シャープでスタイリッシュなデザインに
低床ボディによる広々した室内空間と
ミニバン離れしたドライブフィールが
魅力的な5ナンバーミニバン・・・
RG系ステップワゴン!
そんなステップワゴンRGの
中古相場をチェックしてみると
コミコミ50万ぐらいの予算だと
10万km前後走っているのが多いし
年式的にも10年オーバー、
100万ぐらいの予算で
中古車選びをしてみても
7~8万kmぐらいは距離を走ってるし
10年近くたっているのが多いので
いずれにしてもRGステップワゴンを
中古で狙っているなら気になるのが
買ってから故障や不具合がでないか
ってことじゃないでしょうか?!
「部品屋の立場」からすると
RG系ステップワゴンには
弱点といえる故障やトラブルが多い
高額修理になってしまう部品が
いくつかあります・・・
今回はRG ステップワゴンを
中古で買うなら注意したい
弱点、トラブルが多い部分を
解説していきますよ~!
◆目次
弱点①:セルモーター(スターター)
RG系ステップワゴンで要注意なのが
セルモーター(スターター)の故障。
セルモーターはエンジンを
始動させるための部品ですが
ステップワゴンRGでは
定番と言えるほどトラブルが多く
整備工場さんからのお問い合わせが
日々少なくない状況です。
なぜトラブルが多いかというと
リビルト品を製造している工場の
技術者に聞いたところ
RB系のオデッセイやエリシオンなど
この頃のホンダ車に採用されている
セルモーターは
ちょっと複雑な構造が影響してか
耐久性に難があるのではないか?
ということで不具合が多いようです。
で、セルモーターが壊れ
修理するとなると新品より安価な
リビルト品で交換するにしても
5万コースは覚悟ですし、
外出先で始動できなくなったら
レッカー移動の費用なんかも
降りかかってきます・・・
弱点②:エアコンのコンプレッサー
お次はコチラ。
ステップワゴンRGで注意したい
エアコンのコンプレッサーの故障。
エアコンのガスを圧縮するのが
このコンプレッサーですが
ステップワゴンRGの
初期モデルは20年選手、
後期モデルでも10年選手と
年数がたってきているだけに
焼付きやガラガラ異音といった
コンプレッサーの不具合が
避けることができませんが
特に夏場は問合せが多く
整備工場さんなどから注文がきます。
(=それだけ壊れているっていうこと)
で、このエアコンのコンプレッサー、
注意したいのが
修理代が高いということ。
上の画像にもあるように
エアコンはシステムで成り立っていて
コンプレッサーが焼付いたり
異音がでたりと故障したからといって
コンプレッサーだけを
交換すればいいっていう
単純な話しじゃありません・・・
主に故障の原因になるのが
エキスパンションバルブという
髪の毛の細さ程度しかない
霧吹き器のノズル部分だったり、
リキッドタンクとよばれる
フィルターの役目がある部分で
スラッジなどが詰まり
異常高圧⇒コンプレッサーが故障
といった流れになることが多いので
コンプレッサーや関連したパーツの
部品代+工賃+ガス代と加わっていくと
10万オーバー覚悟の状況です!
焼付きやロックでコンプレッサー内部の削れカスが
システム内に回っちゃうとコンデンサーの交換や、
配管も全部外して清掃など大事になっちゃいます・・・
注意点①:エンジンの中はキレイ?!
ステップワゴンRGの
中古を買う前に要注意なのが
エンジン内部が上の画像のように
汚なくなってないかということ。
オイル交換があまりされてなかった
ステップワゴンRGの中古をあなたが
買ってしまったら
エンジン焼付きのリスクがありますし
愛情なく乗りっぱなしにされて
メンテナンスされていないような
状況だったと想像できるので
買ってからいろいろと
不具合がでてくる可能性も!
そのためお目当ての
ステップワゴンRGがあるなら
買う前に必ず確認しておきたいのが
オイルフィラーキャップを開けて
キャップの裏やエンジンの内部が
汚れていないかということ。
ヘドロみたいなスラッジがついてたら
ちょっとヤバイです、そのクルマ!
もしこれをしっかり確認せず
エンジンの中がひどい個体を
あなたが中古で買ってしまったら
後々エンジン焼付きなどの
リスクがあなたに降りかかってきます!
