30ハリアーの弱点や故障、【部品屋の視点】で解説するよ

30ハリアー 中古車

色あせることのない
そのラグジュアリーで洗練された
スタイリッシュなデザイン・・・

30系ハリアー!

30ハリアー 欲しい

そんな30ハリアーの
中古相場をチェックしてみると

2003年~2004年式の
前期型の30ハリアーなら

コミコミ50万ぐらいから
探せるような状況ですが

やっぱり距離を走ってたり
修復歴(事故歴)ありなのが
多いですよね~!?

コミコミ150万ぐらいの
予算で考えるなら

中期~後期のそこまで走ってない
30ハリアーがいろいろ選べるような
そんな状況でしょうか。

でもいずれにしても
30ハリアーの中古車を
狙っているなら気になるのは

買ってから急に故障や不具合がでないか
っていうことじゃないでしょうか。

全国の整備工場さんから
部品の問い合わせを受ける
「部品商」の仕事をする中で

故障が多い箇所や弱点を
部品屋の視点でお伝えします!

 





 

 

弱点①:オルタネーターの故障

オルタネーター 発電機

クルマの発電機である
オルタネーター。

発電する際に発熱し
かなり熱をもつ部品なので

経年劣化による不具合や
トラブルが避けられない
状況にあります。

特に台数がでている
2.4L直4エンジンの240Gは

整備工場さんから
オルタネーターの問い合わせが多く

新品定価は約10万オーバー、
安価なリビルト品で交換しても
5万コース覚悟の高額修理に・・・
オルタネーターが壊れて発電不良になったら
バッテリーがあがっちゃうのでバッテリーも
交換しなくちゃいけなくなっちゃいますし!

30系ハリアーでこのオルタネーターは
トラブルが多い弱点の部品なだけに
注意したいポイントであります!

 

 

弱点②:エアコンの故障

カーエアコン

春~秋に整備工場さんから
意外とお問い合わせが多いのが

・エアコンのコンプレッサー

エアコンのガスを圧縮する
このコンプレッサーですが

30系ハリアー、
特に前期型モデルは
年数がたってきているだけに

経年劣化によるコンプレッサーの
焼付きや異音といったトラブルが
避けられない状況にあり

いつ壊れてもおかしくない
状況であるといえます。

カーエアコン参考画像

特に春~秋にかけて故障が多く
このエアコンのコンプレッサーの
お問い合わせも増えますが、

注意したいのが
修理代が高いということ。

上の画像にもあるように
エアコンはシステムで成り立っていて

コンプレッサーが焼付いたり
異音がでたりと故障したからといって

コンプレッサーそれだけを
交換すればいいっていうような
単純な話しじゃありません・・・

カーエアコンシステム部品 参考画像

主に故障の原因になるのが
エキスパンションバルブという
髪の毛の細さ程度しかない
霧吹き器のノズル部分だったり、

リキッドタンクとよばれる
フィルターの役目がある部分で
スラッジなどが詰まり

異常高圧⇒コンプレッサーが故障
といった流れになることが多いので

コンプレッサーや関連したパーツの
部品代+工賃+ガス代と加わっていくと
10万や20万が飛んでいきます!
焼付きやロックでコンプレッサー内部の削れカスが
システム内に回っちゃうとコンデンサーの交換や、
配管も全部外して清掃など大事になっちゃいます・・・

 

 

注意点①:ヘッドライトの水漏れ

30ハリアー ヘッドライト不具合

平成15年2月~21年2月
の期間に生産された
各モデルの30ハリアーには

ヘッドライトに
水漏れが発生することから

「保証期間の延長」
アナウンスされた経緯があります。

 

従来新車登録から
3年または6万km以内だったのが
新車登録から9年間に伸びましたが

現在は保証期間を
過ぎてしまっているので

水漏れが発生したとしても
タダでは直してもらえません・・・

 

で、ここで覚えておきたいのは
わざわざ保証期間を延長したほど
トラブルが多いということ。

 

あなたが30ハリアーを
中古で買ってから水漏れし
ヘッドライトを交換となれば

丸ごとASSYだと
新品定価:約13万!

