20km/Lをはるかにオーバーする低燃費、
ワイド&ローのスタイリッシュさと
走りのフィールの良さも兼ね備えた
ハイブリッドサルーン・・・
FD3のシビックハイブリッド!
そんなシビックハイブリッドの
中古相場をチェックしてみると、
そんなに走ってないのが
コミコミ50万~60万ぐらいで見つかる
非常にお買い得な状況になっていますが
FD3のシビックハイブリッドは
2005年(平成17年)に登場し
最終後期でも2010年(平成22年)と
年数がたってきているだけに
あなたも中古で狙っているなら
ちょっと気になるのは
中古で買ってから急に故障しないか
っていうことじゃないでしょうか?!
今回はシビックハイブリッドを
中古で狙っているなら注意したい
故障や弱点といった部分を
「部品屋の視点」で
解説していきますよ~!
◆目次
シビックハイブリッドはハイブリッド車であることが弱点!?
シビックハイブリッドは
ハイブリッドであることが弱点です
なんていうことを言うと、
ハイブリッドだからいいのに
何を言ってるのこの人は!?
って思われちゃうかもしれませんが
普段の仕事で部品を卸す仕事をしてると
ハイブリッド車の「怖さ」を
感じる出来事がちょこまかあります。
ご存知の通りハイブリッド車は
普通のガソリンなど車にはない
・駆動用モーター
・ハイブリッド用バッテリー
・インバーター
・電動エアコン
などハイブリッド特有の部品が
数多く採用されていますが
これらの部品が故障すると
どえらい修理代に発展して
燃費がよくて浮いたガソリン代など
一瞬にして吹飛ぶような状況に!
先日も某ハイブリッドの
ミニバンに乗る一般ユーザーさんから
悲痛なメッセージとともに
部品の問い合わせがあったのですが
その内容はというと・・・
駆動用バッテリーと、インバーターが故障して、ディーラーで82万と言われました。あまりにも高いので安い中古はありますでしょうか。宜しくお願いします。
いや~82万って・・・
これは極端な例かもですが
ハイブリッドの関連部品が故障すると
30万や40万はすぐ飛ぶので
故障した際に「高くつく」というのが
ハイブリッドの最大の弱点と言っても
過言ではありません!
注意点①:エンジンの中はキレイ?!
シビックハイブリッドの
中古を購入する前に注意したい、
必ず確認したいのが
エンジン内部が上の画像のように
汚なくなってないかということ。
オイル交換をサボっていると
こんなふうに内部にスラッジがたまり
エンジンが焼付いてしまったり
とんでもない状況に発展する危険性が!
2万kmもオイル交換しなかったお客さんのクルマ、
エンジンいっちゃったから中古で安いの探してって
整備工場さんからお問い合わせがきたことも!
そのため狙っている
シビックハイブリッドの
中古車があるなら
オイルフィラーキャップを開けて
キャップの裏やエンジンの内部が
汚れていないか要確認です。
ヘドロみたいなスラッジがベッタリついてたら
ちょっとヤバイです、そのクルマ!
もしこれをしっかり確認せず
エンジンの中がひどい個体を
あなたが中古で買ってしまったら
後々エンジン焼付きなどの
リスクがあなたに降りかかってきます!
また、オイル交換もされず
「乗りっぱなし」にされてたような
愛情なく乗られていた
中古車をつかんでしまったら
後になってからいろいろと
トラブルが出る可能性があるので
用心したいところ・・・
中古車のいわゆる
「当たり」「ハズレ」って
愛情もって乗られていたかが
大きく関与していると思います。
オイル交換のような
基本的なメンテナンスさえ
されていなかったようなクルマだと
下駄がわりにラフに運転されて
大切にされてなかったなんてことも
想像できてしまいます。
そんな状況ではなにかとヤレや
劣化がでてしまいがちですので、
ハズレの中古車をつかまないためにも
エンジンの中がキレイかどうかや
オイル交換とかが定期的にされてたかを
当たり、ハズレの判断材料の一つとして
チェックするのがおススメです^^
あと自分が中古車を買うときにチェックするポイントは
座席のサポート部分とかにひどいシワやヨレ、
擦れたり劣化がないかってのはよく見ます。
こういった部分も前述したような
「愛されていたかどうか」
「気遣いある扱いがされてたか」
といった前オーナー像がわかる
ポイントだと思っていますので。
注意点②:シビックハイブリッドはぶつけると高くつく
シビックハイブリッドの中古を
買ったらホントに注意したいのが
「ぶつけると修理代が高い」
ということ!
