ホンダシャトルの弱点や故障。【部品屋の視点】で解説するよ

ホンダシャトル 価格

その目を引き付ける
斬新なフロントマスクをはじめ

上質で洗練された雰囲気や
インテリアの質感も魅力的な
コンパクトミニバン・・・

ホンダ シャトル!

ホンダ シャトル 内装

シートアレンジをフラットにすれば
広大な積載スペースが生まれるだけでなく

車中泊にも使えるような
ユーティリティの高さや使い勝手の良さも
ホンダシャトルのうれしいポイント♪

ホンダシャトル 車中泊
ホンダシャトル 積載性

そんなホンダシャトルの
中古相場をチェックしてみると、

ガソリン車もハイブリッドも
コミコミ100万以下ぐらいのだと

10万km前後走ったのとか
事故歴(修復歴)アリなのが
多いな~って印象ですが、

予算を120万~130万ぐらいに上げれば
そこまで走ってない距離が浅いのが
見つかるような中古相場でしょうか!?

シャトルハイブリッド 欲しい

しかしあなたもホンダシャトルや
シャトルハイブリッドを中古で
狙っているなら気になるのは

買ってから故障や不具合がでないか
っていうことじゃないでしょうか。

全国の整備工場さんから
部品の問い合わせを受ける
「部品商」の仕事をする中で

ホンダシャトルの故障が多い箇所や
弱点を
部品屋の視点でお伝えします!

 





 

 

⇒弱点①:ガソリン車のエアコンの故障

カーエアコン参考画像

ガソリン車のホンダシャトルで
春~秋には整備工場さんから
意外とお問い合わせが多いのが

・エアコンのコンプレッサー

エアコンのガスを圧縮する
このコンプレッサーですが

特にホンダシャトルの
前期モデルは20015年に登場と
少し年数がたってきているだけに

経年劣化によるコンプレッサーの
焼付きや異音といったトラブルが
避けられない状況にあり

いつ壊れてもおかしくない
状況であるともいえます。

カーエアコン参考画像

エアコンをよく使う時期である
春~秋にかけて特に故障が多く

このエアコンのコンプレッサーの
お問い合わせも増えますが、

注意したいのが
修理代が高いということ。

上の画像にもあるように
エアコンはシステムで成り立っていて

コンプレッサーが焼付いたり
異音がでたりと故障したからといって

コンプレッサーそれだけを
交換すればいいという
単純な話しじゃありません・・・

カーエアコンシステム部品 参考画像

主に故障の原因になるのが
エキスパンションバルブという
髪の毛の細さ程度しかない
霧吹き器のノズル部分だったり、

リキッドタンクとよばれる
フィルターの役目がある部分で
スラッジなどが詰まり

異常高圧⇒コンプレッサーが故障
といった流れになることが多いので

コンプレッサーや関連したパーツの
部品代+工賃+ガス代と加わっていくと
10万や20万が飛んでいきます!
焼付きやロックでコンプレッサー内部の削れカスが
システム内に回っちゃうとコンデンサーの交換や、
配管も全部外して清掃など大事になっちゃいます・・・

 

 

⇒弱点②:ガソリン車のオルタネーターの故障

オルタネーター 発電機

次にホンダシャトルの中古で
注意したい部品がオルタネーター。

オルタネーターはバッテリーに
電気を供給する発電機ですが

発電時はキンキンに熱くなるため
経年劣化による故障が避けられません。
ヤケドするぐらい高熱になります!

そしてこの熱の影響なのか
こちらもコンプレッサーと同じく

特に夏場の暑い季節には
整備工場さんからお問合せが多く

修理交換となれば
安価なリビルト品で交換しても
部品代だけで5万コースは覚悟ですし、

そもそもオルタネーターが故障して
発電不良になればバッテリーがあがって
レッカーを呼んだりしたり

バッテリーも交換して・・・など
なにかと費用がかさみがちです!

 

 

⇒注意点①:シャトルハイブリッドは故障すると高くつく

ホンダシャトル ハイブリッド 維持費

 

シャトルハイブリッドは
「ハイブリッド」なのが弱点です!
・・・なんてことを言うと、

ハイブリッドだからいいのに
何を言ってるのこの人は!?

