ヨーロピアンスタイリッシュな
洗練されたクリーンなデザインに
次世代の電気自動車ともいえる
「e-パワー」をはじめ
普通のガソリン車でも
低燃費の経済性がうれしい
人気のコンパクトカー・・・
E12系の日産ノート!
そんなE12 ノートの
中古相場をチェックしてみると、
10万kmや20万kmの過走行車や
事故歴(修復歴)アリが多い中で
コミコミ50万以下でも
前期型のそこまで走ってないのが
探せば見つかるような
なかなかお買い得な中古相場だな~と!
さすがにe-パワーニスモとかはまだまだいい値段してますが!
安くておしゃれなコンパクトカーの
中古を狙っているなら
おススメな1台と言える
E12の日産ノートですが
そうはいっても気になるのは
買ってから急に故障や不具合が
でないかってことじゃないでしょうか。
「部品屋の立場」からすると
E12 ノートには
弱点といえる故障やトラブルが多い
高額修理になってしまう部品が
いくつかあります・・・
今回はE12 ノートを
中古で買うなら注意したい
弱点、トラブルが多い部分を
解説していきますよ~!
◆目次
弱点①:エアコンのコンプレッサー
E12 ノートで注意したい
年数や距離を走ればトラブルが
避けられない部品なのが・・・
・エアコンのコンプレッサー
エアコンのガスを圧縮する
このコンプレッサーですが、
特にE12 ノートの前期モデルは
2012年~と年数がたってきてるだけに
経年劣化によるコンプレッサーの
焼付きや異音といったトラブルが
避けられない状況にあり
いつ壊れてもおかしくない
状況であるともいえます。
エアコンをよく使う時期である
春~秋にかけて特に故障が多く
このエアコンのコンプレッサーの
お問い合わせも増えますが、
注意したいのが
修理代が高いということ。
上の画像にもあるように
エアコンはシステムで成り立っていて
コンプレッサーが焼付いたり
異音がでたりと故障したからといって
コンプレッサーそれだけを
交換すればいいっていうような
単純な話しじゃありません・・・
主に故障の原因になるのが
エキスパンションバルブという
髪の毛の細さ程度しかない
霧吹き器のノズル部分だったり、
リキッドタンクとよばれる
フィルターの役目がある部分で
スラッジなどが詰まり
異常高圧⇒コンプレッサーが故障
といった流れになることが多いので
コンプレッサーや関連したパーツの
部品代+工賃+ガス代と加わっていくと
10万や20万が飛んでいきます!
焼付きやロックでコンプレッサー内部の削れカスが
システム内に回っちゃうとコンデンサーの交換や、
配管も全部外して清掃など大事になっちゃいます・・・
弱点②:オルタネーターの故障
クルマの発電機である
「オルタネーター」。
発電する際にヤケドするほど
キンキンに熱を持つだけに
経年劣化が避けられず
年数や距離を乗った
E12 ノートの中古車では
このオルタネーターも
いつトラブルが起きても
おかしくない状況にあります。
オルタネーターが故障し
発電不良になればバッテリーがあがって
走行不能に陥ってしまいます・・・
安価なリビルト品で交換するにしても
部品代だけで5万コースと
ちょっと痛い修理代になりますし、
バッテリーがあがって
ダメージを受けていれば
バッテリー交換もする羽目になり
なにかと修理代がかさみがちです。。。
弱点③:ノート e-パワーはEVであることが弱点
HE12 ノート e-パワーは
「電気自動車」なのが弱点です!
・・・なんてことを言うと、
e-パワーはEVだからいいのに
何を言ってるのこの人は!?
って思われちゃうかもしれませんが
普段仕事で部品を卸す仕事をしてると
電気自動車の「怖さ」を
感じる出来事がちょこまかあります。
ご存知の通りEVやハイブリッド車は
普通のガソリン車などにはない
・駆動用モーターやバッテリー
・インバーター
・電動エアコン
など電気自動車特有の部品が
数多く採用されていますが
これらの部品が故障すると
どえらい修理代に発展して
燃費がよくて浮いたガソリン代など
一瞬にして吹飛ぶような状況に!
