三菱アイの気になる弱点や故障。【部品屋の視点】で解説するよ

三菱アイ 評価

美しすぎるその姿は
もはや罪・・・

三菱アイ!

後部座席の下にエンジンを搭載した
ミドシップレイアウトだから描けた
その斬新で未来的なデザインは

年月を経ても
色あせることがないどころか
より一層の輝きを放つもの・・・

三菱アイ 維持費

前にエンジンがない
ミッドシップだからかなのか
小回りがよくきくし、

見晴らし、見通しもいいから
運転がしやすいのもいい^^

ただ、デザイン優先の
パッケージングのせいか

室内は狭すぎることはないけれども
広々ゆったり・・・ってこともないのは
ご愛敬といったところ!?

三菱アイ 居住性
三菱アイ 内装

そんな絵になる軽の三菱アイの
中古相場をチェックしてみると、

コミコミ30万以下の安いやつは
軒並み10万kmオーバーの過走行車や
事故歴(修復歴)アリが多いですが

探してみれば全然走ってない
距離浅なのも見つかり

不人気車だからなのか
はたまた乗り手を選ぶからなのか
お買い得な中古相場だな~と!

三菱アイ 価格

でも、三菱アイは
2006年に登場し

最終後期型でも2013年と
年数がたっているだけに

気になるのは買ってから
急に故障や不具合がでないかって
いうことじゃないでしょうか?!

 

「部品屋の立場」からすると
三菱アイには弱点といえる

故障やトラブルが多い
高額修理になってしまう部品が
いくつかあります・・・

今回は三菱アイを
中古で買うなら注意したい

弱点、トラブルが多い部分
解説していきますよ~!

 





 

 

弱点①:エアコンのコンプレッサー

カーエアコン

三菱アイの中古車で注意したい
年数や距離を走ればトラブルが
避けられない部品なのが・・・

・エアコンのコンプレッサー

エアコンのガスを圧縮する
このコンプレッサーですが、

経年劣化によるコンプレッサーの
焼付きや異音といったトラブルが
避けられない状況にあり

年数や距離を走った
三菱アイの中古車では

いつ壊れてもおかしくない
状況であるともいえます。

カーエアコン参考画像

エアコンをよく使う時期である
春~秋にかけて特に故障が多く

このエアコンのコンプレッサーの
お問い合わせも増えますが、

注意したいのが
修理代が高いということ。

上の画像にもあるように
エアコンはシステムで成り立っていて

コンプレッサーが焼付いたり
異音がでたりと故障したからといって

コンプレッサーそれだけを
交換すればいいという
単純な話しじゃありません・・・

カーエアコンシステム部品 参考画像

主に故障の原因になるのが
エキスパンションバルブという
髪の毛の細さ程度しかない
霧吹き器のノズル部分だったり、

リキッドタンクとよばれる
フィルターの役目がある部分で
スラッジなどが詰まり

異常高圧⇒コンプレッサーが故障
といった流れになることが多いので

コンプレッサーや関連したパーツの
部品代+工賃+ガス代と加わっていくと
10万や20万が飛んでいきます!
焼付きやロックでコンプレッサー内部の削れカスが
システム内に回っちゃうとコンデンサーの交換や、
配管も全部外して清掃など大事になっちゃいます・・・

 

 

弱点②:オルタネーター(発電機)

オルタネーター 発電機

次に三菱アイの中古で注意したい
故障が避けられない弱点な部品が・・・
オルタネーター!

オルタネーターはバッテリーに
電気を供給する発電機ですが

発電時はキンキンに熱くなるため
経年劣化による故障が避けられません。

この熱の影響なのか
コンプレッサーと同じく

特に夏場の暑い時期には
整備工場さんからお問合せが多く

修理交換となれば
安価なリビルト品で交換しても
5万コース覚悟の高額修理ですし、

そもそもオルタネーターが故障して
発電不良になればバッテリーがあがって

レッカー呼んだりしたり
バッテリーも交換して・・・など
なにかと費用がかさみがちです!

