ワイドな横幅にショートな全長、
そして直線的なデザインが異彩を放つ
スタイリッシュコンパクトカー・・・
カローラルミオン!
その独特な形状のボディで
3列もシートはいらないけど
広々とした室内のクルマがいい、
大きすぎず小さすぎずな
運転しやすいサイズ感でありながら
使い勝手もよくたくさん荷物も
載せられるのがいい!
っていう願いをかなえてくれる
カローラルミオン^^
そんなカローラルミオンの
中古相場をチェックしてみると、
走行距離や修復歴(事故歴)、
年式なんかを気にしなければ
コミコミで50万以下から
安いのは探せますし、
そんなに走っていないのでも
探せばコミコミ60~70万程度で
いろいろと見つかるような
お買い得なルミオンの中古相場ですよね^^
でもルミオンの中古車は
年数がたってきているだけに
いずれにしても心配なのは
中古で買ってから急に故障しないか
っていうことじゃないでしょうか?!
今回はカローラルミオンを
中古で狙っているなら注意したい
故障や弱点といった部分を
「部品屋の視点」で
解説していきますよ~!
◆目次
弱点①エアコンのコンプレッサー
エアコンのガスを圧縮するのが
このコンプレッサーですが
ルミオンの特に前期型は
年数がたってきているだけに
焼付きやガラガラ異音といった
不具合が春~夏~秋には頻発し
特に夏場は整備工場さんなどから
けっこう注文をいただきます。
(=それだけ壊れているっていうこと)
で、このエアコンのコンプレッサー、
注意したいのが
修理代が高いということ。
上の画像にもあるように
エアコンはシステムで成り立っていて
コンプレッサーが焼付いたり
異音がでたりと故障したからといって
コンプレッサーだけを
交換すればいいっていうような
単純な話しじゃありません・・・
主に故障の原因になるのが
エキスパンションバルブという
髪の毛の細さ程度しかない
霧吹き器のノズル部分だったり、
リキッドタンクとよばれる
フィルターの役目がある部分で
スラッジなどが詰まり
異常高圧⇒コンプレッサーが故障
といった流れになることが多いので
コンプレッサーや関連したパーツの
部品代+工賃+ガス代と加わっていくと
10万オーバー覚悟の状況です!
焼付きやロックでコンプレッサー内部の削れカスがシステム内に回っちゃうとコンデンサーの交換や、配管も全部外して清掃など大事になっちゃいます・・・
弱点②:オルタネーター(発電機)
次にルミオンの中古で
注意したい弱点な部品が
発電機のオルタネーター!
オルタネーターはバッテリーに
電気を供給する発電機ですが
発電時はキンキンに熱くなるため
経年劣化による故障が避けられません。
この熱の影響なのか
こちらもコンプレッサーと同じく
特に夏場の暑い季節には
整備工場さんからお問合せが多く
修理交換となれば
安価なリビルト品で交換しても
5万コースは覚悟の高額修理ですし、
そもそもオルタネーターが故障して
発電不良になればバッテリーがあがって
レッカー呼んだりしたり
バッテリーも交換して・・・など
なにかと費用がかさみがちです!
弱点③:ラジエターからの水漏れ
経年劣化によるトラブルが避けられず
こちらも整備工場さんなどから
お問い合わせが
ちょこまかくるラジエター。
安価な社外新品のラジエターで
修理・交換するにしても
ラジエター本体だけでなく
ホース類などの周辺パーツ代、
冷却水代、交換工賃と加わって
10万コースは覚悟の高額修理に!
で、このラジエターのトラブルは
厄介なことに走行距離が浅くとも
年数がたったことによる経年劣化で
急にトラブルが発生するので
注意したいところです・・・!
私自身も、10年選手だけど3万kmの距離浅な中古車で急に水漏れが発生し困った経験が・・・昨日までは何ともなかったのに朝乗ろうと駐車場に行ったら地面にクーラントが漏れてて・・・(泣)
急にきます、ラジエターの水漏れ!
注意点①:エンジンの中はキレイ?!