クルマはぶつけて壊せば
修理代が高くつくものですが、
それでもドアやバンパーなど
同色の中古部品が見つかれば
鈑金・塗装で修理するよりも
大幅に修理代を圧縮できます。
しかしシビックハイブリッドは
ドアやバンパー、ヘッドライト、
フェンダー、ドアミラーなど
みんなぶつけてしまうからなのか
それともちょっと不人気車で
絶対数の少なさが影響してなのか
中古の部品を探しても
なかなか見つからない状況です。
そんな状況だから珍しい色、
あまり見かけない車体色だと
ホント絶望的・・・!
このような事情があって
シビックハイブリッドをぶつけると
高い新品部品で板金塗装など
修理代が高くなりがちです!
すぐに10万や20万が飛んでいくような・・・
このような状況なのであなたも
シビックハイブリッドを買ったら
ぶつけると高くつくというのは
覚えておきたいポイントであります。
注意点③:走行不能になる危険性
平成17年9/9~18年10/24
の期間に生産された
シビックハイブリッドは、
電圧変換器=DC-DCコンバータの
ダイオードが損傷しているものがあり
電気ショートしてエンスト、
再始動できなくなる危険性から
リコールがアナウンスされた
経緯があるんです!
【国土交通省リコール情報】
https://www.mlit.go.jp/report/press/jidosha08_hh_000783.html
このリコールの改善措置としては、
DC-DCコンバーターを
良品に交換する
といった措置がとられていますが
このトラブルは実際に
少なくとも5件も発生して
リコールに発展していますし、
エンスト、再始動しないという
走行中にトラブルがでようものなら
後ろから突っ込まれる事故にも
なりかねない危険な内容だけに
あなたが狙っている
シビックハイブリッドの中古が
リコールに該当する車両なら
改善措置を受けたかどうか
しっかり確認するのが安心です。
でも「改善措置」なんて
別に確認なんかしなくたって
ちゃんとやってんじゃないの?
そう思うかもしれませんが
それがですね、そうでもないんです。
普段整備工場さんから
部品の問い合わせがきた時に
依頼された部品を調べてると
あれ?これリコールになってますよ
サービスキャンペーン対象なので
ディーラーに行けばタダですよ
なんてご案内することが
ちょこまかあります。
どんな経緯で改善措置を受けていない
状況になってしまったかは不明ですが
こういったやり取りも
日々の仕事の中で少なくないので
店頭で販売されている中古車が
必ずしもリコールの改善措置を
受けているとは限りません。
あなたが狙っている
シビックハイブリッドの中古が
リコールに該当するなら
改善措置を受けたかどうか
確実に確認したいところです!
注意点④:バッテリーの劣化が進んでいる危険性
ハイブリッド車のキモとも言うべき
モーター用バッテリーの劣化が
進行している恐れがあることから
平成17年9月~平成20年8月
の期間に生産された
シビックハイブリッドには
モーター用バッテリーに
「保証期間の延長」が
アナウンスされた経緯があります。
【ホンダ リコール情報】
https://www.honda.co.jp/recall/auto/other/100723.html
変更後の保証期間は
新車登録から7年または
走行距離16万kmまでと
従来の保証から期間にして+2年、
距離は+6万kmと伸びましたが
残念ながらいま現在は
延長された期間も経過したので
ハイブリッドバッテリーに
劣化やトラブルがでても
タダでは交換してもらえません。
わざわざ保証期間を延長したほど
トラブルが多かったとも言えるだけに
あなたが狙っている
シビックハイブリッドの中古が
平成17年9月~平成20年8月
の期間に生産された車両なら
注意したいポイントです。
⇒故障リスクを回避するには
最初にお話しした通り
シビックハイブリッドは
「ハイブリッド」であることが
魅力であり最大の弱点といえます。
ハイブリッド関連部品に
不具合やトラブルが発生すれば
フツーのガソリン車では考えられない
数十万コース覚悟といったような
超高額な修理代の請求書が
空からヒラヒラと舞い降ります。
そして低燃費で浮いたガソリン代など
一瞬にして吹飛ぶどころか
ハイブリッド意味ないじゃん(怒)
と、後悔しかねません・・・
距離を走った中古車であれば
いつ故障が起きてもおかしくないのは
認識しておきたいところですが
ハイブリッド関係以外にも
たとえば・・・
・セルモーター(スターター)
・オルタネーター(発電機)
・エアコンのコンプレッサー
・CVTミッション
・パワステ関係
・ドアミラーやパワーウインド関係
・センサー部品
・電装品etc.