外っ面のガワだけでも
新品定価は約6万!

と、いい値段しています・・・

当時、保証延長による
ディーラーの作業として
ライトに水漏れがおきた際は

・ランプ上面にブチルゴムと
 防水テープを貼りつける

などの措置がとられていたので
あなたも30ハリアーを購入したら

転ばぬ先の杖として
ヘッドライト上に防水対策を
施すのもいいかもしれません。

※困ったことに30系ハリアーのヘッドライト、中古を探してもなかなか見つかりません・・・この間も整備工場さんから「ヘッドライトの中が水滴だらけになってて車検に通らないから中古で安いの無いかな~」ってお問い合わせが来ましたが、案の定というか在庫がなくって・・・

 

 

注意点②:エンジンの中はキレイ?!

エンジン内部の汚れ

30ハリアーの中古を購入する前に
注意したい、必ず確認したいのが

エンジン内部が上の画像のように
汚なくなってないかということ。

オイル交換をサボっていると
こんなふうに内部にスラッジがたまり

エンジンが焼付いてしまったり
とんでもない状況に発展する危険性が!

整備工場さんから軽自動車とか中古エンジンの問い合わせを受けた時に在庫状況を調べていると、15万kmとか距離を走っていてもエンジンの中がホントにキレイでオイル交換ちゃんとしてたんだろうな~っていうのもあれば、5~6万kmぐらいでもスラッジやオイル焼けで中が汚くてなんじゃこりゃっていうのもあります!

 

そのためお目当ての
30ハリアーの中古車があるなら

オイルフィラーキャップを開けて
キャップの裏やエンジンの内部
汚れていないか要確認です。

エンジン内部の汚れ
ヘドロみたいなスラッジがベッタリついてたら
ちょっとヤバイです、そのクルマ!

もしこれをしっかり確認せず
エンジンの中がひどい個体を
あなたが中古で買ってしまったら

後々エンジン焼付きなどの
リスクがあなたに降りかかってきます!

また、オイル交換もされず
「乗りっぱなし」にされてたような

愛情なく乗られていた
中古車をつかんでしまったら

後になってからいろいろと
トラブルが出る可能性があるので
用心したいところ・・・

中古車のいわゆる
「当たり」「ハズレ」って
愛情もって乗られていたかが
大きく関与していると思います。

オイル交換のような
基本的なメンテナンスさえ
されていなかったようなクルマだと

下駄がわりにラフに運転されて
大切にされてなかったなんてことも
想像できてしまいます。

そんな状況ではなにかとヤレ
劣化がでてしまいがちですので、

ハズレの中古車をつかまないためにも
エンジンの中がキレイかどうかや

オイル交換とかが定期的にされてたかを
当たり、ハズレの判断材料の一つとして
チェックするのがおススメです^^

あと自分が中古車を買うときにチェックするポイントは
座席のサポート部分とかにひどいシワやヨレ、
擦れたり劣化がないかってのはよく見ます。

こういった部分も前述したような
「愛されていたかどうか」
「丁寧に乗られていたか」
がわかる
ポイントだと思っていますので。

オイル交換

 

 

注意点③:30ハリアーはぶつけると高くつく!

板金修理

30ハリアーを中古で買ったら
ホントに注意したいのが

「ぶつけると修理代が高い」

ということ!

クルマはぶつけて壊せば
修理代が高くつくものですが、

それでもドアやバンパーなど
同色の中古部品が見つかれば

鈑金・塗装で修理するよりも
大幅に修理代を圧縮できます。

しかし30系ハリアーは
ドアやバンパー、ヘッドライト、
リヤゲートなど外装部品の中古が
なかなか見つかりません・・・
あったとしても状態が悪いのに高かったり!

 

なぜ30ハリアーの中古部品が
見つからないかというと

この手のSUVは海外でも人気で
過走行のボロボロな廃車でも
グッチャリいった事故車であっても

すぐに外人バイヤーさんなどが
クルマ丸ごと輸出してしまうので

部品取りされることがなく
中古のバンパーなどが見つからない
といった図式になっています・・・

そんな状況だから
30ハリアーはぶつけて壊すと
修理代が高くつきがちです。

 

気になる各部品の
新品定価としては・・・

フロントバンパー:約10万

リヤバンパー:約8万5000

フェンダー:約4万+塗装代

リヤゲート:約7万+塗装代
さらにガラスの脱着代も!

