BMW i3の弱点や故障。【部品屋の視点】で解説するよ

BMW i3 中古

斬新で未来的な
エアロフォルムが異彩を放つ
プレミアムコンパクトEV・・・

BMW i3!

エクステリアデザインの
洗練された斬新さに加え

インテリアに目を向けてみても
観音開きのドアによる後部座席への

アクセス性の良さをはじめ
そのサイズ以上に室内の解放感が
あっていい感じだし、

BMW i3にしかないような
今までにないようなデザインや
マテリアルで作り込まれた内装が

ハンドルを握るたびに
あなたに大きな満足と優越感を
もたらしてくれるはず・・・

BMW i3 質感
BMW i3 内装
BMW i3 居住性

そんなBMW i3の
中古相場をチェックしてみると、

前期モデルならそこまで走ってない
距離浅な中古がコミコミ200万ぐらいで
見つかるような状況ですよね^^

いざというときに電気切れの不安を解消し
航続距離が安心なエンジン搭載のレンジエクステンダーは
人気だからかコミコミ300万コースって感じでしょうか!?

でも元々が600万クラスの高級車だということからすれば
お買い得な中古車価格だな~と!

BMW i3 燃費

個性的で洗練され、
所有欲を満たしてくれる
BMW i3を中古で狙っているなら

いずれにしても心配なのは
BMW i3を買ってから

急に故障や不具合がでないかって
いうことじゃないでしょうか。

車 故障

今回はそんなBMW i3を
中古で狙っているなら注意したい
故障や弱点といった部分を

「部品屋の視点」
解説していきますよ~!

 





 

 

⇒BMW i3はEV=電気自動車であることが弱点!?

BMW i3 維持費

BMW i3は電気自動車なのが
弱点です・・・なんてこと言うと

 

BMW i3はEVだからいいのに
何を言ってるのこの人は!?

 

って思われちゃうかもしれませんが
普段、自動車部品を卸す仕事をしてると

EV=電気自動車の「怖さ」
感じる出来事がちょこまかあります。

BMW i3 トラブル

ご存知の通りEV=電気自動車は
普通のガソリンなど車にはない

・駆動用モーター

・バッテリー

・インバーター

・電動エアコン

などEV特有の電気部品が
数多く採用されていますが

これらの部品が故障すると
どえらい修理代に発展して

ガソリン代が浮いたなど
一瞬にして吹飛ぶ悲惨な状況に!

 

先日も某ハイブリッド車の
ミニバンに乗る一般ユーザーさんから

悲痛なメッセージとともに
部品の問い合わせがあったのですが
その内容はどんなかというと・・・

駆動用バッテリーと、インバーターが故障して、ディーラーで82万と言われました。あまりにも高いので安い中古はありますでしょうか。宜しくお願いします。

 

いや~82万って・・・

これは極端な例かもしれませんが
EV特有の関連部品が故障すると
30万や40万はすぐ飛ぶので

故障した際に「高くつく」というのが
電気自動車の最大の弱点と言っても
過言ではありませんし

BMW i3を中古で買うなら
覚えておきたいポイントです・・・

 

 

注意点①:レンジエクステンダーのBMW i3に車両火災の危険性

BMW i3 評価

平成25年11/19~28年12/16
の期間に生産された1Z06の

エンジンが搭載された
BMWi3のレンジエクステンダーは、

車両火災の危険性があることから
リコールがアナウンスされた
経緯があります!

 

【国土交通省リコール情報】
https://www.mlit.go.jp/report/press/jidosha08_hh_002611.html

BMW i3 車両火災 リコール

発電用ガソリンエンジンにおいて
燃料蒸発ガス発散抑止装置から
エンジンに蒸発ガスを送るホースの
取り回しが不適切なことから

走行時の振動などで
電源ケーブルと干渉しホースが損傷し
ガソリンの蒸発ガスが漏れ

漏れた蒸発ガスが高熱になった
触媒などの排気管にかかると

車両火災になる危険性があるため
リコールがアナウンスされています!

 

改善措置としては、

蒸発ガスを送るホースに
干渉防止用プロテクターを装着する

などの措置がとられています。

あなたが狙っている
BMW i3の中古車が
リコールに該当する車両なら

改善措置を受けたかどうか
しっかり確認するのが安心です。

 

でもリコールとかの改善措置って
別に確認なんかしなくたって
ちゃんとやってんじゃないの?