ルミオンの中古を
購入するなら注意したい、
買う前に必ず確認したいのが
エンジン内部が上の画像のように
汚なくなってないかということ。
オイル交換をサボっていると
こんなふうに内部にスラッジがたまり
エンジンが焼付いてしまったり
とんでもない状況に発展する危険性が!
整備工場さんから軽自動車とか中古エンジンの問い合わせを受けた時に在庫状況を調べていると、15万kmとか距離を走っていてもエンジンの中がホントにキレイでオイル交換ちゃんとしてたんだろうな~っていうのもあれば、5~6万kmぐらいでもスラッジやオイル焼けで中が汚くてなんじゃこりゃっていうのもあります!
そのためお目当ての
ルミオンの中古車があるなら
購入前に必ず確認したいのが
オイルフィラーキャップを開けて
キャップの裏やエンジンの内部が
汚れていないかということ。
ドロドロなヘドロみたいなスラッジがついてたらちょっとヤバイです、そのクルマ!
もしこれをしっかり確認せず
エンジンの中がひどい個体を
あなたが中古で買ってしまったら
後々エンジン焼付きなど高額故障の
リスクがあなたに降りかかってきます!
また、オイル交換もされず
「乗りっぱなし」にされてたような
愛情なく乗られていた
中古車をつかんでしまったら
後になってからいろいろと
トラブルが出る可能性があるので
用心したいところ・・・
中古車のいわゆる
「当たり」「ハズレ」って
愛情もって乗られていたかが
大きく関与していると思います。
オイル交換のような
基本的なメンテナンスさえ
されていなかったようなクルマだと
下駄がわりにラフに運転されて
大切にされてなかったなんてことも
想像できてしまいます。
そんな状況ではなにかとヤレや
劣化がでてしまいがちですので、
ハズレの中古車をつかまないためにも
エンジンの中がキレイかどうかや
オイル交換とかが定期的にされてたかを
当たり、ハズレの判断材料の一つとして
チェックするのがおススメです^^
あと自分が中古車を買うときにチェックするポイントは座席のサポート部分とかにひどいシワやヨレ、擦れたり劣化がないかってのはよく見ます。
こういった部分も前述したような
「愛されていたかどうか」
「丁寧に乗られていたか」
「前のオーナーの人柄」
がわかるポイントだと思っていますので。
注意点②:ホワイトパールの「色ハゲ」
ホワイトパールクリスタルシャイン
色番号:070の車体色は注意!
塗装が剥げるトラブル発生中!!
【トヨタリコール等情報】
https://toyota.jp/recall/kaisyu/190403.html
2011年8月~2015年12月
の期間に生産された
ホワイトパール(070)の
各グレードのルミオンは、
太陽光や雨水などの影響で
塗装がはがれるトラブルが
発生することから
保証期間の延長がアナウンスされ、
新車登録から10年以内に
塗装はがれが発生した場合に
無料で再塗装するという
措置が取られています。
※ボディパネルに限る。バンパーやドアミラーなどは対象外
ただ、塗装に関する
保証期間が延長されたとはいえ
当然のことながら期間を過ぎれば
無償での対応はしてもらえません。
わざわざ保証期間が
延長されるほどトラブルが多いだけに
あなたが狙っている
カローラルミオンの中古が
ホワイトパールの塗装色なら
ドアやボンネットなど
クリアがはがれていたり
塗装が剥げていたりしないか
しっかりチェックしたいところです。
特に延長された保証期間も経過してしまった中古車なら入念に塗装状態は確認しておくのが安心です!
注意点③:ルミオンはぶつけると高くつく!
ルミオンの中古を買ったら
ホントに注意したいのが
「ぶつけると修理代が高い」
ということ!
クルマはぶつけて壊せば
修理代が高くつくものですが、
それでもドアやバンパーなど
同色の中古部品が見つかれば
鈑金・塗装で修理するよりも
大幅に修理代を圧縮できます。
しかしカローラルミオンの
ドアやバンパー、ヘッドライト、
リヤゲートなどの中古部品は
探してもなかなか見つかりません。
みんなぶつけてしまうからなのか
台数が走っているクルマな割に
あんまり出物がなくって・・・
だから珍しい色だとホント絶望的です!
