130マークXの弱点や故障、【部品屋の視点】で解説するよ

マークX130 中古

 

スタイリッシュなデザインと
シルキーフィールのV6が魅力的な
プレミアムFRサルーン・・・

130系マークX!

人気の130マークXなだけに
中古相場をチェックしてみると

前期型なら距離を走ってないのが
コミコミ100万ぐらいの予算なら
探せる感じの強気な相場ですよね?!

130マークX 後期型

 

いずれにしても130系マークXを
中古で狙っているなら気になるのが

買ってから故障や不具合がでないか
ってことじゃないでしょうか?!

今回はそんな130マークXの
故障や弱点を「部品屋の視点」
解説していきますよ~!

 

 





 

 

130マークXに弱点はあるか?

 

130系マークXで注意したい
弱点ともいうべき故障が多い
部分はあるのか?!

その答えは・・・

特にコレといって無し!?

ではないか、ということ。

130マークXには不思議と
「定番」といえるような
故障が多い部品ってないと思います。

その理由は、日々の仕事の中で
整備工場さんやディーラーさんから
130マークXの部品のお問い合わせが
ほとんどありません^^

あれだけ売れている130マークXで
いまも数多く走っているのに

整備工場さんからお問合せが
ほとんど来ることがないので

壊れにくいといった
図式が成り立つと思います^^

 

 

注意点①:130マークXはぶつけると高くつく

 

特にコレといった弱点といえる
故障しやすい部品は無い印象がある
130系のマークXですが

部品屋の立場として警告する
注意したいポイントが一つあります!

それは・・・

ぶつけると修理代が高い

ということ!

板金修理

ドアやバンパー、ヘッドライトなど
ぶつけて壊してしまった場合に
安く直す方法として

中古部品で交換することで修理代を
大きく下げることができますが
130マークXではそうはいきません。

その理由は、
なぜか中古部品が見つからない
ことが多いから・・・!

130マークXをはじめクラウンなど
この手のプレミアムサルーンって

不思議と中古のドアやバンパーなど
中古部品が見つからないんです。

そのためぶつけて壊した場合に
修理代が高くなりがちで

鈑金できないほど
べっこりいっちゃったら
新品部品で交換になりますが

新品のドアとかって
色が塗装されていないから

塗装代なんかもプラスされて
すぐに10万や20万が飛びます。

ちなみに気になる新品定価は・・・

フロントバンパー:約5万

フロントフェンダー:約3万+塗装代

HIDヘッドライト:約10万

 

う~ん、マンダム・・・

なかなかいい値段しています。

中古車価格はお買い得な
感じになっているものの

元々が高級車な
130系マークXなだけに
部品代はいい値段しています・・・

だから130マークXを買ったら
ぶつけると高くつくというのは
覚えておきたいポイントです!

※あまり見かけないような希少色の場合は
ホントに中古部品が見つからないので特に注意です!

130系マークX 中古

 

 

注意点②:後輪ブレーキからの異音に注意

リヤブレーキの参考画像

 

130系マークXは
左後ブレーキキャリパーから
異音がでる不具合が発生することから

サービスキャンペーン
アナウンスされた経緯があります!

 

【トヨタ リコール等情報】
https://toyota.jp/recall/campaign/150716_2.html

 

H24年7/23~26年6/17
期間に生産された
GRX130:2.5リッターFR

 

H24年7/23~26年6/18
期間に生産された
GRX135:2.5リッター4WD

 

各モデルの130系マークXは
ブレーキのダストブーツ内に
水が入って錆びや固着が発生し

ブレーキをかけた際に
異音がでる場合があります。

改善措置としては、

ダストブーツを新品に交換する

スライドピンがサビているものは
キャリパーを新品に交換する

といった措置がとられているので
あなたが狙っている130マークXが
該当期間の車両であれば

改善措置を受けたかどうか
確認するのがおススメです。

 

でもリコールとかの改善措置って
別に確認なんかしなくたって
ちゃんとやってんじゃないの?

