CX-7の弱点や故障。【部品屋の視点】で解説するよ

マツダCX-7 欲しい

 

まるで外車のような異様なオーラを放つ
スタイリッシュなSUV・・・

マツダ CX-7!

北米向けに開発されたCX-7ゆえに
1870mmという横幅はレクサスの
LS460と同等のワイドボディ。

そしてSUVとして比較的低い
1645mmの全高(日産ムラーノは1700mm)
という独特なサイズが

スポーティで他車にはない
異様なオーラを感じさせるのか。

※またCX-7はフロントガラスがスポーツカーのように寝ていてSUVとは思えないそのAピラーの角度が攻めたデザインに貢献しているのは言うまでもなく!

CX-7 デザイン

 

そしてドアを開けてみれば
ラグジュアリーな空間が広がり

外観の美しさだけでなく
インテリアの雰囲気の良さも

あなたに大きな満足と優越感を
もたらしてくれるはず・・・

マツダ CX-7 質感
マツダ CX-7 内装

 

そんなマツダ CX-7の
中古相場をチェックしてみると、

コミコミ80万ぐらいで
そこまで走ってないCX-7の
中古が見つかるような

お買い得な中古車相場だな~と!

マツダ CX-7 積載性

 

でも、マツダ CX-7は
最終後期型でも2011年と
年数がたってきているだけに

気になるのは買ってから
急に故障や不具合がでないかって
いうことじゃないでしょうか?!

 

「部品屋の立場」からすると
マツダ CX-7は弱点といえる

故障やトラブルが多い
高額修理になってしまう部品が
いくつかあります・・・

今回はマツダ CX-7を
中古で買うなら注意したい

弱点、トラブルが多い部分
解説していきますよ~!

 





 

 

弱点①:エアコンのコンプレッサー

カーエアコン

CX-7の中古車で注意したい
年数や距離を走ればトラブルが
避けられない部品なのが・・・

・エアコンのコンプレッサー

エアコンのガスを圧縮する
このコンプレッサーですが、

経年劣化によるコンプレッサーの
焼付きや異音といったトラブルが
避けられない状況にあり

年数や距離を走った
マツダ CX-7の中古車では

いつ壊れてもおかしくない
状況であるともいえます。

カーエアコン参考画像

エアコンをよく使う時期である
春~秋にかけて特に故障が多く

このエアコンのコンプレッサーの
お問い合わせも増えますが、

注意したいのが
修理代が高いということ。

上の画像にもあるように
エアコンはシステムで成り立っていて

コンプレッサーが焼付いたり
異音がでたりと故障したからといって

コンプレッサーそれだけを
交換すればいいっていうような
単純な話しじゃありません・・・

カーエアコンシステム部品 参考画像

主に故障の原因になるのが
エキスパンションバルブという
髪の毛の細さ程度しかない
霧吹き器のノズル部分だったり、

リキッドタンクとよばれる
フィルターの役目がある部分で
スラッジなどが詰まり

異常高圧⇒コンプレッサーが故障
といった流れになることが多いので

コンプレッサーや関連したパーツの
部品代+工賃+ガス代と加わっていくと
10万や20万が飛んでいきます!
焼付きやロックでコンプレッサー内部の削れカスが
システム内に回っちゃうとコンデンサーの交換や、
配管も全部外して清掃など大事になっちゃいます・・・

※CX-7というレア車ゆえに新品より安価なリビルト品の
コンプレッサーの在庫がないことが多いのも
注意したいポイントです・・・

 

 

弱点②:オルタネーター(発電機)

オルタネーター 発電機

次にCX-7の中古で注意したい
故障が避けられない弱点な部品が・・・
オルタネーター!

オルタネーターはバッテリーに
電気を供給する発電機ですが

発電時はキンキンに熱くなるため
経年劣化による故障が避けられません。

この熱の影響なのか
コンプレッサーと同じく

特に夏場の暑い時期には
整備工場さんからお問合せが多く

修理交換となれば
安価なリビルト品で交換しても
5万コース覚悟の高額修理ですし、

そもそもオルタネーターが故障して
発電不良になればバッテリーがあがって

レッカー呼んだりしたり
バッテリーも交換して・・・など
なにかと費用がかさみがちです!