ドアミラー:約4万5000

 

う~ん、マンダム・・・

元々が高級SUVである
30ハリアーなだけに

中古車価格は安くなっても
部品代は高いまま・・・

板金修理

このような状況なのであなたも
30ハリアーを中古で買ったら

ぶつけると高くつくというのは
覚えておきたいポイントであります!

 

 

注意点④:カスタムされたハリアー30の中古車

30ハリアー カスタム

ハリアー30の中古車情報を見てると
エアロやローダウン、マフラー、
アルミなどバリッとキマってて

いいね~、わかってるね~^^

と思ってしまうような
カスタム&ドレスアップされた
中古車もよくでていますが、

そんなカスタムされた
ハリアー30の中古を購入するなら

・車検対応のカスタムか

・純正部品は残っているか

ということは
要注意なポイントです。

 

日々の仕事の中で
整備工場さんから車検がらみなどで

・サスペンション1台分

・センターとリヤのマフラー

・ヘッドライト

などのお問い合わせがよく来ます。

マフラーは音量だけでなく
認証がとれていないと車検が
通せなかったり厳しくなってますし、

ヘッドライトはイカリングとか
スゴイのが装着されててNGだから
安い中古を探して~ときたり、

いまダウンサスが入っているけど
最低地上高が足りてないし

ノーマルのバネは
お客さん持ってないって言うから
1台分探してよ~って感じで。

で、中古パーツを探してみても
なかなか見つかりません・・・

【※車検対応マフラーでも要注意!】
先日、仲のいい整備工場さんからマフラーのお問い合わせがきたのですが、お客さんのクルマには車検対応のマフラーがついてはいるものの経年劣化で音量が大きくなってしまい交換しないと車検がダメだから中古でマフラー探して~とお問い合わせがきたことも!

ハリアー30 カスタム

新品で部品を交換するとなれば
すぐに10万や20万が飛ぶだけに

車検に対応していない
カスタムがされた中古車だったり
純正部品が残っていない場合は、

あなたがハリアー30を購入した後に
車検や故障した時など困った状況に
見舞われかねません・・・

カスタム・チューニングされた
ハリアー30の中古を買うなら

・車検に対応しているか

・純正部品は残っているか

といったことは
確認しておくのが安心です^^

※個人的に困ったのは「社外アルミ」。以前カスタムされたC7のコルベットを買ったんですが車検がきたときにホイール替えないと車検通らないよ~って言われて困ったことが。”なんちゃらフォージド”ってかっこいいホイールだったんですが、認証マークがないだかなんかで車検NGらしくって。。。こんなこともあるので社外アルミもご注意くださいませ~^^

コルベット C7 評価

 

 

故障リスクを回避するには

ハリアー30 欲しい

年数のたった、距離を走った
30ハリアーの中古車は

経年劣化によっていつ故障しても
おかしくないというのは
認識しておきたいところです。

弱点のところでお話した
発電機のオルタネーターや
エアコンのコンプレッサー以外にも

例えば・・・

・セルモーター(スターター)
セルモーターの参考画像

・オートマ
オートマ 参考画像

・エアサス(AIRSのみ)
エアサス参考画像

・センサー部品
センサー部品の参考画像

など、経年劣化によって
故障が避けられない部品が
いろいろ潜んでいますが

あなたが30ハリアーを
中古で買ってからすぐに故障する
可能性もゼロではありません。
こればっかりはホントわかりません・・・

 

このようなリスクを回避するために
検討して損はないのが「保証」

中古車販売店が独自に保証を
設定しているケースもありますし、

カーセンサーやグーといった媒体が
中古車に有償で保証をつけることも。

万一の不具合が発生した際に
保証でカバーしてもらえれば

修理代を自腹で払うことなく
クルマを直してもらえちゃうので

多少のコストがかかったとしても
保険として保証をつけるという
選択肢もアリだと思います。

一般ユーザーさんからメールで問い合わせが来る時に
「中古車を買って2週間ですが故障してしまって・・・」
「保証を付けてなかったので自費で修理になります・・・」
「そのため安いリビルト品を探してます・・・」
なんてメッセージが添えられてることも少なくありませんので!

