クールスタイリッシュな
ハイブリッドミニバン・・・
ZWR80のヴォクシーハイブリッド!
そのかっこいい外観同様に
ドアを開けて広がる世界も
洗練されて美しく、
取回しのいいサイズでありながら
広々した室内空間を両立しているのも
80ヴォクシーハイブリッドの
魅力的なポイントですよね!?
そんな80ヴォクシーハイブリッドの
中古相場をチェックしてみると
コミコミ150万以下の安いのは
10万kmや15万kmの過走行だったり
事故歴(修復歴)アリだったり。
200万ぐらいまで予算をあげれば
前期型のそんなに走っていないのが
選べるような感じで
さすが人気のあるハイブリッドの
ミニバンっていう中古相場ですが
あなたも中古で狙っているなら
いずれにしても気になるのは
ヴォクシーハイブリッドを買ってから
急に故障や不具合がでないか
ってことじゃないでしょうか?!
今回はそんなZWR80系の
ヴォクシーハイブリッドを
中古で狙っているなら注意したい
故障や弱点といった部分を
「部品屋の視点」で
解説していきますよ~!
◆目次
弱点:80ヴォクシーハイブリッドは、ハイブリッド車であることが弱点!?
80ヴォクシーハイブリッドは
ハイブリッド車なことが弱点です!
・・・なんてこと言うと、
ハイブリッド車だからいいのに
何を言ってるのこの人は!?
って思われちゃうかもしれませんが
普段、自動車部品を卸す仕事をしてると
ハイブリッド車の「怖さ」を
感じる出来事がちょこまかあります。
ご存知の通りハイブリッド車は
普通のガソリン車にはない
・駆動用モーター
・ハイブリッド用バッテリー
・インバーター
・電動エアコン
といったハイブリッド特有の部品が
数多く採用されていますが
これらの部品が故障すると
どえらい修理代に発展して
燃費がよくて浮いたガソリン代など
一瞬にして吹飛ぶ悲惨な状況に!
先日も某ハイブリッドの
ミニバンに乗る一般ユーザーさんから
悲痛なメッセージとともに
部品の問い合わせがあったのですが
その内容はどんなかというと・・・
駆動用バッテリーと、インバーターが故障して、ディーラーで82万と言われました。あまりにも高いので安い中古はありますでしょうか。宜しくお願いします。
いや~82万って・・・
これは極端な例かもしれませんが
ハイブリッドの関連部品が故障すると
20万や30万はすぐ飛ぶので
故障した際に「高くつく」というのが
ハイブリッドの最大の弱点と言っても
過言ではありません!
注意点①:エンジンの中はキレイ?!
80ヴォクシーハイブリッドの
中古を購入する前に注意したい、
必ず確認したいのが
エンジン内部が上の画像のように
汚なくなってないかということ。
オイル交換をサボっていると
こんなふうに内部にスラッジがたまり
エンジンが焼付いてしまったり
とんでもない状況に発展する危険性が!
整備工場さんから軽自動車とか中古エンジンの問い合わせを受けた時に在庫状況を調べていると、15万kmとか距離を走っていてもエンジンの中がホントにキレイでオイル交換ちゃんとしてたんだろうな~っていうのもあれば、5~6万kmぐらいでもスラッジやオイル焼けで中が汚くてなんじゃこりゃっていうのもあります!
そのため狙っている
80ヴォクシーハイブリッドの
中古車があるなら
オイルフィラーキャップを開けて
キャップの裏やエンジンの内部が
汚れていないか要確認です。
ヘドロみたいなスラッジがベッタリついてたらちょっとヤバイです、そのクルマ!
もしこれをしっかり確認せず
エンジンの中がひどい個体を
あなたが中古で買ってしまったら
後々エンジン焼付きなどの
リスクがあなたに降りかかってきます!