 

と、思うかもしれませんが
それがですね、そうでもないんです。

普段整備工場さんから
部品の問い合わせがきた時に
依頼された部品を調べてると

あれ?これリコール対象ですよ

ディーラーに行けば
タダで交換してもらえますよ

なんて案内することが
ちょこまかあるんです。

どういう経緯で
リコールの改善措置を受けていない
状況になってしまったかは不明ですが

こういったやり取りも
日々の仕事の中で少なくないので

お目当ての中古車を買う前に
ちゃんとリコールの対策がされたか
履歴を確認しておくのが安心です。

車両火災の危険性がある
非常に恐い内容のトラブルだけに
ご注意くださいませ!

 

 

注意点②:BMW i3はぶつけると高くつく!

板金修理

あなたもBMW i3の中古を買ったら
ホントに注意したいのが

「ぶつけると修理代が高い」

ということ!

クルマはぶつけて壊せば
修理代が高くつくものですが、

それでもドアやバンパーなど
同色の中古部品が見つかれば

鈑金・塗装で修理するよりも
大幅に修理代を圧縮できます。

しかしBMW i3は
絶対数の少なさからなのか

バンパーなどの外装部品をはじめ
あらゆるものが中古で探しても
まず見つからない状況です。
※あまり見ない色だとホント見つかりません・・・

で、困ったことに外車は
部品代が国産車と比べ高いですし

それに加えBMW i3の外装部品は
軽量化のためにカーボン素材などが
採用されて・・・と

そういった意味でも高くつき
ぶつけて壊すとすぐに

20万や30万が飛ぶような
修理代になってしまいます・・・

バンパーなんかは元々の部品価格が高いだけでなく
国産車と違って新品のバンパーを取り寄せても
「色が塗られていない」ことがほとんどなので
塗装代も別途必要となって大変なことに!

板金修理

 

で、BMW i3で
特に注意したいのは

「リヤゲート」をぶつけて壊すと
大変な目にあうっていうこと。

BMW i3 注意点

 

ハッチバックのクルマ特有の
上に開くこのリアのハッチゲート。

この画像からもわかるように
BMW i3のリヤバンパーは厚みのない
非常に薄いデザインなので

後ろまわりをぶつけると
リヤゲートもグッチャリといく
危険性がありますが

このリヤゲート修理代が
刺激的に高いんです・・・

安価な中古のリヤゲートは
なかなか見つかりませんし、

板金修理できないほど
ガッツリと凹ませた時には

新品のリヤゲートに塗装して
ガラスを脱着して・・・と、

20万や30万は飛んでいく
高額修理覚悟
の状況です!

このような状況なのであなたも
BMW i3の中古を買ったら

ぶつけると高くつくというのは
覚えておきたいポイントであります。

 

先日、某外車ディーラーで自損事故で入庫しているクルマがあったのですが、担当氏に話を聞いてみたらそのオーナーさん、「車両保険は入っていたものの、月々の保険料を節約するために【車両 対 車両】の事故にしか対応しない契約にしちゃってて・・・」ということで

100万近い修理代の自己負担になっちゃったんだとか!ボディカラーも特別色の深みのあるパールで、その塗装もあって高くついちゃって~なんてことも言ってました・・・

ルノーカジャーをはじめ、外車は国産車と違ってコンパクトクラスでも部品代が想定外に高いことも多々あるので、転ばぬ先の杖として自損事故も含めしっかりカバーしてくれる車両保険に入っておくのが安心と言えそうです^^(車両保険に入っておけば車両盗難のカバーもしてもらえますし!)

 

 

⇒BMWi3の中古、故障リスクを回避するには

BMW i3 試乗

最初にお話しした通り
BMW i3は

「EV=電気自動車」であることが
魅力であり最大の弱点といえます。

電気自動車特有の部品に
不具合やトラブルが発生すれば

フツーのガソリン車では考えられない
30万や40万といったような

超高額な修理代の請求書が
空からヒラヒラと舞い降ります。

そしてガソリン代が浮いた分など
一瞬にして吹飛ぶどころか

EVの意味ないじゃん(怒)

