スズキスプラッシュの弱点や故障。【部品屋の視点】で解説するよ

スズキスプラッシュ 維持費

 

ヨーロピアンスタイリッシュな
洗練された美しいデザインを

全長約3.7mのコンパクトな
ボディに凝縮した1台・・・

スズキスプラッシュ!

スズキスプラッシュ 価格

 

欧州市場でも評価されただけある
コンパクトなのに安定性が高く
長距離もラクにこなす走行性や

クラスの枠を超えた静粛性や
そのサイズからは想像を超える
まともな居住性など

魅力にあふれる
スズキスプラッシュ^^

スズキスプラッシュ 積載性
シートを倒せば大きなものが入れられるのもイイですよね♪

 

そんなスズキスプラッシュの
中古相場をチェックしてみると、

10万km前後の過走行車やだったり
事故歴(修復歴)アリに混じって

探せばそこまで走ってないのが
コミコミ30~40万ぐらいで見つかり
お買い得な相場だな~と!

スズキスプラッシュ 評価

 

安いコンパクトカーの
中古を探してるならおすすめな
スズキスプラッシュですが

2008年に登場し、
最終型でも2014年と
少し年数がたってきてるだけに

いずれにしても
スズキスプラッシュを中古で
狙っているなら気になるのは

買ってから急に故障や不具合がでないか
ってことじゃないでしょうか。

全国の整備工場さんから
部品の問い合わせを受ける
「部品商」の仕事をする中で

故障が多い箇所や弱点を
部品屋の視点でお伝えします!

 





 

 

弱点①:エアコンの故障

カーエアコン参考画像

スズキスプラッシュで注意したい
春~秋には整備工場さんから
お問い合わせが増えるのが

・エアコンのコンプレッサー

エアコンのガスを圧縮する
このコンプレッサーですが

年数や距離を走れば
経年劣化によるコンプレッサーの

焼付きや異音といった
トラブルが避けられない状況にあり

特に前期モデルは2008年~と
年数がたってきているので

いつ壊れてもおかしくない
状況であるともいえます。

カーエアコン参考画像

 

エアコンをよく使う時期である
春~秋にかけて特に故障が多く

このエアコンのコンプレッサーの
お問い合わせも増えますが、

注意したいのが
修理代が高いということ。

上の画像にもあるように
エアコンはシステムで成り立っていて

コンプレッサーが焼付いたり
異音がでたりと故障したからといって

コンプレッサーそれだけを
交換すればいいっていうような
単純な話しじゃありません・・・

カーエアコンシステム部品 参考画像

主に故障の原因になるのが
エキスパンションバルブという
髪の毛の細さ程度しかない
霧吹き器のノズル部分だったり、

リキッドタンクとよばれる
フィルターの役目がある部分で
スラッジなどが詰まり

異常高圧⇒コンプレッサーが故障
といった流れになることが多いので

コンプレッサーや関連したパーツの
部品代+工賃+ガス代と加わっていくと
10万や20万が飛んでいきます!
焼付きやロックでコンプレッサー内部の削れカスが
システム内に回っちゃうとコンデンサーの交換や、
配管も全部外して清掃など大事になっちゃいます・・・

 

 

弱点②:オルタネーターの故障

オルタネーター 発電機

次にスプラッシュの中古で
注意したい部品がオルタネーター。

オルタネーターはバッテリーに
電気を供給する発電機ですが

発電時はキンキンに熱くなるため
経年劣化による故障が避けられません。

そしてこの熱の影響なのか
こちらもコンプレッサーと同じく

特に夏場の暑い季節には
整備工場さんからお問合せが多く

修理交換となれば
安価なリビルト品で交換しても
部品代だけで5万コースは覚悟ですし、

そもそもオルタネーターが故障して
発電不良になればバッテリーがあがって
レッカーを呼んだりしたり

バッテリーも交換して・・・など
なにかと費用がかさみがちです!

 

 

注意点①:エンジンの中はキレイ?!

エンジン内部の汚れ

 

スズキスプラッシュの
中古を購入するなら注意したい、
買う前に必ず確認したいのが

エンジン内部が上の画像のように
汚なくなってないかということ。

オイル交換をサボっていると
こんなふうに内部にスラッジがたまり

エンジンが焼付いてしまったり
とんでもない状況に発展する危険性が!

