを回避するには

ダイハツ ココア

ここまでお話してきたように
L675S L685Sのミラココアには

注意したい弱点ともいうべき
不具合の多い部品がありますし

それら以外にも
距離を走った中古車であれば
いつ故障が起きてもおかしくない
状況なのは認識しておきたいところ。

例えば・・・

・セルモーター(スターター)
セルモーターの参考画像

・オルタネーター(発電機)
オルタネーター 発電機

・CVTやATミッション
CVT 参考画像

・センサー部品
センサー部品の参考画像

・電装品etc.

と、経年劣化によって
故障が避けられない部品が
いろいろ潜んでいますが

あなたがミラココアを
中古で買ってからすぐに故障する
可能性もゼロではありません。
こればっかりはホントわかりません・・・

 

このようなリスクを回避するために
検討して損はないのが「保証」

中古車販売店が独自に保証を
設定しているケースもありますし、

カーセンサーやグーといった媒体が
中古車に有償で保証をつけることも。

万一の不具合が発生した際に
保証でカバーしてもらえれば

修理代を自腹で払うことなく
クルマを直してもらえちゃうので

多少のコストがかかったとしても
保険として保証をつけるという
選択肢もアリだと思います。

一般ユーザーさんからメールで問い合わせが来る時に
「中古車を買って2週間ですが故障してしまって・・・」
「保証を付けてなかったので自費で修理になります・・・」
「そのため安いリビルト品を探してます・・・」
なんてメッセージが添えられてることも少なくありませんので!

 

 

⇒ミラココアの中古を買う前にもう一つだけ確認しておきたいこと

ミラ ココア

L675S/L685Sの
ミラココアの中古車で気をつけたい

・エアコンの故障

・エンジン内部の汚れ

・CVTにだされたリコール

・エンジンマウントの劣化

などトラブルが多い弱点のことを
部品屋の視点でお伝えし、
リスク回避のこともお話ししました。

あと残るは狙っている
ミラココアの中古を

どうすれば少しでも安く買えるか
っていうことですよね^^

中古車の場合は新車と違って
値引きといった概念がありませんし
もし値引きしてくれる中古車があれば

それは元々その分を見越して
車両価格が高めに設定されていると
考えてもいいと思います。

ではどうやって狙っている
ダイハツココアを安く買うか。

それはやっぱり

いま乗っているクルマを
高く買い取ってもらうこと

に尽きると思います。

中古車 買取

自分もいまの部品屋の会社を
立ち上げて1年たった時に

やっと軌道に乗ってきたから
クルマ買い替えるか~と思って
ネットの中古車情報を見てたら

前から欲しかった
スカイラインクーペの中古が

クルマで小一時間くらいの
近所にいいのがでてたんです^^

走行距離も1万㎞ちょっと、
ブレーキキャリパーが
対向4POTにカスタムされてて!

その時に乗ってた車は
新車で買って13年のアコード。

たしか13万㎞位走ってて
まあ過走行の部類ではあったんですが

6MTのスポーツグレードで
根強い人気があるモデルだから

10万や15万にはなるかな~
なんて考えてたんです。

で、スカイラインを見に行った時に
お店の人に下取りを聞いてみると

10年超えてるクルマは
ウチでは買取できないんですよね

なんてことを言われ!

まさか下取りがゼロとは
想像もしてなかったんで
これはけっこうショックで・・・
乗ってきたクルマを見もせずに言われましたし!

でも見に行ったスカイラインの中古
バリモノだからどうしても欲しい、

だけど月々のローンは安くしないと
軌道に乗ったとはいえまだ綱渡りな
起業1年目なだけに恐いし。

そこで役に立ったのが無料一括査定。

買取できないなんて言われた
いままで乗ってきた13年落ちの車が
ホントに価値がないのか

ネットの一括査定で
ためしに確認してみたんです。

で、何社か回答きたのが
30万~40万!

これだけでもゼロ円からすると
とんでもなくいいですよね^^

でもこの時は結局
45万で買い取ってもらえました!

買取してくれた業者さん、
アコードの中古車を若いお客さんから
探してとバックオーダー受けてて

ちょうど自分のアコードが
そのお客さんの希望にあうとのことで
どうしても売って欲しいと。

で、45万で買い取ってもらえたから
無事お目当てのスカイラインクーペに
乗り換えすることができました^^

CPV35

この後もいろいろと乗り換えましたが
一括査定が結局一番高く売れる印象があります。
オークション的なのもやってみましたが
思ったほど値があがらないことが多くて・・・

もしあなたも狙っている
ミラココアの中古車があるなら

1~2分くらいの入力で
買取相場がチェックできるので
試してみる価値、アリだと思います。

いま乗っているクルマが
想像以上に買取相場が高ければ
高いうちに買い取ってもらって

お目当てのダイハツココアに
予定を前倒で乗り換えることも
できちゃいますしね^^

まずはあなたも愛車の買取相場、
チェックしてはいかがでしょうか!?

愛車を一括査定に依頼してみる
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