先日も某ハイブリッドの
ミニバンに乗る一般ユーザーさんから
悲痛なメッセージとともに
部品の問い合わせがあったのですが
その内容はというと・・・
駆動用バッテリーと、インバーターが故障して、ディーラーで82万と言われました。あまりにも高いので安い中古はありますでしょうか。宜しくお願いします。
いや~82万って・・・
これは極端な例かもですが
EVの関連部品が故障すると
30万や40万はすぐに飛び
せっかくの低燃費で浮いた
ガソリン代など一瞬で水の泡となり
e-パワーにしなきゃよかった(泣)
と、後悔しかねません。。。
故障した際に「高くつく」というのが
電気自動車の最大の弱点と言っても
過言ではないので
ノートやノートニスモの
e-Powerを中古で狙っているなら
注意したいポイントです・・・!
弱点④:ラジエターからの水漏れ
経年劣化によるトラブルが避けられず
こちらも整備工場さんなどから
お問い合わせが
ちょこまかくるラジエター。
安価な社外新品のラジエターで
修理・交換するにしても
ラジエター本体だけでなく
ホース類などの周辺パーツ代、
冷却水代、交換工賃と加わって
10万コースは覚悟の高額修理に!
で、このラジエターのトラブルは
厄介なことに走行距離が浅くとも
年数がたったことによる経年劣化で
急にトラブルが発生するので
注意したいところです・・・!
私自身も、10年選手だけど3万kmの距離浅な中古車で急に水漏れが発生し困った経験が・・・昨日までは何ともなかったのに朝乗ろうと駐車場に行ったら地面にクーラントが漏れてて・・・(泣)
急にきます、ラジエターの水漏れ!
注意点①:エンジンの中はキレイ?!
E12系ノートの中古を
購入する前に注意したい、
必ず確認したいのが
エンジン内部が上の画像のように
汚なくなってないかということ。
オイル交換をサボっていると
こんなふうに内部にスラッジがたまり
エンジンが焼付いてしまったり
とんでもない状況に発展する危険性が!
整備工場さんから軽自動車とか中古エンジンの問い合わせを受けた時に在庫状況を調べていると、15万kmとか距離を走っていてもエンジンの中がホントにキレイでオイル交換ちゃんとしてたんだろうな~っていうのもあれば、5~6万kmぐらいでもスラッジやオイル焼けで中が汚くてなんじゃこりゃっていうのもあります!
そのためお目当ての
E12 ノートの中古車があるなら
オイルフィラーキャップを開けて
キャップの裏やエンジンの内部が
汚れていないか要確認です。
ヘドロみたいなスラッジがベッタリついてたら
ちょっとヤバイです、そのクルマ!
もしこれをしっかり確認せず
エンジンの中がひどい個体を
あなたが中古で買ってしまったら
後々エンジン焼付きなどの
リスクがあなたに降りかかってきます!
また、オイル交換もされず
「乗りっぱなし」にされてたような
愛情なく乗られていた
中古車をつかんでしまったら
後になってからいろいろと
トラブルが出る可能性があるので
用心したいところ・・・
中古車のいわゆる
「当たり」「ハズレ」って
愛情もって乗られていたかが
大きく関与していると思います。
オイル交換のような
基本的なメンテナンスさえ
されていなかったようなクルマだと
下駄がわりにラフに運転されて
大切にされてなかったなんてことも
想像できてしまいます。
そんな状況ではなにかとヤレや
劣化がでてしまいがちですので、
ハズレの中古車をつかまないためにも
エンジンの中がキレイかどうかや
オイル交換とかが定期的にされてたかを
当たり、ハズレの判断材料の一つとして
チェックするのがおススメです^^
あと自分が中古車を買うときにチェックするポイントは
座席のサポート部分とかにひどいシワやヨレ、
擦れたり劣化がないかってのはよく見ます。
こういった部分も前述したような
「愛されていたかどうか」
「丁寧に乗られていたか」
がわかるポイントだと思っていますので。
注意点②:E12 ノートはぶつけると高くつく!
E12 ノートの中古を買ったら
ホントに注意したいのが
「ぶつけると修理代が高い」
ということ!
クルマはぶつけて壊せば
修理代が高くつくものですが、
それでもドアやバンパーなど
同色の中古部品が見つかれば
鈑金・塗装で修理するよりも
大幅に修理代を圧縮できます。
しかしE12 ノートは
ドアやバンパー、ヘッドライト、
ドアミラーなど外装部品の中古が
みんなぶつけてしまうからか
なかなか見つからない状況です。
見つかっても状態が悪かったり!
