スタイリッシュなデザインに
広々な室内空間や低燃費など
基本性能の高さが光る
マツダの軽・・・AZワゴン!
中古車相場をチェックしてみると
コミコミ30万ぐらいの安いのは
10万km前後とか距離を走ったのや
事故歴(修復歴)アリなのが
多い感じですよね!?
でも50万ぐらいまで予算を上げると
探せばそんなに走ってないのが見つかる
なかなかお買い得な状況だな~と^^
でも、そうはいっても
マツダAZワゴンの中古車を
あなたも狙っているなら
気になるのは買ってから
急に故障や不具合がでないかって
いうことじゃないでしょうか?!
「部品屋の立場」
からするとAZワゴンには
弱点といえる故障やトラブルが多い
高額修理になってしまう部品が
いくつかあります・・・
今回はAZワゴンを
中古で買うなら注意したい
弱点、トラブルが多い部分を
解説していきますよ~!
◆目次
弱点①:エアコンのコンプレッサー
マツダAZワゴンの
エアコンのコンプレッサー、
部品屋人生でいったい
何個売ったんだろう・・・
っていうくらいトラブルが多く
ド定番の高額修理になる
弱点部品といえるコンプレッサー。
エアコンのガスを圧縮する
このコンプレッサーですが
MJ23S、MJ22S、MJ21Sと
各モデルのAZワゴンで
焼付きやガラガラ異音といった
不具合が春~夏~秋には頻発し
特に夏場は「稼ぎ頭」といえるぐらい
整備工場さんなどから注文がきます。
(=それだけ壊れているっていうこと)
で、このエアコンのコンプレッサー、
注意したいのが
修理代が高いということ。
上の画像にもあるように
エアコンはシステムで成り立っていて
コンプレッサーが焼付いたり
異音がでたりと故障したからといって
コンプレッサーだけを
交換すればいいっていうような
単純な話しじゃありません・・・
主に故障の原因になるのが
エキスパンションバルブという
髪の毛の細さ程度しかない
霧吹き器のノズル部分だったり、
リキッドタンクとよばれる
フィルターの役目がある部分で
スラッジなどが詰まり
異常高圧⇒コンプレッサーが故障
といった流れになることが多いので
コンプレッサーや関連したパーツの
部品代+工賃+ガス代と加わっていくと
10万オーバー覚悟の状況です!
焼付きやロックでコンプレッサー内部の削れカスが
システム内に回っちゃうとコンデンサーの交換や、
配管も全部外して清掃など大事になっちゃいます・・・
※MJ23SのAZワゴンは
このエアコンのコンプレッサーに
リコールも出されているので注意!
①【国土交通省リコール情報】
⇒コンプレッサーオイルの充填量が
不足していて焼付く可能性
https://www.mlit.go.jp/report/press/jidosha08_hh_002217.html
②【マツダ リコール等情報】
⇒ガスが漏れてエアコンの
効きが悪くなる可能性
https://www2.mazda.co.jp/service/recall/oa/20170829011/index.html
まず①のトラブルは、
コンプレッサー内部を潤滑する
オイルの充填量が少ないものがあり
焼付く危険性があることから
リコールが出された経緯が!
このようなリコールがあるので
もしMJ23SのAZワゴンを
中古で買ってからエアコンが
焼付くようなことがあれば
リコールに該当するかどうか
修理する前に確認するのが安心です。
もしリコールに該当するという
ジャッジをしてもらえれば
わざわざ自腹を切って修理する
修理する必要が無くなります^^
ただ、②のガス漏れで
エアコンの効きが悪くなってしまう
トラブルの方はちょっと注意が必要です。
こちらは「保証期間延長」であり
新車登録から9年に延長されましたが
狙っているAZワゴンの中古車の
年式によっては保証期間が過ぎてて
タダでは直してもらえません・・・
保証期間の延長が
わざわざアナウンスされるほど
不具合が多かったとも言えるだけに
注意したいポイントであります。
弱点②:ターボ(タービン)
あなたが狙っている
AZワゴンの中古車がターボ車なら
タービンの故障も注意です。
経年劣化によって異音がでたり
ブーストがかからずパワー不足、
白煙がモクモクでたりなどの
不具合に見舞われたら大変!
新品定価はターボ単品で約12万!