 

 

弱点③:直噴エンジンゆえのアイドリング不調、エンジン不調

マツダ CX-7 エンジントラブル

 

マツダ CX-7で注意したいのが
エンジン不調、アイドリング不調。

 

これらエンジン不調の
トラブル原因となるのが「直噴」。

いまでこそ直噴エンジンは
燃費とパワーの両立のため
いろいろな車種で採用されて

特にコレといった
不具合がでないように
よく制御されていますが

CX-7が登場した当時の
直噴エンジンはまだまだ技術的に
背伸びした感があり

年数や距離を走れば
エンジン不調やアイドリング不調の
トラブルが少なくありません。

吸気系 スラッジ堆積

 

上のイメージ画像のように
スロットルや吸気バルブなどに
スラッジが堆積しやすく

CX-7は年数がたっているだけに
基本的には吸気系は汚れている
可能性が高いので

中古車を購入する際には
アイドリングが安定しているか
変な振動などがないか確認し、

試乗できるのであれば
加速不良などの違和感がないか
しっかりチェックしたいところです。

そしてCX7の中古を購入した後は
定期的に燃料添加剤などで

クリーンに保ってあげるように
気を使ってあげるのがおススメです。

また、余談ですが可変バルブがらみのエンジン異音やエンジンオイルの減少、マフラーからの白煙などCX-7をはじめMPVなどに搭載されたL3-VDTの直噴ターボエンジンは持病とも言うべきトラブルがあります。特にマフラーからの白煙は「ベンチレーションキット」と言われる対策部品が出されたりしていますが、あなたが狙っているCX-7の中古が前期モデルであれば整備記録簿をチェックしてエンジンがらみの整備を受けているか確認したいところ。対策部品で整備されていれば安心ですので^^

 

 

注意点①:エンジンの中はキレイ?!

エンジン内部の汚れ

 

マツダ CX-7の中古を
購入するなら注意したい、
必ず確認したいのが

エンジン内部が上の画像のように
汚なくなってないかということ。

オイル交換をサボっていると
こんなふうに内部にスラッジがたまり

エンジンが焼付いてしまったり
CX-7はターボ車ゆえにタービン故障など
とんでもない状況に発展する危険性が!

整備工場さんから軽自動車とか中古エンジンの問い合わせを受けた時に在庫状況を調べていると、15万kmとか距離を走っていてもエンジンの中がホントにキレイでオイル交換ちゃんとしてたんだろうな~っていうのもあれば、5~6万kmぐらいでもスラッジやオイル焼けで中が汚くてなんじゃこりゃっていうのもあります!

 

そのためお目当ての
CX-7の中古車があるなら
購入前に必ず確認したいのが

オイルフィラーキャップを開けて
キャップの裏やエンジンの内部
汚れていないかということ。

エンジン内部の汚れ
ドロドロなヘドロみたいなスラッジがついてたら
ちょっとヤバイです、そのクルマ!

 

もしこれをしっかり確認せず
エンジンの中がひどい個体を
あなたが中古で買ってしまったら

後々エンジン焼付きなど高額故障の
リスクがあなたに降りかかってきます!

 

また、オイル交換もされず
「乗りっぱなし」にされてたような

愛情なく乗られていた
中古車をつかんでしまったら

後になってからいろいろと
トラブルが出る可能性があるので
用心したいところ・・・

マツダ CX-7 維持費

 

中古車のいわゆる
「当たり」「ハズレ」って
愛情もって乗られていたかが
大きく関与していると思います。

オイル交換のような
基本的なメンテナンスさえ
されていなかったようなクルマだと

下駄がわりにラフに運転されて
大切にされてなかったなんてことも
想像できてしまいます・・・。

そんな状況ではなにかとヤレ
劣化がでてしまいがちですので、

ハズレをつかまないためにも
エンジンの中がキレイかどうかや

オイル交換とかがされていたかを
当たり、ハズレの判断材料の一つとして
チェックするのがおススメです^^

あと自分が中古車を買うときにチェックするポイントは
座席のサポート部分とかにひどいシワやヨレ、
擦れたり劣化がないかってのはよく見ます。

こういった部分も前述したような
「愛されていたかどうか」
「丁寧に乗られていたか」
がわかる
ポイントだと思っていますので。

オイル交換

 

 

注意点②:CX-7はぶつけると高くつく!

