ピクシススペースの弱点や故障、【部品屋の視点】で解説するよ

ピクシススペース 中古

カクカクなボディが生む
広々した室内と魅力的なデザイン・・・

ピクシススペース!

 

ピクシススペース 内装
ピクシススペース サイズ

そんなピクシススペースの
中古相場をチェックしてみると、

10万kmオーバーの過走行車や
事故歴(修復歴)アリが多い中で

探してみればそんなに走ってないのが
コミコミ30万~50万ぐらいで見つかり

オシャレで安い軽の中古を狙ってるなら
おススメな1台じゃないかな~と!

ピクシススペース 価格

でも、ピクシススペースは
2011年(平成23年)に登場し

最終後期でも2017年(平成29年)と
年数がたってきてる中古車も多いだけに

あなたもピクシススペースを
中古で狙っているなら

気になるのは買ってから
急に故障や不具合がでないかって
いうことじゃないでしょうか?!

 

「部品屋の立場」からすると
ピクシススペースには

弱点といえる故障やトラブルが多い
高額修理になってしまう部品が
いくつかあります・・・

今回はピクシススペースを
中古で買うなら注意したい

弱点、トラブルが多い部分
解説していきますよ~!

 





 

 

弱点:エアコンのコンプレッサー

カーエアコン

ピクシススペースの
エアコンのコンプレッサー、

春から夏場にかけて
整備工場さんからお問い合わせが多い
=故障が多い弱点部品のひとつ。

エアコンのガスを圧縮する
このコンプレッサーですが

ピクシススペースでは
焼付きやガラガラ異音といった
不具合が春~夏~秋に頻発し

特に夏場は「稼ぎ頭」といえるぐらい
整備工場さんなどから注文がきます。
(=それだけ壊れているっていうこと)

カーエアコン参考画像

 

で、このエアコンのコンプレッサー、

注意したいのが
修理代が高いということ。

上の画像にもあるように
エアコンはシステムで成り立っていて

コンプレッサーが焼付いたり
異音がでて故障したからといって

コンプレッサーだけを
交換すればいいっていうような
単純な話しじゃありません・・・

カーエアコンシステム部品 参考画像

主に故障の原因になるのが
エキスパンションバルブという
髪の毛の細さ程度しかない
霧吹き器のノズル部分だったり、

リキッドタンクとよばれる
フィルターの役目がある部分で
スラッジなどが詰まり

異常高圧⇒コンプレッサーが故障
といった流れになることが多いので

コンプレッサーや関連したパーツの
部品代+工賃+ガス代と加わっていくと
10万オーバーも覚悟の状況です!
焼付きやロックでコンプレッサー内部の削れカスが
システム内に回っちゃうとコンデンサーの交換や、
配管も全部外して清掃など大事になっちゃいます・・・

 

 

注意点①:エンジンの中はキレイ?!

エンジン内部の汚れ

ピクシススペースの中古を
買う前に必ず確認したいのが

エンジン内部が上の画像のように
汚れていないかっていうこと。

オイル交換をサボっていると
こんなふうに内部にスラッジがたまり

エンジンが焼付いてしまったり
とんでもない状況に発展する危険性が!

整備工場さんから軽自動車とか中古エンジンの問い合わせを受けた時に在庫状況を調べていると、15万kmとか距離を走っていてもエンジンの中がホントにキレイでオイル交換ちゃんとしてたんだろうな~っていうのもあれば、5~6万kmぐらいでもスラッジやオイル焼けで中が汚くてなんじゃこりゃっていうのもあります!

 

そのためお目当ての
ピクシススペースの中古があるなら
購入前に必ず確認したいのが

オイルフィラーキャップを開けて
キャップの裏やエンジンの内部
汚れていないかということ。

エンジン内部の汚れ
ヘドロみたいなスラッジがたまってたら
ちょっとヤバイです、そのクルマ!

もしこれをしっかり確認せず
エンジンの中がひどい個体を
あなたが中古で買ってしまったら

後々エンジン焼付きなどの
リスクがあなたに降りかかってきます!

特にカスタムRSのターボ車は、オイル交換がちゃんとされてなかった中古車を買っちゃったらタービンブローなど超高額修理のリスクも!