安価なリビルト品でも
部品代で5万コース覚悟ですし
工賃やらオイル代がプラスされると
けっこうな修理代に・・・
整備工場さんからAZワゴンの
リビルトターボの問い合わせは
日々の仕事で少なくありませんが
話しを聞いていると
オイル交換があまりされてなかった
メンテナンス不足が原因なことが
多いな~って感じがします・・・。
注意点①:エンジンの中はキレイ?!
AZワゴンの中古を買うなら
注意したい、必ず確認したいのが
エンジン内部が上の画像のように
汚なくなってないかということ。
オイル交換をサボっていると
こんなふうに内部にスラッジがたまり
エンジンが焼付いてしまったり、
ターボ車のAZワゴンなら
先程の弱点の部分でお話したように
タービンがブローしてしまったりと
とんでもない状況に発展する危険性が!
整備工場さんから軽自動車とか中古エンジンの問い合わせを受けた時に在庫状況を調べていると、15万kmとか距離を走っていてもエンジンの中がホントにキレイでオイル交換ちゃんとしてたんだろうな~っていうのもあれば、5~6万kmぐらいでもスラッジやオイル焼けで中が汚くてなんじゃこりゃっていうのもあります!
そのためお目当ての
AZワゴンの中古車があるなら
購入前に必ず確認したいのが
オイルフィラーキャップを開けて
キャップの裏やエンジンの内部が
汚れていないかということ。
ヘドロのようなスラッジがついてたら
ちょっとヤバイです、そのクルマ!
もしこれをしっかり確認せず
エンジンの中がひどい個体を
あなたが中古で買ってしまったら
後々エンジン焼付きなど高額故障の
リスクがあなたに降りかかってきます!
エンジンは中古で探しても
状態の良いまともなものは
10万ぐらいは覚悟ですし、
交換工賃まで考えると
たいへんな修理代に発展します!
また、オイル交換もされず
「乗りっぱなし」にされてたような
愛情なく乗られていた
中古車をつかんでしまったら
後になってからいろいろと
トラブルが出る可能性があるので
用心したいところ・・・
中古車のいわゆる
「当たり」「ハズレ」って
愛情もって乗られていたかが
大きく関与していると思います。
オイル交換のような
基本的なメンテナンスさえ
されていなかったようなクルマだと
下駄がわりにラフに運転されて
大切にされてなかったなんてことも
想像できてしまいます。
そんな状況ではなにかとヤレや
劣化がでてしまいがちですので、
ハズレの中古車をつかまないためにも
エンジンの中がキレイかどうかや
オイル交換とかが定期的にされてたかを
当たり、ハズレの判断材料の一つとして
チェックするのがおススメです^^
あと自分が中古車を買うときにチェックするポイントは
座席のサポート部分とかにひどいシワやヨレ、
擦れたり劣化がないかってのはよく見ます。
こういった部分も前述したような
「愛されていたかどうか」
「丁寧に乗られていたか」
「前のオーナーの人柄」
がわかるポイントだと思っていますので。
注意点②:プッシュスタート車のエンジンが始動できないトラブル
MJ23S AZワゴンの
プッシュスタート車は注意したい
サービスキャンペーンがあります。
エンジン始動ができなくなる恐れ
https://www2.mazda.co.jp/service/recall/sca/20120412377/
H20年9月~22年11月の期間に
生産されたMJ23S AZワゴンの
プッシュスタート車は
ステアリングロックが解除されず
エンジン始動ができなくなる
危険性があることから
サービスキャンペーンが
発令された経緯があります。
対象になるMJ23SのAZワゴンは
オートステアリングロックを
対策品に交換する措置が
とられているので
あなたが狙っている
AZワゴンの中古車が該当するなら
改善措置を受けたかどうか
しっかり確認したいところです!
でもリコールとかの改善措置って
別に確認なんかしなくたって
ちゃんとやってんじゃないの?
と、思うかもしれませんが
それがですね、そうでもないんです。
普段整備工場さんから
部品の問い合わせがきた時に
依頼された部品を調べてると
あれ?これリコール対象ですよ
ディーラーに行けば
タダで交換してもらえますよ
なんて案内することが
ちょこまかあるんです。
どういう経緯で
リコールの改善措置を受けていない
状況になってしまったかは不明ですが
こういったやり取りも
日々の仕事の中で少なくないので
お目当ての中古車を買う前に
ちゃんとリコールの対策がされたか
履歴を確認しておくのが安心です。
注意点③:電動格納ドアミラーの保証期間延長
お目当てのAZワゴンに
【電動格納ドアミラー】が
装着されていたら注意です!
