SG5 SG9フォレスターの気になる故障や弱点を「部品屋」が解説するよ!

SG9 中古

スポーツカーに比肩する
痛快な走りと戦闘力を持ちながら

クロカン四駆のようにラフロードも
平然と走破する4WD性能も併せ持つ
稀有なる存在・・・

SG5/SG9 スバルフォレスター!

SG5 中古

そんなSG5やSG9の
フォレスターの中古相場を
チェックしてみると、

年式もたってきているだけに
けっこう距離を走っているのが
多い印象ですが、

根強い人気がある
SG系のフォレスターなだけに
けっこういい値段してますよね!
STIバージョンなんか200万とかプレミア価格だし!

距離を走ってても
なかなかいい値段をしている

SG5/SG9のフォレスターを
中古で狙っているなら気になるのが

買ってから急に故障しないか
ということじゃないでしょうか。

 

今回はSG5やSG9で気になる
故障や弱点を「部品屋の視点」
解説していきますよ~!

 





 

 

弱点①:水漏れでヘッドライトが故障

フォレスター SG ヘッドライト

はい、まずはコレ。
ド定番中のド定番ってくらい

我が部品屋人生において
SG5・SG9のヘッドライトは
お問い合わせの多い部品。

整備工場のオヤジさんから
電話で問合せで

中古で探してもらいたいのあんだけど、
SG5フォレスターで・・・

あ、左のヘッドライトですか?

えっ!?なんでわかんの??

こんな会話を何回したことか^^

っていうくらいにSG5、SG9は
ヘッドライトの故障が多発!

しかもほぼ左側のヘッドライトが
水漏れで点灯しなくなります。

で、新品で買うと
HIDヘッドライトの定価は
なんと10万オーバー・・・!

そして困ったことに
安価な中古ヘッドライトを探しても
「はぐれメタル」級にレアキャラで

私の部品屋人生の中でも
数えるほどしか見つからず。
しかもいつ水漏れするかわからないのに
5~6万とか異常な値段だったり・・・

なんで中古ヘッドライトが
こんなにも見つからないかというと

海外でも人気のSUVなだけに
廃車や事故車のSGフォレスターは
部品取りされることなくクルマ丸ごと
輸出されてしまうことや、

あまりにトラブルが多いので
クレームを恐れて中古品として
あえて在庫登録しない

といった要因が重なって
安価な中古ヘッドライトが
見つからない状況になっています!

 

 

弱点②:パワステポンプの故障

SG5 SG9 パワステポンプ

SG5/SG9ともに
フォレスターの弱点と言える
パワステポンプの不具合・トラブル。

日々の仕事の中で
整備工場さんや一般ユーザーさんから

非常にお問い合わせが多い
定番の故障部品と言えます!

ハンドルを切った時に
ゴ~っと異音がでたり、

パワステが効かないなど
トラブルが出やすいですが、

気になる新品の値段は・・・

定価:約6万3000円

と、いい値段しています!

リビルトのパワステポンプなら
2~3万程度の価格とだいぶ安いですが

タイミングが悪いと
在庫が切れててなんてことがあるので
そのあたりは注意したいところです。

 

 

弱点③:マフラーのサビ、腐食

SG5 SG9 マフラー

卓越した4WD性能ゆえに
降雪地域でも使用されることが
多い車種だからなのか、

SG5 SG9のフォレスターで
意外とお問い合わせが多いのが
マフラーがサビでボロボロになって
腐食してしまい排気漏れしてるから

安い中古のマフラーを
探してくれっていうお問い合わせ。

で、困ったことに
SG5/SG9フォレスターの

中古のマフラーを探しても
まず見つかりません・・・

先程のヘッドライトの中古が
見つからないといった理由と同じで

クルマごと輸出されてしまうことで
部品取りされる機会がなく

ありとあらゆる部品の中古が
流通してない状況なんです・・・

 

で、気になる新品の定価は
触媒部分は約8万5000円、

センターマフラーやリヤマフラーは
各パートで3~4万程度の定価と
けっこういい値段しています。

でもマフラーならサビても
交換すれば済む話ですが

もっと注意したいのは
車体にひどいサビや腐食が
ないかということ。

車体のサビ

フォレスターに限らずですが
北海道や東北など降雪地で走ってた場合

融雪剤などの塩害によって
ちゃんとメンテナンスされていないと
腹下にサビや腐食がでてしまいます。

こんなことが関係してかネットで
SG5やSG9の中古車情報を見ていると

「関東仕入の車両」
「本州仕入れの車両」
「道内未使用」

なんてわざわざ記載している
中古車屋さんもあるほど。

でも、関東仕入のクルマであっても
冬にスキーやスノボによく行ってたなら
油断はできません。

あなたも「これは!」と思う
1台を見つけたらお店の人に頼んで

リフトアップしてもらうなど
ボディ下面やマフラーの

サビのチェックは
しっかりしたいところです。

もしサビサビな状態なら
買ってから苦労するのが
目に見えてますので・・・

※特にリフトアップなんかはお店に頼んだ時に
快く対応してくれるかどうかでお店の良し悪しも
垣間見ることができちゃいますね^^

 