板金修理

 

CX-7の中古を買ったら
ホントに注意したいのが

「ぶつけると修理代が高い」

ということ!

クルマはぶつけて壊せば
修理代が高くつくものですが、

それでもドアやバンパーなど
同色の中古部品が見つかれば

鈑金・塗装で修理するよりも
大幅に修理代を圧縮できます。

しかしCX-7の
ドアやバンパー、ヘッドライト、
リヤゲートなど外装部品の中古が

みんなぶつけてしまうからなのか、
それとも絶対数の少なさからか
ホント見つからない状況です。
見つかっても状態が悪かったり!

そんな状況だから珍しい色、
あまり見かけない車体色だと
ホント絶望的・・・!

 

ちなみに気になる
新品の部品定価はというと・・・

フロントバンパー:約4.6万+塗装代

前フェンダー:約2.7万+塗装代

前後ドア:各約4.4万+塗装代

テールランプ:約3万
整備工場さんなどからお問い合わせが来るときに「電球の熱で溶けちゃって~」という事情で安い中古を探してといわれることが多いのであなたが狙っているCX-7の中古車のテールランプも溶けたり劣化がないか要チェックです!

ヘッドライト:約7万

 

 

う~ん・・・マンダム・・・

中古車価格は安くても
部品の定価はいい値段してます・・・

で、CX7で特に注意したいのは
「リヤゲート」をぶつけて壊すと
大変な目にあうということ。

マツダ CX7 注意点

ハッチバックのクルマ特有の
上に開くこのリアのハッチゲート。

この画像からもわかるように
CX-7のリヤバンパーは
厚みがあまりないので

後ろまわりをぶつけると
リヤゲートもグッチャリといく
危険性がありますが

このリヤゲート修理代が
刺激的に高いんです・・・

運よく同じ色の中古が見つかっても
10万前後が飛んでいきますし、

タイミング悪く中古で同色の
リヤゲートが見つからず

さらには板金修理できないほど
ガッツリと凹ませた時には

新品のリヤゲートに塗装して
ガラスを脱着して・・・と、
20万や30万が飛んでいくような!

板金修理

 

このような状況なのであなたも
CX-7を中古で買ったら

ぶつけると高くつくというのは
覚えておきたいポイントであります。

 

 

⇒CX-7の中古、故障リスクを回避するには

マツダ CX-7 評価

 

年数のたった、距離を走った
マツダCX-7の中古車は

経年劣化でいつ故障が起きても
おかしくないのは認識して
おきたいところです。

弱点のところでご紹介した
エアコンのコンプレッサーや

オルタネーターなどの他にも
注意したい部品として例えば・・・

・セルモーター(スターター)
セルモーターの参考画像

・オートマミッション
オートマ 参考画像

・ドアミラーやパワーウインド関係
CX-7 故障

・センサー部品
センサー部品の参考画像

など、経年劣化によって
故障が避けられない部品が
いろいろ潜んでいますが

あなたがCX-7を買ってから
すぐに故障する可能性も
ゼロではありません。
こればっかりはホントわかりません・・・

 

このようなリスクを回避するために
検討して損はないのが「保証」

中古車販売店が独自に保証を
設定しているケースもありますし、

カーセンサーやグーといった媒体が
中古車に有償で保証をつけることも。

万一の不具合が発生した際に
保証でカバーしてもらえれば

修理代を自腹で払うことなく
クルマを直してもらえちゃうので

多少のコストがかかったとしても
保険として保証をつけるという
選択肢もアリだと思います。

一般ユーザーさんからメールで問い合わせが来る時に
「中古車を買って2週間ですが故障してしまって・・・」
「保証を付けてなかったので自費で修理になります・・・」
「そのため安いリビルト品を探してます・・・」
なんてメッセージが添えられてることも少なくありませんので!