そんな状況だから珍しい色、
あまり見かけない車体色だと
ホント絶望的です・・・!
新品の部品で修理交換となれば
10万や20万がすぐに飛んでいく
高額修理に見舞われます。
ニスモやニスモSのフロントバンパーや
LEDヘッドライトは新品定価約8万といい値段しています!
で、E12系の日産ノートで
特に注意したいのは
「リヤゲート」をぶつけて壊すと
大変な目にあうということ。
ハッチバックのクルマ特有の
上に開くリアのハッチゲート。
この画像からもわかるように
E12 日産ノートのリヤバンパーは
薄くあまり厚みがないので
後ろまわりをぶつけると
リヤゲートもグッチャリといく
危険性がありますが
このリヤゲート修理代が
刺激的に高いんです・・・
運よく同じ色の中古が見つかっても
10万前後が飛んでいきますし、
タイミング悪く中古で同色の
リヤゲートが見つからず
さらには板金修理できないほど
ガッツリと凹ませた時には
新品リヤゲート代+塗装代
ガラスの脱着工賃
といった作業が重なり
20万オーバー覚悟みたいな!
このような状況なのであなたも
E12 ノートを中古で買ったら
ぶつけると高くつくというのは
覚えておきたいポイントであります。
注意点③:サスペンションのバネが折れる危険性
フロントサスペンションの
バネの形状が不適切なことから
塗装が剥がれ腐食しバネが折れる
危険性があることから
リコールがアナウンスされた
経緯があります。
【国土交通省リコール情報】
https://www.mlit.go.jp/report/press/jidosha08_hh_003325.html
平成24年7/25~31年1/31
の期間に生産された
E12:前輪駆動車
平成24年7/25~31年2/1
の期間に生産された
NE12:4WD車
平成28年8/25~31年1/29
の期間に生産された
HE12:e-パワー前輪駆動車
平成31年6/21~31年1/29
の期間に生産された
SNE12:e-パワー 4WD車
これら各モデルのE12系ノートが
バネが折れる不具合に該当し
改善措置としては、
スプリングを対策品に交換する
といった措置がとられていますが、
このトラブルは実際に
少なくとも120件も発生して
リコールになっていますし
高速や流れの速い幹線道路など
走行中にバネが折れようものなら
ハンドルがとられ事故にもなりかねない
危険なトラブルなだけに
あなたが狙っている
E12系 日産ノートの中古が
リコールに該当する車両なら
改善措置を受けたかどうか
しっかり確認するのが安心です。
でもリコールとかの改善措置って
別に確認なんかしなくたって
ちゃんとやってるんじゃないの?
と、思うかもしれませんが
それがですね、そうでもないんです。
普段整備工場さんから
部品の問い合わせがきた時に
依頼された部品を調べてると
あれ?これリコール対象ですよ
ディーラーに行けば
タダで交換してもらえますよ
なんて案内することが
ちょこまかあるんです。
どういう経緯で
リコールの改善措置を受けていない
状況になってしまったかは不明ですが
こういったやり取りも
日々の仕事の中で少なくないので
お目当ての中古車を買う前に
ちゃんとリコールの対策がされたか
履歴を確認しておくのが安心です。
⇒ノート E12の中古車、故障リスクを回避するには
年数のたった、距離を走った
E12 ノートの中古車は
いつ故障が起きてもおかしくないのは
認識しておきたいところですが、
弱点のところでお話しした
エアコンのコンプレッサーや
発電機のオルタネーター以外にも
例えば・・・
・セルモーター(スターター)
・CVTミッション
・パワステ関係
・センサー部品
・ドアミラーやパワーウインド関係
・センサー部品
など、経年劣化によって
故障が避けられない部品が
いろいろ潜んでいますが
あなたがE12 ノートを
中古で買ってからすぐに故障する
可能性もゼロではありません。
こればっかりはホントわかりません・・・
このようなリスクを回避するために
検討して損はないのが「保証」。
中古車販売店が独自に保証を
設定しているケースもありますし、
カーセンサーやグーといった媒体が
中古車に有償で保証をつけることも。
万一の不具合が発生した際に
保証でカバーしてもらえれば
修理代を自腹で払うことなく
クルマを直してもらえちゃうので
多少のコストがかかったとしても
保険として保証をつけるという
選択肢もアリだと思います。
一般ユーザーさんからメールで問い合わせが来る時に
「中古車を買って2週間ですが故障してしまって・・・」
「保証を付けてなかったので自費で修理になります・・・」
「そのため安いリビルト品を探してます・・・」
なんてメッセージが添えられてることも少なくありませんので!
