タントエグゼの弱点や故障、【部品屋の視点】で解説するよ

タントエグゼカスタム 中古

 

他の軽ハイトワゴンとは一線を画す
上質でスタイリッシュな1台・・・

タントエグゼ!

そんなタントエグゼの
中古相場をチェックしてみると、

安いのはコミコミ20~30万から
探せますが激安なのは

軒並み15万km前後走った過走行だったり
修復歴(事故歴)アリだったり!

50万ぐらいまで予算を上げれば
そこまで走ってないタントエグゼが
探すとあるかなって感じですが、

いずれにしても心配なのは
中古で買ってから急に故障しないか
っていうことじゃないでしょうか?!

 

今回はL455S/L465Sタントエグゼを
中古で狙っているなら注意したい
故障や弱点といった部分を

「部品屋の視点」
解説していきますよ~!

 





 

 

弱点①:エアコンの故障

カーエアコン参考画像

L455S/L465Sのタントエグゼで
春~秋には整備工場さんから
お問い合わせが増えるのが

・エアコンのコンプレッサー

エアコンのガスを圧縮する
このコンプレッサーですが、

経年劣化によるコンプレッサーの
焼付きや異音といったトラブルが
避けられない状況にあり

タントエグゼは
年数がたってきてるだけに

いつ壊れてもおかしくない
状況であるともいえます。

カーエアコン参考画像

 

エアコンをよく使う時期である
春~秋にかけて特に故障が多く

このエアコンのコンプレッサーの
お問い合わせも増えますが、

注意したいのが
修理代が高いということ。

上の画像にもあるように
エアコンはシステムで成り立っていて

コンプレッサーが焼付いたり
異音がでたりと故障したからといって

コンプレッサーそれだけを
交換すればいいっていうような
単純な話しじゃありません・・・

カーエアコンシステム部品 参考画像

主に故障の原因になるのが
エキスパンションバルブという
髪の毛の細さ程度しかない
霧吹き器のノズル部分だったり、

リキッドタンクとよばれる
フィルターの役目がある部分で
スラッジなどが詰まり

異常高圧⇒コンプレッサーが故障
といった流れになることが多いので

コンプレッサーや関連したパーツの
部品代+工賃+ガス代と加わっていくと
10万や20万が飛んでいきます!
焼付きやロックでコンプレッサー内部の削れカスがシステム内に回っちゃうとコンデンサーの交換や、配管も全部外して清掃など大事になっちゃいます・・・

 

 

弱点②:オルタネーター(発電機)

オルタネーター 発電機

次にタントエグゼの中古で注意したい
弱点な部品は・・・オルタネーター!

オルタネーターはバッテリーに
電気を供給する発電機ですが

発電時はキンキンに熱くなるため
経年劣化による故障が避けられません。

こちらもコンプレッサーと同じく
熱の影響からか特に夏場には
整備工場さんからのお問合せが多く

修理交換となれば
安価なリビルト品で交換しても
5万コース覚悟の高額修理ですし、

そもそもオルタネーターが故障して
発電不良になればバッテリーがあがって

レッカー呼んだりしたり
バッテリーも交換して・・・など
なにかと費用がかさみがちです!

 

 

注意点①:エンジンの中はキレイ?!

エンジン内部の汚れ

 

タントエグゼの中古を
購入するなら注意したい、
必ず確認したいのが

エンジン内部が上の画像のように
汚なくなってないかということ。

オイル交換をサボっていると
こんなふうに内部にスラッジがたまり
エンジンが焼付いてしまったり、

ターボ車のカスタムRSなら
タービンがブローしてしまったりと
とんでもない状況に発展する危険性が!

整備工場さんから軽自動車とか中古エンジンの問い合わせを受けた時に在庫状況を調べていると、15万kmとか距離を走っていてもエンジンの中がホントにキレイでオイル交換ちゃんとしてたんだろうな~っていうのもあれば、5~6万kmぐらいでもスラッジやオイル焼けで中が汚くてなんじゃこりゃっていうのもあります!

 

そのためお目当ての
タントエグゼの中古車があるなら
購入前に必ず確認したいのが

オイルフィラーキャップを開けて
キャップの裏やエンジンの内部
汚れていないかということ。

エンジン内部の汚れ
ヘドロみたいなスラッジがベッタリついてたらちょっとヤバイです、そのクルマ!

 

もしこれをしっかり確認せず
エンジンの中がひどい個体を
あなたが中古で買ってしまったら

後々エンジン焼付きなどの
リスクがあなたに降りかかってきます!

