ピクシスエポックの弱点や故障。【部品屋の視点】で解説するよ

ピクシスエポック 中古

 

低燃費をはじめとした
基本性能の高さと

先進の安全装備による
安心感も魅力のトヨタの軽・・・

ピクシスエポック^^

ピクシスエポック インテリア
ピクシスエポック 居住性
ピクシスエポック 広さ

 

そんなピクシスエポックの
中古相場をチェックしてみると、

LA300A/LA310Aの
初代ピクシスエポックは

10万kmや20万km走ったような
過走行車や事故歴アリにまじって

探せばそこまで走ってない
距離浅な上モノの中古車が

コミコミ30万ぐらいでも
見つかるような状況ですし、

LA350A/LA360Aの
2代目のピクシスエポックだって
コミコミ50万~60万ぐらいで

2~3万km程度しか走ってない
こちらも距離浅なのが見つかるような
お買い得な中古相場だな~と^^

初代ピクシスエポック 中古

 

清楚系シンプルデザイン、
基本性能の高さや低燃費の経済性、

さらにはスマアシをはじめとした
先進の安全装備など魅力の多い
ピクシスエポックですが、

初代ピクシスエポックは2012年に
登場と年数がたってきてるだけに

あなたもピクシスエポックを
中古で狙っているなら気になるのは

買ってから急に
故障や不具合がでないかって
いうことじゃないでしょうか?!

「部品屋の立場」からすると
ピクシスエポックの中古車には

弱点といえる故障やトラブルが多い
高額修理になってしまう部品が
いくつかあります・・・

今回はピクシスエポックを
中古で買うなら注意したい

弱点、トラブルが多い部分
解説していきますよ~!

 





 

 

弱点①:エアコンのコンプレッサー

カーエアコン

ピクシスエポックの中古で注意したい
年数や距離を走ればトラブルが
避けられない部品なのが・・・

・エアコンのコンプレッサー

エアコンのガスを圧縮する
このコンプレッサーですが、

年数や距離を走れば経年劣化による
コンプレッサーの焼付きや異音といった
トラブルが避けられない状況にあり

いつ壊れてもおかしくない
状況であるともいえます。

カーエアコン参考画像

 

エアコンをよく使う時期である
春~秋にかけて特に故障が多く

このエアコンのコンプレッサーの
お問い合わせも増えますが、

注意したいのが
修理代が高いということ。

上の画像にもあるように
エアコンはシステムで成り立っていて

コンプレッサーが焼付いたり
異音がでたりと故障したからといって

コンプレッサーそれだけを
交換すればいいっていうような
単純な話しじゃありません・・・

カーエアコンシステム部品 参考画像

主に故障の原因になるのが
エキスパンションバルブという
髪の毛の細さ程度しかない
霧吹き器のノズル部分だったり、

リキッドタンクとよばれる
フィルターの役目がある部分で
スラッジなどが詰まり

異常高圧⇒コンプレッサーが故障
といった流れになることが多いので

コンプレッサーや関連したパーツの
部品代+工賃+ガス代と加わっていくと
10万や20万が飛んでいきます!
焼付きやロックでコンプレッサー内部の削れカスが
システム内に回っちゃうとコンデンサーの交換や、
配管も全部外して清掃など大事になっちゃいます・・・

 

 

弱点②:オルタネーター(発電機)

オルタネーター 発電機

次にピクシスエポックで注意したい
故障が避けられない弱点な部品が・・・
オルタネーター!

オルタネーターはバッテリーに
電気を供給する発電機ですが

発電時はキンキンに熱くなるため
経年劣化による故障が避けられません。

この熱の影響なのか
コンプレッサーと同じく

特に夏場の暑い時期には
整備工場さんからお問合せが多く

修理交換となれば
安価なリビルト品で交換しても
5万コース覚悟の高額修理ですし、

そもそもオルタネーターが故障して
発電不良になればバッテリーがあがって

レッカー呼んだりしたり
バッテリーも交換して・・・など
なにかと費用がかさみがちです!

 

 

注意点①:エンジンの中はキレイ?!

エンジン内部の汚れ

 

ピクシスエポックの中古を
購入するなら注意したい、
必ず確認したいのが

エンジン内部が上の画像のように
汚なくなってないかということ。

オイル交換をサボっていると
こんなふうに内部にスラッジがたまり

エンジンが焼付いてしまったり
とんでもない状況に発展する危険性が!

整備工場さんから軽自動車とか中古エンジンの問い合わせを受けた時に在庫状況を調べていると、15万kmとか距離を走っていてもエンジンの中がホントにキレイでオイル交換ちゃんとしてたんだろうな~っていうのもあれば、5~6万kmぐらいでもスラッジやオイル焼けで中が汚くてなんじゃこりゃっていうのもあります!

