バモスの弱点や故障、【部品屋の視点】で解説するよ

ホンダバモス 中古車

 

使い勝手、積載量バツグン、
車中泊だって問題なしの
ホンダの軽ワゴン・・・

バモス&バモスホビオ!

バモスホビオ 中古車

 

そんなバモスやバモスホビオの
中古相場をチェックしてみると

激安なのはコミコミ20万程度から
探すことはできますが

軒並み10万kmオーバーとか
修復歴ありの前期モデルの
20年選手とか・・・

コミコミ80万ぐらいの予算なら
そこまで走ってない距離浅で
年式的にもそこまで古くないのが
選べるかな~っていう

人気の軽ワゴンのバモスならではな
強気な中古相場って感じですが

いずれにしても
バモスやバモスホビオを
中古で狙っているなら気になるのが

買ってから故障や不具合がでないか
ってことじゃないでしょうか?!

今回はそんな
バモスやバモスホビオの

故障や弱点を「部品屋の視点」
解説していきますよ~!

 





 

 

弱点①:オルタネーターの故障

オルタネーター 参考画像

 

整備工場さんなどから
お問い合わせが多く

バモスで注意したい
弱点な部品なのが

バッテリーに電気を供給する
クルマの発電機である
オルタネーター。

発電する時にかなり発熱するので
経年劣化によって内部部品がパンクし
故障が避けられない部品なので

毎日のように整備工場さんから
オルタネーターのお問い合わせが
きます。(=壊れている)

このオルタネーターが故障すると
発電不良となりバッテリーがあがり
走行不能に見舞われる危険性が・・・

で、交換となると
安価なリビルト品で修理しても
5万コースは覚悟の修理代です!

 

 

弱点②:ターボ(タービン)

ターボの参考画像

 

あなたが狙っているバモスや
バモスホビオの中古がターボ車なら
タービンの故障も注意です。

特にバモスのタービンは
軸受けを潤滑するオイルラインが
非常に細いことが影響して

オイル交換をサボっていると
劣化したオイルのスラッジで
オイルラインに詰まりが発生し

潤滑不良によるタービンの
焼付きや異音が非常に多いんです。

安価なリビルト品で交換しても
部品代で5万コース覚悟ですし

工賃やらオイル代がプラスされると
けっこうな修理代に・・・

整備工場さんからバモスの
リビルトターボの問い合わせは
日々の仕事で少なくありませんが

話しを聞いていると予想通り
オイル交換があまりされてなかった
メンテナンス不足が原因なことが
多いな~って感じがします・・・。

※リビルト品のターボを生産する工場によってはトラブルの原因となっている細いオイルラインを拡大加工している工場もあるほどです!

 

 

弱点③:エアコンの故障

カーエアコン参考画像

距離や年数を走れば
故障が避けられない高額部品・・・

エアコンの圧縮機である
コンプレッサー!

このコンプレッサーが焼付いたり
ガラガラ異音がするなどのトラブルが

バモスやバモスホビオも
非常に多い状況です。

コンプレッサーの内部は
エンジンと同じようにピストンが
上下してエアコンガスを圧縮し、

圧縮されて熱を持ったガスを
コンデンサーというラジエターに
似た部品で冷ますことでガスが液化、

その液化したガスを髪の毛の
細さほどのノズルから噴霧すると
「気化熱」によって冷える・・・

というのがエアコンから
冷たい風がでる仕組みですが、

年数や距離を走れば
エアコンのシステム内に
詰まりが発生してしまい

異常高圧でコンプレッサーが
焼付いたりして故障してしまいます。

で、困ったことに
エアコンに不具合が出ると
どうしても修理代が高くなりがち。

カーエアコン参考画像

 

上の画像のようにカーエアコンは
システムで成り立っているので

コンプレッサーが焼付いたり
異音がでたりと故障したからといって

それだけを交換すれば直るという
単純な話しじゃありません・・・

カーエアコンシステム部品 参考画像

主に故障の原因になるのが
エキスパンションバルブという
髪の毛の細さ程度しかない
霧吹き器のノズル部分だったり、

リキッドタンクとよばれる
フィルターの役目がある部分で
スラッジなどが詰まり

異常高圧⇒コンプレッサーが故障
といった流れになることが多いので

コンプレッサーや関連したパーツの
部品代+工賃+ガス代と加わっていくと
10万や20万が飛んでいきます!
焼付きやロックでコンプレッサー内部の削れカスがシステム内に回っちゃうとコンデンサーの交換や、配管も全部外して清掃など大事になっちゃいます・・・

 

 

注意点①:エンジンの中はキレイ?!