また、オイル交換もされず
「乗りっぱなし」にされてたような

愛情なく乗られていた
中古車をつかんでしまったら

後になってからいろいろと
トラブルが出る可能性があるので
用心したいところ・・・

中古車のいわゆる
「当たり」「ハズレ」って
愛情もって乗られていたかが
大きく関与していると思います。

オイル交換のような
基本的なメンテナンスさえ
されていなかったようなクルマだと

下駄がわりにラフに運転されて
大切にされてなかったなんてことも
想像できてしまいます。

そんな状況ではなにかとヤレ
劣化がでてしまいがちですので、

ハズレの中古車をつかまないためにも
エンジンの中がキレイかどうかや

オイル交換とかが定期的にされてたかを
当たり、ハズレの判断材料の一つとして
チェックするのがおススメです^^

あと自分が中古車を買うときにチェックするポイントは座席のサポート部分とかにひどいシワやヨレ、擦れたり劣化がないかってのはよく見ます。

こういった部分も前述したような
「愛されていたかどうか」
「丁寧に乗られていたか」
がわかる
ポイントだと思っていますので。

オイル交換

 

 

注意点②:CVTの故障で走行不能になる危険性

CVT 参考画像

 

①CVT内部が破損し走行不能

②センサー部品が破損し走行不能

 

【ダイハツリコール情報】
https://www.daihatsu.co.jp/info/recall/99217.htm

L375S L385S CVTトラブル

 

L375S リコール

 

①のCVTトラブルは
他車種も含め136件、

②は66件も発生して
リコールになっているだけに

あなたが狙っている
L455S/L465Sのタントエグゼが
この不具合に該当する車両なら

改善措置を受けたか
しっかり確認したいところ。

どちらのトラブルも
走行不能になる恐れがあり

高速道路を走っている最中に
この不具合に見舞われたら

後ろから突っ込まれるなど
事故の危険性もありますので
注意したいところであります!

 

でもリコールの改善措置なんて
別に確認なんかしなくたって
ちゃんとやってんじゃないの?

 

そう思うかもしれませんが
それがですね、そうでもないんです。

普段整備工場さんから
部品の問い合わせがきた時に
依頼された部品を調べてると

あれ?これリコール対象ですよ?!

なんてことがちょこまかあります。

どういう経緯で
リコールの改善措置を受けていない
状況になってしまったかは不明ですが

こういったやり取りも
日々の仕事の中で少なくないので

お目当ての中古車を買う前に
ちゃんとリコールの対策がされたか
履歴を確認しておくのが安心です。

 

 

注意点③:エンジンの異音や異常振動

 

あなたが狙っている
タントエグゼの中古を試乗してみて

「ガタガタ」「ブルブル」

と、エンジンから異音や
異常な振動を感じたら

エンジンマウントが
劣化している可能性が!

参考画像:エンジンマウントってこんな部品
エンジンマウント 参考画像

 

このエンジンマウントは
ゴムの塊が仕込まれた部品で

エンジンと車体の間にかまされて
固定する役割を担っていますが、

ゴムの塊がエンジンの振動を吸収し
車内の乗員にガタガタと不快な振動を
伝えないようにする大切な部品。

しかしこのエンジンマウントが
早期に劣化する恐れがあることから

「保証期間」が延長された
経緯があるんです。

 

【ダイハツ保証期間変更情報】
https://www.daihatsu.co.jp/info/recall/12051.htm

 

従来3年または6万㎞までの
保証期間だったものに対して

新車登録から9年まで
保証期間が延長されています。

ただ、延長はされたとはいえ
既に保証期間のタイムリミットを
迎えている状況なので

故障しても保証はされず
自費での修理を余儀なくされます。

ここで覚えておきたいのは
わざわざ保証期間が延長されたほど

エンジンマウントが劣化し
トラブルが出やすいということ。

交換工賃まで含めると
5万コースは覚悟なので

狙っているタントエグゼの
中古があるなら試乗をしてみて
異音や振動がないかは要チェックです!

 

 

⇒タントエグゼの中古、故障リスクを回避するには

タントエグゼ 欲しい

 

年数のたった、距離を走った
タントエグゼの中古車は

経年劣化によって
いつ故障が起きてもおかしくないのは
認識しておきたいところです。

先程ご紹介したコンプレッサーや
オルタネーターの他にも注意したい
部品として例えば・・・

・セルモーター(スターター)
セルモーターの参考画像

・CVTミッション
CVT 参考画像

・電動ドアミラーやスライドドア
タントエグゼ 注意点

・センサー部品
センサー部品の参考画像

など、経年劣化によって
故障が避けられない部品が
いろいろ潜んでいますが

あなたがタントエグゼの中古を
買ってからすぐに故障する
可能性もゼロではありません。
こればっかりはホントわかりません・・・

このようなリスクを回避するために
検討して損はないのが「保証」

中古車販売店が独自に保証を
設定しているケースもありますし、

カーセンサーやグーといった媒体が
中古車に有償で保証をつけることも。

万一の不具合が発生した際に
保証でカバーしてもらえれば

修理代を自腹で払うことなく
クルマを直してもらえちゃうので

多少のコストがかかったとしても
保険として保証をつけるという
選択肢もアリだと思います。

 