整備工場さんから軽自動車とか中古エンジンの問い合わせを受けた時に在庫状況を調べていると、15万kmとか距離を走っていてもエンジンの中がホントにキレイでオイル交換ちゃんとしてたんだろうな~っていうのもあれば、5~6万kmぐらいでもスラッジやオイル焼けで中が汚くてなんじゃこりゃっていうのもあります!

 

そのためお目当ての
スプラッシュの中古車があるなら

オイルフィラーキャップを開けて
キャップの裏やエンジンの内部
汚れていないか要確認です。

エンジン内部の汚れ
ヘドロみたいなスラッジがベッタリついてたら
ちょっとヤバイです、そのクルマ!

 

もしこれをしっかり確認せず
エンジンの中がひどい個体を
あなたが中古で買ってしまったら

後々エンジン焼付きなどの
リスクがあなたに降りかかってきます!

また、オイル交換もされず
「乗りっぱなし」にされてたような

愛情なく乗られていた
中古車をつかんでしまったら

後になってからいろいろと
トラブルが出る可能性があるので
用心したいところ・・・

中古車のいわゆる
「当たり」「ハズレ」って
愛情もって乗られていたかが
大きく関与していると思います。

オイル交換のような
基本的なメンテナンスさえ
されていなかったようなクルマだと

下駄がわりにラフに運転されて
大切にされてなかったなんてことも
想像できてしまいます。

そんな状況ではなにかとヤレ
劣化がでてしまいがちですので、

ハズレの中古車をつかまないためにも
エンジンの中がキレイかどうかや

オイル交換とかが定期的にされてたかを
当たり、ハズレの判断材料の一つとして
チェックするのがおススメです^^

あと自分が中古車を買うときにチェックするポイントは
座席のサポート部分とかにひどいシワやヨレ、
擦れたり劣化がないかってのはよく見ます。

こういった部分も前述したような
「愛されていたかどうか」
「丁寧に乗られていたか」
「前のオーナーの人柄」
がわかる
ポイントだと思っていますので。

オイル交換

 

 

注意点②:CVTに発生するトラブル

CVT 参考画像

 

スズキスプラッシュには
無段変速のCVTミッションに

保証期間の延長
アナウンスされた経緯があります。

 

【スズキリコール等情報】https://www.suzuki.co.jp/recall/car/2016/1117a/

 

XB32S CVT トラブル

 

アクセルを素早く開閉するような
走り方を頻繁にしていると

CVT内部の油圧調整部に摩耗が生じ
油圧が低下してしまう恐れがあり、

油圧が低下したことによって
CVTのベルト滑りが発生しないように
エンジントルクを絞る制御が入り

発進時に思ったように加速しなくなる
トラブルが発生する可能性があるため
CVTに保証期間延長がだされています。

 

対象となるスプラッシュは、

平成23年1/6~25年10/28
の期間に生産された
スズキスプラッシュが該当し、

従来は新車登録から5年
または10万kmまでだったのが

新車登録から10年間

に、保証期間が
延長されていますが、

もちろん保証が延長されても
その期間を過ぎてしまえば
無償での修理はしてもらえません。

わざわざ保証期間が延長されるほどに
トラブルが多いとも受け取れるので

あなたがスズキスプラッシュを
中古で買ってから加速不良など
違和感を感じたなら

延長された保証期間内に
ディーラーで点検してもらうのが
おススメです。

 

もし期間を過ぎてしまい
自費でCVTを修理するとなったら

30万や40万はすぐ飛んでいくので
注意したいポイントです!

※こういう保証延長って期日を何日か過ぎただけでも
まったく融通利かずに無償対応してもらえないことが
当たり前のようにあるので要注意です。

先日あった事例ではワゴンRのドアミラーで
保証延長になっていたからディーラーに行けば
タダで直してもらえますよ~ってお伝えしたところ

新車登録からの年数は期日内であったものの
「10万kmまで」の距離数で引っかかって
タダでは交換してもらえないということで・・・

そのお客さんの走行距離はというと
10万200kmと、わずか200km程度のオーバーだったのに!