 

そのため狙っている
ピクシスエポックの中古車があるなら
購入前に必ず確認したいのが

オイルフィラーキャップを開けて
キャップの裏やエンジンの内部
汚れていないかということ。

エンジン内部の汚れ
ドロドロなヘドロみたいなスラッジがついてたら
ちょっとヤバイです、そのクルマ!

 

もしこれをしっかり確認せず
エンジンの中がひどい個体を
あなたが中古で買ってしまったら

後々エンジン焼付きなど高額故障の
リスクがあなたに降りかかってきます!

また、オイル交換もされず
「乗りっぱなし」にされてたような

愛情なく乗られていた
中古車をつかんでしまったら

後になってからいろいろと
トラブルが出る可能性があるので
用心したいところ・・・

ピクシスエポック 維持費

 

中古車のいわゆる
「当たり」「ハズレ」って
愛情もって乗られていたかが
大きく関与していると思います。

オイル交換のような
基本的なメンテナンスさえ
されていなかったようなクルマだと

下駄がわりにラフに運転されて
大切にされてなかったなんてことも
想像できてしまいます。

そんな状況ではなにかとヤレ
劣化がでてしまいがちですので、

ハズレをつかまないためにも
エンジンの中がキレイかどうかや

オイル交換とかがされていたかを
当たり、ハズレの判断材料の一つとして
チェックするのがおススメです^^

あと自分が中古車を買うときにチェックするポイントは
座席のサポート部分とかにひどいシワやヨレ、
擦れたり劣化がないかってのはよく見ます。

こういった部分も前述したような
「愛されていたかどうか」
「丁寧に乗られていたか」
がわかる
ポイントだと思っていますので。

オイル交換

 

 

注意点②:ピクシスエポックはぶつけると高くつく!

板金修理

 

ピクシスエポックの中古を
買ったらホントに注意したいのが

「ぶつけると修理代が高い」

ということ!

クルマはぶつけて壊せば
修理代が高くつくものですが、

それでもドアやバンパーなど
同色の中古部品が見つかれば

鈑金・塗装で修理するよりも
大幅に修理代を圧縮できます。

しかしピクシスエポックの
ドアやバンパー、ヘッドライト、
リヤゲートなど外装部品の中古が

みんなぶつけてしまうからなのか、
意外と見つからない状況です。
見つかっても状態が悪かったり!

そんな状況だから珍しい色、
あまり見かけない車体色だと
ホント絶望的・・・!

 

で、ピクシスエポックで
特に注意したいのは

「リヤゲート」をぶつけて壊すと
大変な目にあうということ。

ピクシスエポック 注意点

 

ハッチバックのクルマ特有の
上に開くこのリアのハッチゲート。

この画像からもわかるように
ピクシスエポックのリヤバンパーは
非常~に薄いデザインなので

後ろまわりをぶつけると
リヤゲートもグッチャリといく
危険性がありますが

このリヤゲート修理代が
刺激的に高いんです・・・

運よく同じ色の中古が見つかっても
10万前後が飛んでいきますし、

タイミング悪く中古で同色の
リヤゲートが見つからず

さらには板金修理できないほど
ガッツリと凹ませた時には

新品のリヤゲートに塗装して
ガラスを脱着して・・・と、
20万コースも覚悟みたいな!

板金修理

 

このような状況なのであなたも
ピクシスエポックを中古で買ったら

ぶつけると高くつくというのは
覚えておきたいポイントであります。

 

でも、ピクシスエポックには「後退時ブレーキサポート」があるからリヤゲートとかぶつけることってないんじゃないの?

 

ピクシスエポック 安全性

 

はい、確かにピクシスエポックには
先進の安全装備であるスマアシの
後退時自動ブレーキがありますが

それでも100%事故を
防いでくれるわけではありません。

この手のブレーキサポートが装着された
新しい軽自動車とかでも板金工場さんから
意外とリヤゲートとかリヤバンパーの
お問い合わせが来るんですが

話しを聞くと「自損事故」ってことも
実は少なくないんです・・・

そのためあなたも
ピクシスエポックを中古で買ったら
ぶつけないよう注意したいところです!

先日も取引先の方が、某アイサイト最新Verを搭載した車でバック駐車しようとした際にあやうく後ろのクルマに突っ込むところだったと・・・!

