スタイリッシュなデザインが
今も色褪せない魅力を放つ
MH23Sのスズキ ワゴンR!
中古車相場をチェックしてみると
コミコミ50万以下で探すと
やっぱり距離を走ったのが多く、
距離が浅くて年式が新しいと
すぐに80万前後はするような
人気のMH23Sならではな
中古車相場でしょうか?!
そんな魅力にあふれる
MH23S ワゴンRの中古車を
あなたも狙っているなら
気になるのが買ってから
急に故障や不具合がでないかって
いうことじゃないでしょうか?!
「部品屋の立場」
からするとMH23SワゴンRには
弱点といえる故障やトラブルが多い
高額修理になってしまう部品が
いくつかあります・・・
今回はMH23SのワゴンRを
中古で買うなら注意したい
弱点、トラブルが多い部分を
解説していきますよ~!
◆目次
弱点①:エアコンのコンプレッサー
MH23SワゴンRの
エアコンのコンプレッサー、
部品屋人生でいったい
何個売ったんだろう・・・
っていうくらいトラブルが多く
ド定番の高額修理になる
弱点部品といえるコンプレッサー。
エアコンのガスを圧縮する
このコンプレッサーですが
MH23SのワゴンRでは
焼付きやガラガラ異音といった
不具合が春~夏~秋には頻発し
特に夏場は「稼ぎ頭」といえるぐらい
整備工場さんなどから注文がきます。
(=それだけ壊れているっていうこと)
で、このエアコンのコンプレッサー、
注意したいのが
修理代が高いということ。
上の画像にもあるように
エアコンはシステムで成り立っていて
コンプレッサーが焼付いたり
異音がでたりと故障したからといって
コンプレッサーだけを
交換すればいいっていうような
単純な話しじゃありません・・・
主に故障の原因になるのが
エキスパンションバルブという
髪の毛の細さ程度しかない
霧吹き器のノズル部分だったり、
リキッドタンクとよばれる
フィルターの役目がある部分で
スラッジなどが詰まり
異常高圧⇒コンプレッサーが故障
といった流れになることが多いので
コンプレッサーや関連したパーツの
部品代+工賃+ガス代と加わっていくと
10万オーバー覚悟の状況です!
焼付きやロックでコンプレッサー内部の削れカスがシステム内に回っちゃうとコンデンサーの交換や、配管も全部外して清掃など大事になっちゃいます・・・
※MH23Sはこのコンプレッサーに
リコールも出されているので注意!
【スズキリコール情報】
⇒コンプレッサーオイルの充填量が
不足していて焼付く可能性
https://www.suzuki.co.jp/about/recall/2016/0303/
⇒ガスが漏れてエアコンの
効きが悪くなる可能性
https://www.suzuki.co.jp/about/recall/2015/1218b/index.html
コンプレッサー内部を潤滑する
オイルの充填量が少ないものがあり
焼付く危険性があることから
リコールが出された経緯が!
このようなリコールがあるので
もしMH23SワゴンRの中古を買ってから
エアコンが焼付くようなことがあれば
リコールに該当するかどうか
修理する前に確認するのが安心です。
もしリコールに該当するという
ジャッジをしてもらえれば
わざわざ自腹を切って修理する
修理する必要が無くなります^^
ただ、ガス漏れでエアコンの効きが
悪くなってしまうトラブルの方は
ちょっと注意が必要です。
こちらは「保証期間延長」であり
新車登録から9年に延長されましたが
狙っているワゴンRの中古車の
年式によっては保証期間が過ぎてて
タダでは直してもらえないので・・・
弱点②:ターボ(タービン)
あなたが狙っている
MH23Sの中古車がターボ車なら
タービンの故障も注意です。
経年劣化によって異音がでたり
ブーストがかからずパワー不足、
白煙がモクモクでたりなどの
不具合に見舞われたら大変!
新品定価はターボ単品で約12万!
安価なリビルト品でも
部品代で5万コース覚悟ですし
工賃やらオイル代がプラスされると
けっこうな修理代に・・・
整備工場さんからMH23SワゴンRの
リビルトターボの問い合わせは
日々の仕事で少なくありませんが
話しを聞いていると
オイル交換があまりされてなかった
メンテナンス不足が原因なことが
多いな~って感じがします・・・。
弱点③:ラジエターからの水漏れ
経年劣化によるトラブルが避けられず
こちらも整備工場さんなどから
お問い合わせが
ちょこまかくるラジエター。
安価な社外新品のラジエターで
修理・交換するにしても
ラジエター本体だけでなく
ホース類などの周辺パーツ代、
冷却水代、交換工賃と加わって
5万オーバーは覚悟の高額修理に!
で、このラジエターのトラブルは
厄介なことに走行距離が浅くとも
年数がたったことによる経年劣化で
急にトラブルが発生するので
注意したいところです・・・!
