200系ハイエースの弱点、故障を【部品屋の視点】で解説するよ!

ハイエース200系

世界が認める
最強のワンボックス・・・

200系ハイエース!

驚異的なユーティリティ、
圧倒的な積載性、

小回りもきくし見切りも良くて
運転のしやすさもピカイチ!

200系ハイエース スーパーGL

そんな人気の200系ハイエースは
あなたもご存知の通り中古車相場も
けっこういい値段してますよね~

10万㎞オーバー、10年落ちでも
200万以上とかザラですし。。。

そんなプレミア価格の値段とともに
200系ハイエースの中古を買ってから
急に故障しないか気になりますが

年数もたってきてるし、
10万㎞オーバーとか
過走行気味ならなおのこと!

今回はそんな200系ハイエースの
故障や弱点を「部品屋の視点」
解説していきますよ~!

 





 

 

弱点①:オルタネーター(発電機)

オルタネーター 発電機

まず最初に200系ハイエースの
「ド定番」といえる壊れやすい部品。

それは・・・

クルマの発電機である
「オルタネーター」の故障に注意!

整備工場さんからの
このオルタネーターの問合せが
多いこと、多いこと・・・

オルタネーターってこんな部品:参考画像
オルタネーター 発電不良

200系ハイエースの
オルタネーターには

特に上の画像の矢印部分、
ベルトがかかる「プーリー」に
クラッチ機構が組み込まれていて

ひどいベルト鳴きなどの
不具合・トラブルも多い状況です。

オルタネーターが故障すれば
発電不良でバッテリーがあがり、

走行中にエンストしたり
ウンともスンとも言わなくなって
エンジンもかからなず走行不能と
非常に困った状況に陥ります。

またオルタネーターは
発電する際にはキンキンに熱くなり
ヤケドするくらいに発熱するので

どうしても熱の影響による
経年劣化で内部の電子部品が
パンクする故障も避けられませんが、

安価なリビルト品で交換しても
5万コースは覚悟の状況ですし、

発電不良⇒バッテリーあがりで
走行不能になってしまえば

レッカー代の費用なんかも
降りかかってきてしまいます。。。

 

 

弱点②:ディーゼル関連部品

あなたが狙っている
200系ハイエースの中古が
ディーゼル車なら注意したいのが

ディーゼル関連部品の
経年劣化による不具合・故障!

クリーンディーゼル関連部品の参考画像

・エンジンが吹けない

・パワー不足、加速しない

・煙がスゴイ

などトラブルの発生が
距離を走れば避けられませんが、

KDH200系ハイエースの
クリーンディーゼル車では

燃料を噴射するノズル
=インジェクターの不具合が多く

新品で交換すると
部品代だけで約6万/1本
かなり高額な部品だけに要注意です!

 

そしてこのノズルには
リコールが出されたことも!

【トヨタリコール情報】
⇒噴射ノズルの強度不足など
https://toyota.jp/recall/2016/1124_2.html
200系ハイエース リコール

2016年11月にこのノズルや
噴射ポンプの強度不足、

ECUの制御不良によって
エンジン不調などに陥るため

ハイエース200系のディーゼル車は
いろいろとリコールがでています。

狙っているハイエースの中古が
リコールに該当する車両なら

改善措置を受けたかどうか
しっかり確認したいところですし

もし中古車を買ってから
インジェクターや噴射ポンプなどに
不具合がでた際はリコール対象か
しっかり確認をしないと

タダで直してもらえるのに
わざわざ自腹を切るなんてことにも
なりかねないのでご注意ください!

 

 

弱点③:エアコンの故障

200系ハイエースの弱点である
オルタネーターの故障の他に

春~秋に整備工場さんから
「お問い合わせが多い」
=よく壊れているのが

・エアコンのコンプレッサー

カーエアコン

エアコンのガスを圧縮する
このコンプレッサー。

特に前期型は2004年~と
年数がたってきているだけに

経年劣化によるコンプレッサーの
焼付きや異音といったトラブルが
避けられない状況にあり

いつ壊れてもおかしくない
状況であるともいえます。

カーエアコン参考画像

春~秋にかけて特に故障が多く
このエアコンのコンプレッサーの
お問い合わせも増えますが、

注意したいのが
修理代が高いということ。

上の画像にもあるように
エアコンはシステムで成り立っていて

コンプレッサーが焼付いたり
異音がでたりと故障したからといって

コンプレッサーそれだけを
交換すればいいという
単純な話しじゃありません・・・

カーエアコンシステム部品 参考画像

主に故障の原因になるのが
エキスパンションバルブという
髪の毛の細さ程度しかない
霧吹き器のノズル部分だったり、

リキッドタンクとよばれる
フィルターの役目がある部分で
スラッジなどが詰まり

異常高圧⇒コンプレッサーが故障
といった流れになることが多いので

コンプレッサーや関連したパーツの
部品代+工賃+ガス代と加わっていくと
10万や20万が飛んでいきます!
焼付きやロックでコンプレッサー内部の削れカスが
システム内に回っちゃうとコンデンサーの交換や、
配管も全部外して清掃など大事になっちゃいます・・・

 