 

と、思うかもしれませんが
それがですね、そうでもないんです。

普段整備工場さんから
部品の問い合わせがきた時に
依頼された部品を調べてると

あれ?これリコール対象ですよ

ディーラーに行けば
タダで交換してもらえますよ

なんて案内することが
ちょこまかあるんです。

どういう経緯で
リコールの改善措置を受けていない
状況になってしまったかは不明ですが

こういったやり取りも
日々の仕事の中で少なくないので

お目当ての中古車を買う前に
ちゃんとリコールの対策がされたか
履歴を確認しておくのが安心です。

 

 

注意点③:リヤダンパーからのオイル漏れにも注意

130マークX リヤダンパーからのオイル漏れ

 

H21年9月~23年7月
期間に生産された

GRX130:2.5リッターFR

GRX133:3.5リッターFR

GRX135:2.5リッター4WD

各モデルの130系マークXは
後ろのショックアブソーバーから
オイルが漏れた場合に保証期間が
延長された経緯があります。

 

ダラダラとオイルが漏れて
ショックがスカスカになるような
ひどい状況になるわけじゃないですが

車検の時にオイル漏れしてると
交換しないと通せないので
困った状況にあります。

で、トラブルが多いことから
トヨタサイドでも保証期間延長を
アナウンスした経緯がありますが

新車登録から9年以内

となっているため
130マークXの中古車は

年式的に延長された保証期間も
経過してしまっているので

オイルが漏れてしまっても
無償で交換はしてもらえません。

そのためマークX130系の
中古車を買うなら

ダンパーからオイルが漏れていないか
事前にチェックしたいところです。

 

 

注意点④:カスタムされた130マークXの中古車

マークX 130系 カスタム

 

130系マークXの
中古車情報を見ていると

アルミやローダウン、マフラーなど
センスよくオシャレにキマってて

いいね~、わかってるね~^^

と思ってしまうような
カスタム&ドレスアップされた
中古車もよくでていますが、

そんなカスタムされた
130系マークXの中古を
買うなら注意したいのが

・車検に適合したカスタムか

・カスタムされた部分の
純正部品は残されているか

っていうこと。

もし車検に適合しない
カスタムがいろいろとされていて
純正パーツも残されていなかったら

車検を通す際や故障した際に
非常に困った状況に陥ります。

 

【※車検対応マフラーでも要注意!】
先日、仲のいい整備工場さんからマフラーのお問い合わせがきたのですが、お客さんのクルマには車検対応のマフラーがついてはいるものの経年劣化で音量が大きくなってしまい交換しないと車検がダメだから中古でマフラー探して~とお問い合わせがきたことが!

130系マークX カスタム

【※ヘッドライトやテールランプの「塗装」にも注意!】
こちらも整備工場さんから表面を黒く塗装してブラックアウトされたヘッドライトの塗装が落とせなくて車検に通せないから安い中古ヘッドライト探して~とお問い合わせがきたことが!

ヘッドライトやテールランプを塗装してブラックアウトしているカスタム車両はこんな落とし穴があるので注意したいところです・・・

 

130系マークXは前述したように
純正の中古パーツを探しても
なかなか見つからない状況ですし、

そのためカスタムした部分を
元に戻さないと車検が通せないと
指摘されてしまった場合などには

泣く泣く高額な新品で
部品交換する羽目に・・・

 

このようなリスクがあるだけに
ローダウンなどカスタムされた
マークX 130系の中古を買うなら

・車検に適合したカスタムか

・カスタムされた部分の
純正部品は残されているか

ということはしっかり確認してから
購入するのが安心です^^

 

※個人的に困ったのは「社外アルミ」。以前カスタムされたC7のコルベットを買ったんですが車検がきたときにホイール替えないと車検通らないよ~って言われて困ったことが。”なんちゃらフォージド”ってかっこいいホイールだったんですが、認証マークがないだかで車検NGらしくって。。。こんなこともあるので社外アルミもご注意くださいませ~^^

コルベット C7 評価

 

 

⇒マークX 130系の中古、故障リスクを回避するには

130マークX 前期 中古

 

冒頭で130マークXはこれといって
弱点といえるような故障の多い
「定番」は無いと言いました。

でも、しかし。

狙っている130マークXの
年式によっては10年選手と
年数がたってきていますし、

距離を走った中古車であれば
いつ故障が起きてもおかしくない
状況なのは認識しておきたいところ。

例えば注意したい
高額修理になる部品としては

 

・オルタネーター(発電機)
オルタネーター 発電機

・セルモーター(スターター)
セルモーターの参考画像

・エアコンのコンプレッサー
カーエアコン参考画像

・ATミッション
オートマ 参考画像

・センサー部品
センサー部品の参考画像

このように経年劣化によって
故障のリスクがある部品が
いろいろと潜んでいます。

そして神様のイタズラのように
あなたが130マークXを買ってから

急に故障する可能性も
ゼロではありません・・・。
こればっかりはホントわかりません!