また、オイル交換もされず
「乗りっぱなし」にされてたような
愛情なく乗られていた
中古車をつかんでしまったら
後になってからいろいろと
トラブルが出る可能性があるので
用心したいところ・・・
中古車のいわゆる
「当たり」「ハズレ」って
愛情もって乗られていたかが
大きく関与していると思います。
オイル交換のような
基本的なメンテナンスさえ
されていなかったようなクルマだと
下駄がわりにラフに運転されて
大切にされてなかったなんてことも
想像できてしまいます。
そんな状況ではなにかとヤレや
劣化がでてしまいがちですので、
ハズレの中古車をつかまないためにも
エンジンの中がキレイかどうかや
オイル交換とかが定期的にされてたかを
当たり、ハズレの判断材料の一つとして
チェックするのがおススメです^^
あと自分が中古車を買うときにチェックするポイントは
座席のサポート部分とかにひどいシワやヨレ、
擦れたり劣化がないかってのはよく見ます。
こういった部分も前述したような
「愛されていたかどうか」
「丁寧に乗られていたか」
がわかるポイントだと思っていますので。
注意点②:パワステの不具合に注意
2リッターエンジンを搭載した
RG1とRG2のステップワゴン、
2.4リッター4WDの
RG4ステップワゴンを
中古で狙っているなら注意したい
パワステポンプのトラブル。
軽いハンドル操作をサポートする
油圧ポンプであるパワステポンプに
「改善対策」がアナウンスされた
経緯があります。
【ホンダ リコール等情報】
https://www.honda.co.jp/recall/auto/info/080904_373.html
これはパワステポンプ内部の
部品が摩耗しスラッジによる
詰まりが発生してしまい
パワステが効かず重ステになる
危険性があることから改善対策が
アナウンスされています。
ただ、この改善対策に該当しない
ステップワゴンRGであっても
日々の仕事の中で
パワステポンプやギヤボックスの
お問い合わせが少なくない状況なので
ステップワゴンRGを
中古で狙っているなら
注意したいポイントであります!
ホント、パワステポンプもギヤボックス(ラック)も
整備工場さんから毎日のようにお問い合わせが・・・
注意点③:ガーニッシュランプの水漏れ
左右のテールランプの間にある
リヤゲートを横断する
このガーニッシュランプ。
日々の仕事の中で
整備工場さんなどから
ランプの中に水が入ってて
車検に通せないから安い中古を探して
っていう症状でお問い合わせが
ちょこまか入ってきます。
どうやら細かいヒビ割れなど
経年劣化によって水漏れしやすい
状況にあるようです。
で、困ったのが新品は高い・・・
定価はなんと約6万円!!
だから安い中古がないか
探してくれって問い合わせが来ますが
探してみても無いんです・・・
リヤゲートからわざわざ
ガーニッシュランプだけを
外さなかったり、
カメラやスマートキーの
付き・ナシなど品番が細かく分かれ
合致するものがなかったり・・・と
いろいろ事情が重なって
中古ガーニッシュランプが
なかなか見つかりません!
そのため狙っている
RGステップワゴンの中古があるなら
このガーニッシュランプに
水が入って水滴とかついてないか
ひび割れなど目立つ劣化がないか
は、要チェックです!
また、余談ですが
RGステップワゴンを買ったら
リヤゲートに注意です!
上の画像を見てもわかるように
RGステップワゴンのリヤバンパーは
非常~に薄いので
後周りをぶつけると
リヤゲートもグッチャリいく
危険性がありますが、
リヤゲートをぶつけて壊すと
刺激的な修理代になります!
同色の中古リヤゲートが見つかっても
10万前後は交換費用がかかりますし
中古もなく板金できないぐらい
ひどい状態で新品で直すしかない
となったら
新品のリヤゲート代
+
塗装代
+
ガラス脱着代
などで20万コースも覚悟の
高額な修理代に見舞われますので。
RGステップワゴンを買ったら
リヤゲートはぶつけて壊すと
修理代が高いっていうのも
覚えておきたいところです!
⇒故障リスクを回避するには
ステップワゴンRGは
年数がたってきているだけに
これまでご紹介してきた
セルモーターやコンプレッサー、
テールランプの間にある
ガーニッシュランプの水漏れといった
弱点や注意点の他にも
距離を走った中古車であれば
いろいろな部品でいつ故障が起きても
おかしくない状況です。
例えば・・・
・オルタネーター(発電機)
・オートマミッション
・センサー部品
・ヘッドライトやミラー
※特にRG系ステップワゴンはヘッドライトが劣化して
ひどい黄ばみやクスミがでやすいです!