 

注意したいカスタムされた中古車

200系ハイエース カスタム

ハイエース200系の
中古車情報を見ていると

エアロや車高調、マフラー、
アルミなどバリッとキマってて

いいね~、わかってるね~^^

と思ってしまうような
カスタム&ドレスアップされた
中古車もよくでていますが、

そんなカスタムされた
ハイエース200系の
中古車を購入するなら

・車検対応のカスタムか

・純正部品は残っているか

といったことは
しっかり確認したいところ。

 

日々の仕事の中で
整備工場さんから車検がらみで

・サスペンション1台分

・センターとリヤのマフラー

・ヘッドライト

などのお問い合わせがよく来ます。

マフラーは音量だけでなく
認証がとれていないと車検が
通せなかったり厳しくなってますし、

ヘッドライトはイカリングとか
スゴイのが装着されててNGだから
安い中古を探して~ときたり、

いまダウンサスが入っているけど
最低地上高が足りてないし

ノーマルのバネは
お客さん持ってないって言うから
1台分探してよ~って感じで。

で、中古を探してみても
なかなか見つかりませんし、

新品はどれもいい値段するだけに
すぐに10万や20万が飛んでいく
厳しい状況にあります・・・

車検に対応していない
カスタムがされた中古車だったり
純正部品が残っていない場合は、

あなたが購入した後に
車検や故障した時など困った状況に
見舞われかねません・・・

カスタム・チューニングされた
200系ハイエースの中古を買うなら

・車検に対応しているか

・純正部品は残っているか

といったことは
確認しておくのが安心です!

※個人的に困ったのは「社外アルミ」。以前カスタムされたC7のコルベットを買ったんですが車検がきたときにホイール替えないと車検通らないよ~って言われて困ったことが。”なんちゃらフォージド”ってかっこいいホイールだったんですが、認証マークがないだかで車検NGらしくって。。。こんなこともあるので社外アルミもご注意くださいませ~^^

コルベット C7 評価

 

 

ハイエース200系はぶつけると高くつく!

板金修理

200系ハイエースを中古で買ったら
注意したいポイントとして

「ぶつけると修理代が高い」

というのも覚えておきたいポイント。

クルマはぶつけて壊せば
修理代が高くつくものですが、

それでもドアやバンパーなど
同色の中古部品が見つかれば

鈑金・塗装で修理するよりも
大幅に修理代を圧縮できます。

しかし、200系ハイエースは
ドアやバンパー、ヘッドライトなど
ありとあらゆる外装部品の中古が
まず見つからない厳しい状況です。

なぜ見つからないかというと、
200系ハイエースは
海外市場でも大人気!

そのため20万㎞オーバーとかの
過走行車でボロボロだったとしても
事故でグッチャリいってても

解体ヤードに入庫すると
すぐに外人バイヤーさんなどが

廃車になったハイエースを
クルマ丸ごと輸出してしまうので

「部品取り」されることなく
どんどん国外へ流出してしまい

その結果として中古部品がないという
困った状況にあります・・・・。

このような事情があって
200系ハイエースはぶつけて壊すと
高い新品部品で板金塗装となり
修理代が高くなりがちです!

そのため場合によっては
「車両保険」に入っておくのも
いい選択かもしれません。

200系ハイエースは
盗難のリスクも高いので

車両保険に入っておけば
ぶつけたときだけでなく
車両盗難の際にも安心です^^

でもそうはいっても
月々の掛け金が高ければ
ちょっと困っちゃうのも事実なので

気になるなら下にあるような
一括見積で保険料をチェックするのも
ありかもしれませんね。

でもホント200系ハイエースは
盗難の話しが後を絶たないので

車両保険は考えておくのが
転ばぬ先の杖だと思います。。。

 

 

要注意のホワイトパールの「色ハゲ」

200系ハイエース 塗装劣化

ホワイトパールクリスタルシャイン
色番号:070の車体色は注意!

塗装が剥げるトラブル発生中!!

 

【トヨタリコール等情報】
https://toyota.jp/recall/kaisyu/190403.html

 

2010年7月~2014年12月
の期間に生産された

・KDH201V ・KDH206V

・KDH211V ・TRH200V

・TRH211K ・TRH214W

・TRH216K ・TRH219W

 

これらホワイトパールの
200系ハイエースやレジアスエースは

太陽光や雨水などの影響で
塗装がはがれるトラブルが
発生することから

保証期間の延長がアナウンスされ、

新車登録から10年以内に
塗装はがれが発生した場合に

無料で再塗装するという
措置が取られています。
※ボディパネルに限る。
バンパーやドアミラーなどは対象外

 

ただ、塗装に関する
保証期間が延長されたとはいえ

当然のことながら期間を過ぎれば
無償での対応はしてもらえません。

わざわざ保証期間が
延長されるほどトラブルが多いだけに

あなたが狙っている200系の
ハイエースやレジアスエースの中古が
ホワイトパールの塗装色なら

ドアやボンネットなど
クリアがはがれていたり
塗装が剥げていたりしないか
しっかりチェックしたいところです。

特に延長された保証期間も経過してしまった中古車なら
入念に塗装状態は確認しておくのが安心です!