 

このようなリスクを回避するために
検討して損はないのが「保証」

中古車販売店が独自に保証を
設定しているケースもありますし、

カーセンサーやグーといった媒体が
中古車に有償で保証をつけることも。

万一の不具合が発生した際に
保証でカバーしてもらえれば

修理代を自腹で払うことなく
クルマを直してもらえちゃうので

多少のコストがかかったとしても
保険として保証をつけるという
選択肢もアリだと思います。

一般ユーザーさんからメールで問い合わせが来る時に
「中古車を買って2週間ですが故障してしまって・・・」
「保証を付けてなかったので自費で修理になります・・・」
「そのため安いリビルト品を探してます・・・」
なんてメッセージが添えられてることも少なくありませんので!

 

※また、中古車販売店の保証に加え
自動車保険でも「故障保証」を月々わずかな費用で
受けられるものもあるので検討する価値ありだと思います^^

 

 

⇒130マークXの中古を買う前にもう一つだけ確認しておきたいこと

130マークX G's

 

さて、130系マークXを
中古で狙っているなら注意したい
ポイントをお話してきました。

・ぶつけると高くつく
⇒中古部品が見つからない

・後ろブレーキの異音
⇒サービスキャンペーン

・ダンパーのオイル漏れ
⇒保証期間の期限切れに注意

・カスタムされた中古車
⇒純正部品が残っているか

・買ってからのリスク回避
⇒中古車販売店の保証

 

ここまできたら残るは
狙っている130マークXの中古を

どうすれば安く買えるか
っていうことですよね^^

マークX G's 中古

 

中古車の場合は新車と違って
値引きといった概念がありませんし
もし値引きしてくれる中古車があれば

それは元々その分を見越して
車両価格が高めに設定されていると
考えてもいいと思います。

ではどうやって狙っている
130マークXを安く買うか。

それはやっぱり

いま乗っているクルマを
高く買い取ってもらうこと

に尽きると思います。

中古車 買取

 

自分もいまの部品屋の会社を
立ち上げて1年たった時に

やっと軌道に乗ってきたから
クルマ買い替えるか~と思って
ネットの中古車情報を見てたら

前から欲しかった
V35スカイラインクーペの中古が

クルマで小一時間くらいの
近所にいいのがでてたんです^^

走行距離も浅いし、
ブレーキキャリパーなんかも
対向4POTにカスタムされてて!

その時に乗ってた車は
新車で買って13年のアコード。

たしか13万㎞位走ってて
まあ過走行の部類ではあったんですが

6MTのスポーツグレードで
根強い人気があるモデルだから

10万や15万にはなるかな~
なんて考えてたんです。

で、スカイラインを見に行った時に
お店の人に下取りを聞いてみると

10年超えてるクルマは
ウチでは買取できないんですよね

なんてことを言われ!
乗ってきたクルマを見もせずバッサリ(泣)

 

まさか下取りがゼロとは
想像もしてなかったんで
これはけっこうショックで・・・

でも見に行ったクルマ
バリモノだったしどうしても欲しい、

だけど月々のローンは安くしないと
軌道に乗ったとはいえまだ綱渡りな
起業1年目なだけに恐いし。

そこで役に立ったのが無料一括査定。

買取できないと言われた
13年落ちの車にどれだけ価値があるか
ためしに確認してみると・・・

何社か回答きたのが
30万~40万!

これだけでもゼロ円からすると
とんでもなくいいですよね^^

でもこの時は結局
45万で買い取ってもらえました!

買取してもらった業者さん、
アコードの中古車を若いお客さんから
探してとバックオーダー受けてて

ちょうど自分のアコードが
そのお客さんの希望にあうとのことで
どうしても売って欲しいと。

で、45万で買い取ってもらえたから
無事お目当てのスカイラインクーペに
乗り換えすることができました^^

CPV35

 

この後もいろいろと乗り換えましたが
一括査定が結局一番高く売れる印象があります。
オークション的なのもやってみましたが
思ったほど値があがらないことが多くて・・・

もしあなたも狙っている
130マークXの中古があるなら

1~2分くらいの入力で
買取相場がチェックできるので
試してみる価値、アリだと思います。

いま乗っているクルマが
想像以上に買取相場が高ければ
高いうちに買い取ってもらって

お目当ての130マークXに
予定前倒しで乗り換えるってことも
できちゃいますしね^^

まずはあなたも愛車の買取相場、
チェックしてはいかがでしょうか!?

愛車を一括査定に依頼してみる
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