で、ルミオンを買ったら
特に注意したいのは
「リヤゲート」をぶつけて壊すと
大変な目にあうということ。
ハッチバックのクルマ特有の
上に開くこのリアのハッチゲート。
後ろまわりをぶつけると
リヤゲートもグッチャリいく
危険性がありますが
このリヤゲートを壊すと修理代が
刺激的に高いんです・・・
運よく同じ色の中古が見つかっても
10万前後が飛んでいきますし、
タイミング悪く中古で
同色のリヤゲートが見つからず
さらには板金修理できないほど
ガッツリと凹ませた時には
新品のリヤゲートに塗装して
ガラスを脱着して・・・と、
20万コースも覚悟みたいな!
このような状況なので
ルミオンを中古で買ったら
ぶつけると高くつくというのは
覚えておきたいポイントであります!
注意点④:走行不能につながるトラブル
CVTのクラッチの動作不良で
走行不能になる危険性
【国土交通省リコール情報】
https://www.mlit.go.jp/report/press/jidosha08_hh_002111.html
平成19年9/4~20年10/31
の期間に生産された
NZE151N 1.5L 前輪駆動
ZRE152N 1.8L 前輪駆動
ZRE154N 1.8L 4WD
これら各モデルのルミオンは
CVTの油圧クラッチ機構において
油圧を保持するための
環状シール部の寸法精度が
不適切なため、
損傷してクラッチが作動不良となり
走行不能に至るおそれがあるため
リコールがアナウンスされた
経緯があるんです。
改善措置としては
油圧の保持状態を点検し正常な場合
油圧クラッチ機構を
対策品に交換する
といった措置がとられ、
油圧保持状態が異常な場合は
対策品が組み込まれた
CVTに交換する
といった大がかりな措置まで
とられています!
このトラブルは実際に
他車種も合わせ74件も発生して
リコールになっているだけに
あなたが狙っている
カローラルミオンの中古車が
リコールに該当する車両なら
改善措置を受けたかどうか
しっかり確認したいところです!
でもリコールの改善措置なんて
別に確認なんかしなくたって
ちゃんとやってんじゃないの?
そう思うかもしれませんが
それがですね、そうでもないんです。
普段整備工場さんから
部品の問い合わせがきた時に
依頼された部品を調べてると
あれ?これリコールになってるよ!?
なんてことがちょこまかあります。
どういう経緯で
リコールの改善措置を受けていない
状況になってしまったかは不明ですが
こういったやり取りも
日々の仕事の中で少なくありません。
走行不能に陥る
危険性がある内容なだけに
お目当てのルミオンの中古車が
リコールに該当するなら購入する前に
ちゃんとリコールの対策がされたか
履歴を確認しておくのが安心です。
⇒ルミオンの中古車、故障リスクを回避するには
ここまでお話してきたように
カローラルミオンの中古車には
いろいろ注意したい弱点ともいうべき
不具合の多い部品がありますが
距離を走った中古車であれば
いつ故障が起きてもおかしくない
状況なのは認識しておきたいところ。
前述したエアコンのコンプレッサーや
発電機であるオルタネーター以外にも
・セルモーター(スターター)
・CVTミッション
リコールに関わらず経年劣化によるトラブルを散見するだけに要注意です!
・ドアミラーやパワーウインド関係
・センサー部品
・ナビなど電装品etc.
と、経年劣化によって
故障が避けられない部品が
いろいろ潜んでいますが
あなたがカローラルミオンを
中古で買ってからすぐに故障する
可能性もゼロではありません。
このようなリスクを回避するために
検討して損はないのが「保証」。
中古車販売店が独自に保証を
設定しているケースもありますし、
カーセンサーやグーといった媒体が
中古車に有償で保証をつけることも。
万一の不具合が発生した際に
保証でカバーしてもらえれば
修理代を自腹で払うことなく
クルマを直してもらえちゃうので
多少のコストがかかったとしても
保険として保証をつけるという
選択肢もアリだと思います。
※一般ユーザーさんからメールで問い合わせが来る時に「中古車を買って2週間ですが故障してしてしまいましたが修理代の見積もりが20万近くって言われ・・・保証を付けてなかったので自費で修理になります。そのため安いリビルト品を探してます」なんてメッセージが添えられてることも少なくありませんので!