その駐車場は狭くて輪止めのない駐車場で、左前の壁とかに気を取られて後方のチェックを怠っていたから、後ろのクルマにあと1cmでぶつかるところだったと!(指一本分しか隙間がなく、ホント焦ったとのことで・・・)

ここで興味深いのが、いつもならこんな状況なら事前に警告音とか進まなくなったりと安全機能が働くのに、この時には何も反応しなかったらしく・・・

安全装備があっても100%カンペキはないだけに、駐車時などぶつけないよう注意したいところです!

 

 

注意点③:LA350A/LA360A 2代目ピクシスエポックはハンドルのガタツキ⇒操作不能の危険性

ピクシスエポック リコール

 

2代目ピクシスエポックには
注意したい危険なトラブルがあります!

 

ハンドルの取付けナットが緩み
ガタツキが発生しハンドル操作が
できなくなる危険性

 

【国土交通省リコール情報】
https://www.mlit.go.jp/report/press/jidosha08_hh_003659.html

ダイハツ ステアリング リコール

 

平成31年2/18~令和元年7/24
の期間に生産された
LA350A:前輪駆動車

 

平成31年2/18~令和元年7/23
の期間に生産された
LA360A:4WD車

 

これら各モデルの
2代目ピクシスエポックは、

ハンドルの取付作業が不適切で
取付けナットがだんだん緩んでしまい
ハンドルにガタツキが発生、

そのまま使用を続けると
ハンドルのはめ込み部分が外れ
操作不能に陥る危険性があるため

リコールがアナウンスされた
経緯があるんです!

 

改善措置としては

ナットを規定トルクで締め付ける

などの措置がとられていますが、

このトラブルは他車種も含め
少なくとも実際に3件も発生して
リコールに発展していますし、

ハンドル操作不能の危険性がある
ちょっと恐いトラブル内容なだけに

あなたが狙っている
2代目ピクシスエポックの中古が
該当する期間に生産された車両なら

改善措置を受けたかどうか
しっかり確認するのが安心です。

 

でもリコールとかの改善措置って
別に確認なんかしなくたって
ちゃんとやってんじゃないの?

 

と、思うかもしれませんが
それがですね、そうでもないんです。

普段整備工場さんから
部品の問い合わせがきた時に
依頼された部品を調べてると

あれ?これリコール対象ですよ

ディーラーに行けば
タダで交換してもらえますよ

なんて案内することが
ちょこまかあるんです。

どういう経緯で
リコールの改善措置を受けていない
状況になってしまったかは不明ですが

こういったやり取りも
日々の仕事の中で少なくないので

お目当ての中古車を買う前に
ちゃんとリコールの対策がされたか
履歴を確認しておくのが安心です。

 

 

注意点④:LA300A/LA310A 初代ピクシスエポックはCVTに不具合⇒走行不能の危険性

CVT 参考画像

 

平成25年10/9~26年1/30
の期間に生産された
LA300A:前輪駆動車

 

平成25年10/10~26年1/30
の期間に生産された
LA310A:4WD車

 

これら各モデルの
初代ピクシスエポックは、

CVTのトルクコンバーター内部の
ベアリングの製造が不適切なことから
異常摩耗して破損、

この破損したベアリングの破片が
トルクコンバーター内部に飛散し

異音がでたりエンストして発進でず
走行不能になる危険性があることから
リコールがアナウンスされています!

 

【国土交通省リコール情報】
https://www.mlit.go.jp/report/press/jidosha08_hh_002581.html

 

ダイハツ CVTトラブル リコール

 

改善措置としては

トルクコンバーターを良品に交換する

といった措置がとられていますが、

このトラブルも他車種を合わせ
少なくとも実際に36件も発生して
リコールに発展していますし、

高速や流れの速い幹線道路などを
走行中にこのトラブルが原因で
エンストしようものなら

後ろから突っ込まれる事故になる
危険性もある不具合なだけに

あなたが狙っている
ピクシスエポックの中古が
リコールに該当する車両なら

こちらも改善措置を受けたかどうか
しっかり確認したいところです!

 

 

⇒ピクシスエポックの中古、故障リスクを回避するには

ピクシスエポック 燃費

 

年数のたった、距離を走った
ピクシスエポックの中古車は

経年劣化でいつ故障が起きても
おかしくないのは認識して
おきたいところです。

弱点のところでご紹介した
エアコンのコンプレッサーや

オルタネーターの他にも注意したい
部品として例えば・・・

・セルモーター(スターター)
セルモーターの参考画像

・CVTミッション
CVT 参考画像

・ドアミラーやパワーウインド関係
ピクシスエポック 故障

・ラジエター
ラジエター 参考画像

・センサー部品
センサー部品の参考画像

など、経年劣化によって
故障が避けられない部品が
いろいろ潜んでいますが

ピクシスエポックの中古を
買ってからすぐに故障する
可能性もゼロではありません。
こればっかりはホントわかりません・・・

 