私自身も、10年選手だけど3万kmの距離浅な中古車で急に水漏れが発生し困った経験が・・・昨日までは何ともなかったのに朝乗ろうと駐車場に行ったら地面にクーラントが漏れてて・・・(泣)
急にきます、ラジエターの水漏れ!
注意点①:エンジンの中はキレイ?!
MH23SワゴンRの中古を買うなら
注意したい、必ず確認したいのが
エンジン内部が上の画像のように
汚なくなってないかということ。
オイル交換をサボっていると
こんなふうに内部にスラッジがたまり
エンジンが焼付いてしまったり、
ターボ車のMH23SワゴンRなら
タービンがブローしてしまったりと
とんでもない状況に発展する危険性が!
整備工場さんから軽自動車とか中古エンジンの問い合わせを受けた時に在庫状況を調べていると、15万kmとか距離を走っていてもエンジンの中がホントにキレイでオイル交換ちゃんとしてたんだろうな~っていうのもあれば、5~6万kmぐらいでもスラッジやオイル焼けで中が汚くてなんじゃこりゃっていうのもあります!
そのためお目当ての
MH23SワゴンRの中古車があるなら
購入前に必ず確認したいのが
オイルフィラーキャップを開けて
キャップの裏やエンジンの内部が
汚れていないかということ。
ヘドロのようなスラッジがついてたらヤバイです、そのクルマ!
もしこれをしっかり確認せず
エンジンの中がひどい個体を
あなたが中古で買ってしまったら
後々エンジン焼付きなど高額故障の
リスクがあなたに降りかかってきます!
エンジンは中古で探しても
状態の良いまともなものは
10万ぐらいは覚悟ですし、
交換工賃まで考えると
どうなるかはわかりますよね?
また、オイル交換もされず
「乗りっぱなし」にされてたような
愛情なく乗られていた
中古車をつかんでしまったら
後になってからいろいろと
トラブルが出る可能性があるので
用心したいところ・・・
中古車のいわゆる
「当たり」「ハズレ」って
愛情もって乗られていたかが
大きく関与していると思います。
オイル交換のような
基本的なメンテナンスさえ
されていなかったようなクルマだと
下駄がわりにラフに運転されて
大切にされてなかったなんてことも
想像できてしまいます。
そんな状況ではなにかとヤレや
劣化がでてしまいがちですので、
ハズレをつかまないためにも
エンジンの中がキレイかどうかや
オイル交換とかがされてたかを
当たり、ハズレの判断材料の一つとして
チェックするのがおススメです^^
注意点②:プッシュスタート車のエンジンが始動できないトラブル
MH23SワゴンRの
プッシュスタート車は注意したい
サービスキャンペーンがあります。
エンジン始動ができなくなる恐れ
https://www.suzuki.co.jp/about/recall/2010/0422/index.html
H20年9月~12月の期間に
生産されたMH23SワゴンRの
プッシュスタート車は
ステアリングロックが解除されず
エンジン始動ができなくなる
危険性があることから
サービスキャンペーンが
発令された経緯があります。
対象になるMH23SのワゴンRは
オートステアリングロックを
対策品に交換する
措置がとられているので
あなたが狙っている
ワゴンRの中古車が該当するなら
改善措置を受けたかどうか
しっかり確認したいところです。
注意点③電動格納ドアミラーの保証期間延長
お目当てのMH23SワゴンRに
【電動格納ドアミラー】が
装着されていたら注意です!
ワゴンR他 保証期間変更
https://www.suzuki.co.jp/about/recall/2014/0130/index.html
H20年9/2~23年7/16の
期間に生産された
MH23SのワゴンRの
電動格納ドアミラーには、
ミラー内部の部品が破損し
閉じたり開けたりできなくなる
不具合が発生した場合
従来3年または6万㎞までの
保証期間だったものに対して
10年または10万㎞まで
保証期間が延長されています。
ただ、延長はされたとはいえ
タイムリミットを迎えてしまうと
故障しても保証されません・・・
ここで覚えておきたいのは
わざわざ保証期間が延長されたほど
電動格納ドアミラーに
トラブルが出やすいということ。
そして実際に日々の仕事の中でも
整備工場さんから電格ドアミラーの
お問い合わせが非常に多い状況です。
新品で交換するとなると
片側5万程度はかかるだけに
あなたが狙っている
MH23SワゴンRの中古車が
電動格納ドアミラー仕様なら
どうぞご注意くださいませ!