 

って思われちゃうかもしれませんが
普段仕事で部品を卸す仕事をしてると

ハイブリッド車の「怖さ」
感じる出来事がちょこまかあります。

ハイブリッドシステム 参考画像

 

ご存知の通りハイブリッド車は
普通のガソリンなど車にはない

・駆動用モーター

・ハイブリッド用バッテリー

・インバーター

・電動エアコンのコンプレッサー

などハイブリッド特有の部品が
数多く採用されていますが

これらの部品が故障すると
どえらい修理代に発展して

燃費がよくて浮いたガソリン代など
一瞬にして吹飛ぶような状況に!

先日も某ハイブリッドの
ミニバンに乗る一般ユーザーさんから

悲痛なメッセージとともに
部品の問い合わせがあったのですが
その内容はというと・・・

駆動用バッテリーと、インバーターが故障して、ディーラーで82万と言われました。あまりにも高いので安い中古はありますでしょうか。宜しくお願いします。

 

いや~82万って・・・

これは極端な例かもですが
ハイブリッドの関連部品が故障すると
30万や40万はすぐ飛ぶので

故障した際に「高くつく」というのが
ハイブリッドの最大の弱点と言っても
過言ではありません!

 

 

注意点②:シャトルハイブリッドは停車後に発進できなくなるトラブルに注意

デュアルクラッチミッション

シャトルハイブリッドに採用される
デュアルクラッチミッション(DCT)。

この7速DCTミッションの
制御プログラムが不適切なことから

緩い下り坂での停止直前に
ブレーキペダルを離すと
1速ギアが噛み合わず

停車後に発進できなくなる
危険性があるため

サービスキャンペーン
アナウンスされた経緯があります。

 

【ホンダリコール等情報】
https://www.honda.co.jp/recall/auto/campaign/190726_KC28.html

 

平成27年4/17~29年8/25
の期間に生産された

GP7:前輪駆動車

GP8:4WD車

 

これら各モデルの
シャトルハイブリッドが
このDCTミッションの不具合に該当し

改善措置としては、

DCT制御コンピューターを
対策プログラムに書き換える

といった措置が取られています。

走行不能になりかねない
ちょっと恐い内容なだけに

狙っているシャトルハイブリッドの
中古車がこの不具合に該当するなら

改善措置を受けたか
しっかり確認するのが安心です。

 

でもリコールとかの改善措置って
別に確認なんかしなくたって
ちゃんとやってんじゃないの?

 

と思うかもしれませんが
それがですね、そうでもないんです。

普段整備工場さんから
部品の問い合わせがきた時に
依頼された部品を調べてると

あれ?これリコール対象ですよ

ディーラーに行けば
タダで交換してもらえますよ

なんて案内することが
ちょこまかとあるんです。

どういう経緯で
リコールの改善措置を受けていない
状況になってしまったかは不明ですが

こういったやり取りも
日々の仕事の中で少なくないので

お目当ての中古車を買う前に
ちゃんとリコールの対策がされたか
履歴を確認しておくのが安心です。

 

 

⇒注意点③:ホンダシャトルはぶつけると高くつく!

板金修理

シャトルハイブリッドや
ホンダシャトルを中古で買ったら
ホントに注意したいのが

「ぶつけると修理代が高い」

ということ!

クルマはぶつけて壊せば
修理代が高くつくものですが、

それでもドアやバンパーなど
同色の中古部品が見つかれば

鈑金・塗装で修理するよりも
大幅に修理代を圧縮できます。

しかしホンダシャトルは
ドアやバンパー、ヘッドライト、
リヤゲートなど外装部品の中古が

みんなぶつけてしまうからなのか、
絶対数の少なさからなのか
なかなか見つからない状況です。
あったとしても状態が悪かったり・・・

そんな状況だから
あまり見かけない車体色だと
ホント絶望的です・・・!

