インサイト ZE4の弱点や故障、【部品屋の視点】で解説するよ

ZE4 インサイト 中古

 

スタイリッシュなクーペのような
美しいオーラを放つデザイン、

燃費の良さと爽快な走りを両立した
ハイブリッドシステム、

そして洗練されて上質さや
高級感を感じさせる作り込みの良さ・・・

ZE4のホンダ インサイト!

ZE4 インサイト 内装
ZE4 インサイト 広さ

 

クルマとしての出来の良さに反比例し
新車価格の設定が高かったせいか
あまり街中でも見かけず、

他の人と被らないっていうのも
ZE4 インサイトの魅力ですよね^^

ZE4 インサイト 質感

 

そんなインサイト ZE4の
中古相場をチェックしてみると、

年式も新しく距離浅なEXとかが
コミコミ250万ぐらいで見つかり

新車価格から100万以上安いと
お買い得な中古相場になってるなと^^

ZE4 インサイト 評判

 

でもインサイト ZE4を
あなたも中古で狙っているなら
いずれにしても気になるのは

中古で買ってから急に故障しないか
っていうことじゃないでしょうか?!

 

今回はインサイト ZE4を
中古で狙っているなら注意したい
故障や弱点といった部分を

「部品屋の視点」
解説していきますよ~!

 





 

 

弱点:インサイト ZE4はハイブリッド車であることが弱点!?

ZE4 インサイト 値段

 

ZE4のホンダ インサイトは

ハイブリッドなのが弱点です

・・・なんていうことを言うと、

 

ハイブリッドだからいいのに
何を言ってるのこの人は!?

 

って思われちゃうかもしれませんが
普段の仕事で部品を卸す仕事をしてると

ハイブリッド車の「怖さ」
感じる出来事がちょこまかあります。

ZE4 インサイト ハイブリッド 故障

 

ご存知の通りハイブリッド車は
普通のガソリンなど車にはない

・駆動用モーター

・ハイブリッド用バッテリー

・インバーター

・電動エアコン

 

などハイブリッド特有の部品が
数多く採用されていますが

これらの部品が故障すると
どえらい修理代に発展して

燃費がよくて浮いたガソリン代など
一瞬にして吹飛ぶような状況に!

先日も某ハイブリッドの
ミニバンに乗る一般ユーザーさんから

悲痛なメッセージとともに
部品の問い合わせがあったのですが
その内容はというと・・・

駆動用バッテリーと、インバーターが故障して、ディーラーで82万と言われました。あまりにも高いので安い中古はありますでしょうか。宜しくお願いします。

 

いや~82万って・・・

これは極端な例かもですが
ハイブリッドの関連部品が故障すると
30万や40万はすぐ飛ぶので

故障した際に「高くつく」というのが
ハイブリッドの最大の弱点と言っても
過言ではありません!

 

 

注意点①:エンジンの中はキレイ?!

エンジン内部の汚れ

 

インサイト ZE4の中古を
購入する前に注意したい、
必ず確認したいのが

エンジン内部が上の画像のように
汚なくなってないかということ。

オイル交換をサボっていると
こんなふうに内部にスラッジがたまり

エンジンが焼付いてしまったり
とんでもない状況に発展する危険性が!

整備工場さんから軽自動車とか中古エンジンの問い合わせを受けた時に在庫状況を調べていると、15万kmとか距離を走っていてもエンジンの中がホントにキレイでオイル交換ちゃんとしてたんだろうな~っていうのもあれば、5~6万kmぐらいでもスラッジやオイル焼けで中が汚くてなんじゃこりゃっていうのもあります!

 

そのため狙っている
インサイトの中古車があるなら

オイルフィラーキャップを開けて
キャップの裏やエンジンの内部
汚れていないか要確認です。

エンジン内部の汚れ
ヘドロみたいなスラッジがベッタリついてたら
ちょっとヤバイです、そのクルマ!

 

もしこれをしっかり確認せず
エンジンの中がひどい個体を
あなたが中古で買ってしまったら

後々エンジン焼付きなどの
リスクがあなたに降りかかってきます!