※一般ユーザーさんからメールで問い合わせが来る時に「中古車を買って2週間ですが故障してしてしまいましたが修理代の見積もりが20万近くって言われ・・・保証を付けてなかったので自費で修理になります。そのため安いリビルト品を探してます」なんてメッセージが添えられてることも少なくありませんので!

 

※また、中古車販売店の保証に加え自動車保険でも「故障保証」を月々わずかな費用で受けられるものもあるので検討する価値ありだと思います^^

 

 

⇒タントエグゼの中古を買う前にもう一つだけ確認しておきたいこと

タントエグゼ 中古車

 

L455S/L465Sのタントエグゼを
中古で買うなら気をつけたい

・エアコンの故障

・オルタネーターの故障

・エンジンの中はキレイか

・CVTやセンサーの破損で走行不能

・エンジンマウントの劣化

 

などトラブルが多い弱点など
部品屋の視点でお伝えし、
リスク回避のこともお話ししました。

あと残るは狙っている
タントエグゼの中古車を

どうすれば少しでも安く買えるか
っていうことですよね^^

中古車の場合は新車と違って
値引きといった概念がありませんし
もし値引きしてくれる中古車があれば

それは元々その分を見越して
車両価格が高めに設定されていると
考えてもいいと思います。

ではどうやって狙っている
タントエグゼの中古を安く買うか。

それはやっぱり

いま乗っているクルマを
高く買い取ってもらうこと

に尽きると思います。

中古車 買取

 

自分もいまの部品屋の会社を
立ち上げて1年たった時に

やっと軌道に乗ってきたから
クルマ買い替えるか~と思って
ネットの中古車情報を見てたら

前から欲しかった
V35スカイラインクーペの中古が

クルマで小一時間くらいの
近所にいいのがでてたんです^^

走行距離も1万㎞ちょっと、
ブレーキキャリパーが
対向4POTにカスタムされてて!

その時に乗ってた車は
新車で買って13年のアコード。

たしか13万㎞位走ってて
過走行の部類ではあったんですが

6MTのスポーツグレードで
根強い人気があるモデルだから

10万や15万にはなるかな~
なんて考えてたんです。

で、スカイラインを見に行った時に
お店の人に下取りを聞いてみると

10年超えてるクルマは
ウチでは買取できないんですよね

なんてことを言われ!

まさか下取りがゼロとは
想像もしてなかったんで
これはけっこうショックで・・・
乗ってきたクルマを見もせずに言われましたし!

でも見に行ったスカイラインの中古
バリモノだからどうしても欲しい、

だけど月々のローンは安くしないと
軌道に乗ったとはいえまだ綱渡りな
起業1年目なだけに恐いし。

そこで役に立ったのが無料一括査定。

買取できないなんて言われた
いままで乗ってきた13年落ちの車が
ホントに価値がないのか

ネットの一括査定で
ためしに確認してみたんです。

で、何社か回答きたのが
30万~40万!

これだけでもゼロ円からすると
とんでもなくいいですよね^^

でもこの時は結局
45万で買い取ってもらえました!

買取してくれた業者さん、
アコードの中古車を若いお客さんから
探してとバックオーダー受けてて

ちょうど自分のアコードが
そのお客さんの希望にあうとのことで
どうしても売って欲しいと。

で、45万で買い取ってもらえたから
無事お目当てのスカイラインクーペに
乗り換えすることができました^^

CPV35

 

この後もいろいろ乗換えましたが
結局のところ一括査定をお願いするのが
一番高く売れる印象があります。
オークション的なのもやってみましたが思ったほど値があがらないことが多くて・・・

もしあなたも狙っている
タントエグゼの中古車があるなら

1~2分くらいの入力で
買取相場がチェックできるので
試してみる価値、アリだと思います。

いま乗っているクルマが
想像以上に買取相場が高ければ
高いうちに買い取ってもらって

お目当てのタントエグゼに
予定を前倒で乗り換えることも
できちゃいますしね^^

まずはあなたも愛車の買取相場、
チェックしてはいかがでしょうか!?

愛車を一括査定に依頼してみる
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