ターボの参考画像

また、オイル交換もされず
「乗りっぱなし」にされてたような

愛情なく乗られていた
中古車をつかんでしまったら

後になってからいろいろと
トラブルが出る可能性があるので
用心したいところ・・・

中古車のいわゆる
「当たり」「ハズレ」って
愛情もって乗られていたかが
大きく関与していると思います。

オイル交換のような
基本的なメンテナンスさえ
されていなかったようなクルマだと

下駄がわりにラフに運転されて
大切にされてなかったなんてことも
想像できてしまいます。

そんな状況ではなにかとヤレ
劣化がでてしまいがちですので、

ハズレの中古車をつかまないためにも
エンジンの中がキレイかどうかや

オイル交換とかが定期的にされてたかを
当たり、ハズレの判断材料の一つとして
チェックするのがおススメです^^

あと自分が中古車を買うときにチェックするポイントは
座席のサポート部分とかにひどいシワやヨレ、
擦れたり劣化がないかってのはよく見ます。

こういった部分も前述したような
「愛されていたかどうか」
「丁寧に乗られていたか」
「前のオーナーの人柄」
がわかる
ポイントだと思っていますので。

オイル交換

 

 

注意点②:CVTに不具合⇒走行不能の危険性

CVT 参考画像

平成25年10/25~26年1/30
の期間に生産された
L575A:前輪駆動車

 

平成25年10/16~26年1/31
の期間に生産された
L585A:4WD車

 

これら各モデルの
ピクシススペースは、

CVTのトルクコンバーター内部の
ベアリングの製造が不適切なことから
異常摩耗して破損、

この破損したベアリングの破片が
トルクコンバーター内部に飛散し

異音がでたりエンストして発進でず
走行不能になる危険性があることから
リコールがアナウンスされています!

 

【国土交通省リコール情報】
https://www.mlit.go.jp/report/press/jidosha08_hh_002581.html

ダイハツ CVTトラブル リコール

改善措置としては

トルクコンバーターを良品に交換する

といった措置がとられていますが、

このトラブルも他車種を合わせ
少なくとも実際に36件も発生して
リコールに発展していますし、

高速や流れの速い幹線道路などを
走行中にこのトラブルが原因で
エンストしようものなら

後ろから突っ込まれる事故になる
危険性もある不具合なだけに

あなたが狙っている
ピクシススペースの中古が
リコールに該当する車両なら

こちらも改善措置を受けたかどうか
しっかり確認したいところです!

 

でも、改善措置なんてフツーみんなやってあるんじゃないの?

 

って思うかもしれませんが
そうとは限らないんです・・・

普段整備工場さんから
部品の問い合わせを受ける
商社の仕事をしていますが

そんなお問い合わせの中で
依頼を受けた部品を検索すると

あれ?これリコールですよ!?

なんて回答することが
実は少なくないんです。。。

どういった経緯で
改善措置を受けてなかったのか
そのあたりは不明ですが

中古車販売店に並んでいる車なら
リコールの改善措置は受けている
とは限らないので

あなたが狙っている
ピクシススペースの中古が該当するなら
しっかり確認するのが安心です!

 

 

注意点③:ピクシススペースはぶつけると高くつく!

板金修理

ピクシススペースの中古を買ったら
ホントに注意したいのが

「ぶつけると修理代が高い」

ということ!

クルマはぶつけて壊せば
修理代が高くつくものですが、

それでもドアやバンパーなど
同色の中古部品が見つかれば

鈑金・塗装で修理するよりも
大幅に修理代を圧縮できます。

しかしピクシススペースの
ドアやバンパー、ヘッドライト、
リヤゲートなど外装部品の中古が

みんなぶつけてしまうからか
なかなか見つからない状況です。
見つかっても状態が悪かったり!

 

そんな状況だから珍しい色、
あまり見かけない車体色だと
ホント絶望的・・・!

で、ピクシススペースで
特に注意したいのは

「リヤゲート」をぶつけて壊すと
大変な目にあうということ。

ピクシススペース 注意点

ハッチバックのクルマ特有の
上に開くこのリアのハッチゲート。

この画像からもわかるように
ピクシススペースのリヤバンパーは
厚みがなく非常~に薄いデザインなので

後ろまわりをぶつけると
リヤゲートもグッチャリといく
危険性がありますが

このリヤゲート修理代が
刺激的に高いんです・・・

運よく同じ色の中古が見つかっても
10万前後が飛んでいきますし、

タイミング悪く中古で同色の
リヤゲートが見つからず

さらには板金修理できないほど
ガッツリと凹ませた時には

新品のリヤゲートに塗装して
ガラスを脱着して・・・と、
20万コースも覚悟みたいな!

板金修理

 

このような状況なのであなたも
ピクシススペースを中古で買ったら

ぶつけると高くつくというのは
覚えておきたいポイントであります。

 

 

故障リスクを回避するには

ピクシススペース カスタム

ここまでお話してきたように
ピクシススペースの中古には

注意したい弱点ともいうべき
不具合の多い部品がありますし

距離を走った中古車であれば
いつ故障が起きてもおかしくない
状況なのは認識しておきたいところ。

例えば・・・

・セルモーター(スターター)
セルモーターの参考画像

・オルタネーター(発電機)
オルタネーター 発電機

・CVTミッション
CVT 参考画像
リコールや保証期間の延長がアナウンスされた経緯もあるだけに要注意です!