また、オイル交換もされず
「乗りっぱなし」にされてたような

愛情なく乗られていた
中古車をつかんでしまったら

後になってからいろいろと
トラブルが出る可能性があるので
用心したいところ・・・

ZE4 インサイト 維持費

 

中古車のいわゆる
「当たり」「ハズレ」って
愛情もって乗られていたかが
大きく関与していると思います。

オイル交換のような
基本的なメンテナンスさえ
されていなかったようなクルマだと

下駄がわりにラフに運転されて
大切にされてなかったなんてことも
想像できてしまいます。

そんな状況ではなにかとヤレ
劣化がでてしまいがちですので、

ハズレの中古車をつかまないためにも
エンジンの中がキレイかどうかや

オイル交換とかが定期的にされてたかを
当たり、ハズレの判断材料の一つとして
チェックするのがおススメです^^

あと自分が中古車を買うときにチェックするポイントは
座席のサポート部分とかにひどいシワやヨレ、
擦れたり劣化がないかってのはよく見ます。

こういった部分も前述したような

「愛されていたかどうか」
「気遣いある扱いがされてたか」

といった前オーナー像がわかる
ポイントだと思っていますので。

オイル交換

 

 

注意点②:ZE4 インサイトはぶつけると高くつく

板金修理

 

インサイト ZE4の中古を
買ったらホントに注意したいのが

「ぶつけると修理代が高い」

ということ!

クルマはぶつけて壊せば
修理代が高くつくものですが、

それでもドアやバンパーなど
同色の中古部品が見つかれば

鈑金・塗装で修理するよりも
大幅に修理代を圧縮できます。

しかしインサイト ZE4は
ドアやバンパー、ヘッドライト、
フェンダー、ドアミラーなど

みんなぶつけてしまうからなのか
それともちょっと不人気車で
絶対数の少なさが影響してなのか

中古の部品を探しても
なかなか見つからない状況です。

そんな状況だから珍しい色、
あまり見かけない車体色だと
ホント絶望的・・・!

このような事情があって
インサイト ZE4をぶつけると

高い新品部品で板金塗装など
修理代が高くなりがちです!

すぐに10万や20万が飛んでいくような・・・

板金修理

 

このような状況なのであなたも
インサイト ZE4を中古で買ったら

ぶつけると高くつくというのは
覚えておきたいポイントであります。

先日も仲のいい板金工場さんから「クリスタルレッド」のZE4 インサイトの左後ろドアを中古で探して~とお問い合わせをいただきましたが、案の定というかやっぱり見つからずで、半月ほど宿題で探しましたが結局中古のドアは見つからず・・・なんてことが!

 

 

注意点③:ラジエターからの水漏れ

ラジエター 参考画像

経年劣化によるトラブルが避けられず
こちらも整備工場さんなどから

お問い合わせが
ちょこまかくるラジエター。

安価な社外新品のラジエターで
修理・交換するにしても

ラジエター本体だけでなく
ホース類などの周辺パーツ代、

冷却水代、交換工賃と加わって
10万コースは覚悟の高額修理に!

 

で、このラジエターのトラブルは
厄介なことに走行距離が浅くとも

年数がたったことによる経年劣化
急にトラブルが発生するので
注意したいところです・・・!

私自身も、10年選手だけど3万kmの距離浅な中古車で急に水漏れが発生し困った経験が・・・昨日までは何ともなかったのに朝乗ろうと駐車場に行ったら地面にクーラントが漏れてて・・・(泣)

急にきます、ラジエターの水漏れ!

マセラティ クアトロポルテ 不具合

 

 

注意点④:バッテリーあがりで走行不能になる危険性

ZE4 インサイト 口コミ

 

令和元年9/9~2年3/31
の期間に生産された
インサイト ZE4は、

電圧変換器=DC-DCコンバータの
バッテリーへの供給電圧を制御する
電子部品に不良があり

朝一など冷間時のエンジン始動後に
セーフモードに移行してしまい
バッテリーへの充電を停止することがあり

そのためバッテリーが充電不足になって
チェックランプが点灯、走行不能になる
危険性があることから

リコールがアナウンスされた
経緯があるんです!

