アトレーワゴンの弱点や故障を【部品屋の視点】で解説するよ

アトレーワゴン 欲しい

 

スタイリッシュな
軽ワンボックスと言えばの・・・

アトレーワゴン!

そんなアトレーワゴンの
中古車相場をチェックしてみると

コミコミ20万程度の激安車は
「修復歴あり」とか走行距離が
20万km近くの過走行だったり。

そこまで距離を走ってない
アトレーの中古を探すとなると
60万~って感じですが

いずれにしても
アトレーワゴンの中古を
あなたも狙っているなら

気になるのが買ってから
故障や不具合がでないかって
ことじゃないでしょうか?!

「部品屋の立場」からすると
S321G/S331Gのアトレーには

弱点といえる故障やトラブルが多い
高額修理になってしまう部品が
いくつかあります・・・

今回はアトレーワゴンを
中古で買うなら注意したい

弱点、トラブルが多い部分
解説していきますよ~!

 





 

 

弱点①:エアコンのコンプレッサー

カーエアコン

アトレーワゴンの
エアコンのコンプレッサーは

春から夏場にかけて
整備工場さんからお問い合わせが多い
=故障が多い弱点部品のひとつ。

エアコンのガスを圧縮するのが
このコンプレッサーですが

アトレーワゴンでは
焼付きやガラガラ異音といった
不具合が春~夏~秋に多い状況。

カーエアコン参考画像

 

で、このエアコンのコンプレッサー、

注意したいのが
修理代が高いということ。

上の画像にもあるように
エアコンはシステムで成り立っていて

コンプレッサーが焼付いたり
異音がでて故障したからといって

コンプレッサーだけを
交換すればいいっていうような
単純な話しじゃありません・・・

カーエアコンシステム部品 参考画像

主に故障の原因になるのが
エキスパンションバルブという
髪の毛の細さ程度しかない
霧吹き器のノズル部分だったり、

リキッドタンクとよばれる
フィルターの役目がある部分で
スラッジなどが詰まり

異常高圧⇒コンプレッサーが故障
といった流れになることが多いので

コンプレッサーや関連したパーツの
部品代+工賃+ガス代と加わっていくと
10万オーバーも覚悟の状況です!
焼付きやロックでコンプレッサー内部の削れカスがシステム内に回っちゃうとコンデンサーの交換や、配管も全部外して清掃など大事になっちゃいます・・・

 

 

弱点②:オルタネーター(発電機)

オルタネーター 発電機

次にアトレーの中古車で
注意したい弱点な部品なのが
オルタネーター!

オルタネーターはバッテリーに
電気を供給する発電機ですが

発電時はキンキンに熱くなるため
経年劣化による故障が避けられません。
ヤケドするほどキンキンになります!

この熱の影響なのか
こちらもコンプレッサーと同じく

特に夏場の暑い季節には
整備工場さんからお問合せが多く

修理交換となれば
安価なリビルト品で交換しても
それでも5万コースは覚悟!

 

そもそもオルタネーターが故障して
発電不良になればバッテリーがあがって
レッカーを呼んだりしたり

バッテリーも交換して・・・など
なにかと費用がかさみがちです!

 

 

弱点③:ラジエターからの水漏れ

ラジエター 参考画像

経年劣化によるトラブルが避けられず
こちらも整備工場さんなどから

お問い合わせが
ちょこまかくるラジエター。

交換するとなると
ラジエター本体だけでなく

ホース類などの周辺パーツ代、
冷却水代、交換工賃と加わって
5万オーバーは覚悟の高額修理に!

 

で、このラジエターのトラブルは
厄介なことに走行距離が浅くとも

年数がたったことによる経年劣化
急にトラブルが発生するので
注意したいところです・・・!

私自身も、10年選手だけど3万kmの距離浅な中古車で急に水漏れが発生し困った経験が・・・昨日までは何ともなかったのに朝乗ろうと駐車場に行ったら地面にクーラントが漏れてて・・・(泣)

急にきます、ラジエターの水漏れ!

