GRBインプレッサの弱点や故障、「部品屋の視点」で解説するよ

GRB インプレッサ 維持費

鍛え上げた肉体のごとき
四隅に張り出したフェンダーが
異彩を放つ1台・・・

GRB インプレッサWRX STI!

低重心・ハイパワーな
伝統のEJ20エンジンをはじめ
その戦闘力はいまだ色あせず、

デザインやサウンド、
そしてフィールの良さで
人気の高いGRB インプレッサ。

GRB インプレッサ 中古

そんなGRBインプレッサの
中古相場をチェックすると

オートマ車のAラインも
6速MT車も100万ぐらいの安いのは
軒並み10万km前後走ってるのとか
修復歴(事故歴)アリが多いですよね。

そこまで走ってない
GRBのWRX STIだと250万前後、

バリ物のスペックCや
NBRチャレンジなどの限定車は
300~400万のプレミア価格!

GRBインプレッサ 欲しい

いずれにしても
GRBインプレッサの中古を
狙っているなら気になるのは

買ってから急に不具合がでないか
ということじゃないでしょうか。

日々、全国の整備工場さんから
部品の問い合わせを受ける
「部品商」の仕事をする中で

故障が多い箇所や弱点を
部品屋の視点でお伝えします!

 





 

 

弱点①:パワステポンプの故障

パワステポンプ参考画像

スバルは全般的に弱点と言える
パワステポンプの不具合・トラブル。

日々の仕事の中で
整備工場さんや一般ユーザーさんから

非常にお問い合わせが多い
定番の故障部品と言えます!

GRB インプレッサも
ご多分に漏れず

ハンドルを切った時に
ゴ~っと異音がでたり、

パワステが効かないなど
トラブルが出やすい状況ですが、

気になる新品の値段は・・・

約6万5000円

と、いい値段していますし
工賃などが入るとちょっと痛い
出費となってしまいます。

新品よりも安価な
リビルトのパワステポンプなら
半額程度の価格とだいぶ安いですが

タイミングが悪いと
在庫が切れてることも少なくないので
そのあたりは注意したいところです。

※また余談ですがポンプだけでなく
パワステラックのお問い合わせも
GRBのインプレッサは非常に多くきます。

こちらもパワステポンプ同様
安価なリビルト品の在庫が少なくあったとしても
すぐ売れてしまうほど
需要が大きい=それだけ壊れてるので
注意したいポイントであります!

パワステギヤボックス 参考画像

 

 

弱点②:マフラーのサビ、腐食

GRB 排気管

 

卓越した4WD性能ゆえに
降雪地域でも使用されることが
多い車種だからなのか、

GRBのインプレッサで
意外とお問い合わせが多いのが

マフラーがサビでボロボロになって
腐食してしまい排気漏れしてるから

安い中古のマフラーを
探してくれっていうお問い合わせ。

で、困ったことに
GRB インプレッサの

中古のマフラーを探しても
なかなか見つかりません・・・

GRBインプレッサは海外での
人気が高く需要があるので

廃車や事故車が入庫すると
すぐにショップさんが
クルマ丸ごと引取ったり、

外人さんが丸ごと輸出で
おさえてしまったりと

部品取りされる機会がなく
ありとあらゆる部品の中古が
流通してない状況なんです・・・
ヤフオクとかで探してみても
なかなか見つかりませんし・・・

 

でもマフラーならサビても
交換すれば済む話ですが

もっと注意したいのは
車体にひどいサビや腐食
ないかということ。

車体のサビ

GRBインプレッサに限らずですが
北海道や東北など降雪地で走ってた場合

融雪剤などの塩害によって
ちゃんとメンテナンスされていないと
腹下にサビや腐食がでてしまいます。

こんなことが関係してなのか
ネットで中古車情報を見ていると

「関東仕入の車両」

なんてわざわざ記載している
中古車屋さんもあるほど。

でも、関東仕入のクルマであっても
冬にスキーやスノボによく行ってたなら
油断はできません。

あなたも「これは!」と思う
1台を見つけたらお店の人に頼んで

リフトアップしてもらうなど
ボディ下面や足回り、マフラーなど

サビのチェックは
しっかりしたいところです。

もしサビサビな状態なら
買ってから苦労するのが
目に見えてますので・・・

※特にリフトアップなんかはお店に頼んだ時に
快く対応してくれるかどうかでお店の良し悪しも
垣間見ることができちゃいますね^^

 

 

注意点①:車両火災につながるトラブル

GRB 不具合

排出ガス発散防止装置の
2次エアポンプに電気が流れ続け
高温になって樹脂部品が溶損し
異臭や煙が発生、

さらには車両火災になる
危険性があることから

リコールがアナウンスされた
経緯があるGRBインプレッサ!

 

【国土交通省リコール情報】
https://www.mlit.go.jp/report/press/jidosha08_hh_002404.html
GRBインプレッサ リコール

平成19年9/28~25年9/7
の期間に生産された
GRBインプレッサが該当し

改善措置としては

2次エアポンプの
リレーを対策品に交換する

といった措置がとられていますが

このトラブルは他車種も含め
少なくとも20件も発生して
リコールに発展していますし、

そのうち2件は
火災にもなっているだけに

あなたが狙っている
GRBインプレッサの中古が
リコールに該当する車両なら

改善措置を受けたか
必ず確認したいところです。

 

でもリコールの改善措置なんて
別に確認なんかしなくたって
ちゃんとやってんじゃないの?