また、オイル交換もされず
「乗りっぱなし」にされてたような
愛情なく乗られていた
中古車をつかんでしまったら
後になってからいろいろと
トラブルが出る可能性があるので
用心したいところ・・・
中古車のいわゆる
「当たり」「ハズレ」って
愛情もって乗られていたかが
大きく関与していると思います。
オイル交換のような
基本的なメンテナンスさえ
されていなかったようなクルマだと
下駄がわりにラフに運転されて
大切にされてなかったなんてことも
想像できてしまいます。
そんな状況ではなにかとヤレや
劣化がでてしまいがちですので、
ハズレの中古車をつかまないためにも
エンジンの中がキレイかどうかや
オイル交換とかが定期的にされてたかを
当たり、ハズレの判断材料の一つとして
チェックするのがおススメです^^
あと自分が中古車を買うときにチェックするポイントは座席のサポート部分とかにひどいシワやヨレ、擦れたり劣化がないかってのはよく見ます。
こういった部分も前述したような
「愛されていたかどうか」
「気遣いある扱いがされてたか」
といった前オーナー像がわかる
ポイントだと思っていますので。
注意点②:80ヴォクシーハイブリッドはぶつけると高くつく!
あなたも80ヴォクシーハイブリッドを
中古で買ったら注意したいのが
「ぶつけると修理代が高い」
ということ!
クルマはぶつけて壊せば
修理代が高くつくものですが、
それでもドアやバンパーなど
同色の中古部品が見つかれば
鈑金・塗装で修理するよりも
大幅に修理代を圧縮できます。
しかし80ヴォクシーハイブリッドは
バンパーなどの外装部品の中古が
なかなか見つからない状況です。
※あまり見ない色だとホント見つかりません・・・
そのため泣く泣く高額な新品で
交換する羽目になり修理代が
高くなりがちです。
鈑金できないほど
べっこりいっちゃったら
新品部品で交換になりますが
新品のドアとかって
色が塗装されていないから
塗装代なんかもプラスされて
すぐに10万や20万が飛びます。
ちなみに気になる新品定価は・・・
フロントバンパー:約5万
グリルも壊すと+2万5000円!
リヤバンパー:約4万
フロントフェンダー:約3万+塗装代
スライドドア:約5万+塗装代
電動モーターの移植とかの工賃もプラスされたら!?
HIDヘッドライト:約9万
ドアミラー:約3万
う~ん・・・マンダム・・・
そして80ヴォクシーハイブリッドは
ミニバンゆえに要注意なのが
リヤゲート(リヤハッチ)!
上の画像を見てもわかるように
リヤバンパーが非常に薄いので
後ろ回りをぶつけると
リヤゲートまでガッツリと
ぶつけてしまう危険性がありますが
リヤゲートはぶつけて壊すと
修理代がめちゃ高いんです・・・
リヤゲートのパネル(鉄板状態)で
新品定価は約6万円もしますし、
新品には塗装がされていないので
塗装代が加わりさらにガラス脱着代で
すぐ20万や30万になっちゃいます。
運よく同色のリヤゲートが
中古で見つかったとしても
程度がいいと10万近い値段だったりと
いずれにしてもかなりの修理代に。。。
だからあなたも
80ヴォクシーハイブリッドを買ったら
ぶつけると高くつくというのは
覚えておきたいポイントですし、
特にリヤゲートにはご注意を!
注意点③:要注意なエンストするトラブル
ZWR80ヴォクシーハイブリッドには
要注意なリコールがあります。
燃料ポンプが動作不良をおこし
エンストする危険性
【国土交通省リコール情報】
https://www.mlit.go.jp/report/press/jidosha08_hh_003484.html
平成27年12/5~30年7/4の
期間に生産された
80ヴォクシーハイブリッドは、
燃料ポンプにかかる電圧が高く、
またブラシの組付けが不適切で
異常摩耗をおこし動作不良になって
エンストする危険性があることから
リコールがアナウンスされた
経緯があります。
また、同じタイミングで
座席の背もたれが走行中に
急に倒れる危険性があるため
こちらもリコールがだされています!
まず、燃料ポンプのトラブルは
他車種もあわせ少なくとも
実際に125件も発生していますし、
座席の背もたれが
急に倒れるトラブルも
実際に6件も発生して
リコールになっているだけに
あなたが狙っているZWR80の
ヴォクシーハイブリッドの中古車が
リコールに該当する車両なら
改善措置を受けたか
しっかり確認したいところです。
でもリコールの改善措置なんて
別に確認なんかしなくたって
ちゃんとやってんじゃないの?
そう思うかもしれませんが
それがですね、そうでもないんです。
普段整備工場さんから
部品の問い合わせがきた時に
依頼された部品を調べてると
あれ?これリコール対象ですよ!