 

 

注意点①:エンジンの中はキレイ?!

エンジン内部の汚れ

 

三菱アイの中古を
購入するなら注意したい、
必ず確認したいのが

エンジン内部が上の画像のように
汚なくなってないかということ。

オイル交換をサボっていると
こんなふうに内部にスラッジがたまり

エンジンが焼付いてしまったり
とんでもない状況に発展する危険性が!

エンジンいっちゃったから中古で安いの探してって
お問い合わせも意外と多いんで笑えない状況です!

 

そのためお目当ての
三菱アイの中古車があるなら
購入前に必ず確認したいのが

オイルフィラーキャップを開けて
キャップの裏やエンジンの内部
汚れていないかということ。

エンジン内部の汚れ
ドロドロなヘドロみたいなスラッジがついてたら
ちょっとヤバイです、そのクルマ!

もしこれをしっかり確認せず
エンジンの中がひどい個体を
あなたが中古で買ってしまったら

後々エンジン焼付きなど高額故障の
リスクがあなたに降りかかってきます!

※またあなたが狙っているアイがターボ車なら
特に定期的にオイル交換がされていたかのメンテナンス歴を
しっかり確認しておきたいところです。

そうでないとタービンの故障によって
10万コースは覚悟の高額修理のリスクが
あなたに降りかかってきます!

ターボの参考画像

また、オイル交換もされず
「乗りっぱなし」にされてたような

愛情なく乗られていた
中古車をつかんでしまったら

後になってからいろいろと
トラブルが出る可能性があるので
用心したいところ・・・

三菱アイ 価格

中古車のいわゆる
「当たり」「ハズレ」って
愛情もって乗られていたかが
大きく関与していると思います。

オイル交換のような
基本的なメンテナンスさえ
されていなかったようなクルマだと

下駄がわりにラフに運転されて
大切にされてなかったなんてことも
想像できてしまいます・・・。

そんな状況ではなにかとヤレ
劣化がでてしまいがちですので、

ハズレをつかまないためにも
エンジンの中がキレイかどうかや

オイル交換とかがされていたかを
当たり、ハズレの判断材料の一つとして
チェックするのがおススメです^^

あと自分が中古車を買うときにチェックするポイントは
座席のサポート部分とかにひどいシワやヨレ、
擦れたり劣化がないかってのはよく見ます。

こういった部分も前述したような
「愛されていたかどうか」
「丁寧に乗られていたか」
がわかる
ポイントだと思っていますので。

オイル交換

 

 

注意点②:三菱iはぶつけると高くつく!

板金修理

三菱アイの中古を買ったら
ホントに注意したいのが

「ぶつけると修理代が高い」

ということ!

クルマはぶつけて壊せば
修理代が高くつくものですが、

それでもドアやバンパーなど
同色の中古部品が見つかれば

鈑金・塗装で修理するよりも
大幅に修理代を圧縮できます。

しかし三菱アイの
ドアやバンパー、ヘッドライト、
リヤゲートなど外装部品の中古が

みんなぶつけてしまうからなのか、
はたまた絶対数の少なさゆえか
意外と見つからない状況です。
見つかっても状態が悪かったり!

そんな状況だから珍しい色、
あまり見かけない車体色だと
ホント絶望的・・・!

 

ちなみに気になる
新品の部品定価はというと・・・

フロントバンパー:約5万円

リヤバンパー:約5.2万円

※バンパー類は塗装されてない状態での在庫に
順次移行しているので無塗装だった場合には
バンパー代+塗装代が5万とか別途かかり高額に!