 

【国土交通省リコール情報】
https://www.mlit.go.jp/report/press/jidosha08_hh_003922.html

 

ZE4 リコール

 

 

このリコールの改善措置としては、

給電制御プログラムを
対策プログラムに書き換える

といった措置がとられていますが

このトラブルは実際に
少なくとも11件も発生して
リコールに発展していますし、

バッテリーあがりで
走行不能になってしまうような
ちょっと恐い不具合なだけに

あなたが狙っている
インサイト ZE4の中古が
リコールに該当する車両なら

改善措置を受けたかどうか
しっかり確認するのが安心です。

 

でも「改善措置」なんて
別に確認なんかしなくたって
ちゃんとやってんじゃないの?

 

そう思うかもしれませんが
それがですね、そうでもないんです。

普段整備工場さんから
部品の問い合わせがきた時に
依頼された部品を調べてると

あれ?これリコールになってますよ

サービスキャンペーン対象なので
ディーラーに行けばタダですよ

なんてご案内することが
ちょこまかあります。

どんな経緯で改善措置を受けていない
状況になってしまったかは不明ですが

こういったやり取りも
日々の仕事の中で少なくないので

店頭で販売されている中古車が
必ずしもリコールの改善措置を
受けているとは限りません。

あなたが狙っている
インサイト ZE4の中古が
リコールに該当するなら

改善措置を受けたかどうか
確実に確認したいところです!

 

 

注意点⑤:ガス欠症状でエンスト、走行不能の危険性

ZE4 インサイト 燃費

 

平成30年11/20~31年3/12
の期間に生産された
ZE4のインサイトは、

燃料ポンプの樹脂製インペラが
ガソリンで膨張してしまい

インペラが燃料ポンプのケースに接触し
動作不良になってガソリンがエンジンに
供給されずエンストする危険性があるため

リコールがアナウンスされた
経緯があります!

 

【国土交通省リコール情報】
https://www.mlit.go.jp/report/press/jidosha08_hh_003736.html

 

ZE4 ガス欠 リコール

 

改善措置としては、

燃料ポンプを対策品に交換する

といった措置がとられていますが

このトラブルは他車種も合わせ
実際に少なくとも21件も発生して
リコールに発展しているので

あなたが狙っているインサイトが
リコールに該当する中古車なら

こちらも改善措置を受けたかどうか
しっかり確認するのが安心です!

 

 

⇒ZE4 インサイトの中古、故障リスクを回避するには

ZE4 中古

 

最初にお話しした通り
ZE4のホンダ インサイトは

「ハイブリッド」であることが
魅力であり最大の弱点といえます。

ハイブリッド関連部品に
不具合やトラブルが発生すれば

フツーのガソリン車では考えられない
数十万コース覚悟といったような

超高額な修理代の請求書が
空からヒラヒラと舞い降ります。

そして低燃費で浮いたガソリン代など
一瞬にして吹飛ぶどころか

ハイブリッド意味ないじゃん(怒)

と、後悔しかねません・・・

距離を走った中古車であれば
いつ故障が起きてもおかしくないのは
認識しておきたいところですが

ハイブリッド関係以外にも
たとえば・・・

・CVTミッション
CVT 参考画像

・パワステ関係
パワステギヤボックス 参考画像

・ドアミラーやパワーウインド関係
ZE4 インサイト 故障

・センサー部品
センサー部品の参考画像

・ナビなど電装品etc.

 

と、経年劣化によって
故障が避けられない部品が
いろいろ潜んでいますが

あなたがインサイトを買ってから
急に故障する可能性もゼロでは
ありません。。。
こればっかりはホントわかりません・・・

 

このようなリスクを回避するために
検討して損はないのが「保証」

中古車販売店が独自に保証を
設定しているケースもありますし、

カーセンサーやグーといった媒体が
中古車に有償で保証をつけることも。

万一の不具合が発生した際に
保証でカバーしてもらえれば

修理代を自腹で払うことなく
クルマを直してもらえちゃうので

多少のコストがかかったとしても
保険として保証をつけるという
選択肢もアリだと思います。

一般ユーザーさんからメールで問い合わせが来る時に
「中古車を買って2週間ですが故障してしまって・・・」
「保証を付けてなかったので自費で修理になります・・・」
「そのため安いリビルト品を探してます・・・」
なんてメッセージが添えられてることも少なくありませんので!