と、経年劣化によって
故障が避けられない部品が
いろいろ潜んでいますが
あなたがシビックHVを買ってから
急に故障する可能性もゼロでは
ありません。。。
こればっかりはホントわかりません・・・
このようなリスクを回避するために
検討して損はないのが「保証」。
中古車販売店が独自に保証を
設定しているケースもありますし、
カーセンサーやグーといった媒体が
中古車に有償で保証をつけることも。
万一の不具合が発生した際に
保証でカバーしてもらえれば
修理代を自腹で払うことなく
クルマを直してもらえちゃうので
多少のコストがかかったとしても
保険として保証をつけるという
選択肢もアリだと思います。
一般ユーザーさんからメールで問い合わせが来る時に
「中古車を買って2週間ですが故障してしまって・・・」
「保証を付けてなかったので自費で修理になります・・・」
「そのため安いリビルト品を探してます・・・」
なんてメッセージが添えられてることも少なくありませんので!
⇒シビックハイブリッドの中古を買う前にもう一つだけ確認しておきたいこと
シビックハイブリッドの中古を
買うなら注意したいポイントなど
部品屋の視点でお伝えし、
リスク回避のこともお話ししました。
あとは狙っている
シビックハイブリッドの
中古車があるなら
どうすれば少しでも安く買えるか
っていうことですよね^^
中古車の場合は新車と違って
値引きといった概念がありませんし
もし値引きしてくれる中古車があれば
それは元々その分を見越して
車両価格が高めに設定されていると
考えてもいいと思います。
ではどうやって狙っている
シビックハイブリッドの
中古を安く買うか。
それはやっぱり
いま乗っているクルマを
高く買い取ってもらうこと
に尽きると思います。
自分もいまの部品屋の会社を
立ち上げて1年たった時に
やっと軌道に乗ってきたから
クルマ買い替えるか~と思って
ネットの中古車情報を見てたら
前から欲しかった
スカイラインクーペの中古車が
クルマで小一時間くらいの近所に
いいのがでていたんです^^
走行距離も1万㎞ちょっと、
ブレーキキャリパーが
対向4POTにカスタムされていて!
その時に乗ってた車は
新車で買って13年のアコード。
たしか13万㎞位走ってて
まあ過走行の部類ではあったんですが
6MTのスポーツグレードで
根強い人気があるモデルだから
10万や15万にはなるかな~
なんて考えてたんです。
で、スカイラインを見に行った時に
お店の人に下取りを聞いてみると
10年超えてるクルマは
ウチでは買取できないんですよね
なんてことを言われ!
乗ってきた愛車を見もしないでバッサリ・・・
まさか下取りがゼロとは
想像もしてなかったんで
これはけっこうショックで・・・
でも見に行ったクルマ
バリモノだったしどうしても欲しい、
だけど月々のローンは安くしないと
軌道に乗ったとはいえまだ綱渡りな
起業1年目なだけに恐いし。
そこで役に立ったのが無料一括査定。
買取できないなんて言われた
いままで乗ってきた13年落ちの車が
ホントに価値がないのか
ネットの一括査定で
ためしに確認してみたんです。
で、何社か回答きたのが
30万~40万!
これだけでもゼロ円からすると
とんでもなくいいですよね^^
でもこの時は結局
45万で買い取ってもらえました!
買取してくれた業者さん、
アコードの中古車を若いお客さんから
探してとバックオーダー受けてて
ちょうど自分のアコードが
そのお客さんの希望にあうとのことで
どうしても売って欲しいと。
で、45万で買い取ってもらえたから
無事お目当てのスカイラインクーペに
乗り換えすることができました^^
この後もいろいろと乗り換えましたが
一括査定が結局一番高く売れる印象があります。
オークション的なのもやってみましたが
思ったほど値があがらないことが多くて・・・
もしあなたも狙っている
シビックハイブリッドの
中古車があるなら
1~2分くらいの入力で
買取相場がチェックできるので
試してみる価値、アリだと思います。
いま乗っているクルマが
想像以上に買取相場が高ければ
高いうちに買い取ってもらって
お目当てのシビックハイブリッドに
予定を前倒で乗り換えることも
できちゃいますしね^^
まずは愛車の買取相場だけでも
確認してみてはいかがでしょうか?!
愛車を一括査定に依頼してみる
↓ ↓ ↓