フェンダー:約2.1万円+塗装代

リヤドア:約1.5万円+塗装代

ドアミラー:約2.2万円

 

う~ん・・・マンダム・・・

中古車価格は安くても
部品の定価は思いのほか
いい値段してます・・・

で、三菱アイで特に注意したいのは
「リヤゲート」をぶつけて壊すと
大変な目にあうということ。

三菱アイ 注意点

ハッチバックのクルマ特有の
上に開くこのリアのハッチゲート。

この画像からもわかるように
三菱アイのリヤバンパーは
薄いデザインなので

後ろまわりをぶつけると
リヤゲートもグッチャリといく
危険性がありますが

このリヤゲート修理代が
刺激的に高いんです・・・

運よく同じ色の中古が見つかっても
10万前後が飛んでいきますし、

タイミング悪く中古で同色の
リヤゲートが見つからず

さらには板金修理できないほど
ガッツリと凹ませた時には

新品のリヤゲートに塗装して
ガラスを脱着して・・・と、
20万コースも覚悟みたいな!

板金修理

 

このような状況なのであなたも
三菱アイを中古で買ったら

ぶつけると高くつくというのは
覚えておきたいポイントであります。

 

注意点③:4速オートマの不具合

三菱i 中古

三菱アイのオートマには
注意したいリコールがあります。

 

変速ショックや変速不良がでたり
バックができなくなる危険性

 

【国土交通省リコール情報】
https://www.mlit.go.jp/report/press/jidosha08_hh_001754.html
三菱 日産 4AT リコール

4速オートマの油圧制御装置である
バルブボディのストッパプラグという
部品の材質が不適切なことから破損し

適切な油圧が保てなくなって
変速時にショックがでたり
変速しない、バックできなくなる

といった不具合が発生する
危険性があることから

リコールがアナウンスされた
経緯があるんです!

三菱i 燃費

平成17年12/25~20年4/22
に生産された三菱アイが
このリコールに該当し

改善措置としては、

対策ブラケットの追加

バルブボデーを対策品に交換

といった措置がとられていますが、

このトラブルは他の車種も含め
少なくとも2838件も発生して
リコールになっているだけに

あなたが狙っている
三菱アイの中古車が該当するなら

改善措置を受けたかどうか
しっかり確認したいところです。

 

でもリコールとかの改善措置って
別に確認なんかしなくたって
ちゃんとやってんじゃないの?

 

と思うかもしれませんが
それがですね、そうでもないんです。

普段整備工場さんから
部品の問い合わせがきた時に
依頼された部品を調べてると

あれ?これリコール対象ですよ

ディーラーに行けば
タダで交換してもらえますよ

なんて案内することが
ちょこまかあるんです。

どういう経緯で
リコールの改善措置を受けていない
状況になってしまったかは不明ですが

こういったやり取りも
日々の仕事の中で少なくないので

お目当ての三菱アイの中古を買う前に
ちゃんとリコールの対策がされたか
履歴を確認しておくのが安心です!

 

 

故障リスクを回避するには

三菱i 試乗

年数のたった、距離を走った
三菱 アイの中古車は

経年劣化でいつ故障が起きても
おかしくないのは認識して
おきたいところです。

弱点のところでご紹介した
エアコンのコンプレッサーや

オルタネーターなどの他にも
注意したい部品として例えば・・・

・セルモーター(スターター)
セルモーターの参考画像

・オートマミッション
オートマ 参考画像

・ドアミラーやパワーウインド関係
三菱i 故障

・ラジエター
ラジエター 参考画像

・センサー部品
センサー部品の参考画像

など、経年劣化によって
故障が避けられない部品が
いろいろ潜んでいますが

あなたが三菱iの中古を買ってから
すぐに故障する可能性も
ゼロではありません。
こればっかりはホントわかりません・・・

 

このようなリスクを回避するために
検討して損はないのが「保証」

中古車販売店が独自に保証を
設定しているケースもありますし、

カーセンサーやグーといった媒体が
中古車に有償で保証をつけることも。

万一の不具合が発生した際に
保証でカバーしてもらえれば

修理代を自腹で払うことなく
クルマを直してもらえちゃうので

多少のコストがかかったとしても
保険として保証をつけるという
選択肢もアリだと思います。

一般ユーザーさんからメールで問い合わせが来る時に
「中古車を買って2週間ですが故障してしまって・・・」
「保証を付けてなかったので自費で修理になります・・・」
「そのため安いリビルト品を探してます・・・」
なんてメッセージが添えられてることも少なくありませんので!