 

※また、中古車販売店の保証に加え
自動車保険でも「故障保証」を月々わずかな費用で
受けられるものもあるので検討する価値ありだと思います^^

 

 

⇒ZE4 インサイトの中古を買う前にもう一つだけ確認しておきたいこと

ZE4 インサイト 評価

 

ZE4 インサイトの中古を
買うなら注意したいポイントなど

部品屋の視点でお伝えし、
リスク回避のこともお話ししました。

あとは狙っている
インサイトの中古車があるなら

どうすれば少しでも安く買えるか
っていうことですよね^^

ZE4 インサイト 価格

 

中古車の場合は新車と違って
値引きといった概念がありませんし
もし値引きしてくれる中古車があれば

それは元々その分を見越して
車両価格が高めに設定されていると
考えてもいいと思います。

ではどうやって狙っている
インサイトの中古を安く買うか。

それはやっぱり

いま乗っているクルマを
高く買い取ってもらうこと

に尽きると思います。

中古車 買取

自分もいまの部品屋の会社を
立ち上げて1年たった時に

やっと軌道に乗ってきたから
クルマ買い替えるか~と思って
ネットの中古車情報を見てたら

前から欲しかった
スカイラインクーペの中古車が

クルマで小一時間くらいの近所に
いいのがでていたんです^^

走行距離も1万㎞ちょっと、
ブレーキキャリパーが
対向4POTにカスタムされていて!

その時に乗ってた車は
新車で買って13年のアコード。

たしか13万㎞位走ってて
まあ過走行の部類ではあったんですが

6MTのスポーツグレードで
根強い人気があるモデルだから

10万や15万にはなるかな~
なんて考えてたんです。

で、スカイラインを見に行った時に
お店の人に下取りを聞いてみると

10年超えてるクルマは
ウチでは買取できないんですよね

なんてことを言われ!
乗ってきた愛車を見もしないでバッサリ・・・

 

まさか下取りがゼロとは
想像もしてなかったんで
これはけっこうショックで・・・

でも見に行ったクルマ
バリモノだったしどうしても欲しい、

だけど月々のローンは安くしないと
軌道に乗ったとはいえまだ綱渡りな
起業1年目なだけに恐いし。

そこで役に立ったのが無料一括査定。

買取できないなんて言われた
いままで乗ってきた13年落ちの車が
ホントに価値がないのか

ネットの一括査定で
ためしに確認してみたんです。

で、何社か回答きたのが
30万~40万!

これだけでもゼロ円からすると
とんでもなくいいですよね^^

でもこの時は結局
45万で買い取ってもらえました!

買取してくれた業者さん、
アコードの中古車を若いお客さんから
探してとバックオーダー受けてて

ちょうど自分のアコードが
そのお客さんの希望にあうとのことで
どうしても売って欲しいと。

で、45万で買い取ってもらえたから
無事お目当てのスカイラインクーペに
乗り換えすることができました^^

CPV35

 

この後もいろいろと乗り換えましたが
一括査定が結局一番高く売れる印象があります。
オークション的なのもやってみましたが
思ったほど値があがらないことが多くて・・・

もしあなたも狙っている
ZE4 インサイトの中古車があるなら

1~2分くらいの入力で
買取相場がチェックできるので
試してみる価値、アリだと思います。

ZE4 インサイト 欲しい

 

いま乗っているクルマが
想像以上に買取相場が高ければ
高いうちに買い取ってもらって

お目当てのインサイトの中古に
予定を前倒で乗り換えることも
できちゃいますしね^^

まずは愛車の買取相場だけでも
確認してみてはいかがでしょうか?!

愛車を一括査定に依頼してみる
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