L880K コペンの弱点や故障を【部品屋の視点】で解説するよ

L880K コペン 中古

 

色あせることのない
斬新なデザインをまとった
軽オープンスポーツ・・・

L880Kのダイハツ コペン!

L880K コペン 欲しい

 

L880Kコペンの中古相場を
チェックしてみると、

安いのはコミコミ50万以下から
探せばありますが

2002年式とか初期モデルの
過走行とか事故歴アリなのばかり
って感じですよね~!

かといって値段が高くても
10万km前後走ってるのも多いし

後期型や最終モデルは
もはやプレミア価格って感じで

L880Kコペンの人気の高さが
うかがえる中古車相場だな~と!

L880K コペン 価格
買うときに高いっていうことは乗換えとかで売る時にも高く買い取ってもらえる傾向にあってリセールが期待できるっていうことですけど^^

 

でも、L880Kのコペンを
あなたも中古で狙っているなら
いずれにしても気になるのは

買ってから急に故障や不具合がでないか
っていうことじゃないでしょうか。

 

全国の整備工場さんから
部品の問い合わせを受ける
「部品商」の仕事をする中で

L880K ダイハツコペンの
故障が多い箇所や弱点を

部品屋の視点でお伝えします!

 





 

 

弱点①:エアコンの故障

カーエアコン参考画像

エアコンのガスを圧縮する
このコンプレッサー。

年数や距離を走れば
経年劣化によるコンプレッサーの
焼付きや異音といったトラブルが
避けられない状況にあり

L880K コペンの中古は
いつ壊れてもおかしくない
状況であるともいえます。

カーエアコン参考画像

 

エアコンをよく使う時期である
春~秋にかけて特に故障が多く

このエアコンのコンプレッサーの
お問い合わせも増えますが、

注意したいのが
修理代が高いということ。

上の画像にもあるように
エアコンはシステムで成り立っていて

コンプレッサーが焼付いたり
異音がでたりと故障したからといって

コンプレッサーそれだけを
交換すればいいっていうような
単純な話しじゃありません・・・

カーエアコンシステム部品 参考画像

 

主に故障の原因になるのが
エキスパンションバルブという
髪の毛の細さ程度しかない
霧吹き器のノズル部分だったり、

リキッドタンクとよばれる
フィルターの役目がある部分で
スラッジなどが詰まり

異常高圧⇒コンプレッサーが故障
といった流れになることが多いので

コンプレッサーや関連したパーツの
部品代+工賃+ガス代と加わっていくと
10万や20万が飛んでいきます!
焼付きやロックでコンプレッサー内部の削れカスがシステム内に回っちゃうとコンデンサーの交換や、配管も全部外して清掃など大事になっちゃいます・・・

 

で、厄介なことに
L880Kダイハツコペンの
エアコンのコンプレッサーは

安価なリビルト品の在庫が
無いことも少なくないので
注意したいところです!

 

 

弱点②:オルタネーター(発電機)

オルタネーター 発電機

次にL880K コペンで注意したい
弱点な部品は・・・オルタネーター!

オルタネーターはバッテリーに
電気を供給する発電機ですが

発電時はキンキンに熱くなるため
経年劣化による故障が避けられません。

こちらもコンプレッサーと同じく
特に夏場は整備工場さんからの
お問合せが多く

修理交換となれば
安価なリビルト品で交換しても
5万コース覚悟の高額修理ですし、

そもそもオルタネーターが故障して
発電不良になればバッテリーがあがりで

レッカー呼んだりしたり
バッテリーも交換して・・・など
なにかと費用がかさみがちです!

※余談ですがL880K コペンはバッテリーあがりがけっこうあるようで。ディーラーのメカの方曰はくL880K コペンは暗電流=待機電流が多くあまり動かさないでいると電気を消費しバッテリーがあがりやすい車種なんだとか!