 

 

注意点③:ブレーキの効きが悪くなるトラブル

スズキスプラッシュ 故障

 

平成20年9/22~26年1/17
の期間に生産された
スズキスプラッシュは

後輪ブレーキの防錆性能が低く
サビによってピストンの動きが悪くなり
シールが傷つけられてしまい

ブレーキフルードが漏れて
制動力が低下する恐れがあるため

リコールがアナウンスされた
経緯があります!

 

【国土交通省リコール情報】
https://www.mlit.go.jp/report/press/jidosha08_hh_001660.html

 

スズキスプラッシュ リコール

 

改善措置としては、

ホイールシリンダーを
対策品に交換する

などの措置が取られていますが、

このトラブルは実際に
少なくとも94件も発生して
リコールに発展していますし

ブレーキの効きが悪くなり
止まりきれなくなる危険性もある
ちょっと恐いトラブルなだけに

あなたが狙っている
スズキスプラッシュの中古が
リコールに該当する車両なら

改善措置を受けたかどうか
しっかり確認したいところです。

 

でもリコールの改善措置なんて
別に確認なんかしなくたって
ちゃんとやってんじゃないの?

 

そう思うかもしれませんが
それがですね、そうでもないんです。

普段整備工場さんから
部品の問い合わせがきた時に
依頼された部品を調べてると

あれ?これリコールになってるよ!?

なんてことがちょこまかあります。

どういう経緯で
リコールの改善措置を受けていない
状況になってしまったかは不明ですが

こういったやり取りも
日々の仕事の中で少なくありません。

お目当てのスプラッシュの中古が
リコールに該当するなら購入する前に
ちゃんとリコールの対策がされたか
履歴を確認しておくのが安心です。

 

 

注意点④:スズキスプラッシュはぶつけると高くつく!

板金修理

 

スプラッシュの中古を買ったら
ホントに注意したいのが

「ぶつけると修理代が高い」

ということ!

クルマはぶつけて壊せば
修理代が高くつくものですが、

それでもドアやバンパーなど
同色の中古部品が見つかれば

鈑金・塗装で修理するよりも
大幅に修理代を圧縮できます。

しかしスズキスプラッシュの
ドアやバンパー、ヘッドライト、
リヤゲートなどの中古部品は

みんなぶつけてしまうからなのか、
絶対数の少なさが影響してか

探してもなかなか見つかりません。

 

で、特に注意したいのは
「リヤゲート」をぶつけて壊すと
大変な目にあうということ。

スズキスプラッシ 注意点

 

ハッチバックのクルマ特有の
上に開くこのリアのハッチゲート。

後ろまわりをぶつけると
リヤゲートもグッチャリいく
危険性がありますが

このリヤゲートを壊すと修理代が
刺激的に高いんです・・・

運よく同じ色の中古が見つかっても
10万前後が飛んでいきますし、

タイミング悪く中古で
同色のリヤゲートが見つからず

さらには板金修理できないほど
ガッツリと凹ませた時には

新品のリヤゲートに塗装して
ガラスを脱着して・・・と、
20万コースも覚悟みたいな!

板金修理

 

このような状況なので
スプラッシュの中古車を買ったら

ぶつけると高くつくというのは
覚えておきたいポイントであります!

 

 

⇒スプラッシュの中古車、故障リスクを回避するには

スズキスプラッシュ 中古車

 

年数のたった、距離を走った
スズキスプラッシュの中古車は

いつ故障が起きてもおかしくないのは
認識しておきたいところですが、

弱点のところでお話しした
エアコンのコンプレッサーや
発電機のオルタネーター以外にも

例えば・・・

・セルモーター(スターター)
セルモーターの参考画像

・パワステ関係
パワステギヤボックス 参考画像

・センサー部品
センサー部品の参考画像

・ナビなど電装品etc.

 

など、経年劣化によって
故障が避けられない部品が
いろいろ潜んでいますが

あなたがスズキスプラッシュを
中古で買ってからすぐに故障する
可能性もゼロではありません。
こればっかりはホントわかりません・・・

 

このようなリスクを回避するために
検討して損はないのが「保証」

中古車販売店が独自に保証を
設定しているケースもありますし、

カーセンサーやグーといった媒体が
中古車に有償で保証をつけることも。

万一の不具合が発生した際に
保証でカバーしてもらえれば

修理代を自腹で払うことなく
クルマを直してもらえちゃうので

多少のコストがかかったとしても
保険として保証をつけるという
選択肢もアリだと思います。

特にCVT車の場合は
保証延長のところでお話しした
加速不良のトラブルもあるだけに
注意したいポイントであります!