なんてことがちょこまかあります。
どういう経緯で
リコールの改善措置を受けていない
状況になってしまったかは不明ですが
こういったやり取りも
日々の仕事の中で少なくないので
お目当ての中古車を買う前に
ちゃんとリコールの対策がされているか
履歴を確認しておくのが安心です。
注意点④:カスタムされた80ヴォクシーハイブリッドの中古車
80ヴォクシーハイブリッドの
中古車情報を見てると
車高調などでローダウン、社外マフラー、
社外アルミなどバリッとキマってて
いいね~、わかってるね~^^
と思ってしまうような
カスタム&ドレスアップされた
中古車もでていますが、
そんなカスタムされた
80ヴォクシーハイブリッドの
中古を購入するなら
・車検対応のカスタムか
・純正部品は残っているか
っていうことは
要注意なポイントです。
日々の仕事の中で
整備工場さんから車検がらみなどで
・サスペンション1台分
・センターとリヤのマフラー
・ヘッドライト
などのお問い合わせがよく来ます。
マフラーは音量だけでなく
認証がとれていないと車検が
通せなかったり厳しくなってますし、
ヘッドライトはイカリングとか
スゴイのが装着されててNGだから
安い中古を探して~ときたり、
いまダウンサスが入っているけど
最低地上高が足りてないし
ノーマルのバネは
お客さん持ってないって言うから
1台分探してよ~って感じで。
で、中古パーツを探してみても
なかなか見つかりません・・・
【※車検対応マフラーでも要注意!】
先日、仲のいい整備工場さんからマフラーのお問い合わせがきたのですが、お客さんのクルマには車検対応のマフラーがついてはいるものの経年劣化で音量が大きくなってしまい交換しないと車検がダメだから中古でマフラー探して~とお問い合わせがきたことが!
【※ヘッドライトやテールランプの「塗装」にも注意!】
整備工場さんから意外と多いのが、表面を黒く塗装してブラックアウトされたヘッドライトの塗装が落とせなくて車検に通せないから安い中古ヘッドライト探して~っていうお問い合わせ。
ヘッドライトやテールランプを塗装してブラックアウトしているカスタム車両はこんな落とし穴があるので注意したいところです・・・
新品で部品を交換するとなれば
すぐに10万や20万が飛ぶだけに
車検に対応していない
カスタムがされた中古車だったり
純正部品が残っていない場合は、
あなたが80ヴォクシーハイブリッドの
中古車を購入した後に
車検や故障した時など困った状況に
見舞われかねません・・・
カスタム・チューニングされた
80ヴォクシーハイブリッドの
中古を買うなら
・車検に対応しているか
・純正部品は残っているか
といったことは
確認しておくのが安心です^^
※個人的に困ったのは「社外アルミ」。以前カスタムされたC7のコルベットを買ったんですが車検がきたときにホイール替えないと車検通らないよ~って言われて困ったことが。”なんちゃらフォージド”ってかっこいいホイールだったんですが、認証マークがないだかなんかで車検NGらしくって。。。こんなこともあるので社外アルミもご注意くださいませ~^^
⇒80ヴォクシーハイブリッドの中古、故障リスクを回避するには
最初にお話しした通り
ZWR80ヴォクシーハイブリッドは
「ハイブリッド」であることが
魅力であり最大の弱点といえます。
ハイブリッド関連部品に
不具合やトラブルが発生すれば
フツーのガソリン車では考えられない
30万や40万といったような
超高額な修理代の請求書が
空からヒラヒラと舞い降ります。
そして低燃費で浮いたガソリン代など
一瞬にして吹飛ぶどころか
ハイブリッド意味ないじゃん(怒)
と、後悔しかねません・・・
年数や距離を走った中古車であれば
いろいろな部品にいつ故障が起きても
おかしくない状況があるだけに
このリスクは認識したいところです。
そしてあなたが
80ヴォクシーハイブリッドを
中古で購入してから
急に故障する可能性も
ゼロではありません・・・。
ホントこればっかりはわかりません。。。
このようなちょっと恐い
故障リスクを回避するために
検討して損はないのが「保証」。
中古車販売店が独自に保証を
設定しているケースもありますし、
カーセンサーやグーといった媒体が
中古車に有償で保証をつけることも。
万一の不具合が発生した際に
保証でカバーしてもらえれば
修理代を自腹で払うことなく
クルマを直してもらえちゃうので
多少のコストがかかったとしても
保険として保証をつけるという
選択肢もアリだと思います。
※一般ユーザーさんからメールで問い合わせが来る時に「中古車を買って2週間ですが故障してしてしまいましたが修理代の見積もりが20万近くって言われ・・・保証を付けてなかったので自費で修理になります。そのため安いリビルト品を探してます」なんてメッセージが添えられてることも少なくありませんので!