 

※特に前述したとおりエンジンから異音やマフラーから
モクモクと白煙がでたりと持病とも言えるトラブルが多い
事例もあるだけに中古車販売店の保証がしっかりあるのが安心と言えます^^

 

 

⇒CX-7の中古を買う前にもう一つだけ確認しておきたいこと

マツダ CX-7 中古

 

美しく斬新なデザインが魅力的な
CX-7の中古を買うなら気をつけたい

・エアコンの故障

・オルタネーターの故障

・直噴エンジンのトラブル

・エンジンの中はキレイか

・ぶつけると高くつく

などトラブルが多い弱点など
部品屋の視点でお伝えし、
リスク回避のこともお話ししました。

あと残るは狙っている
マツダCX-7の中古車を

どうすれば少しでも安く買えるか
っていうことですよね^^

マツダ CX-7 価格

 

中古車の場合は新車と違って
値引きといった概念がありませんし
もし値引きしてくれる中古車があれば

それは元々その分を見越して
車両価格が高めに設定されていると
考えてもいいと思います。

ではどうやって狙っている
CX-7の中古を安く買うか。

それはやっぱり

いま乗っているクルマを
高く買い取ってもらうこと

に尽きると思います。

中古車 買取

 

自分もいまの部品屋の会社を
立ち上げて1年たった時に

やっと軌道に乗ってきたから
クルマ買い替えるか~と思って
ネットの中古車情報を見てたら

前から欲しかった
V35スカイラインクーペの中古が

クルマで小一時間くらいの
近所にいいのがでてたんです^^

走行距離も1万㎞ちょっと、
ブレーキキャリパーが
対向4POTにカスタムされてて!

その時に乗ってた車は
新車で買って13年のアコード。

たしか13万㎞位走ってて
過走行の部類ではあったんですが

6MTのスポーツグレードで
根強い人気があるモデルだから

10万や15万にはなるかな~
なんて考えてたんです。

で、スカイラインを見に行った時に
お店の人に下取りを聞いてみると

10年超えてるクルマは
ウチでは買取できないんですよね

なんてことを言われ!

 

まさか下取りがゼロとは
想像もしてなかったんで
これはけっこうショックで・・・
乗ってきたクルマを見もせずに言われましたし!

でも見に行ったスカイラインの中古
バリモノだからどうしても欲しい、

だけど月々のローンは安くしないと
軌道に乗ったとはいえまだ綱渡りな
起業1年目なだけに恐いし。

そこで役に立ったのが無料一括査定。

買取できないなんて言われた
いままで乗ってきた13年落ちの車が
ホントに価値がないのか

ネットの一括査定で
ためしに確認してみたんです。

で、何社か回答きたのが
30万~40万!

これだけでもゼロ円からすると
とんでもなくいいですよね^^

でもこの時は結局
45万で買い取ってもらえました!

買取してくれた業者さん、
アコードの中古車を若いお客さんから
探してとバックオーダー受けてて

ちょうど自分のアコードが
そのお客さんの希望にあうとのことで
どうしても売って欲しいと。

で、45万で買い取ってもらえたから
無事お目当てのスカイラインクーペに
乗り換えすることができました^^

CPV35

 

この後もいろいろと乗り換えましたが
一括査定が結局一番高く売れる印象があります。
オークション的なのもやってみましたが
思ったほど値があがらないことが多くて・・・

もしあなたも狙っている
CX-7の中古があるなら

1~2分くらいの入力で
買取相場がチェックできるので
試してみる価値、アリだと思います。

いま乗っているクルマが
想像以上に買取相場が高ければ
高いうちに買い取ってもらって

お目当てのCX-7の中古に
予定を前倒で乗り換えることも
できちゃいますしね^^

まずはあなたも愛車の買取相場、
チェックしてはいかがでしょうか!?

愛車を一括査定に依頼してみる
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