ダイハツ ネイキッドの弱点や故障。【部品屋の視点】で解説するよ

ダイハツ ネイキッド 価格

その鉄板むき出しな
無骨なデザインが異彩を放つ
ダイハツ ネイキッド!

1999年に登場したとは思えない
色あせることのないビジュアルに

真横90度に開くドアや
想像の斜め上を行く積載性といった
使い勝手の良さも魅力的・・・!

ダイハツ ネイキッド 使い勝手
ダイハツ ネイキッド 内装
ベンチシート&コラムシフトの「ベンコラ」もステキだし
MT+ターボの設定があるのもイイですよね^^

そんなダイハツ ネイキッドの
中古相場をチェックしてみると、

コミコミ30万~40万クラスの安いのは
10万kmや20万km走った過走行車や
事故歴(修復歴)アリが多いですよね。

距離浅な上モノや、
イイ感じにカスタムされたのは
80万ぐらいはしているような

人気の高さがうかがえる
ネイキッドの中古相場だな~と!

 

いまの時代により魅力的に映える
無骨で斬新なデザインや、

アウトドアや車中泊にも便利に使える
ユーティリティの高さがうれしい
ダイハツ ネイキッドですが

1999年に登場し最終後期型でも
2004年と年数がたってきているだけに
中古で狙っているなら気になるのは

買ってから急に
故障や不具合がでないかって
いうことじゃないでしょうか?!

 

「部品屋の立場」からすると
ダイハツ ネイキッドには

弱点といえる故障やトラブルが多い
高額修理になってしまう部品が
いくつかあります・・・

今回はダイハツネイキッドを
中古で買うなら注意したい

弱点、トラブルが多い部分
解説していきますよ~!

 





 

 

弱点①:エアコンの故障

カーエアコン参考画像

ダイハツ ネイキッドで定番と言える
春~秋には整備工場さんから
お問い合わせが多い=壊れてる
弱点な部品なのが・・・

・エアコンのコンプレッサー

エアコンのガスを圧縮するのが
このコンプレッサーですが、

経年劣化によるコンプレッサーの
焼付きや異音といったトラブルが
避けられない状況にあり

最終後期のネイキッドでも
2004年式と年数がたっているので

いつ壊れてもおかしくない
状況であるといえます。

カーエアコン参考画像

 

エアコンをよく使う時期である
春~秋にかけて特に故障が多く

このエアコンのコンプレッサーの
お問い合わせも増えますが、

注意したいのが
修理代が高いっていうこと。

上の画像にもあるように
エアコンはシステムで成り立っていて

コンプレッサーが焼付いたり
異音がでたりと故障したからといって

コンプレッサーそれだけを
交換すればいいという
単純な話しじゃありません・・・

カーエアコンシステム部品 参考画像

主に故障の原因になるのが
エキスパンションバルブという
髪の毛の細さ程度しかない
霧吹き器のノズル部分だったり、

リキッドタンクとよばれる
フィルターの役目がある部分で
スラッジなどが詰まり

異常高圧⇒コンプレッサーが故障
といった流れになることが多いので

コンプレッサーや関連したパーツの
部品代+工賃+ガス代と加わっていくと
10万や20万が飛んでいきます!
焼付きやロックでコンプレッサー内部の削れカスが
システム内に回っちゃうとコンデンサーの交換や、
配管も全部外して清掃など大事になっちゃいます・・・

 

 

弱点②:オルタネーター(発電機)

オルタネーター 発電機

次にダイハツ ネイキッドの中古で
注意したい弱点な部品なのが
オルタネーター(発電機)!

こちらも整備工場さんから
お問い合わせが多い
定番の故障部品といえます。

 

オルタネーターはバッテリーに
電気を供給する発電機ですが

発電時はキンキンに熱くなるため
経年劣化による故障が避けられません。

こちらも熱の影響なのか
エアコンのコンプレッサーと同じく

特に夏場の暑い時期は
整備工場さんからのお問合せが多く

オルタネーターを交換となれば
安価なリビルト品で交換しても
5万コース覚悟の高額修理ですし、

そもそもオルタネーターが故障して
発電不良になればバッテリーがあがって
走行不能、立往生に見舞われ

レッカー呼んだりしたり
バッテリーも交換して・・・と
なにかと費用がかさみがちです!