エンジン内部の汚れ

 

バモスやバモスホビオを
中古で買う前に要注意なのが

エンジン内部が上の画像のように
汚なくなってないかということ。

オイル交換をサボっていると
こんなふうに内部にスラッジがたまり
エンジンが焼付いてしまったり

さきほども話題に挙げた
ターボの不具合につながっていきます。

整備工場さんから軽自動車とか中古エンジンの問い合わせを受けた時に在庫状況を調べていると、15万kmとか距離を走っていてもエンジンの中がホントにキレイでオイル交換ちゃんとしてたんだろうな~っていうのもあれば、5~6万kmぐらいでもスラッジやオイル焼けで中が汚くてなんじゃこりゃっていうのもあります!

 

そのためお目当てのバモスや
バモスホビオの中古車があるなら
必ず確認しておきたいのが

オイルフィラーキャップを開けて
キャップの裏やエンジンの内部
汚れていないかということ。

エンジン内部の汚れ
ヘドロみたいなスラッジがベッタリついてたらちょっとヤバイです、そのクルマ!

 

もしこれをしっかり確認せず
エンジンの中がひどい個体を
あなたが中古で買ってしまったら

後々エンジン焼付きや
タービンブローなどの高額修理の
リスクがあなたに降りかかってきます!

また、オイル交換もされず
「乗りっぱなし」にされてたような

愛情なく乗られていた
中古車をつかんでしまったら

後になってからいろいろと
トラブルが出る可能性があるので
用心したいところ・・・

中古車のいわゆる
「当たり」「ハズレ」って
愛情もって乗られていたかが
大きく関与していると思います。

オイル交換のような
基本的なメンテナンスさえ
されていなかったようなクルマだと

下駄がわりにラフに運転されて
大切にされてなかったなんてことも
想像できてしまいます。

そんな状況ではなにかとヤレ
劣化がでてしまいがちですので、

ハズレの中古車をつかまないためにも
エンジンの中がキレイかどうかや

オイル交換とかが定期的にされてたかを
当たり、ハズレの判断材料の一つとして
チェックするのがおススメです^^

あと自分が中古車を買うときにチェックするポイントは座席のサポート部分とかにひどいシワやヨレ、擦れたり劣化がないかってのはよく見ます。

こういった部分も前述したような
「愛されていたかどうか」
「丁寧に乗られていたか」
がわかる
ポイントだと思っていますので。

オイル交換

 

 

注意点②:オイル漏れ⇒火災の危険性

 

バモスやバモスホビオには
車両火災の危険性がある
トラブルがあります!

 

【国土交通省リコール情報】https://www.mlit.go.jp/report/press/jidosha08_hh_001282.html

 

ホンダ リコール

 

H12年1月~22年8月
期間に生産された
HM1/HM2 バモス

H15年4月~22年8月
期間に生産された
HM1/HM2 バモスホビオ

これら各モデルの
バモスやバモスホビオには

エンジンからオイルが滲んで
排気管カバー内にオイルがたまり
発煙⇒発火の危険性があるため

リコールがアナウンスされた
経緯があるんです!

 

このトラブルは実際に
少なくとも14件も発生して
リコールになっていますし、

9件の火災事故にも
発展している不具合なだけに

あなたが狙っているバモスや
バモスホビオの中古車が
リコールに該当する車両なら

改善措置を受けたかどうか
しっかり確認したいところです。

 

でもリコールの改善措置なんて
別に確認なんかしなくたって
ちゃんとやってんじゃないの?

 

そう思うかもしれませんが
それがですね、そうでもないんです。

普段整備工場さんから
部品の問い合わせがきた時に
依頼された部品を調べてると

あれ?これリコール対象ですよ

なんてことがちょこまかあります。

どういう経緯で
リコールの改善措置を受けてない
状況になってしまったかは不明ですが

こういったやり取りも
日々の仕事の中で少なくないので

お目当ての中古車を買う前に
ちゃんとリコールの対策がされているか
履歴を確認しておくのが安心です。

 

 

⇒バモスの中古車、故障リスクを回避するには

 

ここまでバモスやバモスホビオで
整備工場さんからお問い合わせが
多い部品=壊れてる部品などを
ご案内してきましたが、

10年落ち、15年落ちと
年数がたった中古車であれば

あなたが買ってから急に
故障するリスクがある部品が
いろいろと潜んでいます。

弱点のところでお話した
オルタネーター、ターボ車のタービン、
エアコンのコンプレッサーの他にも

たとえば・・・

 