で、特に注意したいのは
「リヤゲート」をぶつけて壊すと
大変な目にあうということ。

ホンダシャトル 注意点

ハッチバックのクルマ特有の
上に開くこのハッチゲート。

この画像からもわかるように
ホンダシャトルはリヤバンパーの
厚みがなく非常に薄いので

後ろまわりをぶつけると
リヤゲートもグッチャリといく
危険性がありますが

このリヤゲート修理代が
刺激的に高いんです・・・

運よく同じ色の中古が見つかっても
10万ぐらいすぐに飛んでいきますし、

板金修理できないほど
ガッツリと凹ませた時には

新品のリヤゲートに塗装して
ガラスを脱着して・・・と、
20万コース覚悟みたいな!

板金修理

このような状況なのであなたも
ホンダシャトルを中古で買ったら

ぶつけると高くつくというのは
覚えておきたいポイントであります!

 

 

⇒注意点④:エンジンの中はキレイ?!

エンジン内部の汚れ

ホンダシャトルの中古を
購入する前に注意したい、
必ず確認したいのが

エンジン内部が上の画像のように
汚なくなってないかということ。

オイル交換をサボっていると
こんなふうに内部にスラッジがたまり

エンジンが焼付いてしまったり
とんでもない状況に発展する危険性が!

2万kmもオイル交換しなかったお客さんなんだけど
エンジンいっちゃったから中古で安いの探してって
整備工場さんからお問い合わせがきたことも!

そのため狙っている
ホンダシャトルの中古車があるなら

オイルフィラーキャップを開けて
キャップの裏やエンジンの内部
汚れていないか要確認です。

エンジン内部の汚れ
ヘドロみたいなスラッジがベッタリついてたら
ちょっとヤバイです、そのクルマ!

もしこれをしっかり確認せず
エンジンの中がひどい個体を
あなたが中古で買ってしまったら

後々エンジン焼付きなどの
リスクがあなたに降りかかってきます!

また、オイル交換もされず
「乗りっぱなし」にされてたような

愛情なく乗られていた
中古車をつかんでしまったら

後になってからいろいろと
トラブルが出る可能性があるので
用心したいところ・・・

中古車のいわゆる
「当たり」「ハズレ」って
愛情もって乗られていたかが
大きく関与していると思います。

オイル交換のような
基本的なメンテナンスさえ
されていなかったようなクルマだと

下駄がわりにラフに運転されて
大切にされてなかったなんてことも
想像できてしまいます。

そんな状況ではなにかとヤレ
劣化がでてしまいがちですので、

ハズレの中古車をつかまないためにも
エンジンの中がキレイかどうかや

オイル交換とかが定期的にされてたかを
当たり、ハズレの判断材料の一つとして
チェックするのがおススメです^^

あと自分が中古車を買うときにチェックするポイントは
座席のサポート部分とかにひどいシワやヨレ、
擦れたり劣化がないかってのはよく見ます。

こういった部分も前述したような
「愛されていたかどうか」
「大切に乗られていたか」
がわかるポイントだと思っていますので。

オイル交換

 

 

故障リスクを回避するには

ホンダシャトル 中古車

年数のたった、距離を走った
シャトルハイブリッドや
ホンダシャトルの中古車は

経年劣化によって
いつ故障が起きてもおかしくないのは
認識しておきたいところです。

弱点のところでお話した
エアコンやオルタネーターの他にも
例えば・・・

・セルモーター(スターター)
セルモーターの参考画像

・CVTや7速DCT
CVT 参考画像

・センサー部品
センサー部品の参考画像

・ドアミラーやパワーウインド関係
ホンダシャトル 故障

 

など、経年劣化によって
故障が避けられない部品が
いろいろ潜んでいますが

あなたがホンダシャトルを
中古で買ってからすぐに故障する
可能性もゼロではありません。
こればっかりはホントわかりません・・・

 

このようなリスクを回避するために
検討して損はないのが「保証」

中古車販売店が独自に保証を
設定しているケースもありますし、

カーセンサーやグーといった媒体が
中古車に有償で保証をつけることも。

万一の不具合が発生した際に
保証でカバーしてもらえれば

修理代を自腹で払うことなく
クルマを直してもらえちゃうので

多少のコストがかかったとしても
保険として保証をつけるという
選択肢もアリだと思います。

一般ユーザーさんからメールで問い合わせが来る時に
「中古車を買って2週間ですが故障してしまって・・・」
「保証を付けてなかったので自費で修理になります・・・」
「そのため安いリビルト品を探してます・・・」
なんてメッセージが添えられてることも少なくありませんので!