 

※また、中古車販売店の保証に加え
自動車保険でも「故障保証」を月々わずかな費用で
受けられるものもあるので検討する価値ありだと思います^^

 

 

⇒30ハリアーの中古を買う前にもう一つだけ確認しておきたいこと

ACU30 中古

30系ハリアーの
中古車で気をつけたい

・オルタネーターの故障

・エアコンの故障

・ヘッドライトの水漏れ

・ぶつけると高くつく

・カスタムされた中古車

などトラブルが多い弱点など
部品屋の視点でお伝えし、
リスク回避のこともお話ししました。

あと残るは狙っている
30ハリアーの中古を

どうすれば少しでも安く買えるか
っていうことですよね^^

中古車の場合は新車と違って
値引きといった概念がありませんし
もし値引きしてくれる中古車があれば

それは元々その分を見越して
車両価格が高めに設定されていると
考えてもいいと思います。

ではどうやって狙っている
30ハリアーの中古車を安く買うか。

それはやっぱり

いま乗っているクルマを
高く買い取ってもらうこと

に尽きると思います。

中古車 買取

自分もいまの部品屋の会社を
立ち上げて1年たった時に

やっと軌道に乗ってきたから
クルマ買い替えるか~と思って
ネットの中古車情報を見てたら

前から欲しかった
V35スカイラインクーペの中古が

クルマで小一時間くらいの
近所にいいのがでていたんです^^

走行距離も1万㎞ちょっと、
ブレーキキャリパーが
対向4POTにカスタムされてて!

その時に乗ってた車は
新車で買って13年のアコード。

たしか13万㎞位走ってて
過走行の部類ではあったんですが

6MTのスポーツグレードで
根強い人気があるモデルだから

10万や15万にはなるかな~
なんて考えてたんです。

で、スカイラインを見に行った時に
お店の人に下取りを聞いてみると

10年超えてるクルマは
ウチでは買取できないんですよね

なんてことを言われ!

 

まさか下取りがゼロとは
想像もしてなかったんで
これはけっこうショックで・・・
乗ってきたクルマを見もせずにバッサリでしたし!

でも見に行ったスカイラインの中古
バリモノだからどうしても欲しい、

だけど月々のローンは安くしないと
軌道に乗ったとはいえまだ綱渡りな
起業1年目なだけに恐いし。

そこで役に立ったのが無料一括査定。

買取できないなんて言われた
いままで乗ってきた13年落ちの車が
ホントに価値がないのか

ネットの一括査定で
ためしに確認してみたんです。

で、何社か回答きたのが
30万~40万!

これだけでもゼロ円からすると
とんでもなくいいですよね^^

でもこの時は結局
45万で買い取ってもらえました!

買取してくれた業者さん、
アコードの中古車を若いお客さんから
探してとバックオーダー受けてて

ちょうど自分のアコードが
そのお客さんの希望にあうとのことで
どうしても売って欲しいと。

で、45万で買い取ってもらえたから
無事お目当てのスカイラインクーペに
乗り換えすることができました^^

CPV35

この後もいろいろと乗り換えましたが
一括査定が結局一番高く売れる印象があります。
オークション的なのもやってみましたが
思ったほど値があがらないことが多くて・・・

もしあなたも狙っている
30ハリアーがあるなら

1~2分くらいの入力で
買取相場がチェックできるので
試してみる価値、アリだと思います。

いま乗っているクルマが
想像以上に買取相場が高ければ
高いうちに買い取ってもらって

お目当ての30ハリアーに
予定を前倒で乗り換えることも
できちゃいますしね^^

まずはあなたも愛車の買取相場、
チェックしてはいかがでしょうか!?

愛車を一括査定に依頼してみる
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