アウトランダーPHEVの弱点や故障を【部品屋の視点】で解説するよ

アウトランダーPHEV 中古車

 

美しいスタイリッシュなデザインに
クロカン4駆のタフな走行性能が
インストールされ、

さらにはプラグインハイブリッドの
EV走行や低燃費の経済性の良さも
魅力的な1台・・・

初代 GG2W・GG3Wの
アウトランダーPHEV!

アウトランダーPHEV 4WD性能

 

そんな初代アウトランダーPHEVの
中古相場をチェックしてみると
前期型でコミコミ150万~、

デザインが一新された
マイナーチェンジ後の後期型は

コミコミ230万~あたりの相場と
人気の高さがうかがえる状況ですが

いずれにしても心配なのは
アウトランダーPHEVの中古を

買ってから故障とかしないか
ということじゃないでしょうか。

 

今回はアウトランダーPHEVを
中古で狙っているなら注意したい
故障や弱点といった部分を

「部品屋の視点」
解説していきますよ~!

 





 

 

弱点①:ハイブリッド車であることが弱点!?

初代アウトランダー PHEV

 

GG2W/GG3Wの
初代アウトランダーPHEVは、

ハイブリッド車であることが
弱点です・・・なんてこと言うと

 

アウトランダーPHEVは
ハイブリッドだからいいのに
何を言ってるのこの人は!?

 

って思われちゃうかもしれませんが
普段、自動車部品を卸す仕事をしてると

ハイブリッド車の「怖さ」
感じる出来事がちょこまかあります。

アウトランダーPHEV トラブル

 

ご存知の通りハイブリッド車は
普通のガソリンなど車にはない

・駆動用モーター

・ハイブリッド用バッテリー

・インバーター

・電動エアコン

 

といったハイブリッド特有の部品が
数多く採用されていますが

これらの部品が故障すると
どえらい修理代に発展して

燃費がよくて浮いたガソリン代など
一瞬にして吹飛ぶ悲惨な状況に!

先日も某ハイブリッドの
ミニバンに乗る一般ユーザーさんから

悲痛なメッセージとともに
部品の問い合わせがあったのですが
その内容はどんなかというと・・・

駆動用バッテリーと、インバーターが故障して、ディーラーで82万と言われました。あまりにも高いので安い中古はありますでしょうか。宜しくお願いします。

 

いや~82万って・・・

これは極端な例かもしれませんが
ハイブリッドの関連部品が故障すると
20万や30万はすぐ飛ぶので

故障した際に「高くつく」というのが
ハイブリッドの最大の弱点と言っても
過言ではありません!

 

 

弱点②:ラジエターからの水漏れ

ラジエター 参考画像

経年劣化によるトラブルが避けられず
こちらも整備工場さんなどから

お問い合わせが
ちょこまかくるラジエター。

安価な社外新品のラジエターで
修理・交換するにしても

ラジエター本体だけでなく
ホース類などの周辺パーツ代、

冷却水代、交換工賃と加わって
10万オーバーは覚悟の高額修理に!

 

で、このラジエターのトラブルは
厄介なことに走行距離が浅くとも

年数がたったことによる経年劣化
急にトラブルが発生するので
注意したいところです・・・!

私自身も、10年選手だけど3万kmの距離浅な中古車で急に水漏れが発生し困った経験が・・・昨日までは何ともなかったのに朝乗ろうと駐車場に行ったら地面にクーラントが漏れてて・・・(泣)

急にきます、ラジエターの水漏れ!

マセラティ クアトロポルテ 不具合

 

 

注意点①:走行不能につながる不具合

アウトランダーPHEV 前期型

 

GG2WのアウトランダーPHEVを
中古で狙っているなら注意したい
不具合・トラブルがあります。

それは・・・

エンジン始動不能や走行不能の
危険性があるトラブル!

 

【三菱リコール情報】
https://recall.mitsubishi-motors.co.jp/Recall/displayselect.do?orderno=14433

 

GG2W リコール

 

平成25年1/17~26年2/3
の期間に生産された
GG2WのアウトランダーPHEVは

エンジンの空気吸入量を計測する
エアフロセンサーが「断線」して
EVシステムの警告灯が点灯、

セーフモードに突入して
ノロノロ運転になってしまったり

さらにはエンジンが始動しなくなり
充電がされなくなることで

バッテリーが空っぽになってしまい
走行不能になる危険性もあることから

リコールがアナウンスされた
経緯があります。

改善措置としては、

対策品のエアフロセンサーに交換

といった措置がとられています。

このトラブルは実際に
少なくとも85件も発生して
リコールに発展していますし、

このトラブルが高速や
交通量の多い幹線道路などを
走行中に発生してしまったら

ノロノロ運転や走行不能で
後ろから突っ込まれる事故にも
なりかねない状況なだけに

あなたが狙っている
GG2WのアウトランダーPHEVが
リコールに該当する車両なら

改善措置を受けたかどうかは
購入前にしっかり確認したいところ。

 

でもリコールの改善措置なんて
別に確認なんかしなくたって
ちゃんとやってんじゃないの?