 

 

⇒ホンダシャトルの中古を買う前にもう一つだけ確認しておきたいこと

シャトルハイブリッド 中古

ホンダシャトルの
中古車で気をつけたい

・エアコンの故障

・オルタネーターの故障

・ハイブリッド車の故障

・DCTミッションのトラブル

・エンジンの中はキレイか

・ぶつけると高くつく

 

などトラブルが多い弱点など
部品屋の視点でお伝えし、
リスク回避のこともお話ししました。

あと残るは狙っている
ホンダシャトルの中古を

どうすれば少しでも安く買えるか
っていうことですよね^^

シャトルハイブリッド 価格

中古車の場合は新車と違って
値引きといった概念がありませんし
もし値引きしてくれる中古車があれば

それは元々その分を見越して
車両価格が高めに設定されていると
考えてもいいと思います。

ではどうやって狙っている
ホンダシャトルの中古を安く買うか。

それはやっぱり

いま乗っているクルマを
高く買い取ってもらうこと

に尽きると思います。

中古車 買取

自分もいまの部品屋の会社を
立ち上げて1年たった時に

やっと軌道に乗ってきたから
クルマ買い替えるか~と思って
ネットの中古車情報を見てたら

前から欲しかった
V35スカイラインクーペの中古が

クルマで小一時間くらいの
近所にいいのがでてたんです^^

走行距離も1万㎞ちょっと、
ブレーキキャリパーが
対向4POTにカスタムされてて!

その時に乗ってた車は
新車で買って13年のアコード。

たしか13万㎞位走ってて
過走行の部類ではあったんですが

6MTのスポーツグレードで
根強い人気があるモデルだから

10万や15万にはなるかな~
なんて考えてたんです。

で、スカイラインを見に行った時に
お店の人に下取りを聞いてみると

10年超えてるクルマは
ウチでは買取できないんですよね

なんてことを言われ!

 

まさか下取りがゼロとは
想像もしてなかったんで
これはけっこうショックで・・・
乗ってきたクルマを見もせずに言われましたし!

でも見に行ったスカイラインの中古
バリモノだからどうしても欲しい、

だけど月々のローンは安くしないと
軌道に乗ったとはいえまだ綱渡りな
起業1年目なだけに恐いし。

そこで役に立ったのが無料一括査定。

買取できないなんて言われた
いままで乗ってきた13年落ちの車が
ホントに価値がないのか

ネットの一括査定で
ためしに確認してみたんです。

で、何社か回答きたのが
30万~40万!

これだけでもゼロ円からすると
とんでもなくいいですよね^^

でもこの時は結局
45万で買い取ってもらえました!

買取してくれた業者さん、
アコードの中古車を若いお客さんから
探してとバックオーダー受けてて

ちょうど自分のアコードが
そのお客さんの希望にあうとのことで
どうしても売って欲しいと。

で、45万で買い取ってもらえたから
無事お目当てのスカイラインクーペに
乗り換えすることができました^^

CPV35

この後もいろいろと乗り換えましたが
一括査定が結局一番高く売れる印象があります。
オークション的なのもやってみましたが
思ったほど値があがらないことが多くて・・・

もしあなたも狙っている
ホンダシャトルの中古があるなら

1~2分くらいの入力で
買取相場がチェックできるので
試してみる価値、アリだと思います。

いま乗っているクルマが
想像以上に買取相場が高ければ
高いうちに買い取ってもらって

お目当てのホンダシャトルに
予定を前倒で乗り換えることも
できちゃいますしね^^

まずはあなたも愛車の買取相場、
チェックしてはいかがでしょうか!?

愛車を一括査定に依頼してみる
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