 

 

故障リスクを回避するには

トヨタハイエース 200系 故障

200系ハイエースは、
弱点である発電機のオルタネーターや
エアコンのコンプレッサーだけでなく

年数や距離を走った中古車であれば
いろいろな部品にいつ故障が起きても
おかしくない状況があるというのは
認識しておきたいところ。

たとえば・・・

・セルモーター(スターター)
セルモーターの参考画像

・ATミッション
オートマ 参考画像

・センサー部品
センサー部品の参考画像

・電装品etc.

と、経年劣化によって
故障が避けられない部品が
弱点以外にもいろいろあります。

そしてあなたが
200系ハイエースを中古で買って

すぐに故障する可能性も
ゼロではありません・・・。
こればっかりはホントわかりません・・・

 

このようなリスクを回避するために
検討して損はないのが「保証」

中古車販売店が独自に保証を
設定しているケースもありますし、

カーセンサーやグーといった媒体が
中古車に有償で保証をつけることも。

万一の不具合が発生した際に
保証でカバーしてもらえれば

修理代を自腹で払うことなく
クルマを直してもらえちゃうので

多少のコストがかかったとしても
保険として保証をつけるという
選択肢もアリだと思います。

一般ユーザーさんからメールで問い合わせが来る時に
「中古車を買って2週間ですが故障してしまって・・・」
「保証を付けてなかったので自費で修理になります・・・」
「そのため安いリビルト品を探してます・・・」
なんてメッセージが添えられてることも少なくありませんので!

 

 

⇒ハイエース200系の中古を買う前にもう一つだけ確認しておきたいこと

ハイエース200系 中古

ハイエース200系を中古で買うなら
注意したいポイント。

・オルタネーターの故障

・エアコンの故障

・ディーゼルの不具合

・カスタムされた中古車

・中古部品が見つからない

・車両保険のこと

・パールホワイトの塗装劣化

といったこれらのことを
部品屋の視点でお伝えし、
リスク回避のこともお話ししました。

あと残るは狙っている
200系ハイエースの中古車があるなら

どうすれば少しでも安く買えるか
っていうことですよね^^

中古車の場合は新車と違って
値引きといった概念がありませんし
もし値引きしてくれる中古車があれば

それは元々その分を見越して
車両価格が高めに設定されていると
考えてもいいと思います。

ではどうやって狙っている
200系ハイエースの中古を
安く買うか。

それはやっぱり

いま乗っているクルマを
高く買い取ってもらうこと

に尽きると思います。

中古車 買取

自分もいまの部品屋の会社を
立ち上げて1年たった時に

やっと軌道に乗ってきたから
クルマ買い替えるか~と思って
ネットの中古車情報を見てたら

前から欲しかった
V35スカイラインクーペの中古が

クルマで小一時間くらいの
近所にいいのがでてたんです^^

走行距離も1万㎞ちょっと、
ブレーキキャリパーが
対向4POTにカスタムされてて!

その時に乗ってた車は
新車で買って13年のアコード。

たしか13万㎞位走ってて
まあ過走行の部類だったんですが

6MTのスポーツグレードで
根強い人気があるモデルだから

10万や15万にはなるかな~
なんて考えてたんです。

で、スカイラインを見に行った時に
お店の人に下取りを聞いてみると

10年超えてるクルマは
ウチでは買取できないんですよね

なんてことを言われ!

 

まさか下取りがゼロとは
想像もしてなかったんで
これはけっこうショックで・・・
乗ってきた車を見もしないでバッサリでしたし!

でも見に行ったクルマ
バリモノだったしどうしても欲しい、

だけど月々のローンは安くしないと
軌道に乗ったとはいえまだ綱渡りな
起業1年目なだけに恐いし。

そこで役に立ったのが無料一括査定。

買取できないなんて言われた
いままで乗ってきた13年落ちの車が
ホントに価値がないのか

ネットの一括査定で
ためしに確認してみたんです。

で、何社か回答きたのが
30万~40万!

これだけでもゼロ円からすると
とんでもなくいいですよね^^

でもこの時は結局
45万で買い取ってもらえました!

買取してくれた業者さん、
アコードの中古車を若いお客さんから
探してとバックオーダー受けてて

ちょうど自分のアコードが
そのお客さんの希望にあうとのことで
どうしても売って欲しいと。

で、45万で買い取ってもらえたから
無事お目当てのスカイラインクーペに
乗り換えすることができました^^

CPV35

この後もいろいろと乗り換えましたが
一括査定が結局一番高く売れる印象があります。
オークション的なのもやってみましたが
思ったほど値があがらないことが多くて・・・

もしあなたも狙っている
ハイエース200系があるなら

1~2分くらいの入力で
買取相場がチェックできるので
試してみる価値、アリだと思います。

いま乗っているクルマが
想像以上に買取相場が高ければ
高いうちに買い取ってもらって

お目当ての200系ハイエースに
予定を前倒で乗り換えることも
できちゃいますしね^^

まずは愛車の買取相場だけでも
確認してみてはいかがでしょうか!?

愛車を一括査定に依頼してみる
↓  ↓  ↓