 

そう思うかもしれませんが
それがですね、そうでもないんです。

普段整備工場さんから
部品の問い合わせがきた時に
依頼された部品を調べてると

あれ?これリコール対象ですよ

なんてことがちょこまかあります。

どういう経緯で
リコールの改善措置を受けていない
状況になってしまったかは不明ですが

こういったやり取りも
日々の仕事の中で少なくないので

お目当ての中古車を買う前に
ちゃんとリコールの対策がされているか
履歴を確認しておくのが安心です!

 

 

注意点②:充電リッドが開かない不具合

アウトランダーPHEV 維持費

 

H26年5/15~27年10/21
期間に生産されたGG2Wの
アウトランダーPHEVは、

充電する際にパカっと開ける
電動リッド(蓋)が開かなくなる
不具合が発生した場合

【保証期間延長】
アナウンスされた経緯があります。

 

【三菱リコール関連情報】

https://www.mitsubishi-motors.co.jp/support/recall/others/detail/26.html

 

GG2W 延長保証

 

この不具合が発生した場合、
従来は3年または6万kmまでの
保証期間だったものが

新車登録から9年間
(走行距離無制限)

と、大幅に保証期間が
延長されています。

わざわざ保証期間が延長されるほど
不具合が多いという見方ができるだけに

あなたがGG2Wの
アウトランダーPHEVを買ってから
充電リッドが開かなくなったら

期間内であれば
無償で修理してもらえることを
覚えておきたいところです!

 

 

注意点③:アウトランダーPHEVはぶつけると高くつく!

板金修理

アウトランダーPHEVを
中古で買ったら注意したいのが

「ぶつけると修理代が高い」

ということ!

クルマはぶつけて壊せば
修理代が高くつくものですが、

それでもドアやバンパーなど
同色の中古部品が見つかれば

鈑金・塗装で修理するよりも
大幅に修理代を圧縮できます。

しかしアウトランダーPHEVは
ドアやバンパー、ヘッドライト、
ドアミラー、リヤゲートなど

ありとあらゆる外装部品の中古が
なかなか見つからない状況です。

なぜ見つからないかというと、
アウトランダーPHEVは
海外市場でも需要が高く大人気!

そのため20万㎞オーバーとかの
過走行車でボロボロだったとしても
事故車でグッチャリいってても

解体ヤードにクルマが入庫すると
外人バイヤーさんなどが

すぐに廃車になった
アウトランダーPHEVを
クルマ丸ごと輸出してしまうので

「部品取り」されることもなく
どんどん国外へ流出してしまい

その結果としてバンパーなどの
中古部品が流通しないという
困った状況にあります・・・・。
なんでもモンゴルでの需要がスゴイんだとか。。。

 

このような事情があって
GG2W/GG3WアウトランダーPHEVを
ぶつけて壊すと高い新品部品での
板金塗装など修理代が高くなりがち!

ちなみに新品の定価は・・・

フロントバンパー:約5万5000

リヤバンパー:約5万7000

ドアミラー:約3万3000

HIDヘッドライト:約9万

 

う~ん、マンダム・・・

なかなかいい値段しています。

安価な中古部品がなかなか見つからない
アウトランダーPHEVなだけに

ぶつけると高くつくというのは
覚えておきたいポイントであります!

 

 

⇒初代アウトランダーPHEVの中古、故障リスクを回避するには

アウトランダー PHEV 欲しい

 

最初にお話しした通り
アウトランダーPHEVは
「ハイブリッド」であることが
最大の魅力であり弱点といえます。

ハイブリッド関連部品に
不具合やトラブルが発生すれば

フツーのガソリン車では考えられない
30万や40万といったような

超高額な修理代の請求書が
空からヒラヒラと舞い降ります。

そして低燃費で浮いたガソリン代など
一瞬にして吹飛ぶどころか

ハイブリッド意味ないじゃん(怒)

と、後悔しかねません・・・

年数や距離を走った中古車であれば
いろいろな部品にいつ故障が起きても
おかしくない状況があるだけに
このリスクは認識したいところです。

そしてあなたが
アウトランダーPHEVを
中古で購入してから

すぐに故障する可能性も
ゼロではありません・・・。
ホントこればっかりはわかりません。。。

 