 

注意点①:SG5はオイル漏れ⇒火災の危険性

あなたが狙っている
SG5フォレスターの中古車が

MT車のターボ車なら
要注意のトラブルがあります。

それはリコールもアナウンスされた
エンジンオイルが漏れて車両火災の
危険性がある不具合・トラブル!

 

【スバル リコール情報】
https://www.subaru.co.jp/recall/2004_09_15/
SG5 リコール

SG5フォレスターの
ターボのマニュアル車は

エンジン吸気バルブの
油圧制御する部分に関し

カバーの締付ボルトが緩んで
エンジンオイルが漏れ出し

火災に発展する危険性があるため
リコールがアナウンスされた経緯が!

しかもこのトラブルは実際に
他車種も含め5件も火災が発生
リコールになっているため
笑い事ではすみません・・・

あなたが狙っている
SG5 フォレスターの中古が
リコールに該当する車両なら

改善措置を受けたかどうか
確認するのがMUSTと言えそうです。

 

でもリコールとかの改善措置って
別に確認なんかしなくたって
ちゃんとやってんじゃないの?

 

と、思うかもしれませんが
それがですね、そうでもないんです。

普段整備工場さんから
部品の問い合わせがきた時に
依頼された部品を調べてると

あれ?これリコール対象ですよ

ディーラーに行けば
タダで交換してもらえますよ

なんて案内することが
ちょこまかあるんです。

どういう経緯で
リコールの改善措置を受けていない
状況になってしまったかは不明ですが

こういったやり取りも
日々の仕事の中で少なくないので

お目当ての中古車を買う前に
ちゃんとリコールの対策がされたか
履歴を確認しておくのが安心です。

 

 

注意点②:意外と多いエアコンの故障

カーエアコン

春~秋に整備工場さんから
意外とお問い合わせが多いのが

・エアコンのコンプレッサー

エアコンのガスを圧縮する
このコンプレッサーですが

SG5 SG9のフォレスターは
年数がたってきているだけに

経年劣化によるコンプレッサーの
焼付きや異音といったトラブルが
避けられない状況にあり

いつ壊れてもおかしくない
状況であるともいえます。

カーエアコン参考画像

春~秋にかけて故障が多く
このエアコンのコンプレッサーの
お問い合わせも増えますが、

注意したいのが
修理代が高いということ。

上の画像にもあるように
エアコンはシステムで成り立っていて

コンプレッサーが焼付いたり
異音がでたりと故障したからといって

コンプレッサーそれだけを
交換すればいいっていうような
単純な話しじゃありません・・・

カーエアコンシステム部品 参考画像

主に故障の原因になるのが
エキスパンションバルブという
髪の毛の細さ程度しかない
霧吹き器のノズル部分だったり、

リキッドタンクとよばれる
フィルターの役目がある部分で
スラッジなどが詰まり

異常高圧⇒コンプレッサーが故障
といった流れになることが多いので

コンプレッサーや関連したパーツの
部品代+工賃+ガス代と加わっていくと
10万や20万が飛んでいきます!
焼付きやロックでコンプレッサー内部の削れカスが
システム内に回っちゃうとコンデンサーの交換や、
配管も全部外して清掃など大事になっちゃいます・・・

 

 

故障リスクを回避するには

SG5 フォレスター 価格

ヘッドライトの水漏れや
パワステポンプの故障など

年数がたってきているだけに
なにかとトラブルが避けられない
SG5 SG9のフォレスター。

距離を走った中古車であれば
いつ故障が起きてもおかしくない
状況なのは認識しておきたいところ。

たとえば・・・

・セルモーター(スターター)
セルモーターの参考画像

・オルタネーター(発電機)
オルタネーター 発電機

・MTやオートマ
オートマ 参考画像

・センサー部品
センサー部品の参考画像

・タービン(ターボ)
ターボの参考画像

・電装品etc.