と、後悔しかねません・・・

年数や距離を走った中古車であれば
いろいろな部品にいつ故障が起きても
おかしくない状況があるだけに
このリスクは認識したいところです。

そしてあなたが
BMW i3を中古で購入してから

急に故障する可能性も
ゼロではありません・・・。
ホントこればっかりはわかりません。。。

BMW i3 故障

このようなちょっと恐い
故障リスクを回避するために
検討して損はないのが「保証」

中古車販売店が独自に保証を
設定しているケースもありますし、

カーセンサーやグーといった媒体が
中古車に有償で保証をつけることも。

万一の不具合が発生した際に
保証でカバーしてもらえれば

修理代を自腹で払うことなく
クルマを直してもらえちゃうので

多少のコストがかかったとしても
保険として保証をつけるという
選択肢もアリだと思います。

一般ユーザーさんからメールで問い合わせが来る時に
「中古車を買って2週間ですが故障してしまって・・・」
「保証を付けてなかったので自費で修理になります・・・」
「そのため安いリビルト品を探してます・・・」
なんてメッセージが添えられてることも少なくありませんので!

※また、中古車販売店の保証に加え
自動車保険でも「故障保証」を月々わずかな費用で
受けられるものもあるので検討する価値ありだと思います^^

 

 

⇒BMW i3の中古を買う前にもう一つだけ確認しておきたいこと

BMW i3 欲しい

BMW i3の中古を
購入するなら注意したいポイントなど

部品屋の視点でお伝えし、
リスク回避のこともお話ししました。

あとはあなたが狙っている
BMW i3の中古車があるなら

どうすれば少しでも安く買えるか
とういうことですよね^^

BMW i3 かっこいい

中古車の場合は新車と違って
値引きといった概念がありませんし
もし値引きしてくれる中古車があれば

それは元々その分を見越して
車両価格が高めに設定されていると
考えてもいいと思います。

ではどうやって狙っている
BMW i3の中古を安く買うか。

それはやっぱり

いま乗っているクルマを
高く買い取ってもらうこと

に尽きると思います。

中古車 買取

自分もいまの部品屋の会社を
立ち上げて1年たった時に

やっと軌道に乗ってきたから
クルマ買い替えるか~と思って
ネットの中古車情報を見てたら

前から欲しかった
V35のスカイラインクーペの中古が

クルマで小一時間くらいの
近所にいいのがでてたんです^^

走行距離も1万㎞ちょっと、
ブレーキキャリパーが
対向4POTにカスタムされてて!

その時に乗ってた車は
新車で買って13年のアコード。

たしか13万㎞位走ってて
まあ過走行の部類ではあったんですが

6MTのスポーツグレードで
根強い人気があるモデルだから

10万や15万にはなるかな~
なんて考えてたんです。

で、スカイラインを見に行った時に
お店の人に下取りを聞いてみると

10年超えてるクルマは
ウチでは買取できないんですよね

なんてことを言われ!
乗ってきたクルマを見もしないでバッサリ・・・

 

まさか下取りがゼロとは
想像もしてなかったんで
これはけっこうショックで・・・

でも見に行ったクルマ
バリモノだったしどうしても欲しい、

だけど月々のローンは安くしないと
軌道に乗ったとはいえまだ綱渡りな
起業1年目なだけに恐いし。

そこで役に立ったのが無料一括査定。

買取できないなんて言われた
いままで乗ってきた13年落ちの車が
ホントに価値がないのか

ネットの一括査定で
ためしに確認してみたんです。

で、何社か回答きたのが
30万~40万!

これだけでもゼロ円からすると
とんでもなくいいですよね^^

でもこの時は結局
45万で買い取ってもらえました!

買取してくれた業者さん、
アコードの中古車を若いお客さんから
探してとバックオーダー受けてて

ちょうど自分のアコードが
そのお客さんの希望にあうとのことで
どうしても売って欲しいと。

で、45万で買い取ってもらえたから
無事お目当てのスカイラインクーペに
乗り換えすることができました^^

CPV35

この後もいろいろと乗り換えましたが
一括査定が結局一番高く売れる印象があります。
オークション的なのもやってみましたが
思ったほど値があがらないことが多くて・・・

もしあなたも狙っている
BMW i3の中古車があるなら

1~2分くらいの入力で
買取相場がチェックできるので
試してみる価値、アリだと思います。

いま乗っているクルマが
想像以上に買取相場が高ければ
高いうちに買い取ってもらって

狙っているBMW i3に
予定を前倒で乗り換えることも
できちゃいますしね^^

まずは愛車の買取相場だけでも
確認してみてはいかがでしょうか!?

愛車を一括査定に依頼してみる
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