・セルモーター(スターター)
セルモーターの参考画像

・オートマやMTミッション
オートマ 参考画像

・ラジエター
ラジエター 参考画像

・センサー関係・・・etc.
センサー部品の参考画像

と、あなたがバモスや
バモスホビオの中古を買ってから
急に壊れる可能性もゼロではありません。
こればっかりはホントわかりません・・・

 

このようなリスクを回避するために
検討して損はないのが「保証」

中古車販売店が独自に保証を
設定しているケースもありますし、

カーセンサーやグーといった媒体が
中古車に保証をつけるサービスを
提供している場合もあります。

万一の不具合が発生した際に
保証でカバーしてもらえれば

修理代を自腹で払うことなく
クルマを直してもらえるので

多少のコストがかかったとしても
保険として保証をつけるという
選択肢もアリだと思います。

ホント厄介なことに
中古車を買ってから少したって

いままで調子よかったのに
急に壊れるなんてことが

神様のイタズラのように
ありますので・・・

 

※一般ユーザーさんからメールで問い合わせが来る時に「中古車を買って2週間ですが故障してしてしまいましたが修理代の見積もりが20万近くって言われ・・・保証を付けてなかったので自費で修理になります。そのため安いリビルト品を探してます」なんてメッセージが添えられてることも少なくありませんので!

 

※また、中古車販売店の保証に加え自動車保険でも「故障保証」を月々わずかな費用で受けられるものもあるので検討する価値ありだと思います^^

 

 

⇒バモスの中古を買う前にもう一つだけ確認しておきたいこと

HM1 中古

 

バモスの中古車で注意したい
故障の多い弱点やリスク回避のことを
部品屋視点でお話ししてきましたが

残るは狙っている
バモスやバモスホビオの中古を

どうすれば少しでも安く買えるか
っていうことですよね^^

中古車の場合は新車と違って
値引きといった概念がありませんし
もし値引きしてくれる中古車があれば

それは元々その分を見越して
車両価格が高めに設定されていると
考えてもいいと思います。

ではどうやって狙っている
バモスの中古車を安く買うか。

それはやっぱり

いま乗っているクルマを
高く買い取ってもらうこと

に尽きると思います。

中古車 買取

 

自分もいまの部品屋の会社を
立ち上げて1年たった時に

やっと軌道に乗ってきたから
クルマ買い替えるか~と思って
ネットの中古車情報を見てたら

前から欲しかった
V35のスカイラインクーペの中古が

クルマで小一時間くらいで行ける
中古車屋にいいのがでてたんです^^

走行距離も1万㎞ちょっと、
ブレーキキャリパーが
対向4POTにカスタムされてて!

その時に乗ってた車は
新車で買って13年のアコード。

たしか13万㎞位走ってて
まあ過走行の部類ではあったんですが

6MTのスポーツグレードで
根強い人気があるモデルだから

10万や15万にはなるかな~
なんて考えてたんです。

で、スカイラインを見に行った時に
お店の人に下取りを聞いてみると

10年超えてるクルマは
ウチでは買取できないんですよね

なんてことを言われ!

まさか下取りがゼロとは
想像もしてなかったんで
これはけっこうショックで・・・
乗ってきた愛車を見もしないで言われましたし!

 

でも見に行ったスカイライン
バリモノだからどうしても欲しい、

だけど月々のローンは安くしないと
軌道に乗ったとはいえまだ綱渡りな
起業1年目なだけに恐いし。

そこで役に立ったのが
インターネットの無料一括査定。

買取できないと言われた13年落ちの
自分の車はホントに価値がないのか

それとも値段がつくのか
ためしに確認してみると・・・

何社か回答きたのが
30万~40万!

これだけでもゼロ円からすると
とんでもなくいいですよね^^

でもこの時は結局
45万で買い取ってもらえました!

買取してくれた業者さん、
アコードの中古車を若いお客さんから
探してとバックオーダー受けてて

ちょうど自分のアコードが
そのお客さんの希望にあうとのことで
どうしても売って欲しいと。

で、結局45万で買取ってもらえたから
無事お目当てのスカイラインクーペに
無理なく乗り換えできました^^

CPV35

 

この後もいろいろ乗換えましたが
結局のところ一括査定をお願いするのが
一番高く売れる印象があります。
オークション的なのもやってみましたが思ったほど値があがらないことが多くて。。。

もしあなたも狙っている
バモスの中古があるなら

1~2分くらいの入力で
買取相場がチェックできるので
試してみる価値、アリだと思います。

いま乗っているクルマが
想像以上に買取相場が高ければ
高いうちに買い取ってもらって

お目当てのバモスに予定前倒しで
乗り換えることもできますしね^^

まずはあなたも愛車の買取相場、
チェックしてみてはいかがでしょうか!?

愛車を一括査定に依頼してみる
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