 

また、このオルタネーターを
固定する部品が折損する不具合に対して
保証期間が延長された経緯があります。

 

【ダイハツ保証延長情報】
https://www.daihatsu.co.jp/info/recall/13091.htm

 

平成11年10月~15年11月
の期間に生産された
前輪駆動車、4WD車

各モデルのダイハツ ネイキッドは
オルタネータ下側固定ボルトの
締付けが不足した場合、

ボルトが緩みアジャスティングバーが
折損することがあり

アジャスティングバーが折れた場合
無期限に保証期間を延長するといった
アナウンスが出されています。

あなたがダイハツ ネイキッドの中古を
購入してからこのトラブルがでたら

無償で交換してもらえるので
覚えておいて損はないと思います!

 

 

注意点①:エンジンの中はキレイ?!

エンジン内部の汚れ

 

ダイハツ ネイキッドの中古を
購入するなら注意したい、
買う前に必ず確認したいのが

エンジン内部が上の画像のように
汚なくなってないかということ。

オイル交換をサボっていると
こんなふうに内部にスラッジがたまり

エンジンが焼付いてしまったり
とんでもない状況に発展する危険性が!

そのためお目当ての
ダイハツ ネイキッドの中古があるなら
購入前に必ず確認したいのが

オイルフィラーキャップを開けて
キャップの裏やエンジンの内部
汚れていないかということ。

エンジン内部の汚れ
ドロドロなヘドロみたいなスラッジがついてたら
ちょっとヤバイです、そのクルマ!

もしこれをしっかり確認せず
エンジンの中がひどい個体を
あなたが中古で買ってしまったら

後々エンジン焼付きなど高額故障の
リスクがあなたに降りかかってきます!

また、オイル交換もされず
「乗りっぱなし」にされてたような

愛情なく乗られていた
中古車をつかんでしまったら

後になってからいろいろと
トラブルが出る可能性があるので
用心したいところ・・・

中古車のいわゆる
「当たり」「ハズレ」って
愛情もって乗られていたかが
大きく関与していると思います。

オイル交換のような
基本的なメンテナンスさえ
されていなかったようなクルマだと

下駄がわりにラフに運転されて
大切にされてなかったなんてことも
想像できてしまいます。

そんな状況ではなにかとヤレ
劣化がでてしまいがちですので、

ハズレをつかまないためにも
エンジンの中がキレイかどうかや

オイル交換とかのメンテナンスが
定期的にちゃんとされていたかを

当たり、ハズレの判断材料の一つとして
チェックするのがおススメです^^

※また、あなたが狙っているダイハツ ネイキッドがターボ車なら
エンジンオイルのメンテナンスが適切にされていなかった場合
タービンが焼付いたり、白煙がでたり、パワーがでなくなったりと
いろいろと不具合が発生するリスクがあります。

タービンがブローして修理するとなれば
安価なリビルト品で交換しても10万オーバー覚悟
高額修理になるので要注意です!!

ターボの参考画像

 

 

注意点②:冷却水が漏れる危険性

ラジエター 水漏れ 参考画像

平成11年10/30~14年12/24
の期間に生産された
L750S:前輪駆動車
L760S:4WD車

これら各モデルのネイキッドは、

エンジン冷却水配管において
ホースを接続する樹脂製ジョイントの
耐熱性が不足していることから

ジョイント部が変形して
冷却水がにじむ危険性があるため

サービスキャンペーン
アナウンスされた経緯があります。

 

【ダイハツリコール等情報】
https://www.daihatsu.co.jp/info/recall/99157.htm

 

改善措置としては、

ジョイント部を対策品に交換する

といった措置がとられています。

冷却水が漏れるという
ちょっと恐いトラブルだけに

あなたが狙っている
ダイハツ ネイキッドの中古車が
この不具合に該当する車両なら

改善措置を受けたかどうか
しっかり確認したいところです。

 

でもリコールの改善措置なんて
別に確認なんかしなくたって
ちゃんとやってんじゃないの?