 

そう思うかもしれませんが
それがですね、そうでもないんです。

普段整備工場さんから
部品の問い合わせがきた時に
依頼された部品を調べてると

あれ?これリコール対象ですよ?

なんてことがちょこまかあります。

どういう経緯で
リコールの改善措置を受けていない
状況になってしまったかは不明ですが

こういったやり取りも
日々の仕事の中で少なくないので

お目当ての中古車を買う前に
ちゃんとリコールの対策がされているか
履歴を確認しておくのが安心です。

 

 

注意点②:意外と多いエアコンの故障

カーエアコン

春~秋に整備工場さんから
意外とお問い合わせが多いのが

・エアコンのコンプレッサー

エアコンのガスを圧縮する
このコンプレッサーですが

GRBインプレッサは
年数がたってきているだけに

経年劣化によるコンプレッサーの
焼付きや異音といったトラブルが
避けられない状況にあり

いつ壊れてもおかしくない
状況であるともいえます。

カーエアコン参考画像

春~秋にかけて故障が多く
このエアコンのコンプレッサーの
お問い合わせも増えますが、

注意したいのが
修理代が高いということ。

上の画像にもあるように
エアコンはシステムで成り立っていて

コンプレッサーが焼付いたり
異音がでたりと故障したからといって

コンプレッサーそれだけを
交換すればいいっていうような
単純な話しじゃありません・・・

カーエアコンシステム部品 参考画像

主に故障の原因になるのが
エキスパンションバルブという
髪の毛の細さ程度しかない
霧吹き器のノズル部分だったり、

リキッドタンクとよばれる
フィルターの役目がある部分で
スラッジなどが詰まり

異常高圧⇒コンプレッサーが故障
といった流れになることが多いので

コンプレッサーや関連したパーツの
部品代+工賃+ガス代と加わっていくと
10万や20万が飛んでいきます!
焼付きやロックでコンプレッサー内部の削れカスが
システム内に回っちゃうとコンデンサーの交換や、
配管も全部外して清掃など大事になっちゃいます・・・

 

 

注意点③:カスタムされたインプレッサ GRBの中古車

インプレッサ GRB カスタム

インプレッサ GRBの
中古車情報を見てると

エアロやローダウン、マフラー、
アルミなどバリッとキマってて

いいね~、わかってるね~^^

と思ってしまうような
カスタム&チューニングされた
中古車もよくでていますが、

そんなカスタムされた
インプレッサGRBの中古を購入するなら

・車検対応のカスタムか

・純正部品は残っているか

っていうことは
要注意なポイントです。

 

日々の仕事の中で
整備工場さんから車検がらみなどで

・サスペンション1台分

・センターとリヤのマフラー

・ヘッドライト

などのお問い合わせがよく来ます。

マフラーは音量だけでなく
認証がとれていないと車検が
通せなかったり厳しくなってますし、

ヘッドライトはイカリングとか
スゴイのが装着されててNGだから
安い中古を探して~ときたり、

いまダウンサスが入っているけど
最低地上高が足りてないし

ノーマルのバネは
お客さん持ってないって言うから
1台分探してよ~って感じで。

でも、中古パーツを探してみても
インプレッサ GRBは
なかなか見つかりません・・・

【※車検対応マフラーでも要注意!】
先日、仲のいい整備工場さんからマフラーのお問い合わせがきたのですが、お客さんのクルマには車検対応のマフラーがついてはいるものの経年劣化で音量が大きくなってしまい交換しないと車検がダメだから中古でマフラー探して~とお問い合わせがきたことが!

GRB カスタム

新品で部品を交換するとなれば
すぐに10万や20万が飛ぶだけに

車検に対応していない
カスタムがされた中古車だったり
純正部品が残っていない場合は、

あなたがインプレッサ GRBの
中古車を購入した後に

車検や故障した時など困った状況に
見舞われかねません・・・

カスタム・チューニングされた
インプレッサGRBの中古を買うなら

・車検に対応しているか

・純正部品は残っているか

といったことは
確認しておくのが安心です^^

※個人的に困ったのは「社外アルミ」。以前カスタムされたC7のコルベットを買ったんですが車検がきたときにホイール替えないと車検通らないよ~って言われて困ったことが。”なんちゃらフォージド”ってかっこいいホイールだったんですが、認証マークがないだかなんかで車検NGらしくって。。。こんなこともあるので社外アルミもご注意くださいませ~^^

コルベット C7 評価

 

 

⇒GRB インプレッサの中古、故障リスクを回避するには

GRB 故障

ここまでお話してきたように
GRBのインプレッサは
年数がたってきているので

弱点といっても過言ではない
パワステポンプやマフラーのサビ、
エアコンのコンプレッサーの他にも

距離を走った中古車であれば
いつ故障が起きてもおかしくない
状況なのは認識しておきたいところ。

たとえば・・・

・セルモーター(スターター)
セルモーターの参考画像

・オルタネーター(発電機)
オルタネーター 発電機

・MTやAT(オートマ)
オートマ 参考画像

・センサー部品
センサー部品の参考画像

・ドアミラーやパワーウインド関係
GRBインプレッサ ドアミラー

・電装品etc.