 

 

注意点①:ラジエター液が漏れるトラブル

ラジエター 水漏れ

 

平成14年5/31~平成15年7/31
の期間に生産されたL880Kコペンは

エンジンの冷却水配管において
ホースを接続する樹脂製ジョイントの
耐熱性が不足しているため

ジョイントが変形して冷却水が
漏れる危険性があることから

サービスキャンペーン
アナウンスされた経緯があります。

 

【ダイハツリコール等情報】
https://www.daihatsu.co.jp/info/recall/99157.htm

 

改善措置としては、

当該ジョイントを対策品に交換する

といった措置がとられています。

冷却水が知らない間に
どんどん漏れていってしまったら
オーバーヒートの危険性もあるだけに

あなたが狙っている
L880K コペンの中古が該当するなら

改善措置を受けたかどうか
しっかり確認したいところです!

 

でもこういう改善措置なんて
別に確認なんかしなくたって
ちゃんとやってんじゃないの?

 

そう思うかもしれませんが
それがですね、そうでもないんです。

普段整備工場さんから
部品の問い合わせがきた時に
依頼された部品を調べてると

あれ?これリコール対象ですよ

サービスキャンペーンになってるから
ディーラーでタダで直してもらえますよ

なんてことがちょこまかあります。

どういう経緯で改善措置を受けていない
状況になってしまったかは不明ですが

こういったやり取りも
日々の仕事の中で少なくないので

お目当ての中古車を買う前に
ちゃんとサービスキャンペーンの
対策がされたか確認するのが安心です。

 

 

注意点②:カスタムされたL880K コペンの中古車

L880K 欲しい

 

車高調やダウンサスなどで
バリッとローダウンされたり

ご機嫌なサウンドを奏でる
マフラーや触媒など交換された
L880K コペン。

中古車情報を見ていると
「いいね~、わかってるね~^^」
と思ってしまうような

カッコよくチューニング、
カスタムされたコペンの中古が
数多くありますが、

そんなL880K コペンの
チューニングされた中古車を
購入するなら注意したいのが

・車検対応のカスタムか

・純正部品は残っているか

ということ。

日々の仕事の中で
整備工場さんから車検がらみで

・サスペンション1台分

・センターとリヤのマフラー

・ヘッドライト

といったお問い合わせがよく来ます。

マフラーは音量だけでなく
認証がとれていないと車検が
通せなかったり厳しくなってますし、

ヘッドライトはイカリングとか
スゴイやつで車検がNGだから
安い中古を探して~ときたり、

カスタムヘッドライト

 

いまダウンサスが入っているけど
最低地上高が足りてないし

ノーマルのバネは
お客さん持ってないって言うから
1台分探してよ~って感じで。

で、中古を探してみると
希少な軽オープンスポーツの
L880K コペンなだけに見つかりません・・・

先日も仲のいい整備工場さんから鈑金がらみでフロントバンパーとリヤバンパーの中古探して~ときましたが同色はおろか他色さえも1本も見つからずでしたし・・・!ホント、L880Kコペンの中古パーツは見つかりにくいです。

 

新品で買い直すとなると
すぐに5万や10万が飛んでいくだけに

車検に対応していない
カスタムされた中古車だったり
純正部品が残っていない場合は、

あなたが購入した後に
車検の時など困った状況に
見舞われかねません・・・

【※車検対応マフラーでも要注意!】
先日、仲のいい整備工場さんからマフラーのお問い合わせがきたのですが、お客さんのクルマには車検対応のマフラーがついてはいるものの経年劣化で音量が大きくなってしまい交換しないと車検がダメだから中古でマフラー探して~とお問い合わせがきたことが!

L880K コペン チューニング

【※ヘッドライトやテールランプの「塗装」にも注意!】
整備工場さんから意外と多いのが、表面を黒く塗装してブラックアウトされたヘッドライトの塗装が落とせなくて車検に通せないから安い中古ヘッドライト探して~っていうお問い合わせ。

ヘッドライトやテールランプを塗装してブラックアウトしているカスタム車両はこんな落とし穴があるので注意したいところです・・・

 

チューニング、カスタムされた
L880Kコペンの中古車を買うなら

・車検に対応しているか

・純正部品は残っているか

 

といったことは
確認しておくのが安心です。

※個人的に困ったのは「社外アルミ」。以前カスタムされたC7のコルベットを買ったんですが車検がきたときにホイール替えないと車検通らないよ~って言われて困ったことが。”なんちゃらフォージド”ってかっこいいホイールだったんですが、認証マークがないだかで車検NGらしくって。。。こんなこともあるので社外アルミもご注意くださいませ~^^

コルベット C7 評価

 

 

注意点③:エンジンの中はキレイ?!

