JB23W ジムニーの弱点や故障を【部品屋の視点】で解説するよ!

JB23W 中古

 

世界に誇る軽クロカン・・・

JB23W ジムニー!

どんな悪路も走破する
タフな性能はまさに「漢」。

そんなJB23Wジムニーを
あなたも中古で狙っているなら

気になるのは買ってから
急に故障や不具合がでないか
ということじゃないでしょうか。

全国の整備工場さんから
部品の問い合わせを受ける
「部品商」の仕事をする中で

故障が多い箇所や弱点を
部品屋の視点でお伝えします!

 





 

 

弱点①:オルタネーターの故障

 

オルタネーターってこんな部品のイメージ画像
オルタネーター 発電機

クルマの発電機である
オルタネーター。

発電する時にかなり発熱するので
経年劣化によって内部部品がパンクし
故障が避けられない部品ですが

特に98年式~2004年式あたりの
JB23Wジムニーが“壊れ時”を
迎えているような状況で

けっこう整備工場さんから
オルタネーターのお問い合わせが
増えてきています!

このオルタネーターが故障すると
発電不良となりバッテリーがあがり
走行不能に見舞われる危険性が・・・

で、交換となると
安価なリビルト品で修理しても
5万コースは覚悟の修理代です!

 

 

弱点②:ターボ(タービン)の故障

ターボってこんな部品のイメージ画像
ターボの参考画像

 

過給器であるターボ(タービン)。

JB23Wジムニーはターボも
ちょこまかとお問い合わせが来る
故障が少なくない部品の一つ。

ターボ 故障

 

タービンの中は上の画像のような
羽がシャフトでつながれていますが
何万回転という速さで回転しています。

このタービンはエンジンオイルで
潤滑保護されているので

オイル交換を定期的にしてなかった
ジムニーの中古を買ってしまったら
あなたにターボ故障のリスクが・・・

・加速不良(ターボが効かない)

・白煙がモクモクでる

・異音がする

など、トラブルが発生し
タービン交換となると

安価なリビルト品で交換しても
10万コース覚悟の高額修理に・・・

そうならないためにも
JB23Wジムニーの中古を買う際は

ボンネットを開けてもらい
オイルフィラーキャップを外して

エンジン内部やキャップの裏側に
スラッジなど汚れがついてないか
しっかりチェックしたいところです。

エンジン内部の汚れ
ヘドロみたいなスラッジがベッタリついてたら
ヤバイです、そのクルマ!

もしこれをしっかり確認せず
エンジンの中がひどい個体を
あなたが中古で買ってしまったら

後々エンジン焼付きなどの
リスクがあなたに降りかかってきます!

また、オイル交換もされず
「乗りっぱなし」にされてたような

愛情なく乗られていた
中古車をつかんでしまったら

後になってからいろいろと
トラブルが出る可能性があるので
用心したいところ・・・

中古車のいわゆる
「当たり」「ハズレ」って
愛情もって乗られていたかが
大きく関与していると思います。

オイル交換のような
基本的なメンテナンスさえ
されていなかったようなクルマだと

下駄がわりにラフに運転されて
大切にされてなかったなんてことも
想像できてしまいます。

そんな状況ではなにかとヤレ
劣化がでてしまいがちですので、

ハズレの中古車をつかまないためにも
エンジンの中がキレイかどうかや

オイル交換とかが定期的にされてたかを
当たり、ハズレの判断材料の一つとして
チェックするのがおススメです^^

先日も中古のエンジン探して~
仲のいいショップさんからお問い合わせが来ましたが
適合する在庫が1点しかなく、しかも状態が微妙で・・・

JB23W エンジン

あなたが狙っているJB23W ジムニーの中古車、
オイル交換をさぼっててこんなふうになっていないか
注意したいところであります!!

 

 

弱点③:エアコンの故障

 

JB23Wのジムニーで
定番と言えるほどお問い合わせが多く

距離や年数を走れば
故障が避けられない高額部品・・・

エアコンの圧縮機である
コンプレッサー!