と、経年劣化によって
故障が避けられない部品が
いろいろ潜んでいますが

あなたがGRBインプレッサを
中古で買ってからすぐに故障する
可能性もゼロではありません。
こればっかりはホントわかりません・・・

GRB インプレッサ 値段

このようなリスクを回避するために
検討して損はないのが「保証」

中古車販売店が独自に保証を
設定しているケースもありますし、

カーセンサーやグーといった媒体が
中古車に有償で保証をつけることも。

万一の不具合が発生した際に
保証でカバーしてもらえれば

修理代を自腹で払うことなく
クルマを直してもらえちゃうので

多少のコストがかかったとしても
保険として保証をつけるという
選択肢もアリだと思います。

一般ユーザーさんからメールで問い合わせが来る時に
「中古車を買って2週間ですが故障してしまって・・・」
「保証を付けてなかったので自費で修理になります・・・」
「そのため安いリビルト品を探してます・・・」
なんてメッセージが添えられてることも少なくありませんので!

 

※また、中古車販売店の保証に加え
自動車保険でも「故障保証」を月々わずかな費用で
受けられるものもあるので検討する価値ありだと思います^^

 

 

⇒GRB インプレッサの中古を買う前にもう一つだけ確認しておきたいこと

GRB 中古

GRBのインプレッサを
中古で購入するなら気をつけたい

・パワステポンプの故障

・マフラーのサビ、腐食

・火災につながるリコール

・エアコンの故障

・カスタムされた中古車

といった弱点のことを
部品屋の視点でお伝えし、
リスク回避のこともお話ししました。

あと残るは狙っている
GRBインプレッサの中古を

どうすれば少しでも安く買えるか
っていうことですよね^^

GRB インプレッサ 評価

中古車の場合は新車と違って
値引きといった概念がありませんし
もし値引きしてくれる中古車があれば

それは元々その分を見越して
車両価格が高めに設定されていると
考えてもいいと思います。

ではどうやって狙っている
GRBインプレッサの中古を安く買うか。

それはやっぱり

いま乗っているクルマを
高く買い取ってもらうこと

に尽きると思います。

中古車 買取

自分もいまの部品屋の会社を
立ち上げて1年たった時に

やっと軌道に乗ってきたから
クルマ買い替えるか~と思って
ネットの中古車情報を見てたら

前から欲しかった
V35スカイラインクーペの中古が

クルマで小一時間くらいの
近所にいいのがでてたんです^^

走行距離も1万㎞ちょっと、
ブレーキキャリパーが
対向4POTにカスタムされてて!

その時に乗ってた車は
新車で買って13年のアコード。

たしか13万㎞位走ってて
まあ過走行の部類ではあったんですが

6MTのスポーツグレードで
根強い人気があるモデルだから

10万や15万にはなるかな~
なんて考えてたんです。

で、スカイラインを見に行った時に
お店の人に下取りを聞いてみると

10年超えてるクルマは
ウチでは買取できないんですよね

なんてことを言われ!
乗ってきた車を見もしないでバッサリでしたし!

 

まさか下取りがゼロとは
想像もしてなかったんで
これはけっこうショックで・・・

でも見に行ったスカイラインが
バリモノだったしどうしても欲しい、

だけど月々のローンは安くしないと
軌道に乗ったとはいえまだ綱渡りな
起業1年目なだけに恐いし。

そこで役に立ったのが無料一括査定。

買取できないなんて言われた
いままで乗ってきた13年落ちの車が
ホントに価値がないのか

ネットの一括査定で
ためしに確認してみたんです。

で、何社か回答きたのが
30万~40万!

これだけでもゼロ円からすると
とんでもなくいいですよね^^

でもこの時は結局
45万で買い取ってもらえました!

買取してくれた業者さん、
アコードの中古車を若いお客さんから
探してとバックオーダー受けてて

ちょうど自分のアコードが
そのお客さんの希望にあうとのことで
どうしても売って欲しいと。

で、45万で買い取ってもらえたから
無事お目当てのスカイラインクーペに
乗り換えすることができました^^

CPV35

この後もいろいろと乗り換えましたが
一括査定が結局一番高く売れる印象があります。
オークション的なのもやってみましたが
思ったほど値があがらないことが多くて・・・

もしあなたも狙っている
GRBインプレッサの中古があるなら

1~2分くらいの入力で
買取相場がチェックできるので
試してみる価値、アリだと思います。

いま乗っているクルマが
想像以上に買取相場が高ければ
高いうちに買い取ってもらって

お目当てのGRBインプレッサに
予定を前倒で乗り換えることも
できちゃいますしね^^

まずは愛車の買取相場だけでも
確認してみてはいかがでしょうか?!

愛車を一括査定に依頼してみる
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