 

 

⇒三菱 アイの中古を買う前にもう一つだけ確認しておきたいこと

三菱i 欲しい

その美しいデザインだけでも価値がある
と言っても過言ではない三菱アイの
中古車を買うなら気をつけたい

・エアコンの故障

・オルタネーターの故障

・エンジンの中はキレイか

・ぶつけると高くつく

・オートマの不具合

などトラブルが多い弱点など
部品屋の視点でお伝えし、
リスク回避のこともお話ししました。

あと残るは狙っている
三菱アイの中古車を

どうすれば少しでも安く買えるか
っていうことですよね^^

三菱アイ 口コミ

中古車の場合は新車と違って
値引きといった概念がありませんし
もし値引きしてくれる中古車があれば

それは元々その分を見越して
車両価格が高めに設定されていると
考えてもいいと思います。

ではどうやって狙っている
三菱アイの中古を安く買うか。

それはやっぱり

いま乗っているクルマを
高く買い取ってもらうこと

に尽きると思います。

中古車 買取

自分もいまの部品屋の会社を
立ち上げて1年たった時に

やっと軌道に乗ってきたから
クルマ買い替えるか~と思って
ネットの中古車情報を見てたら

前から欲しかった
V35スカイラインクーペの中古が

クルマで小一時間くらいの
近所にいいのがでてたんです^^

走行距離も1万㎞ちょっと、
ブレーキキャリパーが
対向4POTにカスタムされてて!

その時に乗ってた車は
新車で買って13年のアコード。

たしか13万㎞位走ってて
過走行の部類ではあったんですが

6MTのスポーツグレードで
根強い人気があるモデルだから

10万や15万にはなるかな~
なんて考えてたんです。

で、スカイラインを見に行った時に
お店の人に下取りを聞いてみると

10年超えてるクルマは
ウチでは買取できないんですよね

なんてことを言われ!

まさか下取りがゼロとは
想像もしてなかったんで
これはけっこうショックで・・・
乗ってきたクルマを見もせずに言われましたし!

でも見に行ったスカイラインの中古
バリモノだからどうしても欲しい、

だけど月々のローンは安くしないと
軌道に乗ったとはいえまだ綱渡りな
起業1年目なだけに恐いし。

そこで役に立ったのが無料一括査定。

買取できないなんて言われた
いままで乗ってきた13年落ちの車が
ホントに価値がないのか

ネットの一括査定で
ためしに確認してみたんです。

で、何社か回答きたのが
30万~40万!

これだけでもゼロ円からすると
とんでもなくいいですよね^^

でもこの時は結局
45万で買い取ってもらえました!

買取してくれた業者さん、
アコードの中古車を若いお客さんから
探してとバックオーダー受けてて

ちょうど自分のアコードが
そのお客さんの希望にあうとのことで
どうしても売って欲しいと。

で、45万で買い取ってもらえたから
無事お目当てのスカイラインクーペに
乗り換えすることができました^^

CPV35

この後もいろいろと乗り換えましたが
一括査定が結局一番高く売れる印象があります。
オークション的なのもやってみましたが
思ったほど値があがらないことが多くて・・・

もしあなたも狙っている
三菱アイの中古があるなら

1~2分くらいの入力で
買取相場がチェックできるので
試してみる価値、アリだと思います。

いま乗っているクルマが
想像以上に買取相場が高ければ
高いうちに買い取ってもらって

お目当ての三菱アイの中古に
予定を前倒で乗り換えることも
できちゃいますしね^^

まずはあなたも愛車の買取相場、
チェックしてはいかがでしょうか!?

愛車を一括査定に依頼してみる
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