コンプレッサーってこんな部品の参考画像
カーエアコン参考画像

コンプレッサーの内部は
エンジンと同じようにピストンが
上下してエアコンガスを圧縮し、

圧縮されて熱を持ったガスを
コンデンサーというラジエターに
似た部品で冷ますことでガスが液化、

その液化したガスを髪の毛の
細さほどのノズルから噴霧すると
「気化熱」によって冷える・・・

というのがエアコンから
冷たい風がでる仕組みですが、

年数や距離を走れば
エアコンのシステム内に
「詰まり」が発生してしまい

異常高圧でコンプレッサーが
焼付いたりして故障してしまいます。

で、困ったことに
エアコンに不具合が出ると
どうしても修理代が高くなりがち。

カーエアコン参考画像

 

上の画像のようにカーエアコンは
システムで成り立っているので

コンプレッサーが焼付いたり
異音がでたりと故障したからといって

それだけを交換すれば直るという
単純な話しじゃありません・・・

カーエアコンシステム部品 参考画像

主に故障の原因になるのが
エキスパンションバルブという
髪の毛の細さ程度しかない
霧吹き器のノズル部分だったり、

リキッドタンクとよばれる
フィルターの役目がある部分で
スラッジなどが詰まり

異常高圧⇒コンプレッサーが故障
といった流れになることが多いので

コンプレッサーや関連したパーツの
部品代+工賃+ガス代と加わっていくと
10万や20万が飛んでいきます!
焼付きやロックでコンプレッサー内部の削れカスが
システム内に回っちゃうとコンデンサーの交換や、
配管も全部外して清掃など大事になっちゃいます・・・

 

 

注意点①:ABS警告灯点灯⇒中期型に多発!

JB23W ABSチェックランプ

 

JB23Wの中期型になぜか多い
ABSの警告灯が点灯するトラブル。

しかも困ったことに
その原因となる部品が超高額・・・

ABS作動時にブレーキ液圧を調整する
アクチュエーターの不良によって
警告灯がつきやすく

新品の部品定価は約12万・・・!

工賃まで入れたらいくらになるのか
非常に心配になってしまいます。

ABSアクチュエーターってこんな部品
JB23W ABS故障

 

安価な中古を探そうにも
トラブルが多いせいか

中期型のABSアクチュエーターの
中古は非常に数が少なく、

また、あったとしても10万㎞前後
走った車から外された中古なのに
5万オーバーとか平気でしています。

ただABS警告灯がついていると
車検には通せませんし

万一の急ブレーキの際に
ABSが効かない危険性もあるので
直すに越したことはありませんが
いかんせん修理代が高い・・・

JB23Wジムニーの中期型には
多いトラブルなので要注意です。

 

 

注意点②:前サスペンションのバネが折れる危険性

 

平成25年4/9~30年2/20
の期間に生産されたジムニーは、

フロントサスペンションの
バネ鋼材に対する塗料の密着性が
不足していることから

砂や小石を噛み込んだ際に
バネの塗装が剥がれて

サビや腐食の原因となってしまい
バネが折れる危険性があることから

リコールがアナウンスされた
経緯があるんです!

 

【国土交通省リコール情報】
https://www.mlit.go.jp/report/press/jidosha08_hh_003832.html

 

コイルバネ リコール

 

改善措置としては、

前サスペンションのバネを
対策品に交換する

といった措置がとられていますが、

このトラブルは他車種も合わせ
実際に少なくとも408件も発生して
リコールに発展していますし、

高速道路を走っている時などに
バネが突然折れようものなら
安定性を失って事故になる
危険性も否定できないだけに

あなたが狙っている
JB23W ジムニーの中古が
リコールに該当する車両なら

改善措置を受けたかどうか
しっかり確認したいところです!

 

でもリコールとかの改善措置って
別に確認なんかしなくたって
ちゃんとやってんじゃないの?

 

と思うかもしれませんが
それがですね、そうでもないんです。

普段整備工場さんから
部品の問い合わせがきた時に
依頼された部品を調べてると

あれ?これリコール対象ですよ

ディーラーに行けば
タダで交換してもらえますよ

なんて案内することが
ちょこまかあるんです。

どういう経緯で
リコールの改善措置を受けていない
状況になってしまったかは不明ですが

こういったやり取りも
日々の仕事の中で少なくないので

お目当ての中古車を買う前に
ちゃんとリコールの対策がされたか
履歴を確認しておくのが安心です。

 

 

⇒JB23W ジムニーの中古、故障リスクを回避するには

ジムニーJB23W 価格

 

JB23W ジムニーで弱点と言える
整備工場さんからお問い合わせが
多い部品=よく壊れてる部品などを
ご案内してきましたが、

10年落ち、15年落ちと
年数がたった個体であれば

JB23Wジムニーの中古を買ってから
急に故障するリスクがある部品が
いろいろと潜んでいます。

 