このようなちょっと恐い
故障リスクを回避するために
検討して損はないのが「保証」

中古車販売店が独自に保証を
設定しているケースもありますし、

カーセンサーやグーといった媒体が
中古車に有償で保証をつけることも。

万一の不具合が発生した際に
保証でカバーしてもらえれば

修理代を自腹で払うことなく
クルマを直してもらえちゃうので

多少のコストがかかったとしても
保険として保証をつけるという
選択肢もアリだと思います。

一般ユーザーさんからメールで問い合わせが来る時に
「中古車を買って2週間ですが故障してしまって・・・」
「保証を付けてなかったので自費で修理になります・・・」
「そのため安いリビルト品を探してます・・・」
なんてメッセージが添えられてることも少なくありませんので!

 

※また、中古車販売店の保証に加え
自動車保険でも「故障保証」を月々わずかな費用で
受けられるものもあるので検討する価値ありだと思います^^

 

 

⇒初代アウトランダーPHEVの中古を買う前にもう一つだけ確認しておきたいこと

アウトランダーPHEV 欲しい

 

初代アウトランダーPHEVを
中古で買うなら注意したいポイントなど

部品屋の視点でお伝えし、
リスク回避のこともお話ししました。

あとは狙っている
アウトランダーPHEVの
中古車があるなら

どうすれば少しでも安く買えるか
っていうことですよね^^

アウトランダーPHEV 価格

 

中古車の場合は新車と違って
値引きといった概念がありませんし
もし値引きしてくれる中古車があれば

それは元々その分を見越して
車両価格が高めに設定されていると
考えてもいいと思います。

ではどうやって狙っている
アウトランダーPHEVの
中古を安く買うか。

それはやっぱり

いま乗っているクルマを
高く買い取ってもらうこと

に尽きると思います。

中古車 買取

 

自分もいまの部品屋の会社を
立ち上げて1年たった時に

やっと軌道に乗ってきたから
クルマ買い替えるか~と思って
ネットの中古車情報を見てたら

前から欲しかった
V35のスカイラインクーペの中古が

クルマで小一時間くらいの
近所にいいのがでてたんです^^

走行距離も1万㎞ちょっと、
ブレーキキャリパーが
対向4POTにカスタムされてて!

その時に乗ってた車は
新車で買って13年のアコード。

たしか13万㎞位走ってて
まあ過走行の部類ではあったんですが

6MTのスポーツグレードで
根強い人気があるモデルだから

10万や15万にはなるかな~
なんて考えてたんです。

で、スカイラインを見に行った時に
お店の人に下取りを聞いてみると

10年超えてるクルマは
ウチでは買取できないんですよね

なんてことを言われ!
乗ってきた愛車を見もしないでバッサリ・・・

 

まさか下取りがゼロとは
想像もしてなかったんで
これはけっこうショックで・・・

でも見に行ったクルマ
バリモノだったしどうしても欲しい、

だけど月々のローンは安くしないと
軌道に乗ったとはいえまだ綱渡りな
起業1年目なだけに恐いし。

そこで役に立ったのが無料一括査定。

買取できないなんて言われた
いままで乗ってきた13年落ちの車が
ホントに価値がないのか

ネットの一括査定で
ためしに確認してみたんです。

で、何社か回答きたのが
30万~40万!

これだけでもゼロ円からすると
とんでもなくいいですよね^^

でもこの時は結局
45万で買い取ってもらえました!

買取してくれた業者さん、
アコードの中古車を若いお客さんから
探してとバックオーダー受けてて

ちょうど自分のアコードが
そのお客さんの希望にあうとのことで
どうしても売って欲しいと。

で、45万で買い取ってもらえたから
無事お目当てのスカイラインクーペに
乗り換えすることができました^^

CPV35

 

この後もいろいろと乗り換えましたが
一括査定が結局一番高く売れる印象があります。
オークション的なのもやってみましたが
思ったほど値があがらないことが多くて・・・

もしあなたも狙っている
アウトランダーPHEVの
中古車があるなら

1~2分くらいの入力で
買取相場がチェックできるので
試してみる価値、アリだと思います。

いま乗っているクルマが
想像以上に買取相場が高ければ
高いうちに買い取ってもらって

お目当てのアウトランダーPHEVに
予定を前倒で乗り換えることも
できちゃいますしね^^

まずは愛車の買取相場だけでも
確認してみてはいかがでしょうか!?

愛車を一括査定に依頼してみる
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