エンジン内部の汚れ

 

L880Kコペンの中古を購入するなら
注意したい、必ず確認したいのが

エンジン内部が上の画像のように
汚なくなってないかということ。

オイル交換をサボっていると
こんなふうに内部にスラッジがたまり

エンジンが焼付いてしまったり
とんでもない状況に発展する危険性が!

整備工場さんから軽自動車とか中古エンジンの問い合わせを受けた時に在庫状況を調べていると、15万kmとか距離を走っていてもエンジンの中がホントにキレイでオイル交換ちゃんとしてたんだろうな~っていうのもあれば、5~6万kmぐらいでもスラッジやオイル焼けで中が汚くてなんじゃこりゃっていうのもあります!

 

そのためお目当ての
L880K コペンの中古車があるなら
購入前に必ず確認したいのが

オイルフィラーキャップを開けて
キャップの裏やエンジンの内部
汚れていないかということ。

エンジン内部の汚れ
ヘドロみたいなスラッジがついてたらちょっとヤバイです、そのクルマ!

 

もしこれをしっかり確認せず
エンジンの中がひどい個体を
あなたが中古で買ってしまったら

後々エンジン焼付きや
タービンブローなど高額故障の
リスクがあなたに降りかかってきます!

エンジンは中古で探しても
状態の良いまともなものは
10万ぐらいは覚悟ですし、

エンジン載せ替え工賃まで考えると
大変な修理代が降ってきます・・・

L880K コペン 維持費

 

また、オイル交換もされず
「乗りっぱなし」にされてたような

愛情なく乗られていた
中古車をつかんでしまったら

後になってからいろいろと
トラブルが出る可能性があるので
用心したいところ・・・

中古車のいわゆる
「当たり」「ハズレ」って
愛情もって乗られていたかが
大きく関与していると思います。

オイル交換のような
基本的なメンテナンスさえ
されていなかったようなクルマだと

下駄がわりにラフに運転されて
大切にされてなかったなんてことも
想像できてしまいます。

そんな状況ではなにかとヤレ
劣化がでてしまいがちですので、

ハズレをつかまないためにも
エンジンの中がキレイかどうかや

オイル交換とかがされてたかを
当たり、ハズレの判断材料の一つとして
チェックするのがおススメです^^

あと自分が中古車を買うときにチェックするポイントは座席のサポート部分とかにひどいシワやヨレ、擦れたり劣化がないかってのはよく見ます。

こういった部分も前述したような
「愛されていたかどうか」
「丁寧に乗られていたか」
「前のオーナーの人柄」
がわかる
ポイントだと思っていますので。

オイル交換

 

 

⇒L880K コペンの中古、故障リスクを回避するには

ダイハツコペン 故障

 

年数のたった、距離を走った
L880K コペンの中古車は

経年劣化によって
いつ故障が起きてもおかしくないのは
認識しておきたいところです。

先程ご紹介したコンプレッサーや
オルタネーターの他にも注意したい
部品としては例えば・・・

・セルモーター(スターター)
セルモーターの参考画像

・MTやオートマミッション
オートマ 参考画像

・電動オープン機構
L880K コペン 故障

・センサー部品
センサー部品の参考画像

 

など、経年劣化によって
故障が避けられない部品が
いろいろ潜んでいますが

あなたがL880Kのコペンを
中古で買ってからすぐに故障する
可能性もゼロではありません。
こればっかりはホントわかりません・・・

L880K コペン 口コミ

 

このようなリスクを回避するために
検討して損はないのが「保証」

中古車販売店が独自に保証を
設定しているケースもありますし、

カーセンサーやグーといった媒体が
中古車に有償で保証をつけることも。

万一の不具合が発生した際に
保証でカバーしてもらえれば

修理代を自腹で払うことなく
クルマを直してもらえちゃうので

多少のコストがかかったとしても
保険として保証をつけるという
選択肢もアリだと思います。

 

※一般ユーザーさんからメールで問い合わせが来る時に「中古車を買って2週間ですが故障してしてしまいましたが修理代の見積もりが20万近くって言われ・・・保証を付けてなかったので自費で修理になります。そのため安いリビルト品を探してます」なんてメッセージが添えられてることも少なくありませんので!