 

そう思うかもしれませんが
それがですね、そうでもないんです。

普段整備工場さんから
部品の問い合わせがきた時に
依頼された部品を調べてると

あれ?これリコール対象ですよ!?

ディーラーに行けば
タダで交換してもらえますよ~

なんて回答することが
ちょこまかあります。

どういう経緯で
リコールなどの改善措置を受けていない
状況になってしまったかは不明ですが

こういったやり取りも
日々の仕事の中で少なくないので

お目当ての中古車を買う前に
ちゃんとリコールの対策がされているか
履歴を確認しておくのが安心です。

 

 

注意点③:ダイハツ ネイキッドはぶつけると高くつく!

板金修理

 

ダイハツ ネイキッドの中古を買ったら
ホントに注意したいのが

「ぶつけると修理代が高い」

っていうこと!

クルマはぶつけて壊せば
修理代が高くつくものですが、

それでもドアやバンパーなど
同色の中古部品が見つかれば

鈑金・塗装で修理するよりも
大幅に修理代を圧縮できます。

しかしダイハツ ネイキッドは
ドアやバンパー、ヘッドライト、
リヤゲートなど外装部品の中古が

みんなぶつけてしまうからなのか、
はたまた絶対数の少なさゆえか
なかなか見つからない状況です・・・
あったとしても状態が悪かったり・・・

そんな状況だから珍しい色、
あまり見かけない車体色だと
ホント絶望的です・・・!
角目ヘッドライトなんかもレアで困ります・・・

このような事情があって
ダイハツ ネイキッドをぶつけて壊すと

高い新品部品で板金塗装など
修理代が高くなりがちです!

で、特に注意したいのは
「リヤゲート」をぶつけて壊すと
大変な目にあうということ。

ダイハツ ネイキッド 注意点

 

ハッチバックのクルマ特有の
上に開くこのリアのハッチゲート。

この画像からもわかるように
ダイハツネイキッドのリヤバンパーは
非常~に薄いデザインなので

後ろまわりをぶつけると
リヤゲートもグッチャリといく
危険性がありますが

このリヤゲート修理代が
刺激的に高いんです・・・

運よく同じ色の中古が見つかっても
10万前後が飛んでいきますし、

タイミング悪く中古で同色の
リヤゲートが見つからず

さらには板金修理できないほど
ガッツリと凹ませた時には

新品のリヤゲートに塗装して
ガラスを脱着して・・・と、
20万コースも覚悟みたいな!

板金修理

このような状況なので
あなたもネイキッドを買ったら

ぶつけると高くつくというのは
覚えておきたいポイントです。

 

 

故障リスクを回避するには

ダイハツ ネイキッド 中古

ここまでお話してきたように
ダイハツ ネイキッドには

いろいろ注意したい弱点というべき
不具合の多い部品がありますが

距離を走った中古車であれば
いつ故障が起きてもおかしくない
状況なのは認識しておきたいところ。

弱点のところでお話した
エアコンのコンプレッサーや

発電機であるオルタネーター
以外にもたとえば・・・

・セルモーター(スターター)
セルモーターの参考画像

・ATやMTミッション
オートマ 参考画像

・パワステ関係
パワステギヤボックス 参考画像

・ラジエター
ラジエター 水漏れ

・ドアミラーやパワーウインド関係
ダイハツ ネイキッド 故障

・センサー部品
センサー部品の参考画像

・電装品etc.

と、経年劣化によって
故障が避けられない部品が
いろいろ潜んでいますが

あなたがダイハツ ネイキッドを
中古で買ってからすぐに故障する
可能性もゼロではありません。
こればっかりはホントわかりません・・・

 

このようなリスクを回避するために
検討して損はないのが「保証」

中古車販売店が独自に保証を
設定しているケースもありますし、

カーセンサーやグーといった媒体が
中古車に有償で保証をつけることも。

万一の不具合が発生した際に
保証でカバーしてもらえれば

修理代を自腹で払うことなく
クルマを直してもらえちゃうので

多少のコストがかかったとしても
保険として保証をつけるという
選択肢もアリだと思います。

一般ユーザーさんからメールで問い合わせが来る時に
「中古車を買って2週間ですが故障してしまって・・・」
「保証を付けてなかったので自費で修理になります・・・」
「そのため安いリビルト品を探してます・・・」
なんてメッセージが添えられてることも少なくありませんので!