【マツダ リコール等情報】
https://www2.mazda.co.jp/service/recall/oa/20170829006/index.html
https://www2.mazda.co.jp/service/recall/oa/20170829014/index.html
MJ21S、MJ22S、MJ23S
各モデルのAZワゴンの
電動格納ドアミラーには、
ミラー内部の部品が破損などし
閉じたり開けたりできなくなる
不具合が発生した場合
従来3年または6万㎞までの
保証期間だったものに対して
10年または10万㎞まで
保証期間が延長されています。
ただ、延長はされたとはいえ
タイムリミットを迎えてしまうと
故障しても保証されません・・・
ここで覚えておきたいのは
わざわざ保証期間が延長されたほど
電動格納ドアミラーに
トラブルが出やすいということ。
そして実際に日々の仕事の中でも
整備工場さんから電格ドアミラーの
お問い合わせが非常に多い状況です。
新品で交換するとなると
片側3万程度はかかるだけに
あなたが狙っている
AZワゴンの中古車が
電動格納ドアミラー仕様なら
どうぞご注意くださいませ!
※こういう保証延長って期日を何日か過ぎただけでも
まったく融通利かずに無償対応してもらえないことが
当たり前のようにあるので要注意です。
先日あった事例ではワゴンRのドアミラーで
保証延長になっていたからディーラーに行けば
タダで直してもらえますよ~ってお伝えしたところ
新車登録からの年数は期日内であったものの
「10万kmまで」の距離数で引っかかって
タダでは交換してもらえないということで・・・
そのお客さんの走行距離はというと
10万200kmと、わずか200km程度のオーバーだったのに!
注意点④:カスタムされたAZワゴンの中古車
AZワゴンの
中古車情報を見ていると
ローダウンやマフラー、
社外アルミなどセンスよくキマってて
いいね~、わかってるね~^^
と思ってしまうような
カスタム&ドレスアップされた
中古車もよくでていますが、
そんなカスタムされた
AZワゴンの中古を買うなら
注意したいのが
・車検に適合したカスタムか
・カスタムされた部分の
純正部品は残されているか
っていうこと。
もし車検に適合しない
カスタムがいろいろとされていて
純正パーツも残されていなかったら
車検を通す際や故障した際に
非常に困った状況に陥ります。
【※車検対応マフラーでも要注意!】
先日、仲のいい整備工場さんからマフラーのお問い合わせがきたのですが、お客さんのクルマには車検対応のマフラーがついてはいるものの経年劣化で音量が大きくなってしまい交換しないと車検がダメだから中古でマフラー探して~とお問い合わせがきたことが!
AZワゴンの
純正の中古パーツを探しても
なかなか見つからない状況ですし、
新品の純正部品は
思いのほか高額です。
そのためカスタムした部分を
元に戻さないと車検が通せないと
指摘されてしまった場合など
泣く泣く高額な新品で
部品交換する羽目に・・・
このようなリスクがあるだけに
マフラーやローダウンなどカスタムされた
AZワゴンの中古を買うなら
・車検に適合したカスタムか
・カスタムされた部分の
純正部品は残されているか
ということはしっかり確認してから
購入するのが安心です^^
※個人的に困ったのは「社外アルミ」。以前カスタムされたC7のコルベットを買ったんですが車検がきたときにホイール替えないと車検通らないよ~って言われて困ったことが。”なんちゃらフォージド”ってかっこいいホイールだったんですが、認証マークがないだかで車検NGらしくって。。。こんなこともあるので社外アルミもご注意くださいませ~^^
⇒AZワゴンの中古、故障リスクを回避するには
ここまでお話してきたように
AZワゴンの中古車には
注意したい弱点ともいうべき
不具合の多い部品がいろいろあります。
距離を走った中古車であれば
いつ故障が起きてもおかしくない
状況なのは認識しておきたいところ。
弱点のところでお話した
エアコンなど以外にも例えば・・・
・セルモーター(スターター)
・オルタネーター(発電機)
・CVTやATミッション
・センサー部品
・ドアミラーやパワーウインド関係
前述したようにホント電動格納不良が多いので要注意!