 

※また、中古車販売店の保証に加え自動車保険でも「故障保証」を月々わずかな費用で受けられるものもあるので検討する価値ありだと思います^^

 

 

⇒L880K コペンの中古を買う前にもう一つだけ確認しておきたいこと

L880K 中古車

 

L880K コペンの
中古車で気をつけたい

・エアコンの故障

・オルタネーターの故障

・カスタムされた中古車の注意点

・冷却水漏れのトラブル

・エンジンの中はキレイか

 

などトラブルが多い弱点のことを
部品屋の視点でお伝えし、
リスク回避のこともお話ししました。

あと残るは狙っている
L880Kダイハツコペンの中古を

どうすれば少しでも安く買えるか
っていうことですよね^^

ダイハツコペン L880K 価格

 

中古車の場合は新車と違って
値引きといった概念がありませんし
もし値引きしてくれる中古車があれば

それは元々その分を見越して
車両価格が高めに設定されていると
考えてもいいと思います。

ではどうやって狙っている
L880Kの中古車を安く買うか。

それはやっぱり

いま乗っているクルマを
高く買い取ってもらうこと

に尽きると思います。

中古車 買取

 

自分もいまの部品屋の会社を
立ち上げて1年たった時に

やっと軌道に乗ってきたから
クルマ買い替えるか~と思って
ネットの中古車情報を見てたら

前から欲しかった
V35スカイラインクーペの中古が

クルマで小一時間くらいの
近所にいいのがでてたんです^^

走行距離も1万㎞ちょっと、
ブレーキキャリパーが
対向4POTにカスタムされてて!

その時に乗ってた車は
新車で買って13年のアコード。

たしか13万㎞位走ってて
過走行の部類ではあったんですが

6MTのスポーツグレードで
根強い人気があるモデルだから

10万や15万にはなるかな~
なんて考えてたんです。

で、スカイラインを見に行った時に
お店の人に下取りを聞いてみると

10年超えてるクルマは
ウチでは買取できないんですよね

なんてことを言われ!

 

まさか下取りがゼロとは
想像もしてなかったんで
これはけっこうショックで・・・
乗ってきたクルマを見もせずに言われましたし!

でも見に行ったスカイラインの中古
バリモノだからどうしても欲しい、

だけど月々のローンは安くしないと
軌道に乗ったとはいえまだ綱渡りな
起業1年目なだけに恐いし。

そこで役に立ったのが無料一括査定。

買取できないなんて言われた
いままで乗ってきた13年落ちの車が
ホントに価値がないのか

ネットの一括査定で
ためしに確認してみたんです。

で、何社か回答きたのが
30万~40万!

これだけでもゼロ円からすると
とんでもなくいいですよね^^

でもこの時は結局
45万で買い取ってもらえました!

買取してくれた業者さん、
アコードの中古車を若いお客さんから
探してとバックオーダー受けてて

ちょうど自分のアコードが
そのお客さんの希望にあうとのことで
どうしても売って欲しいと。

で、45万で買い取ってもらえたから
無事お目当てのスカイラインクーペに
乗り換えすることができました^^

CPV35

 

この後もいろいろ乗換えましたが
結局のところ一括査定をお願いするのが
一番高く売れる印象があります。

もしあなたも狙っている
L880Kのダイハツコペンがあるなら

1~2分くらいの入力で
買取相場がチェックできるので
試してみる価値、アリだと思います。

いま乗っているクルマが
想像以上に買取相場が高ければ
高いうちに買い取ってもらって

お目当てのL880K コペンに
予定を前倒で乗り換えることも
できちゃいますしね^^

まずはあなたも愛車の買取相場、
チェックしてはいかがでしょうか!?

愛車を一括査定に依頼してみる
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