と、経年劣化によって
故障が避けられない部品が
いろいろ潜んでいますが
あなたがステップワゴンRGを
中古で買ってからすぐに故障する
可能性もゼロではありません。
こればっかりはホントわかりません・・・
このようなリスクを回避するために
検討して損はないのが「保証」。
中古車販売店が独自に保証を
設定しているケースもありますし、
カーセンサーやグーといった媒体が
中古車に有償で保証をつけることも。
万一の不具合が発生した際に
保証でカバーしてもらえれば
修理代を自腹で払うことなく
クルマを直してもらえちゃうので
多少のコストがかかったとしても
保険として保証をつけるという
選択肢もアリだと思います。
一般ユーザーさんからメールで問い合わせが来る時に
「中古車を買って2週間ですが故障してしまって・・・」
「保証を付けてなかったので自費で修理になります・・・」
「そのため安いリビルト品を探してます・・・」
なんてメッセージが添えられてることも少なくありませんので!
⇒RGステップワゴンの中古を買う前にもう一つだけ確認しておきたいこと
RG系ステップワゴンの
中古車で気をつけたい
・セルモーターの故障
・エアコンの故障
・エンジン内部の汚れ
・パワステのトラブル
・ガーニッシュランプの水漏れ
などトラブルが多い弱点のことを
部品屋の視点でお伝えし、
リスク回避のこともお話ししました。
あと残るは狙っている
RGステップワゴンの中古を
どうすれば少しでも安く買えるか
とういうことですよね^^
中古車の場合は新車と違って
値引きといった概念がありませんし
もし値引きしてくれる中古車があれば
それは元々その分を見越して
車両価格が高めに設定されていると
考えてもいいと思います。
ではどうすれば狙っている
RG ステップワゴンの中古車を
安く購入できるのか。
それはやっぱり
いま乗っているクルマを
高く買い取ってもらうこと
に尽きると思います。
自分もいまの部品屋の会社を
立ち上げて1年たった時に
やっと軌道に乗ってきたから
クルマ買い替えるか~と思って
ネットの中古車情報を見てたら
前から欲しかった
スカイラインクーペの中古が
クルマで小一時間くらいの近所に
いいのがでてたんです^^
走行距離も1万㎞ちょっと、
ブレーキキャリパーが
対向4POTにカスタムされてて!
その時に乗ってた車は
新車で買って13年のアコード。
たしか13万㎞位走ってて
まあ過走行の部類ではあったんですが
6MTのスポーツグレードで
根強い人気があるモデルだから
10万や15万にはなるかな~
なんて考えてたんです。
で、スカイラインを見に行った時に
お店の人に下取りを聞いてみると
10年超えてるクルマは
ウチでは買取できないんですよね
なんてことを言われ!
乗ってきたクルマを見ずに言われましたし!
まさか下取りがゼロとは
想像もしてなかったんで
これはけっこうショックで・・・
でも見に行ったスカイラインの中古
バリモノだからどうしても欲しい、
だけど月々のローンは安くしないと
軌道に乗ったとはいえまだ綱渡りな
起業1年目なだけに恐いし。
そこで役に立ったのが無料一括査定。
買取できないなんて言われた
いままで乗ってきた13年落ちの車が
ホントに価値がないのか
ネットの一括査定で
ためしに確認してみたんです。
で、何社か回答きたのが
30万~40万!
これだけでもゼロ円からすると
とんでもなくいいですよね^^
でもこの時は結局
45万で買い取ってもらえました!
買取してくれた業者さん、
アコードの中古車を若いお客さんから
探してとバックオーダー受けてて
ちょうど自分のアコードが
そのお客さんの希望にあうとのことで
どうしても売って欲しいと。
で、45万で買い取ってもらえたから
無事お目当てのスカイラインクーペに
ムリなく乗り換えができました^^
この後もいろいろと乗り換えましたが
一括査定が結局一番高く売れる印象があります。
オークション的なのもやってみましたが
思ったほど値があがらないことが多くて・・・
もしあなたも狙っている
RG系ステップワゴンの
中古車があるなら
1~2分くらいの入力で
買取相場がチェックできるので
試してみる価値、アリだと思います。
いま乗っているクルマが
想像以上に買取相場が高ければ
高いうちに買い取ってもらって
お目当てのRGステップワゴンに
予定を前倒しで乗り換えることも
できちゃいますしね^^
まずはあなたも愛車の買取相場、
チェックしてはいかがでしょうか!?
愛車を一括査定に依頼してみる
↓ ↓ ↓