と、経年劣化によって
故障が避けられない部品が
いろいろ潜んでいますが

あなたがSG系フォレスターを
中古で買ってから急に故障する
可能性もゼロではありません。
こればっかりはホントわかりません・・・

 

このようなリスクを回避するために
検討して損はないのが「保証」

中古車販売店が独自に保証を
設定しているケースもありますし、

カーセンサーやグーといった媒体が
中古車に有償で保証をつけることも。

万一の不具合が発生した際に
保証でカバーしてもらえれば

修理代を自腹で払うことなく
クルマを直してもらえちゃうので

多少のコストがかかったとしても
保険として保証をつけるという
選択肢もアリだと思います。

一般ユーザーさんからメールで問い合わせが来る時に
「中古車を買って2週間ですが故障してしまって・・・」
「保証を付けてなかったので自費で修理になります・・・」
「そのため安いリビルト品を探してます・・・」
なんてメッセージが添えられてることも少なくありませんので!

 

※また、中古車販売店の保証に加え
自動車保険でも「故障保証」を月々わずかな費用で
受けられるものもあるので検討する価値ありだと思います^^

 

 

⇒フォレスターSG系の中古を買う前にもう一つだけ確認しておきたいこと

フォレスター SG 中古車

SG5 SG9フォレスターの
中古で気をつけたい

・パワステポンプの故障

・ヘッドライトの水漏れ

・エアコンの故障

・マフラーのサビ、腐食

といった弱点、注意点を
部品屋の視点でお伝えし、
リスク回避のこともお話ししました。

あと残るは狙っている
狙っているSG5やSG9の中古を

どうすれば少しでも安く買えるか
っていうことですよね^^

SG9 フォレスターSTi 欲しい

中古車の場合は新車と違って
値引きといった概念がありませんし
もし値引きしてくれる中古車があれば

それは元々その分を見越して
車両価格が高めに設定されていると
考えてもいいと思います。

ではどうすれば狙っている
SG5 SG9のフォレスターを
安く買えるのか。

それはやっぱり

いま乗っているクルマを
高く買い取ってもらうこと

に尽きると思います。

中古車 買取

自分もいまの部品屋の会社を
立ち上げて1年たった時に

やっと軌道に乗ってきたから
クルマ買い替えるか~と思って
ネットの中古車情報を見てたら

前から欲しかった
スカイラインクーペの中古が

クルマで小一時間くらいの
近所にいいのがでてたんです^^

走行距離も1万㎞ちょっと、
ブレーキキャリパーが
対向4POTにカスタムされてて!

その時に乗ってた車は
新車で買って13年のアコード。

たしか13万㎞位走ってて
まあ過走行の部類ではあったんですが

6MTのスポーツグレードで
根強い人気があるモデルだから

10万や15万にはなるかな~
なんて考えてたんです。

で、スカイラインを見に行った時に
お店の人に下取りを聞いてみると

10年超えてるクルマは
ウチでは買取できないんですよね

なんてことを言われ!
乗ってきた車を見もせずにバッサリ(泣)

 

まさか下取りがゼロとは
想像もしてなかったんで
これはけっこうショックで・・・

でも見に行ったスカイラインが
バリモノだったしどうしても欲しい、

だけど月々のローンは安くしないと
軌道に乗ったとはいえまだ綱渡りな
起業1年目なだけに恐いし。

そこで役に立ったのが無料一括査定。

買取できないなんて言われた
いままで乗ってきた13年落ちの車が
ホントに価値がないのか

ネットの一括査定で
ためしに確認してみたんです。

で、何社か回答きたのが
30万~40万!

これだけでもゼロ円からすると
とんでもなくいいですよね^^

でもこの時は結局
45万で買い取ってもらえました!

買取してくれた業者さん、
アコードの中古車を若いお客さんから
探してとバックオーダー受けてて

ちょうど自分のアコードが
そのお客さんの希望にあうとのことで
どうしても売って欲しいと。

で、45万で買い取ってもらえたから
無事お目当てのスカイラインクーペに
乗り換えすることができました^^

CPV35

この後もいろいろと乗り換えましたが
一括査定が結局一番高く売れる印象があります。
オークション的なのもやってみましたが
思ったほど値があがらないことが多くて・・・

もしあなたも狙っている
SG5 SG9のフォレスターがあるなら

1~2分くらいの入力で
買取相場がチェックできるので
試してみる価値、アリだと思います。

いま乗っているクルマが
想像以上に買取相場が高ければ
高いうちに買い取ってもらって

お目当てのSG5 SG9のフォレスターに
予定を前倒で乗り換えることも
できちゃいますしね^^

まずは愛車の買取相場を
チェックしてはいかがでしょうか!?

愛車を一括査定に依頼してみる
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