※また、中古車販売店の保証に加え自動車保険でも「故障保証」を月々わずかな費用で受けられるものもあるので検討する価値ありだと思います^^
⇒80ヴォクシーハイブリッドの中古を買う前にもう一つだけ確認しておきたいこと
ZWR80ヴォクシーハイブリッドの中古を
購入するなら注意したいポイントなど
部品屋の視点でお伝えし、
リスク回避のこともお話ししました。
あとはあなたが狙っている
80ヴォクシーハイブリッドがあるなら
どうすれば少しでも安く買えるか
とういうことですよね^^
中古車の場合は新車と違って
値引きといった概念がありませんし
もし値引きしてくれる中古車があれば
それは元々その分を見越して
車両価格が高めに設定されていると
考えてもいいと思います。
ではどうやって狙っている
80ヴォクシーハイブリッドの
中古を安く買うか。
それはやっぱり
いま乗っているクルマを
高く買い取ってもらうこと
に尽きると思います。
自分もいまの部品屋の会社を
立ち上げて1年たった時に
やっと軌道に乗ってきたから
クルマ買い替えるか~と思って
ネットの中古車情報を見てたら
前から欲しかったV35の
スカイラインクーペの中古が
クルマで小一時間くらいの近所に
いいのがでてたんです^^
走行距離も1万㎞ちょっと、
ブレーキキャリパーが
対向4POTにカスタムされてて!
その時に乗ってた車は
新車で買って13年のアコード。
たしか13万㎞位走ってて
まあ過走行の部類ではあったんですが
6MTのスポーツグレードで
根強い人気があるモデルだから
10万や15万にはなるかな~
なんて考えてたんです。
で、スカイラインを見に行った時に
お店の人に下取りを聞いてみると
10年超えてるクルマは
ウチでは買取できないんですよね
なんてことを言われ!
乗ってきた愛車を見もしないでバッサリ・・・
まさか下取りがゼロとは
想像もしてなかったんで
これはけっこうショックで・・・
でも見に行ったクルマ
バリモノだったしどうしても欲しい、
だけど月々のローンは安くしないと
軌道に乗ったとはいえまだ綱渡りな
起業1年目なだけに恐いし。
そこで役に立ったのが無料一括査定。
買取できないなんて言われた
いままで乗ってきた13年落ちの車が
ホントに価値がないのか
ネットの一括査定で
ためしに確認してみたんです。
で、何社か回答きたのが
30万~40万!
これだけでもゼロ円からすると
とんでもなくいいですよね^^
でもこの時は結局
45万で買い取ってもらえました!
買取してくれた業者さん、
アコードの中古車を若いお客さんから
探してとバックオーダー受けてて
ちょうど自分のアコードが
そのお客さんの希望にあうとのことで
どうしても売って欲しいと。
で、45万で買い取ってもらえたから
無事お目当てのスカイラインクーペに
乗り換えすることができました^^
この後もいろいろ乗換えましたが
結局のところ一括査定をお願いするのが
一番高く売れる印象があります。
オークション的なのもやってみましたが思ったほど値があがらないことが多くて・・・
もしあなたも狙っている
80ヴォクシーハイブリッドの
中古車があるなら
1~2分くらいの入力で
買取相場がチェックできるので
試してみる価値、アリだと思います。
いま乗っているクルマが
想像以上に買取相場が高ければ
高いうちに買い取ってもらって
狙っている80ヴォクシーハイブリッドに
予定を前倒で乗り換えることも
できちゃいますしね^^
まずはあなたも愛車の買取相場、
チェックしてはいかがでしょうか?!
愛車を一括査定に依頼してみる
↓ ↓ ↓