このようなリスクを回避するために
検討して損はないのが「保証」

中古車販売店が独自に保証を
設定しているケースもありますし、

カーセンサーやグーといった媒体が
中古車に保証をつけるサービスを
提供している場合もあります。

万一の不具合が発生した際に
保証でカバーしてもらえれば

修理代を自腹で払うことなく
クルマを直してもらえるので

多少のコストがかかったとしても
保険として保証をつけるという
選択肢もアリだと思います。

ホント厄介なことに
中古車を買ってから少したって

いままで調子よかったのに
急に壊れるなんてことが

神様のイタズラのように
ありますので・・・ホント・・・

 

先日も一般ユーザーさんからメールで部品問い合わせがきた時に
「中古車を買って2週間ですが故障してしまって・・・」
「保証を付けてなかったので自費で修理になります・・・」
「そのため安いリビルト品を探してます・・・」
なんてメッセージが添えられてたことがありましたし!

 

※また、中古車販売店の保証に加え
自動車保険でも「故障保証」を月々わずかな費用で
受けられるものもあるので検討する価値ありだと思います^^

 

 

⇒JB23Wジムニーの中古を買う前にもう一つだけ確認しておきたいこと

JB23W 欲しい

 

JB23W ジムニーで注意したい
故障の多い弱点やリスク回避のことを
部品屋視点でお話ししてきましたが

残るは狙っている
JB23Wジムニーの中古を

どうすれば少しでも安く買えるか
っていうことですよね^^

中古車の場合は新車と違って
値引きといった概念がありませんし
もし値引きしてくれる中古車があれば

それは元々その分を見越して
車両価格が高めに設定されていると
考えてもいいと思います。

ではどうやって狙っている
JB23Wの中古車を安く買うか。

それはやっぱり

いま乗っているクルマを
高く買い取ってもらうこと

に尽きると思います。

中古車 買取

 

自分もいまの部品屋の会社を
立ち上げて1年たった時に

やっと軌道に乗ってきたから
クルマ買い替えるか~と思って
ネットの中古車情報を見てたら

前から欲しかった
V35スカイラインクーペの中古が

クルマで小一時間くらいで行ける
中古車屋にいいのがでてたんです^^

走行距離も1万㎞ちょっと、
ブレーキキャリパーが
対向4POTにカスタムされてて!

その時に乗ってた車は
新車で買って13年のアコード。

たしか13万㎞位走ってて
まあ過走行の部類ではあったんですが

6MTのスポーツグレードで
根強い人気があるモデルだから

10万や15万にはなるかな~
なんて考えてたんです。

で、スカイラインを見に行った時に
お店の人に下取りを聞いてみると

10年超えてるクルマは
ウチでは買取できないんですよね

なんてことを言われ!

 

まさか下取りがゼロとは
想像もしてなかったんで
これはけっこうショックで・・・
乗ってきた車を見もしないで言われましたし!

でも見に行ったクルマ
バリモノだからどうしても欲しい、

だけど月々のローンは安くしないと
軌道に乗ったとはいえまだ綱渡りな
起業1年目なだけに恐いし。

そこで役に立ったのが
インターネットの無料一括査定。

買取できないと言われた13年落ちの
自分の車はホントに価値がないのかのか

それとも値段がつくのか
ためしに確認してみると・・・

何社か回答きたのが
30万~40万!

これだけでもゼロ円からすると
とんでもなくいいですよね^^

でもこの時は結局
45万で買い取ってもらえました!

買取してくれた業者さん、
アコードの中古車を若いお客さんから
探してとバックオーダー受けてて

ちょうど自分のアコードが
そのお客さんの希望にあうとのことで
どうしても売って欲しいと。

で、結局45万で買い取ってもらえたから
無事お目当てのスカイラインクーペに
無理なく乗り換えできました^^

CPV35

 

この後もいろいろクルマを乗り換えましたが
一括査定が結局一番高く売れる印象があります。
オークション的なのもやってみましたが
思ったほど値があがらないことが多くて。。。

もしあなたも狙っている
JB23Wのジムニーがあるなら

1~2分くらいの入力で
買取相場がチェックできるので
試してみる価値、アリだと思います。

いま乗っているクルマが
想像以上に買取相場が高ければ
高いうちに買い取ってもらって

お目当てのジムニーに予定前倒しで
乗り換えることもできますしね^^

まずはあなたも愛車の買取相場、
チェックしてはいかがでしょうか!?

愛車を一括査定に依頼してみる
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