マセラティ クアトロポルテ 不具合

 

 

注意点①:エンジンの中はキレイ?!

エンジン内部の汚れ

 

アトレーワゴンの中古を
購入するなら注意したい、
買う前に必ず確認したいのが

エンジン内部が上の画像のように
汚なくなってないかということ。

オイル交換をサボっていると
こんなふうに内部にスラッジがたまり

エンジンが焼付いてしまったり
とんでもない状況に発展する危険性が!

整備工場さんから軽自動車とか中古エンジンの問い合わせを受けた時に在庫状況を調べていると、15万kmとか距離を走っていてもエンジンの中がホントにキレイでオイル交換ちゃんとしてたんだろうな~っていうのもあれば、5~6万kmぐらいでもスラッジやオイル焼けで中が汚くてなんじゃこりゃっていうのもあります!

 

そのためお目当ての
アトレーワゴンの中古があるなら
購入前に必ず確認したいのが

オイルフィラーキャップを開けて
キャップの裏やエンジンの内部
汚れていないかということ。

エンジン内部の汚れ
ドロドロなヘドロみたいなスラッジがついてたらちょっとヤバイです、そのクルマ!

 

もしこれをしっかり確認せず
エンジンの中がひどい個体を
あなたが中古で買ってしまったら

後々エンジン焼付きなど高額故障の
リスクがあなたに降りかかってきます!

また、オイル交換もされず
「乗りっぱなし」にされてたような

愛情なく乗られていた
中古車をつかんでしまったら

後になってからいろいろと
トラブルが出る可能性があるので
用心したいところ・・・

中古車のいわゆる
「当たり」「ハズレ」って
愛情もって乗られていたかが
大きく関与していると思います。

オイル交換のような
基本的なメンテナンスさえ
されていなかったようなクルマだと

下駄がわりにラフに運転されて
大切にされてなかったなんてことも
想像できてしまいます。

そんな状況ではなにかとヤレ
劣化がでてしまいがちですので、

ハズレをつかまないためにも
エンジンの中がキレイかどうかや

オイル交換とかがされていたかを
当たり、ハズレの判断材料の一つとして
チェックするのがおススメです^^

※また、アトレーワゴンはターボ車なだけにエンジンオイルのメンテナンスが適切にされていなかった場合タービンが焼付いたり、白煙がでたり、パワーがでなくなったりといろいろと不具合が発生するリスクがあります。

タービンがブローして修理するとなれば安価なリビルト品で交換しても10万コース覚悟高額修理になるので要注意です!!

ターボの参考画像

 

 

注意点②:走行中にエンストする危険性

 

S321G/S331Gのアトレーワゴンには
注意したいリコールがあります。

⇒クランク角センサーの断線で
走行中にエンスト、始動できなくなる
不具合が発生する危険性が!

 

【国土交通省リコール情報】
https://www.mlit.go.jp/report/press/jidosha08_hh_001409.html

 

ダイハツ リコール 3221

 

このトラブルは他の車種も含め
少なくとも161件も発生して
リコールになっているだけに

あなたが狙っている
S321G/S331Gのアトレーの中古が
この不具合に該当する車両なら

改善措置である
クランク角センサーを
対策品に交換してあるかどうか
しっかり確認したいところです。

高速とか幹線道路で走行中に
急にエンストしてしまったら

後ろから突っ込まれる事故の
危険性だってありますので・・・

 

 

注意点③:リヤデフからのオイル漏れ

 

オイルシールの材質や形状が不適切で
摩耗などで密封性が低下しデフから
オイルが漏れる危険性

 

【ダイハツサービスキャンペーン情報】
https://www.daihatsu.co.jp/info/recall/99244.htm

 

リヤデフ 参考画像

 

H24年8/20~26年12/26
期間に生産された
S321G:FR(後輪駆動)

H24年8/20~26年12/25
期間に生産された
S331G:4WD(4輪駆動)

 

これらのアトレーワゴンが
このデフ部分からオイルが漏れる
不具合・トラブルに該当していて、

改善措置として、

オイルシールを改善品と交換する

といった措置がとられているので
このあたりも確認するのが安心です。

 

でもリコールの改善措置なんて
別に確認なんかしなくたって
ちゃんとやってんじゃないの?