・パワステ関係
パワステギヤボックス 参考画像

・ドアミラーやパワーウインド関係
ピクシススペース 故障

・センサー部品
センサー部品の参考画像

・電装品etc.

と、経年劣化によって
故障が避けられない部品が
いろいろ潜んでいますが

あなたがピクシススペースの中古を
中古で買ってからすぐに故障する
可能性もゼロではありません。
※こればっかりはホントわかりません。。。

 

このようなリスクを回避するために
検討して損はないのが「保証」

中古車販売店が独自に保証を
設定しているケースもありますし、

カーセンサーやグーといった媒体が
中古車に有償で保証をつけることも。

万一の不具合が発生した際に
保証でカバーしてもらえれば

修理代を自腹で払うことなく
クルマを直してもらえちゃうので

多少のコストがかかったとしても
保険として保証をつけるという
選択肢もアリだと思います。

一般ユーザーさんからメールで問い合わせが来る時に
「中古車を買って2週間ですが故障してしまって・・・」
「保証を付けてなかったので自費で修理になります・・・」
「そのため安いリビルト品を探してます・・・」
なんてメッセージが添えられてることも少なくありませんので!

 

※また、中古車販売店の保証に加え
自動車保険でも「故障保証」を月々わずかな費用で
受けられるものもあるので検討する価値ありだと思います^^

 

 

⇒ピクシス スペースの中古を買う前にもう一つだけ確認しておきたいこと

ピクシススペース 燃費

ピクシススペースを
中古で買うなら気をつけたい

・エアコンの故障

・エンジン内部の汚れ

・CVTのリコール

・ぶつけると高くつく

などトラブルが多い弱点のことを
部品屋の視点でお伝えし、
リスク回避のこともお話ししました。

あと残るは狙っている
ピクシススペースの中古を

どうすれば少しでも安く買えるか
っていうことですよね^^

中古車の場合は新車と違って
値引きといった概念がありませんし
もし値引きしてくれる中古車があれば

それは元々その分を見越して
車両価格が高めに設定されていると
考えてもいいと思います。

ではどうやって狙っている
ピクシススペースを安く買うか。

それはやっぱり

いま乗っているクルマを
高く買い取ってもらうこと

に尽きると思います。

中古車 買取

自分もいまの部品屋の会社を
立ち上げて1年たった時に

やっと軌道に乗ってきたから
クルマ買い替えるか~と思って
ネットの中古車情報を見てたら

前から欲しかった
スカイラインクーペの中古が

クルマで小一時間くらいの近所に
いいのがでてたんです^^

走行距離も1万㎞ちょっと、
ブレーキキャリパーが
対向4POTにカスタムされてて!

その時に乗ってた車は
新車で買って13年のアコード。

たしか13万㎞位走ってて
まあ過走行の部類ではあったんですが

6MTのスポーツグレードで
根強い人気があるモデルだから

10万や15万にはなるかな~
なんて考えてたんです。

で、スカイラインを見に行った時に
お店の人に下取りを聞いてみると

10年超えてるクルマは
ウチでは買取できないんですよね

なんてことを言われ!

 

まさか下取りがゼロとは
想像もしてなかったんで
これはけっこうショックで・・・
乗ってきたクルマを見もせずに言われましたし!

でも見に行ったスカイラインの中古
バリモノだからどうしても欲しい、

だけど月々のローンは安くしないと
軌道に乗ったとはいえまだ綱渡りな
起業1年目なだけに恐いし。

そこで役に立ったのが無料一括査定。

買取できないなんて言われた
いままで乗ってきた13年落ちの車が
ホントに価値がないのか

ネットの一括査定で
ためしに確認してみたんです。

で、何社か回答きたのが
30万~40万!

これだけでもゼロ円からすると
とんでもなくいいですよね^^

でもこの時は結局
45万で買い取ってもらえました!

買取してくれた業者さん、
アコードの中古車を若いお客さんから
探してとバックオーダー受けてて

ちょうど自分のアコードが
そのお客さんの希望にあうとのことで
どうしても売って欲しいと。

で、45万で買い取ってもらえたから
無事お目当てのスカイラインクーペに
乗り換えすることができました^^

CPV35

この後もいろいろと乗り換えましたが
一括査定が結局一番高く売れる印象があります。
オークション的なのもやってみましたが
思ったほど値があがらないことが多くて・・・

もしあなたも狙っている
ピクシススペースの中古車があるなら

1~2分くらいの入力で
買取相場がチェックできるので
試してみる価値、アリだと思います。

ピクシススペース 欲しい

いま乗っているクルマが
想像以上に買取相場が高ければ
高いうちに買い取ってもらって

お目当てのピクシススペースに
予定を前倒で乗り換えることも
できちゃいますしね^^

まずはあなたも愛車の買取相場、
チェックしてはいかがでしょうか!?

愛車を一括査定に依頼してみる
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