と、経年劣化によって
故障が避けられない部品が
いろいろ潜んでいますが
あなたがマツダAZワゴンを
中古で買ってからすぐに故障する
可能性もゼロではありません。
こればっかりはホントわかりません・・・
このようなリスクを回避するために
検討して損はないのが「保証」。
中古車販売店が独自に保証を
設定しているケースもありますし、
カーセンサーやグーといった媒体が
中古車に有償で保証をつけることも。
万一の不具合が発生した際に
保証でカバーしてもらえれば
修理代を自腹で払うことなく
クルマを直してもらえちゃうので
多少のコストがかかったとしても
保険として保証をつけるという
選択肢もアリだと思います。
一般ユーザーさんからメールで問い合わせが来る時に
「中古車を買って2週間ですが故障してしまって・・・」
「保証を付けてなかったので自費で修理になります・・・」
「そのため安いリビルト品を探してます・・・」
なんてメッセージが添えられてることも少なくありませんので!
⇒AZワゴンの中古を買う前にもう一つだけ確認しておきたいこと
AZワゴンの中古を
狙っているなら気をつけたい
・エアコンの故障
・ターボ(タービン)の故障
・エンジンの中が汚れていないか
・電動ドアミラーの故障
・カスタムされた中古車
などトラブルが多い弱点のことを
部品屋の視点でお伝えし、
リスク回避のこともお話ししました。
あと残るは狙っている
AZワゴンの中古を
どうすれば少しでも安く買えるか
っていうことですよね^^
中古車の場合は新車と違って
値引きといった概念がありませんし
もし値引きしてくれる中古車があれば
それは元々その分を見越して
車両価格が高めに設定されていると
考えてもいいと思います。
ではどうやって狙っている
AZワゴンを安く買うか。
それはやっぱり
いま乗っているクルマを
高く買い取ってもらうこと
に尽きると思います。
自分もいまの部品屋の会社を
立ち上げて1年たった時に
やっと軌道に乗ってきたから
クルマ買い替えるか~と思って
ネットの中古車情報を見てたら
前から欲しかった
スカイラインクーペの中古が
クルマで小一時間くらいの
近所にいいのがでてたんです^^
走行距離も1万㎞ちょっと、
ブレーキキャリパーが
対向4POTにカスタムされてて!
その時に乗ってた車は
新車で買って13年のアコード。
たしか13万㎞位走ってて
まあ過走行の部類ではあったんですが
6MTのスポーツグレードで
根強い人気があるモデルだから
10万や15万にはなるかな~
なんて考えてたんです。
で、スカイラインを見に行った時に
お店の人に下取りを聞いてみると
10年超えてるクルマは
ウチでは買取できないんですよね
なんてことを言われ!
まさか下取りがゼロとは
想像もしてなかったんで
これはけっこうショックで・・・
乗ってきたクルマを見ずに言われましたし!
でも見に行ったスカイラインの中古
バリモノだからどうしても欲しい、
だけど月々のローンは安くしないと
軌道に乗ったとはいえまだ綱渡りな
起業1年目なだけに恐いし。
そこで役に立ったのが無料一括査定。
買取できないなんて言われた
いままで乗ってきた13年落ちの車が
ホントに価値がないのか
ネットの一括査定で
ためしに確認してみたんです。
で、何社か回答きたのが
30万~40万!
これだけでもゼロ円からすると
とんでもなくいいですよね^^
でもこの時は結局
45万で買い取ってもらえました!
買取してくれた業者さん、
アコードの中古車を若いお客さんから
探してとバックオーダー受けてて
ちょうど自分のアコードが
そのお客さんの希望にあうとのことで
どうしても売って欲しいと。
で、45万で買い取ってもらえたから
無事お目当てのスカイラインクーペに
乗り換えすることができました^^
この後もいろいろと乗り換えましたが
一括査定が結局一番高く売れる印象があります。
オークション的なのもやってみましたが
思ったほど値があがらないことが多くて・・・
もしあなたも狙っている
AZワゴンの中古があるなら
1~2分くらいの入力で
買取相場がチェックできるので
試してみる価値、アリだと思います。
いま乗っているクルマが
想像以上に買取相場が高ければ
高いうちに買い取ってもらって
お目当てのAZワゴンの中古車に
予定を前倒で乗り換えることも
できちゃいますしね^^
まずは愛車の買取相場を
チェックしてはいかがでしょうか!?
愛車を一括査定に依頼してみる
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