⇒MH23S ワゴンRの中古、故障リスクを回避するには
ここまでお話してきたように
MH23SワゴンRの中古車には
いろいろ注意したい弱点ともいうべき
不具合の多い部品があります。
距離を走った中古車であれば
いつ故障が起きてもおかしくない
状況なのは認識しておきたいところ。
例えば・・・
・セルモーター(スターター)
・オルタネーター(発電機)
・CVTやATミッション
・センサー部品
・ナビなど電装品
と、経年劣化によって
故障が避けられない部品が
いろいろ潜んでいますが
あなたがMH23SのワゴンRを
中古で買ってからすぐに故障する
可能性もゼロではありません。
こればっかりはホントわかりません・・・
このようなリスクを回避するために
検討して損はないのが「保証」。
中古車販売店が独自に保証を
設定しているケースもありますし、
カーセンサーやグーといった媒体が
中古車に有償で保証をつけることも。
万一の不具合が発生した際に
保証でカバーしてもらえれば
修理代を自腹で払うことなく
クルマを直してもらえちゃうので
多少のコストがかかったとしても
保険として保証をつけるという
選択肢もアリだと思います。
※一般ユーザーさんからメールで問い合わせが来る時に「中古車を買って2週間ですが故障してしてしまいましたが修理代の見積もりが20万近くって言われ・・・保証を付けてなかったので自費で修理になります。そのため安いリビルト品を探してます」なんてメッセージが添えられてることも少なくありませんので!
※また、中古車販売店の保証に加え自動車保険でも「故障保証」を月々わずかな費用で受けられるものもあるので検討する価値ありだと思います^^
⇒MH23Sの中古を買う前にもう一つだけ確認しておきたいこと
MH23S ワゴンRの
中古車で気をつけたい
・エアコンの故障
・ターボ(タービン)の故障
・エンジンの中が汚れていないか
・電動ドアミラーの故障
などトラブルが多い弱点のことを
部品屋の視点でお伝えし、
リスク回避のこともお話ししました。
あと残るは狙っている
MH23S ワゴンRの中古を
どうすれば少しでも安く買えるか
っていうことですよね^^
中古車の場合は新車と違って
値引きといった概念がありませんし
もし値引きしてくれる中古車があれば
それは元々その分を見越して
車両価格が高めに設定されていると
考えてもいいと思います。
ではどうやって狙っている
MH23SのワゴンRを安く買うか。
それはやっぱり
いま乗っているクルマを
高く買い取ってもらうこと
に尽きると思います。
自分もいまの部品屋の会社を
立ち上げて1年たった時に
やっと軌道に乗ってきたから
クルマ買い替えるか~と思って
ネットの中古車情報を見てたら
前から欲しかった
スカイラインクーペの中古が
クルマで小一時間くらいの
近所にいいのがでてたんです^^
走行距離も1万㎞ちょっと、
ブレーキキャリパーが
対向4POTにカスタムされてて!
その時に乗ってた車は
新車で買って13年のアコード。
たしか13万㎞位走ってて
まあ過走行の部類ではあったんですが
6MTのスポーツグレードで
根強い人気があるモデルだから
10万や15万にはなるかな~
なんて考えてたんです。
で、スカイラインを見に行った時に
お店の人に下取りを聞いてみると
10年超えてるクルマは
ウチでは買取できないんですよね
なんてことを言われ!
まさか下取りがゼロとは
想像もしてなかったんで
これはけっこうショックで・・・
乗ってきたクルマを見ずに言われましたし!
でも見に行ったスカイラインの中古
バリモノだからどうしても欲しい、
だけど月々のローンは安くしないと
軌道に乗ったとはいえまだ綱渡りな
起業1年目なだけに恐いし。
そこで役に立ったのが無料一括査定。
買取できないなんて言われた
いままで乗ってきた13年落ちの車が
ホントに価値がないのか
ネットの一括査定で
ためしに確認してみたんです。
で、何社か回答きたのが
30万~40万!
これだけでもゼロ円からすると
とんでもなくいいですよね^^
でもこの時は結局
45万で買い取ってもらえました!
買取してくれた業者さん、
アコードの中古車を若いお客さんから
探してとバックオーダー受けてて
ちょうど自分のアコードが
そのお客さんの希望にあうとのことで
どうしても売って欲しいと。
で、45万で買い取ってもらえたから
無事お目当てのスカイラインクーペに
乗り換えすることができました^^
この後もいろいろ乗換えましたが
結局のところ一括査定をお願いするのが
一番高く売れる印象があります。
オークション的なのもやってみましたが思ったほど値があがらないことが多くて・・・
もしあなたも狙っている
MH23SのワゴンRがあるなら
1~2分くらいの入力で
買取相場がチェックできるので
試してみる価値、アリだと思います。
いま乗っているクルマが
想像以上に買取相場が高ければ
高いうちに買い取ってもらって
お目当てのMH23SワゴンRに
予定を前倒で乗り換えることも
できちゃいますしね^^
まずは愛車の買取相場を
チェックしてはいかがでしょうか!?
愛車を一括査定に依頼してみる
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