※また、中古車販売店の保証に加え
自動車保険でも「故障保証」を月々わずかな費用で
受けられるものもあるので検討する価値ありだと思います^^
⇒ノート E12の中古を買う前にもう一つだけ確認しておきたいこと
E12 日産ノートの
中古車で気をつけたい
・エアコンの故障
・オルタネーターの故障
・e-パワーの注意点
・ラジエターの水漏れ
・エンジンの中はキレイか
・ぶつけると高くつく
・バネが折れる危険性
などトラブルが多い弱点など
部品屋の視点でお伝えし、
リスク回避のこともお話ししました。
あと残るは狙っている
E12 日産ノートの中古を
どうすれば少しでも安く買えるか
っていうことですよね^^
中古車の場合は新車と違って
値引きといった概念がありませんし
もし値引きしてくれる中古車があれば
それは元々その分を見越して
車両価格が高めに設定されていると
考えてもいいと思います。
ではどうやって狙っている
E12 ノートの中古を安く買うか。
それはやっぱり
いま乗っているクルマを
高く買い取ってもらうこと
に尽きると思います。
自分もいまの部品屋の会社を
立ち上げて1年たった時に
やっと軌道に乗ってきたから
クルマ買い替えるか~と思って
ネットの中古車情報を見てたら
前から欲しかった
V35スカイラインクーペの中古が
クルマで小一時間くらいの
近所にいいのがでてたんです^^
走行距離も1万㎞ちょっと、
ブレーキキャリパーが
対向4POTにカスタムされてて!
その時に乗ってた車は
新車で買って13年のアコード。
たしか13万㎞位走ってて
過走行の部類ではあったんですが
6MTのスポーツグレードで
根強い人気があるモデルだから
10万や15万にはなるかな~
なんて考えてたんです。
で、スカイラインを見に行った時に
お店の人に下取りを聞いてみると
10年超えてるクルマは
ウチでは買取できないんですよね
なんてことを言われ!
乗ってきたクルマを見もせずに言われましたし!
まさか下取りがゼロとは
想像もしてなかったんで
これはけっこうショックで・・・
でも見に行ったスカイラインの中古
バリモノだからどうしても欲しい、
だけど月々のローンは安くしないと
軌道に乗ったとはいえまだ綱渡りな
起業1年目なだけに恐いし。
そこで役に立ったのが無料一括査定。
買取できないなんて言われた
いままで乗ってきた13年落ちの車が
ホントに価値がないのか
ネットの一括査定で
ためしに確認してみたんです。
で、何社か回答きたのが
30万~40万!
これだけでもゼロ円からすると
とんでもなくいいですよね^^
でもこの時は結局
45万で買い取ってもらえました!
買取してくれた業者さん、
アコードの中古車を若いお客さんから
探してとバックオーダー受けてて
ちょうど自分のアコードが
そのお客さんの希望にあうとのことで
どうしても売って欲しいと。
で、45万で買い取ってもらえたから
無事お目当てのスカイラインクーペに
乗り換えすることができました^^
この後もいろいろと乗り換えましたが
一括査定が結局一番高く売れる印象があります。
オークション的なのもやってみましたが
思ったほど値があがらないことが多くて・・・
もしあなたも狙っている
E12 ノートの中古があるなら
1~2分くらいの入力で
買取相場がチェックできるので
試してみる価値、アリだと思います。
いま乗っているクルマが
想像以上に買取相場が高ければ
高いうちに買い取ってもらって
お目当てのE12 ノートに
予定を前倒で乗り換えることも
できちゃいますしね^^
まずはあなたも愛車の買取相場、
チェックしてはいかがでしょうか!?
愛車を一括査定に依頼してみる
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