 

 

⇒ダイハツ ネイキッドの中古を買う前にもう一つだけ確認しておきたいこと

ダイハツ ネイキッド 欲しい

 

ダイハツ ネイキッドの
中古車で気をつけたい

・エアコンの故障

・オルタネーターの故障

・エンジン内部の汚れ

・冷却水が漏れる不具合

・ぶつけると高くつく

などトラブルが多い弱点のことを
部品屋の視点でお伝えし、
リスク回避のこともお話ししました。

あと残るは狙っている
ダイハツ ネイキッドの中古車を

どうすれば少しでも安く買えるか
っていうことですよね^^

ダイハツ ネイキッド 維持費

中古車の場合は新車と違って
値引きといった概念がありませんし
もし値引きしてくれる中古車があれば

それは元々その分を見越して
車両価格が高めに設定されていると
考えてもいいと思います。

ではどうやって狙っている
ネイキッドの中古を安く買うか。

それはやっぱり

いま乗っているクルマを
高く買い取ってもらうこと

に尽きると思います。

中古車 買取

自分もいまの部品屋の会社を
立ち上げて1年たった時に

やっと軌道に乗ってきたから
クルマ買い替えるか~と思って
ネットの中古車情報を見てたら

前から欲しかった
V35スカイラインクーペの中古が

クルマで小一時間くらいの
近所にいいのがでてたんです^^

走行距離も1万㎞ちょっと、
ブレーキキャリパーが
対向4POTにカスタムされてて!

その時に乗ってた車は
新車で買って13年のアコード。

たしか13万㎞位走ってて
まあ過走行の部類ではあったんですが

6MTのスポーツグレードで
根強い人気があるモデルだから

10万や15万にはなるかな~
なんて考えてたんです。

で、スカイラインを見に行った時に
お店の人に下取りを聞いてみると

10年超えてるクルマは
ウチでは買取できないんですよね

なんてことを言われ!

まさか下取りがゼロとは
想像もしてなかったんで
これはけっこうショックで・・・
乗ってきたクルマを見ずに言われましたし!

でも見に行ったスカイラインの中古
バリモノだからどうしても欲しい、

だけど月々のローンは安くしないと
軌道に乗ったとはいえまだ綱渡りな
起業1年目なだけに恐いし。

そこで役に立ったのが無料一括査定。

買取できないなんて言われた
いままで乗ってきた13年落ちの車が
ホントに価値がないのか

ネットの一括査定で
ためしに確認してみたんです。

で、何社か回答きたのが
30万~40万!

これだけでもゼロ円からすると
とんでもなくいいですよね^^

でもこの時は結局
45万で買い取ってもらえました!

買取してくれた業者さん、
アコードの中古車を若いお客さんから
探してとバックオーダー受けてて

ちょうど自分のアコードが
そのお客さんの希望にあうとのことで
どうしても売って欲しいと。

で、45万で買い取ってもらえたから
無事お目当てのスカイラインクーペに
乗り換えすることができました^^

CPV35

この後もいろいろと乗り換えましたが
一括査定が結局一番高く売れる印象があります。
オークション的なのもやってみましたが
思ったほど値があがらないことが多くて・・・

もしあなたも狙っている
ネイキッドの中古車があるなら

1~2分くらいの入力で
買取相場がチェックできるので
試してみる価値、アリだと思います。

いま乗っているクルマが
想像以上に買取相場が高ければ
高いうちに買い取ってもらって

お目当てのダイハツ ネイキッドに
予定を前倒しで乗り換えることも
できちゃいますしね^^

まずはあなたも愛車の買取相場、
チェックしてはいかがでしょうか!?

愛車を一括査定に依頼してみる
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