※また、中古車販売店の保証に加え自動車保険でも「故障保証」を月々わずかな費用で受けられるものもあるので検討する価値ありだと思います^^
⇒ルミオンの中古を買う前にもう一つだけ確認しておきたいこと
カローラルミオンの
中古車を買うなら気をつけたい
・エアコンの故障
・オルタネーターの故障
・エンジンの中はキレイか?
・パールホワイトの色剥げ
・リヤゲートはぶつけると高くつく
・CVTに出されたリコール
など弱点や注意点のことを
部品屋の視点でお伝えし、
リスク回避のこともお話ししました。
あと残るは狙っている
カローラルミオンの中古を
どうすれば少しでも安く買えるか
とういうことですよね^^
中古車の場合は新車と違って
値引きといった概念がありませんし
もし値引きしてくれる中古車があれば
それは元々その分を見越して
車両価格が高めに設定されていると
考えてもいいと思います。
ではどうやって狙っている
ルミオンの中古車を安く買うか。
それはやっぱり
いま乗っているクルマを
高く買い取ってもらうこと
に尽きると思います。
自分もいまの部品屋の会社を
立ち上げて1年たった時に
やっと軌道に乗ってきたから
クルマ買い替えるか~と思って
ネットの中古車情報を見てたら
前から欲しかった
スカイラインクーペの中古が
クルマで小一時間くらいの
近所にいいのがでてたんです^^
走行距離も1万㎞ちょっと、
ブレーキキャリパーが
対向4POTにカスタムされてて!
その時に乗ってた車は
新車で買って13年のアコード。
たしか13万㎞位走ってて
まあ過走行の部類ではあったんですが
6MTのスポーツグレードで
根強い人気があるモデルだから
10万や15万にはなるかな~
なんて考えてたんです。
で、スカイラインを見に行った時に
お店の人に下取りを聞いてみると
10年超えてるクルマは
ウチでは買取できないんですよね
なんてことを言われ!
乗ってきた車を見もしないでバッサリでしたし・・・
まさか下取りがゼロとは
想像もしてなかったんで
これはけっこうショックで・・・
でも見に行ったクルマ
バリモノだったしどうしても欲しい、
だけど月々のローンは安くしないと
軌道に乗ったとはいえまだ綱渡りな
起業1年目なだけに恐いし。
そこで役に立ったのが無料一括査定。
買取できないなんて言われた
いままで乗ってきた13年落ちの車が
ホントに価値がないのか
ネットの一括査定で
ためしに確認してみたんです。
で、何社か回答きたのが
30万~40万!
これだけでもゼロ円からすると
とんでもなくいいですよね^^
でもこの時は結局
45万で買い取ってもらえました!
買取してくれた業者さん、
アコードの中古車を若いお客さんから
探してとバックオーダー受けてて
ちょうど自分のアコードが
そのお客さんの希望にあうとのことで
どうしても売って欲しいと。
で、45万で買い取ってもらえたから
無事お目当てのスカイラインクーペに
乗り換えすることができました^^
この後もいろいろ乗換えましたが
結局のところ一括査定をお願いするのが
一番高く売れる印象があります。
オークション的なのもやってみましたが思ったほど値があがらないことが多くて・・・
もしあなたも狙っている
ルミオンの中古車があるなら
1~2分くらいの入力で
買取相場がチェックできるので
試してみる価値、アリだと思います。
いま乗っているクルマが
想像以上に買取相場が高ければ
高いうちに買い取ってもらって
お目当てのカローラルミオンに
予定を前倒で乗り換えることも
できちゃいますしね^^
まずはあなたも愛車の買取相場、
チェックしてはいかがでしょうか!?
愛車を一括査定に依頼してみる
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