一般ユーザーさんからメールで問い合わせが来る時に
「中古車を買って2週間ですが故障してしまって・・・」
「保証を付けてなかったので自費で修理になります・・・」
「そのため安いリビルト品を探してます・・・」
なんてメッセージが添えられてることも少なくありませんので!

 

 

⇒スプラッシュの中古車を買う前にもう一つだけ確認しておきたいこと

スズキスプラッシュ 欲しい

 

スズキスプラッシュの
中古で気をつけたい

・エアコンの故障

・オルタネーターの故障

・CVTの保証期間延長

・ブレーキのリコール

・ぶつけると高くつく

 

などトラブルが多い弱点など
部品屋の視点でお伝えし、
リスク回避のこともお話ししました。

あと残るは狙っている
スズキスプラッシュの中古を

どうすれば少しでも安く買えるか
っていうことですよね^^

スズキスプラッシュ 燃費

 

中古車の場合は新車と違って
値引きといった概念がありませんし
もし値引きしてくれる中古車があれば

それは元々その分を見越して
車両価格が高めに設定されていると
考えてもいいと思います。

ではどうやって狙っている
スプラッシュの中古車を安く買うか。

それはやっぱり

いま乗っているクルマを
高く買い取ってもらうこと

に尽きると思います。

中古車 買取

 

自分もいまの部品屋の会社を
立ち上げて1年たった時に

やっと軌道に乗ってきたから
クルマ買い替えるか~と思って
ネットの中古車情報を見てたら

前から欲しかった
V35スカイラインクーペの中古が

クルマで小一時間くらいの
近所にいいのがでてたんです^^

走行距離も1万㎞ちょっと、
ブレーキキャリパーが
対向4POTにカスタムされてて!

その時に乗ってた車は
新車で買って13年のアコード。

たしか13万㎞位走ってて
過走行の部類ではあったんですが

6MTのスポーツグレードで
根強い人気があるモデルだから

10万や15万にはなるかな~
なんて考えてたんです。

で、スカイラインを見に行った時に
お店の人に下取りを聞いてみると

10年超えてるクルマは
ウチでは買取できないんですよね

なんてことを言われ!
乗ってきたクルマを見もせずに言われましたし!

 

まさか下取りがゼロとは
想像もしてなかったんで
これはけっこうショックで・・・

でも見に行ったスカイラインの中古
バリモノだからどうしても欲しい、

だけど月々のローンは安くしないと
軌道に乗ったとはいえまだ綱渡りな
起業1年目なだけに恐いし。

そこで役に立ったのが無料一括査定。

買取できないなんて言われた
いままで乗ってきた13年落ちの車が
ホントに価値がないのか

ネットの一括査定で
ためしに確認してみたんです。

で、何社か回答きたのが
30万~40万!

これだけでもゼロ円からすると
とんでもなくいいですよね^^

でもこの時は結局
45万で買い取ってもらえました!

買取してくれた業者さん、
アコードの中古車を若いお客さんから
探してとバックオーダー受けてて

ちょうど自分のアコードが
そのお客さんの希望にあうとのことで
どうしても売って欲しいと。

で、45万で買い取ってもらえたから
無事お目当てのスカイラインクーペに
乗り換えすることができました^^

CPV35

 

この後もいろいろと乗り換えましたが
一括査定が結局一番高く売れる印象があります。
オークション的なのもやってみましたが
思ったほど値があがらないことが多くて・・・

もしあなたもスプラッシュを
中古で狙っているなら

1~2分くらいの入力で
買取相場がチェックできるので
試してみる価値、アリだと思います。

いま乗っているクルマが
想像以上に買取相場が高ければ
高いうちに買い取ってもらって

お目当てのスプラッシュの中古に
予定を前倒で乗り換えることも
できちゃいますしね^^

まずはあなたも愛車の買取相場、
チェックしてはいかがでしょうか!?

愛車を一括査定に依頼してみる
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