 

そう思うかもしれませんが
それがですね、そうでもないんです。

普段整備工場さんから
部品の問い合わせがきた時に
依頼された部品を調べてると

あれ?これリコール対象ですよ!

なんて回答することが
ちょこまかとあるんです。

どういう経緯で
リコールなどの改善措置を受けてない
状況になってしまったかは不明ですが

こういったやり取りも
日々の仕事の中で少なくないので

お目当ての中古車を買う前に
前述したクランク角センサーの
リコールの件も含め

ちゃんと改善措置がされているか
履歴を確認しておくのが安心です。

 

 

注意点④:アトレーワゴンはぶつけると高くつく

板金修理

 

アトレーを中古で買ったら
ホントに注意したいのが

「ぶつけると修理代が高い」

ということ!

クルマはぶつけて壊せば
修理代が高くつくものですが、

それでもドアやバンパーなど
同色の中古部品が見つかれば

鈑金・塗装で修理するよりも
大幅に修理代を圧縮できます。

しかしダイハツアトレーは
ドアやバンパー、ヘッドライト、
リヤゲートなど外装部品の中古が

みんなぶつけてしまうからなのか、
なかなか見つからない状況です。
あったとしても状態が悪かったり・・・

そんな状況だから
あまり見かけない車体色だと
ホント絶望的です・・・!

で、アトレーの中古車を買ったら
特に注意したいのは

「リヤゲート」をぶつけて壊すと
大変な目にあうということ。

アトレー 注意点

 

ハッチバックのクルマ特有の
上に開くこのハッチゲート。

この画像からもわかるように
アトレーのリヤバンパーは
厚みがなく非常~に薄いので

後ろまわりをぶつけると
リヤゲートもグッチャリといく
危険性がありますが

このリヤゲート修理代が
刺激的に高いんです・・・

運よく同じ色の中古が見つかっても
10万ぐらいすぐに飛んでいきますし、

板金修理できないほど
ガッツリと凹ませた時には

新品のリヤゲートに塗装して
ガラスを脱着して・・・と、
20万コース覚悟みたいな!

板金修理

 

このような状況なのであなたも
アトレーを中古で買ったら

ぶつけると高くつくというのは
覚えておきたいポイントであります!

 

 

⇒アトレーの中古車、故障リスクを回避するには

 

ここまでお話してきたように
S321G/S331Gのアトレーワゴンは

注意したい弱点ともいうべき
不具合の多い部品がありますが

それら以外にも年数のたった、
距離を走った中古車であれば

いつ故障が起きてもおかしくないのは
認識しておきたいところです。

例えば・・・

・セルモーター(スターター)
セルモーターの参考画像

・タービン(ターボ)
ターボの参考画像

・オートマ
オートマ 参考画像

・センサー部品
センサー部品の参考画像

と、経年劣化によって
故障が避けられない部品が
いろいろ潜んでいますが

あなたがアトレーワゴンを
中古で買ってからすぐに故障する
可能性もゼロではありません。
こればっかりはホントわかりません・・・

 

このようなリスクを回避するために
検討して損はないのが「保証」

中古車販売店が独自に保証を
設定しているケースもありますし、

カーセンサーやグーといった媒体が
中古車に有償で保証をつけることも。

万一の不具合が発生した際に
保証でカバーしてもらえれば

修理代を自腹で払うことなく
クルマを直してもらえちゃうので

多少のコストがかかったとしても
保険として保証をつけるという
選択肢もアリだと思います。

※一般ユーザーさんからメールで問い合わせが来る時に「中古車を買って2週間ですが故障してしてしまいましたが修理代の見積もりが20万近くって言われ・・・保証を付けてなかったので自費で修理になります。そのため安いリビルト品を探してます」なんてメッセージが添えられてることも少なくありませんので!