このようなリスクを回避するために
検討して損はないのが「保証」

中古車販売店が独自に保証を
設定しているケースもありますし、

カーセンサーやグーといった媒体が
中古車に有償で保証をつけることも。

万一の不具合が発生した際に
保証でカバーしてもらえれば

修理代を自腹で払うことなく
クルマを直してもらえちゃうので

多少のコストがかかったとしても
保険として保証をつけるという
選択肢もアリだと思います。

一般ユーザーさんからメールで問い合わせが来る時に
「中古車を買って2週間ですが故障してしまって・・・」
「保証を付けてなかったので自費で修理になります・・・」
「そのため安いリビルト品を探してます・・・」
なんてメッセージが添えられてることも少なくありませんので!

 

※また、中古車販売店の保証に加え
自動車保険でも「故障保証」を月々わずかな費用で
受けられるものもあるので検討する価値ありだと思います^^

 

 

⇒ピクシスエポックの中古を買う前にもう一つだけ確認しておきたいこと

ピクシスエポック 価格

 

燃費もいいし安全性も安心な
人気の軽自動車のピクシスエポックを
中古で買うなら気をつけたい

・エアコンの故障

・オルタネーターの故障

・エンジンの中はキレイか

・ぶつけると高くつく

・ハンドル操作不能の危険性

・CVTの異音がでる不具合

 

などトラブルが多い弱点などを
部品屋の視点でお伝えし、
リスク回避のこともお話ししました。

あと残るは狙っている
ピクシスエポックをの中古車を

どうすれば少しでも安く買えるか
っていうことですよね^^

ピクシスエポック 欲しい

 

中古車の場合は新車と違って
値引きといった概念がありませんし
もし値引きしてくれる中古車があれば

それは元々その分を見越して
車両価格が高めに設定されていると
考えてもいいと思います。

ではどうやって狙っている
ピクシスエポックの中古を
安く買うか。

それはやっぱり

いま乗っているクルマを
高く買い取ってもらうこと

に尽きると思います。

中古車 買取

 

自分もいまの部品屋の会社を
立ち上げて1年たった時に

やっと軌道に乗ってきたから
クルマ買い替えるか~と思って
ネットの中古車情報を見てたら

前から欲しかった
V35スカイラインクーペの中古が

クルマで小一時間くらいの
近所にいいのがでてたんです^^

走行距離も1万㎞ちょっと、
ブレーキキャリパーが
対向4POTにカスタムされてて!

その時に乗ってた車は
新車で買って13年のアコード。

たしか13万㎞位走ってて
過走行の部類ではあったんですが

6MTのスポーツグレードで
根強い人気があるモデルだから

10万や15万にはなるかな~
なんて考えてたんです。

で、スカイラインを見に行った時に
お店の人に下取りを聞いてみると

10年超えてるクルマは
ウチでは買取できないんですよね

なんてことを言われ!

 

まさか下取りがゼロとは
想像もしてなかったんで
これはけっこうショックで・・・
乗ってきたクルマを見もせずに言われましたし!

でも見に行ったスカイラインの中古
バリモノだからどうしても欲しい、

だけど月々のローンは安くしないと
軌道に乗ったとはいえまだ綱渡りな
起業1年目なだけに恐いし。

そこで役に立ったのが無料一括査定。

買取できないなんて言われた
いままで乗ってきた13年落ちの車が
ホントに価値がないのか

ネットの一括査定で
ためしに確認してみたんです。

で、何社か回答きたのが
30万~40万!

これだけでもゼロ円からすると
とんでもなくいいですよね^^

でもこの時は結局
45万で買い取ってもらえました!

買取してくれた業者さん、
アコードの中古車を若いお客さんから
探してとバックオーダー受けてて

ちょうど自分のアコードが
そのお客さんの希望にあうとのことで
どうしても売って欲しいと。

で、45万で買い取ってもらえたから
無事お目当てのスカイラインクーペに
乗り換えすることができました^^

CPV35

 

この後もいろいろと乗り換えましたが
一括査定が結局一番高く売れる印象があります。
オークション的なのもやってみましたが
思ったほど値があがらないことが多くて・・・

もしあなたも狙っている
ピクシスエポックの中古車があるなら

1~2分くらいの入力で
買取相場がチェックできるので
試してみる価値、アリだと思います。

いま乗っているクルマが
想像以上に買取相場が高ければ
高いうちに買い取ってもらって

お目当てのピクシスエポックに
予定を前倒で乗り換えることも
できちゃいますしね^^

まずはあなたも愛車の買取相場、
チェックしてはいかがでしょうか!?

愛車を一括査定に依頼してみる
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