 

※また、中古車販売店の保証に加え自動車保険でも「故障保証」を月々わずかな費用で受けられるものもあるので検討する価値ありだと思います^^

 

 

⇒アトレーの中古を買う前にもう一つだけ確認しておきたいこと

ダイハツアトレーワゴン 中古

 

S321G/S331G アトレーの
中古車で気をつけたい

・エアコンの故障

・オルタネーターの故障

・ラジエターの水漏れ

・エンジン内部の汚れ

・クランク角センサーの断線

・リヤデフからのオイル漏れ

・アトレーはぶつけると高くつく

 

などトラブルが多い弱点のことを
部品屋の視点でお伝えし、
リスク回避のこともお話ししました。

あと残るは狙っている
ダイハツアトレーの中古を

どうすれば少しでも安く買えるか
っていうことですよね^^

中古車の場合は新車と違って
値引きといった概念がありませんし
もし値引きしてくれる中古車があれば

それは元々その分を見越して
車両価格が高めに設定されていると
考えてもいいと思います。

ではどうやって狙っている
アトレーの中古車を安く買うか。

それはやっぱり

いま乗っているクルマを
高く買い取ってもらうこと

に尽きると思います。

中古車 買取

 

自分もいまの部品屋の会社を
立ち上げて1年たった時に

やっと軌道に乗ってきたから
クルマ買い替えるか~と思って
ネットの中古車情報を見てたら

前から欲しかったスカイラインが
クルマで小一時間くらいの近所に
いいのがでてたんです^^

走行距離も1万㎞ちょっと、
ブレーキキャリパーが
対向4POTにカスタムされてて!

その時に乗ってた車は
新車で買って13年のアコード。

たしか13万㎞位走ってて
まあ過走行の部類ではあったんですが

6MTのスポーツグレードで
根強い人気があるモデルだから

10万や15万にはなるかな~
なんて考えてたんです。

で、スカイラインを見に行った時に
お店の人に下取りを聞いてみると

10年超えてるクルマは
ウチでは買取できないんですよね

なんてことを言われ!

まさか下取りがゼロとは
想像もしてなかったんで
これはけっこうショックで・・・
乗ってきたクルマを見もせずに言われましたし!

 

でも見に行ったスカイラインの中古
バリモノだからどうしても欲しい、

だけど月々のローンは安くしないと
軌道に乗ったとはいえまだ綱渡りな
起業1年目なだけに恐いし。

そこで役に立ったのが無料一括査定。

買取できないなんて言われた
いままで乗ってきた13年落ちの車が
ホントに価値がないのか

ネットの一括査定で
ためしに確認してみたんです。

で、何社か回答きたのが
30万~40万!

これだけでもゼロ円からすると
とんでもなくいいですよね^^

でもこの時は結局
45万で買い取ってもらえました!

買取してくれた業者さん、
アコードの中古車を若いお客さんから
探してとバックオーダー受けてて

ちょうど自分のアコードが
そのお客さんの希望にあうとのことで
どうしても売って欲しいと。

で、45万で買い取ってくれたから
無事お目当てのスカイラインクーペに
乗り換えすることができました^^

CPV35

 

この後もいろいろ乗換えましたが
結局のところ一括査定をお願いするのが
一番高く売れる印象があります。
オークション的なのもやってみましたが思ったほど値があがらないことが多くて・・・

もしあなたも狙っている
アトレーワゴンの中古車があるなら

1~2分くらいの入力で
買取相場がチェックできるので
試してみる価値、アリだと思います。

いま乗っているクルマが
想像以上に買取相場が高ければ
高いうちに買い取ってもらって

お目当てのアトレーワゴンの中古に
予定を前倒で乗り換えることも
できちゃいますしね^^

まずはあなたも愛車の買取相場、
チェックしてはいかがでしょうか!?

愛車を一括査定に依頼してみる
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